ブライダルネイルとは花嫁さんが行うネイルのこと。ウェディングネイルとも呼ばれていて、花嫁さんのトータルコーディネートに欠かせないパーツのひとつです。
そこで本記事では、ブライダルネイルの種類と各施術の特徴、メリットを徹底解説!また、「ネイルは結婚式の何日前にするのがベスト?」「施術後“何か違う”とならないためにはどうするべき?」などの疑問に、東京都世田谷区でサロンを経営しウェディングネイルを多数手がけるネイリストのTさんが答えてくれました。
そのほか卒花嫁さんたちのおしゃれなデザイン実例を、上品・大人可愛い・シンプルなどのテイスト別に分けて紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
ブライダルネイルの種類
まずはブライダルネイルの種類から。ブライダルネイルにはジェルネイル・スカルプネイル・ネイルチップ・ポリッシュ(マニキュア)の4つの種類があります。それぞれの特徴とメリットを見ていきましょう。
ジェルネイル
ジェルネイルは専用のジェルを塗ってUVで硬化させる方法です。ジェルネイルのメリットは
- ツヤがあるぷっくりとした仕上がりで手元が華やかに見える
- 施術後の持ちは2~4週間程度と、きれいな状態が長続きする
- 柔軟性があって着け心地も軽い
施術時間は1時間強と、ポリッシュよりも若干長め。価格は数千円から、凝ったデザインだと1万円を超えることもあります。ネイルオフするためにはサロンに行く必要があるため、式後すぐにオフしなければいけない、という人は早めに予約しておくと安心です。
スカルプネイル(スカルプチュア)
スカルプネイル(スカルプチュア)は、専用のジェルやアクリル素材を使って自分の爪を整形できるネイルです。スカルプネイルのメリットは
- 自爪が短くても長さや形が自由に作れる
- 強度があり、簡単には剥がれないため3Dアートなどもできる
- 面積が広くなる分デザインも凝れる
施術は2時間ほどとジェルネイルよりも長め。価格も15,000円前後と高めですが、ジェルネイルでは長さは出せないため、理想通りに仕上げたいならスカルプがおすすめ。ジェルと同じくネイルオフにはサロンに行く必要があります。
ネイルチップ
ネイルチップはデザインが施された人工の爪を、専用テープや接着剤で自爪につける方法です。ネイルチップのメリットは
- 自分で着脱ができるので前撮りや後撮りにも使いまわせる
- お色直しで別のデザインへの付け替えも可能
- 市販、サロン、セルフと好みや予算に応じて選べる
ネイルチップはサロンにオーダーするほかに、市販のものを購入する、クリアチップを購入してセルフネイルする方法もあります。価格はオーダーで1万円前後。既製品やセルフであれば数百円から数千円程度なので節約になりますが、オーダーなら自爪に合わせて付け根の形も整えてくれるので、仕上がりにこだわりたい人はサロンがおすすめです。
ポリッシュ(マニキュア)
ポリッシュ(マニキュア)は自爪にマニキュアでカラーする方法です。ポリッシュのメリットは
- 自分で気軽にオフできる
- 施術時間が短い
- 価格がリーズナブル
サロンでの施術時間は1時間程度と短く、価格も数千円程度とお手頃。サロンに行かなくても除光液で気軽にオフできるのが最大のメリットですが、ジェルネイルに比べると持ちが悪く、手元の印象も地味になりがち。自爪に近い自然な仕上がりを目指したい人におすすめです。
ネイルは結婚式の何日前にするのがベスト?
ブライダルネイルはなるべく直前に施術してもらうのがおすすめです。たとえばジェルやスカルプの場合、早い人は3日目頃から伸びた根元が見えてきます。手元の写真を収めることを考えると、できれば3日前から前日の間に済ませておきたいですね。
ポリッシュは持ちを考えてさらに短い2日前から前日がベター。ネイルチップの場合はオーダーから完成まで7~10日程度かかるのが一般的なので、早めに相談しておくと安心です。
ネイルの種類 | 施術日・オーダー日の目安 |
ジェルネイル | 前日~3日前 |
スカルプネイル | 前日~3日前 |
ポリッシュ(マニキュア) | 前日~2日前 |
ネイルチップ | 7日~10日前 |
結婚式のネイルで気を付けたいマナーや注意点
オーダーする時にはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
長すぎる爪や奇抜なデザイン避けるのがベター
ブライダルネイルは基本的に色や長さも自由です。ただ、衣装に引っかかったり、式中邪魔になるような長すぎる爪や、ゲストが親族がびっくりするような奇抜なデザインは避けた方が無難。自分らしさは出しつつ、清潔感と気品を意識してオーダーしましょう。
サロンのホームページやSNSの更新履歴をチェック
ネイルサロンのホームページを見る時、どのくらいの頻度で更新されているか・新しいデザインが定期的に追加されているかなどをチェックしましょう。
ネイルには流行のデザインがあるため、新しいデザインを宣伝したり、キャンペーン情報を更新しているサロンは熱心にスキルアップを行っていると言えます。反対にホームページがなんとなく古い・情報が更新されていないというサロンは注意したほうがいいかもしれません。
サロンの繁忙期もチェック!予約は早めに
長期休暇の前やクリスマス・年末年始前、ブライダルシーズンとなる6月前後や秋はブライダルネイルの繁忙期です。人気のお店は数か月前から予約が埋まることもあるため、お店のセレクトとデザイン決めは早めに行動するのがベスト!
テイスト別!おしゃれなネイル実例15選
ここからは、卒花嫁さんたちのこだわりのブライダルネイルを、シンプルから個性派まで15デザイン紹介していきます。
白やゴールド使いがポイント!【上品なデザイン】
ゴールド×シルバーのリーフ柄がおしゃれな白のフレンチネイル。シンプルでスタイリッシュなデザインは、インポートのドレスはもちろん、モダンに着こなしたい白無垢やイエローのドレスにも似合いそう!
鏡のような光沢感が特徴的なミラーネイル。ベースがニュアンスカラーなので、派手すぎずきれいめに仕上がっています。さりげなく入ったゴールドが美しいデザインです。
淡いゴールドを基調としたニュアンスネイル。控えめなラメがあしらわれているので品がありつつ、ゴージャス見えします。指輪との相性も◎。
甘さ控えめな【大人可愛いデザイン】
ピンクオレンジ系のちゅるんとしたジェルネイルは、ボタニカルやナチュラルな雰囲気のドレスと相性抜群。ゴールドのワンポイントがピンクの甘さを上手に引き算してくれています。
パールホワイトを基調に、シルバーやクリスタルのパーツがあしらわれたネイルは、純白のウェディングドレスにぴったり!花嫁さんは「海のお姫様」というテーマを決めて、セルフでデザインしたんだそう。薬指だけパールをつけて特別感を出すアイデアはぜひマネしたいですね。
乳白色~ピンク系のカラーを使って作る淡いグラデーションネイル「ベイビーブーマー」も、結婚式にぴったりなデザイン。ウェディングドレスはもちろん、カラードレスや和装にも合うのがグッドポイントです。
乙女ゴコロをくすぐる【キュートなデザイン】
小さく整えられた爪の愛らしさを引き立てる、繊細な押し花ネイル。ほどよい透明感が絶妙なカラーは、パープルやブルーのニュアンスカラーのドレスにぴったりです。ジューンブライドにもマッチしそう!
こっくりピンクと白のグラデーションネイルは、花やネックレス風のパールがかわいい!とびきりロマンティックなデザインでプリンセス気分に浸れそう。
トレンドを押さえた【個性派おしゃれなデザイン】
ストーンやワイヤーのデザインがとってもおしゃれなヌーディーネイルは、ゲストから褒められること間違いなし!肌に馴染むピンクベージュが、女性らしい手元を演出します。
スモーキーグリーンのカラードレスに合わせたというネイルは、会場装花とリンクさせた パープルの押し花がポイント。ウェディングドレスとの相性も考えて、ホワイト×ゴールドの2デザインにしたんだそう。
左右で色やデザインを変える、アシンメトリーデザインにするのも素敵。ブーケや小物の色と合わせれば、統一感が生まれます。結婚式のテーマカラーを取り入れたり、新郎新婦それぞれの好きな色を反映させるのも良いですね。
あえての単色がおしゃれ【シンプルなデザイン】
媚びないビビッドカラーが大人な手元を演出するワンカラーネイル。普段は挑戦しづらい大胆な赤色も、結婚式なら映えること間違いなしです!
洋装と和装、どちらにもマッチするシンプルな柄のホワイトネイル。桜の花びらにも見えるデザインは、春婚にも◎。
和のモチーフ使いがカギ!【和装に似合うデザイン】
色打掛に入っている柄をデザインに写し込んだ和柄のネイルで、トータルコーディネートも完璧!繊細なデザインは手元を見るたびにうっとりとしてしまいそう。
水引を思わせるリボンデザインが可愛い紅白ネイルは、白無垢はもちろん赤の色打掛にもぴったり。おめでたい色合いは、ゲストや親族からも褒められそう!
▼白無垢の花嫁ネイルを決める際の3つのポイント
▼【カラー別】ブライダルネイル実例22選
ネイルサロン初心者さんの疑問を解決!
結婚式を機に、はじめてネイルサロンに行くという方もいるはず。そこで、事前に準備しておくべきことや、イメージ通りのデザインに仕上げるためのポイントを、東京都世田谷区でサロンを経営しウェディングネイルを多数手がけるネイリストのTさんに聞いてみました。
Q.施術当日までにしておくべきことはある?
ネイルの持ちや仕上がりを良くするために、普段から“保湿”しておくことをおすすめします。ただし指先に油分がついていると施術しづらくなるため、当日のハンドクリームやネイルオイルの使用は避けましょう。また、うっかりしがちな指毛の処理を忘れずに!
Q.サロンに行く前に爪を切ってもいい?
爪も甘皮もサロンで整えてもらえます。自分で切ってしまうとやりたいデザインや形に整えられなくなる可能性もあるため、ネイリストさんにお任せするのが◎。また、磨いたり削ったりするのも避けましょう。
Q.短い爪でもブライダルネイルはできる?
ネイルサロンに掲載されているイメージ写真は、どれも縦に伸びたきれいな爪ばかりで不安になってしまいますよね。ですが、爪が短くてもおしゃれなネイルは楽しめます。最近ではあえてショートネイルにする花嫁さんも!どうしても長さが気になるという人は、ネイルチップやスカルプを検討してもいいかもしれません。
Q.施術後「何か違う!」とならないためにはどうするべき?
はじめてのサロンで何も準備をせずに行くと、施術後に「理想のイメージと違った!」とがっかりしてしまうことも多いです。後悔しないためにも、具体的なイメージが伝わるよう理想のデザインの画像や写真など用意しておくのがベター。
また、ネイリストさんによって得意なデザインが異なるため、ネイリストさんの作品をSNSなどでチェックしたうえで好みのデザインに仕上げてくれそうな人を指名するのがおすすめです。複雑なデザインだと時間がかかる&予算内に収まらないこともあるので、事前にしっかりと確認しておくと安心ですよ。
▼ブライダルネイルにおすすめのモチーフ5選
事前準備でブライダルネイルも完璧に!花嫁コーデを楽しんで
理想のネイルデザインの実現には、事前の準備がとっても大切です。気になるデザインを見つけたら、お気に入りに保存するのを忘れずに!爪先までぬかりなく、トータルコーディネートを楽しんでくださいね。
悩んだら「みんなのウェディングアドバイザー」に相談を!
「フォトウェディングを検討したい」「ネイルのデザインに合ったお色直し用の衣装はある?」など、迷ったら「みんなのウェディングアドバイザー」にご相談ください。結婚式準備に関するあらゆる困りごとをLINEでサクッと相談できます。
- 結婚式場選び
- 衣装選び
- 婚約・結婚指輪選び
- 前撮り・フォトウェディングについて
もちろん相談は無料です。会員登録も不要なので、気軽に相談してみてくださいね。
※ 2023年3月 時点の情報を元に構成しています
「ブライダルネイル」 の キホン に含まれています