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国際結婚って実際どう?出会いのきっかけやメリット、気になる婚姻の手続きまで解説

2023.07.25

グローバル化が進み、今や当たり前になった国際結婚。外国人のパートナーとはどこで出会い、どのくらいの割合のカップルが結婚しているのでしょうか。

今どきの国際結婚事情や国際結婚のメリット・大変なポイント、婚姻届の出し方に手続きの際の注意点など国際結婚にまつわるアレコレをお届けします。国際結婚経験者のリアルな体験談やアドバイスも必見です!

国際結婚をする日本人の割合は約3.5%

内閣府男女共同参画局 結婚と家族をめぐる基礎データ内閣府男女共同参画局 結婚と家族をめぐる基礎データ(P39) 令和3年3月2日更新

日本人と外国人の婚姻は近年では約2万件で、婚姻全体の3.5%程度です。婚姻カップル100組中3~4組が国際結婚だということですね。傾向としては、夫が日本人で妻が外国人のカップルのほうが多くなっています。

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外国人の彼・彼女とはどこで出会っている?

国際結婚に至る前に、外国人の彼・彼女とはどこで出会っているのでしょうか。

https://prtimes.jp

2021年2月に株式会社ネクストレベルが運営する『縁結び大学』が国際結婚をした日本人67人にアンケートを行ったところ、「オンライン」「職場・アルバイト先」と答えた人がもっとも多い結果に。SNSなどを通じて外国の人とも気軽にコミュニケーションを取れる今の時代、出会いの場も広がっていることがわかります。

また、「友人・知人・家族の紹介」などなんらかの繋がりで出会ったケースもありますが、「旅先」「偶然の出会い」も少なくありません。こうして見ると、日本人同士の出会いとさほど変わらないことがうかがえます。

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国際結婚してよかった!メリットを解説

国際結婚にはどんなメリットがあるのでしょうか。みんなのウェディングに寄せられた体験談を交えながら紹介します。

文化の違いを楽しめる

外国人のパートナーと生活を共にすると、相手の国の歴史や政治、文化、習慣について深く知る機会が多くなり、視野がグンと広がります。

価値観の違いによる難しさもあるかもしれませんが、経験者からは違いを理解することで学びや成長につながるという声があり、異なるバックグラウンドをもつふたりが理解し合い、認め合っていくのが国際結婚の醍醐味といえそうです。

体験談

■違う価値観・文化を知ることで、それに対する理解力を深め、尊重することを学べる(30代女性・台湾人/日本人パートナー)


■お互いに、違う文化や言葉の表現、背景、価値観などを学び合って、成長し合える。日本人同士だと知る機会のない新しい発見があって新鮮(40代女性・アメリカ人パートナー)

語学力がアップする

自分の母国語、パートナーの母国語、コミュニケーションを取る共通の言語、居住地域の言語…など、国際結婚カップルがコミュニケーションを取る言語は多様。お互いの友人や家族などとのコミュニケーションもあり、語学力が向上しやすい環境にあります。

国際結婚をしたカップルの子どもは幼少期から日本語と外国語のある生活を送ることになり、バイリンガル、トリリンガルとして育つということも。

体験談

■一時期家族でドイツに住んでいた&夫が日常生活でドイツ語を使うことが多いので私も子どももある程度ドイツ語が話せます(40代女性・ドイツ人パートナー)

苗字を選べる

夫婦同姓を法律で義務付けている国は世界で日本のみ。外国人と結婚した場合、そのまま日本名の苗字でいることもできますし、氏の変更届を出せば相手の苗字に変更することもできます。仕事の都合や住む場所に応じて苗字を選べるのは国際結婚ならでは!

体験談

■夫婦別姓ができる。いろいろ変更するのが面倒だったので助かった(40代女性・アメリカ人パートナー)

海外移住が叶う

外国人のパートナーが配偶者ビザを取得すれば、夫婦で日本に住むことができます。相手の出身国に住みたい場合も、相手国に外国人配偶者が取得できるビザがあれば海外移住することも可能です。

▼国際結婚してよかった!リアル体験談

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国際結婚はここが大変!離婚を避けるために知っておくべきこと

メリットがたくさんある反面、国際結婚ならではの大変さもあります。結婚してから「こんなはずじゃなかった」とならないために、生じる可能性のある問題を知っておきましょう。

文化や価値観の違いからトラブルになることも

文化や生活スタイル、考え方などの価値観の違いから喧嘩などのトラブルが発生する場合も。母国語同士ではニュアンスで話せていたことも、第二言語での会話だとスムーズに伝わらずはがゆい思いをすることもあるようです。

また、国によって考え方が大きく異なるお金の価値観や家族との関わり方、冠婚葬祭ついては結婚前にしっかり話し合っておくと◎。「結婚したらこれだけは守ってほしい」など、ふたりだけのルールを作ることも大切です。

体験談

■コミュニケーションの違いで衝突することがある。はっきりと言わないと通じない(40代女性・アメリカ人パートナー)


■それぞれの冠婚葬祭の常識を知った方がいいと思います(30代女性・台湾人/日本人パートナー)


■お金の価値観については結婚前に話しておくべきだと思う。アメリカには日本人の想像以上に貯金をしない人が多い印象。逆にケチな人もいる(40代女性・アメリカ人パートナー)

海外に移住した場合はホームシックになることも

外国に住むことになった場合、日本に住む家族や友人に気軽に会うことができないためホームシックになることもあるでしょう。

慣れない土地でイライラしたり、気分が落ち込みパートナーについ当たってしまう…というのはよく聞く話です。なるべくストレスをため込まないよう、「しばらくは日本食オンリーで過ごす」「溜まっているグチをお風呂で吐き出す」など、自分なりのリフレッシュ方法を見つけておきましょう。

チャットビデオを活用して家族や友人と定期的に話すのはもちろん、どうしても辛い場合は思い切って一時帰国するのもいいかもしれません。その逆も然りなので、パートナーがホームシックになっているときは寄り添ってあげましょう。

体験談

■5年間彼の仕事の関係でケルンに住みました。ホームシックの時期が長く、大変でした…。今は日本で暮らしていますが、また彼の仕事次第ではドイツに住む可能性があるのでドキドキしています。(40代女性・アメリカ人パートナー)

各種手続きに手間や時間がかかる

婚姻や子どもが生まれたときなどの各種手続きに手間や時間がかかることがあります。婚姻届の提出については、外国人が婚姻の条件を満たしていることを証明する書類が必要です。次項で詳しく解説します。

体験談

■とにかく大変なので、余裕をもってやったほうがいいです(40代女性・ドイツ人パートナー)


■人によってはグリーンカード(アメリカ永住者カード)を申請してから半年以上音沙汰なし、カード自体が郵便事故で行方不明、最初からやり直し、などいろいろな悪い経験を聞くので、スムーズにいくと思わないほうがいいかも(40代女性・アメリカ人パートナー)

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国際結婚の手続きや流れ

外国人同士の婚姻は日本人同士よりも必要な書類が多く、国によって手配方法もバラバラです。手続きに時間がかかるため、早めに情報収集をして準備を始めましょう。

婚姻届の提出方法と必要な書類


提出書類は役所やパートナーの国籍、居住地により変わります。日本で婚姻届を提出する際に必要とされる基本的な書類はこちらです。

  • 婚姻届
  • 戸籍謄本(本籍地以外の役所に提出する場合)
  • 外国人パートナーの出生証明書と日本語訳
  • パスポート(外国人のもの)と日本語訳
  • 婚姻要件具備証明書またはそれに代わる書類と日本語訳

婚姻届の記入内容は日本人同士の結婚とほぼ同じ。名前や住所は英語ではなくカタカナで記入しましょう。パスポート、海外で発行した出生証明書、婚姻要件具備証明書はそれぞれ日本語訳を用意する必要があります。

大使館または領事館のホームページに日本語訳のテンプレートが掲載されていることがあるので活用するのがおすすめです。本籍地以外の役所に提出する場合は戸籍謄本(日本人のみ)も忘れずに!

▼婚姻届の書き方!わかりやすい見本つき

婚姻要件具備証明書(独身証明書)とは

婚姻要件具備証明書(こんいんようけんぐびしょうめいしょ)とは、法律上の婚姻の条件が揃っていることを証明する政府発行の文書です。

外国人が日本で婚姻する場合に必要なもので、「現在独身であること」「結婚できる年齢であること」などが記載されています。

婚姻要件具備証明書は大使館や領事館で発行してもらえます。例えばアメリカ人と結婚する場合、在日米国大使館のホームページから書式をダウンロードして記入し、本人が在日米国大使館に提出しにいきます。(この場合日本国籍の婚約者は来館不要)

発行のために提出が必要な書類は身分証明書や独身証明書などで、国によって異なるので大使館または領事館のホームページをチェックするか、直接問い合わせましょう。

婚姻までの基本的な流れ

日本で国際結婚の手続きをする場合の基本的な流れは以下の通り。

  • (手順1) 婚姻届を提出する役所に婚姻に必要な書類や手続きについて問い合わせる
  • (手順2) 相手の国の在日大使館に必要な書類と発行方法について問い合わせる
  • (手順3) 大使館で婚姻要件具備証明書、または証明書に代わるものを取得する
  • (手順4) 婚姻届などの必要書類をそろえて日本の役所に提出する
  • (手順4) 日本の役所で婚姻届受理証明書を発行してもらう
  • (手順5) 相手の国の在日大使館に婚姻届受理証明書とその他必要な書類を提出する

大使館または領事館で提出物が受理されたら、両国の婚姻手続きは完了です。無事婚姻関係が結ばれたあとは、在留資格の変更申請を行い配偶者ビザを取得しましょう。

▼海外で国際結婚の手続きする場合はこちら

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国際結婚の手続きで気をつけること

国際結婚の手続きをスムーズに行うために、次のポイントに気をつけましょう。

  • 書類発行には時間がかかるためしっかりとスケジュールを組む
  • 各種書類の有効期限に注意
  • 役所や在日大使館への事前確認をしっかり行う
  • 婚姻届の提出にはふたりで行く

国際結婚の手続きには必要なものが多いうえに、ひとつひとつの発行に時間がかかります。そのため、相手の滞在期間が限られている場合はスケジュールをしっかりと組んでから余裕を持って行動しましょう。

公的書類には有効期限があるため、取るタイミングも大切です。

一般的には

日本発行の書類は発行後3か月以内
外国発行の書類は発行後6か月以内

のものが有効とされています。

手続きをスムーズに進めるためには、最初の情報収集が肝心!万が一不備があってもすぐに対応できるよう、婚姻届を提出する際はなるべくふたりで役所に行きましょう。

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国際結婚したら結婚式はどうする?

国際結婚の場合の結婚式について決まりはありません。ふたりで話し合ってどこで・どんな結婚式にするのかを決めましょう。多くの場合はふたりで住む国か、どちらかの母国で行います。

海外から招くゲストの旅費はどうするのか、ご祝儀制or会費制どちらがいいのかなど、なにかと揉めがちな“費用”についてはパートナーとしっかり話し合うことが大切です。

式場を探す際は外国語を話せるスタッフがいるか、宿泊施設があるか、料理のアレンジが対応可能かなども重視するといいかもしれません。

▼国際結婚ならではの結婚式って?

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結婚式のコンセプトが決まった後は、

  • コンセプトに合った挙式・披露宴会場の紹介
  • 式場見学のスケジューリング
  • 初期見積もりチェック
  • 婚約指輪/結婚指輪選びのアドバイス
  • ドレス選びについてのアドバイス
  • 結婚式準備中の悩みへのアドバイス

などなど、式場決定後もふたりの結婚式準備にさりげなく寄り添い、当日までしっかりとサポートいたします!プランナーさんにはちょっと聞きづらい・言いづらい…という内容も気軽に確認できるのがメリット◎

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手続きも結婚生活もふたりで一緒に乗り越えて

国際結婚の手続きは複雑ですが、その後の結婚式や結婚生活は楽しみがたくさんあるでしょう。まわりに経験者が少ないがゆえに戸惑うこともあるかもしれませんが、1対1で向き合って一緒に生きていくことは、日本人同士の結婚となんら変わりありません。素敵な結婚になるように、パートナーと一緒に準備を進めてください。

※ 2023年7月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー