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【結婚式拝見】「手紙」がひとつのキーワード!「菊水楼」で実現した思いを伝える結婚式

2020.01.23

卒花さんの人生最良の1日と、その日にたどり着くまでをご紹介している人気企画【結婚式拝見】。

今回ご紹介するのは、自分たちの思いを伝えることを大切に結婚式を作り上げたゆきこさんご夫妻です。
挙式と披露宴にそれぞれテーマを決め、そのすべてに手紙を登場させることでゲストひとりひとりにこれまでの思いと感謝を伝えたおふたり。
古き良き日本の結婚式の良さを感じられる会場にも、ご注目ください♡


彼が日々伝え続けた「結婚したいね」

ゆきこさんの前の職場に彼が研修でやってきたことをきっかけに知り合ったおふたり。
職場で時間を共にするうちに、ゆきこさんが「わかりやすすぎてちょっと笑えました」と言うほどのアピールを彼がスタート

仕事終わりにご飯に行ったりする時間を重ね、彼からのストレートな告白を受けておふたりのお付き合いが始まりました。

その直後から同棲も始め、日々の生活の中で常に「結婚したいね」と言ってくれていた彼。
ところが明確なプロポーズはないまま…。
「今でもちゃんとプロポーズされてない! なんてチクリと言ったりしてますけど(笑)。でもまぁ、プロポーズをちゃんとされた記憶はないけど、全くされてないわけでもないんですよね。彼が私と腰を据えて一生一緒にいる感じは、態度でわかります」とゆきこさんは話してくれました。

そして、彼のおばあちゃんに会いに広島に行った事をきっかけに、おふたりは結婚へと歩み始めたのでした。


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式場は「THE KIKUSUIRO NARA PARK」以外ない!

彼と出合った職場を経て、ゆきこさんは転職。
とにかく地元の奈良が大好きだから、奈良市内で「みんながハッピーな話をしに来るところで働きたい!」と、新たなお仕事として選んだのはウェディングプランナーでした。
そう、その新たな勤務先が、おふたりの結婚式の舞台ともなった「THE KIKUSUIRO NARA PARK」だったんです。

ゆきこさん自身が大好きだという奈良で、120余年の歴史を持つ老舗料亭「菊水楼」
明治24年の創業以来、東京の帝国ホテル・京都都ホテルと並んで日本三大ホテルとも言われたこちらは、料亭としての営業を続けつつ「THE KIKUSUIRO NARA PARK」としてウェディングも行っています。

ゆきこさんは職場で結婚式を執り行うことに、全く迷いがなかったようで、「日本の古き良き姿を感じられる空間で歴史に思いを馳せながら夫婦になる誓いをすることは、日本人としてあるべき姿なのかなって思うんです」と話してくれました。

さらに、

  • 和装も洋装もどちらにも合う会場であること
  • お料理が美味しいこと
  • 日本や奈良が好きなゆきこさんはゲストのみなさんに「奈良っていいなあ」と思って欲しいと思ったこと

など他にもたくさんの理由がありました。
さあ、ここからはゆきこさんの結婚式について、もっと詳しくご紹介していきましょう♡


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挙式・披露宴それぞれにテーマを!

結婚式を挙げるにあたり、「思いの部分をプランニングするのが上手い」プランナーさんと二人三脚で準備をすることになったゆきこさん。

まずとりかかったのは、挙式と披露宴で大切にしたいことを文言として挙げていくことでした。
その作業を経て、おふたりは挙式では「未来を描く家族になる」という言葉を大切にしようと決めました。
彼とゆきこさん、それぞれに持っている理想の家族の形を作っていくために、今といつか来る未来を線で繋ぐイメージで挙式を作っていこうというもの。

そして披露宴で大切にするのは「思う、届ける」
今のふたりがあるのはみなさんのおかげです! という思いを届けることをテーマに、言葉と思いをゲストに伝えていこうと決まります。

「挙式ではふたりがこれから夫婦になっていきますということを見てもらう場、そして披露宴はおもてなしだと思っているので、私たちの場合それぞれ伝えたいことが違ったんです」とゆきこさんは話してくれました。

ウェディングプランナーとして働きだしてからは、自分が結婚式をするならばシンプルに落ち着いた感じでやれたらいいなと思っていたというゆきこさん。

なにかアイテムのDIYはしましたか? の問いにも…
「そんなセンスもないですし(笑)、菊水楼の雰囲気が素晴らしいので特にアイテムも必要ないかなと思いました。特にそういった情報収集もしませんでした。待合なんかも私たちの何かを見て欲しいというよりは、久々に会ったりした人たちが話をする時間にしてくれたらなと思ったので、特になにも準備しませんでしたね」とのお答え。

「未来を描く家族になる」挙式、「思う、届ける」披露宴
ゆきこさんご夫妻の最良の1日が始まっていきます!


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ゲストに見守ってもらう「ふたりのはじまり」

ついにやってきた挙式当日!
おふたりはそれぞれお支度をし、挙式会場でファーストミートを行いました。

お支度の過程をお互いに見守るというのではなく、今日がふたりの結婚式という気持ちのスイッチを入れる意味を込めて、ファーストミートをする選択をしたと言います。

彼のはにかんだようななんとも言えない表情!

彼は感極まって涙してしまいます。
するとゆきこさんも…

「彼の涙を見たら、私もいろんな思いが駆け巡って涙でちゃいました」とゆきこさん。
また、同じようにご家族に対しても、今日が結婚式!というスイッチを入れるべく対面する時間を取りました。

感極まっておふたりもご家族も涙…。
バタつきがちな挙式直前の時間ですが、ちょっと時間を取るだけできちんと「思い」を伝えることができますよね。

その頃受付には続々とゲストが到着。
受付でゲストそれぞれに手渡されたのは

手紙でした。 このネタあかしはもう少し後で…♡

さぁ、いよいよ挙式が始まります!

ゲストには自分たちの言葉で思いを伝えたいと、おふたりは人前式を選択。

まずは彼が入場します。

そしてゆきこさんもお父様と入場、彼の元へ…。

とっても煌びやかな金屏風の前での指輪交換を経て、ここで先ほどゲストが受け取っていた手紙の登場です。
受付でひとりひとりに手渡された手紙は、おふたりが「私にとってあなたはこんな風に大切な人です!」という思いをしたためたもの

披露宴の席札裏にお手紙を書く花嫁さんも多いと思いますが、ゆきこさんは「披露宴でさらっと読まれるのではなくて、お酒の入っていない場所でちゃんと読んでもらえるような環境で思いを伝えられたらいいなと思ったんです」と、挙式中にまったく音楽もない静寂の中で2分ほどゲストにお手紙を読んでもらう時間を取ったのです。
おふたりの思いがストレートに伝わりますよね。

そして誓いの言葉を読み上げます。

和装での誓いのキス♡

たくさんの大切なゲストに見守られて、家族としての第一歩を踏み出したおふたり。

そして退場後の扉の外には「THE KIKUSUIRO NARA PARK」のスタッフがズラリ!
「いつもこうやって新郎新婦をスタッフでお見送りするんですけど、かなり大人数で見送ってくれましたね」とゆきこさん。
無事挙式を終え、この後はおもてなしする側としての披露宴へと続いてゆきます♡


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手紙のお返事サプライズ…♡

新郎新婦が入場するまでの間、実はおふたりに対してゲストからのサプライズが着々と準備されていました。
というのは…

ゲストが挙式で読んだおふたりからの手紙に対する返事をサプライズで書いてくれていました! 実はこちらはプランナーさん発案のアイデアだったそうです。
これがおふたりの手元に届くのは少しあとのこと♡
とっても素敵で心のこもったサプライズですよね。

そしておふたりが登場!
洋装になるとまたイメージがガラリと変わります。

彼からのウェルカムスピーチで披露宴は幕開けです。
このスピーチにもおもてなしの気持ち、ゲストへの感謝をしっかりと言葉にして入れ込みました。

乾杯でゲストと杯を交わします。

おふたりは、余計な演出を盛り込まずに、写真撮影や歓談の時間もたっぷり取りました。

ケーキ入刀&ファーストバイト!

彼のお友達による映像での余興を挟みます。

そしてスタイルチェンジに向かう中座の前に披露宴前半のハイライトが訪れます。

ゆきこさんが自身のお兄さんおふたりをエスコート役にご指名、その際におふたりへの思いを手紙に託しました。 実はお兄さんのおひとりと「実はもともと仲良くなかったうえに、1年前に大げんかをしてしまって…」と疎遠になっていたというゆきこさん。
この日からまた元のように仲良くしたいという思いを読み上げます。

真摯なお手紙がお兄さんにも伝わります。

そしてこの笑顔!
「とってもいい機会になりました」とゆきこさんも嬉しそうに話してくれました。

少しカジュアルダウンしておふたりが再登場!
ここからテーブルラウンドをして、また写真撮影の時間を取りました。

披露宴本編のお料理は和食のコース、そして後半はデザート&タパスビュッフェでワイワイと!お酒も進みます!
和やかなムードの中、突然始まったのが、

ゆきこさんの勤務先の同僚たちである会場のスタッフのみなさんによるフラッシュモブのサプライズ

いつもはプランナーとして仕掛ける側のゆきこさんもびっくり! 「全然気付きませんでした」と大笑い!
そして最後には…

ご両親へのお手紙を読み、感謝の気持ちを伝えて披露宴を締めくくりました。 この披露宴ではなかなか会えないゲストにも「私にとってあなたはこういう存在なんです」ということを伝えることができたというゆきこさん。
「自己満足かもしれないけど、それを伝えられたのはとにかく私にとって大きなことでした」と教えてくれました。


自分自身の挙式と披露宴までの日々を振り返ってみると、「とにかく毎日お手紙を書いていたような気がしますね」と笑って話してくれたゆきこさん。

それだからこそ、自分が結婚式を通してゲストに伝えたいと思っていたことはすべて伝えきることができたと言います。
そしてさらに自分自身が結婚式をしたことで、プランナーとしても実体験込みでよりリアルな話ができるようになったそう。
理想の家族像に向かって歩み出した、ゆきこさんご夫妻の結婚式拝見でした♡

▼ゆきこさん夫妻が結婚式を行った会場はこちら

会場名 ザ キクスイロウ ナラパーク
式場ジャンル ゲストハウス
収容人数 6人~110人
住所 奈良県奈良市高畑町1130

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※ 2017年11月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー