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日本古来の式で両家の縁結び。「京都祝言」でレトロモダンなウェディング

2019.12.09

プレ花嫁のみなさまに大人気の企画【結婚式レポ】♪
今回は、2017年秋にオープンした話題のゲストハウス「京都祝言 SHU:GEN」で結婚式を挙げた明日香さんご夫妻をご紹介します。

会場名にもなっている「祝言(しゅうげん)」は、人と人、家と家の結びつき大切にする日本古来の伝統的な結婚式のスタイルを指します。

歴史ある京都を舞台に、家族同士の絆を深めたおふたりの特別な1日を取材しました。


由緒ある京町家、その建築美に惹かれて

建築関係の会社に、新卒で同期入社したというおふたり。
配属先は遠く離れていたものの、ふとしたきっかけで連絡を取り合うようになり、結婚を前提にお付き合いをスタートしました。

プロポーズは、約450年前から続く秘湯の一軒宿の中で。
自ら銀粘土で細工した一点ものの指輪を用意するあたり、さすがは一級建築士の新郎♡
ものづくりが大好きな新郎らしい素敵なサプライズですね!

プロポーズをきっかけに、おふたりは新郎の地元・京都で式場探しをスタート。
高い天井、大きな窓、白い壁での結婚式。
当初はそんな理想を持っていた明日香さんですが、「せっかくゲストを呼ぶなら、京都らしいほうが楽しいやろ!」と新郎から提案を受け、考えが大きく変わりました。

https://www.mwed.jp

中でも新郎の一押しは、建物の歴史が古く、建築家目線で面白みを感じたという「京都祝言 SHU:GEN」。
文豪や著名人に愛された老舗旅館や旧三井邸をリノベーションし、新設のチャペルからは、日本最古の五重塔を望むことができます。
見学当時はまだ式場が完成する前でしたが、図面、模型やイメージ図を通し、その魅力を十分に感じることができたというおふたり。

そしてなにより、おふたりの心を動かしたのは、プロデューサーさんが語る結婚式に対する熱い思いや、疑問に真摯に向き合ってくれる姿勢
和の心を重んじ「京都祝言 SHU:GEN」ならではの「祝言式」という挙式スタイルにも、非常に心を惹かれ、迷うことなく会場をここに決めました。

準備期間中は、徐々に出来上がっていく会場を見学しては、期待に胸を膨らませる毎日。
式場完成後に行った前撮りでは、空間の魅力を最大限に活かし、おふたりらしい素敵なショットがいくつも生まれました!
その様子もご紹介しましょう♪


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大正ロマンを映し出す「京都祝言 SHU:GEN」の前撮り

こちらのお写真は、同敷地内にあるレストラン「京都幽玄」ののれんを背景にした趣ある一枚。
通常時は料亭として、婚礼時はゲストの待合いスペースや新郎新婦のお支度部屋として、この町家を利用することができます。

縁側に腰をかければ、まるで大正時代にタイムスリップしたかのよう♪

艶やかな色打掛やシックな黒紋付には、緑豊かな庭園がよく似合います♡

所変わって、こちらはチャペルでの一枚。
チャペルの内装は、木のぬくもりを感じさせるレトロモダンなデザイン。
和装と洋装、そのどちらにも合うよう設計されています。

さて、ここからはいよいよ時代を経ても変わらない美しさ、そして両家の絆を大切にしたおふたりの1日を、詳しく拝見していきましょう!


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「祝言式」、それは両家の縁を結ぶ婚礼の形

白無垢に身を包み、凛と佇む挙式当日の明日香さん。
こんなにも和装がお似合いの明日香さんですが、元々は抵抗があったのだそう。
しかし、「京都祝言 SHU:GEN」が提案する衣装があまりにも好みだったため、挙式では白無垢を着用することに決めました。

大好きな赤を掛け下に、綿帽子の下から紅白の花がチラリと見えるようこだわりました。

身支度の最後は、お母様が花嫁を送り出す紅差しの儀
こうして母屋で花嫁支度を整え、挙式へと向かいます。

五重塔に見守られながらの花嫁行列は、おふたりがこだわった演出のひとつ。
朝から降り続いていた雨が、この時ばかりは奇跡的に弱まってくれました。

大勢のゲストが笑顔で見守る中、いよいよ「祝言式」がスタート。
小さい頃と変わらず早歩きで進むお父様の後ろを、お母様のお手引を受けながら明日香さんが入します。
いつになく凛としたお母様と手を繋いだのは、いつぶりのことだったでしょう。
まるで子供時代に戻ったかのような懐かしさが、明日香さんの胸にこみ上げました。

「祝言」とはもともと、家と家を結ぶ大切な日本古来の儀式
京都祝言 SHU:GEN」の祝言式は、そんな日本の伝統を大切にしつつ、ふたりの希望を汲んで式をカスタマイズすることができます。

明日香さんご夫妻の挙式は、「祝言式」に「人前式」の要素を加えたオリジナルのスタイル
略式の三三九度で夫婦の契を交わし、お互いの人生をよりよいものにすることや、感謝の気持ちを忘れずに共に生きていくことを誓いました。

式の最後は「親族固めの盃」で締めくくり。

新郎新婦を中心にふたつの家族がひとつに結びつく「祝言式」。
結婚は家族同士のつながりだということが身にしみる、かけがえのないひとときとなりました。


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ゲストへの感謝をおもてなしにこめて

続いてご紹介するのはおふたりの披露宴。
木のぬくもり溢れる披露宴会場「JU:GA(ユーガ)」を、秋の京都にふさわしい装花で彩りました。

フラワーアレンジを担当したのは、新進気鋭のフローリスト集団「バルフロール」。
そのセンスに絶大な信頼を寄せ、ほとんどお任せでスタイリングをオーダーしたほど!
大胆さと繊細さを併せ持つ会場装花もさることながら、明日香さんのヘアアレンジも見事ですね♡

披露宴の準備は夫婦で協力し、お互いの得意な分野を担当したのだそう。
こちらのおしゃれなプロフィールブックは、ものづくりが大好きな新郎がデザインしました。

ゲストが気持ちよく過ごせるよう、様々な工夫を凝らしたというおふたりの披露宴。
例えば、お腹を空かせたゲストを気遣い、最初のお料理を提供するタイミングを早めたのもそのひとつです。

京都祝言 SHU:GEN」のお料理はすべて、懐石フレンチの老舗「祇園おくむら」との共作メニュー
旬の食材を使った最高のお料理で、ゲストをおもてなししました。

挙式ではご両親と一緒のシーンが多かった分、披露宴ではご兄弟との時間を大切に。
弟や妹と手を繋いでの中座が、とても良い思い出になりました。
  

再入場は華やかに、VERA WANG(ヴェラ・ウォン)のリーゼルにお色直し♪
結婚が決まる前から気になっていたというこちらのドレス。
胸元の美しい刺繍や、ユニークに重なり合うスカートが、明日香さんの個性をさらに引き立ててくれました。

そんな明日香さんの個性を1番よく分かってくれているのは、高校時代を共に過ごした仲間たち。
息のぴったり合った余興で、祝宴に華を添えてくれました。

披露宴の最後は、ご両親や祖父母に宛てたお手紙の朗読で締めくくり。
おじいさまとおばあさまは、残念ながら既にお亡くなりになっているものの、明日香さんはふたりと新郎との間に深い繋がりを感じるといいます。

例えば、お祖母様が生前植えたがっていた植物の種を、新郎がプロポーズ先で偶然見つけ、持ち帰って育ているなんていうエピソードも。
この日初めてその事実を知ったという新郎も、さぞかし胸を熱くしたことでしょう。


この特別な1日を振り返り、「今の時点では、人生100点やなと思いました!(笑)」と、笑いながら話してくれた明日香さん。
長い時間を共に過ごした家族、苦労を分かち合った同僚、青春を駆け抜けた友人たち、結婚式はふたりとゲストの絆を再確認する大切なイベントです。

だからこそ、式場選びは妥協することなく慎重に。
なかなかピンとくる式場が見つからないというみなさんは、ぜひニューオープンの式場にも目を向けてみてください。
今までに見たことのない演出や、気の合うスタッフとの素敵な出会いが待っているかもしれませんよ♪


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この結婚式が行われた会場はこちら

会場名 京都祝言 SHU:GEN
式場ジャンル ゲストハウス
収容人数 10人~110人
定休日 定休日 水曜日
受付時間 平日10:00~19:00、土日祝9:00~19:00(祝休日除く水曜定休)
住所 京都府京都市東山区八坂上町385-8


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※ 2018年2月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー