鎌倉「笹野邸」のガーデンで叶える2部制ウェディング♪

自分たちが主役になれる結婚式。
自分たちらしい結婚式にしたいけれど、どんなテーマで行えばいいのか全然決められない！という方も多いのではないでしょうか。

今回の【結婚式レポ】は、イチからすべてプランニングし、理想の結婚式を作り上げたKeiさん夫妻をご紹介します。

新郎新婦のおふたり＋フリープランナーさんと考えたのは、コンセプトに沿った2部制ウェディング！
沢山のこだわりが詰まったウェディングの全貌をご覧ください♡

友達から急激に恋人へ…

おふたりの出会いは今から約5年前の秋。
共通の友人に誘われ、一緒に遊ぶ友達として出会いました。
そこから1年半が経ったある日、いつもの仲間が来られず急遽2人で遊ぶことに。

その日をきっかけに毎日連絡を取るようになり、すぐに交際に発展しました。
その後順調にお付き合いを重ね、結婚を意識していたおふたり。

しかし、ある日些細なケンカが大きなものに発展してしまいました。
結婚を諦めるような一言を言ったとき、その言葉を聞いた新郎から「そんなこと言わないで、大切にするから。結婚してくれる？」といきなりのプロポーズ！

ケンカをしていたことも忘れてしまうほど驚いたKeiさんでしたが、「はい」とプロポーズを承諾！
晴れておふたりは、結婚への一歩を踏み出すことになりました。

人とは違う、忘れられない一日にするために

おふたりとも自分達らしさにこだわった結婚式を挙げたいと考えていたことから、ガーデンや自然に囲まれたところで自由に、イチから作り上げる結婚式を考えていました。
最初はサーカステントや公園、キャンプ場などの自然あふれる珍しい環境での挙式や披露宴を考えていましたが、場所の遠さやコストなど物理的な問題があり、納得の行く場所はなかなか見つからず…。 　

悩んだ末に規模は小さくても、ガーデンで自由度の高い演出ができる会場にしぼりました。
おふたりに縁の深い鎌倉なら、特別な場所で且つショートトリップ気分で来てもらえることから、こだわりに一番ピッタリの「笹野邸」を選ぶことに！

「笹野邸」は鎌倉市の景観重要建築物に指定されているほど、歴史ある美しい建物として知られ、イベントスペースとして別邸やガーデンを借りることが可能。

コンセプトは「あいのわ（愛の輪）」

式場を決めたおふたりがすぐに取り掛かったのがコンセプト決めです。
さまざまなコンセプトを元にイメージ画像をまとめ、自分たちのこだわりや想いを一番カタチにできる「あいのわ（愛の輪）」に決定しました。

縁起の良いモチーフとも言われる輪、サークル、ラウンドを取り入れたり、おふたりが大好きなハナレグミの曲の「あいのわ」を流したり、視覚的にも聴覚的にもテーマが伝わるように考えました。
また、ゲストも一緒に「あいのわ」に入って楽しめるような結婚式にしたいという考えもあったため、ゲスト参加型のさまざまな演出を行いました。

笹野邸の醸し出すヴィンテージ感と、挙式が春であることから会場装飾は「ヴィンテージスプリング」を意識し、テーマカラーにもこだわり、 ピーチ、アプリコット、セルリアンブルーをテーマカラーに決定しました。

おかげでゲストにも楽しくて思い出深い式だったという感想をもらうことができたのだそう！
SNSに「あいのわ」を付けて投稿してくれたり、初対面のゲスト同士が式を通して仲良くなってくれたりと、目に見えない「わ」を感じられる結婚式を作り上げることができました。

モチーフの使い方や演出の詳細に至るまで、「あいのわ」というコンセプトを感じられる結婚式になっていますよ。
そしてテーマカラーである、ピーチ、アプリコット、セルリアンブルーを使った素敵な装飾も参考にしてみてください。

1部：教会での挙式、笹野邸別邸での少人数でアットホームな披露宴

1部は挙式からスタート。
笹野邸から徒歩すぐの町の教会、「カトリック由比ヶ浜教会」で挙式を執り行いました。

元々、チャペルではなく教会での挙式を希望していたおふたり。
カジュアルな披露宴の前に、厳かな空間で真っすぐなおふたりの姿をみせたかったそう。
水色の外観がかわいく、披露宴会場からも近いことから即決！

年に1回の記念日ではなく、ふと訪れることのできる思い出スポットとして通えるのはとてもうれしいことだと感じたそう。

また、 結婚式前に結婚講座などで何度も足を運んだことで、いちだんと思い入れが強まり挙式を迎えることができたのだとか。

カトリック教会式にブライズメイドは不可欠。
おふたりは、それぞれの妹さんにお願いしました♡

ご両親からいただいたパールのネックレスとピアスをつけ、家族や友達に見守られながらバージンロードを歩きます。

聖歌を歌ってくださる方も普段教会に通っているボランティアの方で、とてもアットホームな雰囲気の中で「あいのわ」を感じられる挙式となりました。

笹野邸に戻り、お色直しをして披露宴をスタート

おふたりのプロフィール紹介は両家のお母さまから、おふたりの生い立ちとメッセージを入れたお手紙を読んでもらうという感動的な演出にしました。
当日はおふたりにも内緒だったため、とびだすエピソードに皆で泣いたり、笑ったり。
その時間も手紙も、一生の宝物となりました。

両家のお母さまにサンクスバイトで感謝をお返し。

45人という少人数制だったのでほとんどの時間は高砂 から離れ、ゲストと楽しく話したり、セルフィーを撮ったりとアットホームに楽しみました。

1部の最後ではプレゼントを渡し、熱いハグで家族の「あいのわ」を感じさせてくれました。
少人数制だからこそ友人代表のスピーチや演出は皆で耳をかたむけ、皆で感動を共有することができたそうです。

2部：笹野邸ガーデンで大人数の華やかな1.5次会

2部はさらにおふたりともスタイルを変え、華やかな装いに。
2部の始まりは、人前式から。挙式よりはカジュアルに、2部から参加の方もまじえておふたりの結婚を宣言する場を取り入れました。

参加者と作り上げた結婚証明書にサインし、指輪交換、誓いの言葉を宣言します。
そして承認の拍手をもらって乾杯を。
その後ガーデンに移動し、わいわい楽しめる雰囲気の披露宴に突入しました。

2部から参加の方のためのケーキイベントでは「あいのわ」を連想させるドーナツが飾られたかわいらしいケーキが登場。

写真にある丸いクッキーは受付で配ったナンバーブレスの番号をランダムに選び、当たった方に飾ってもらうというゲスト参加のイベントにしました。

飾ってもらったクッキーでファーストバイトを行い、ゲストも喜ぶ演出に♡

Keiさんがプレ花嫁になってから花嫁会を通して仲良くなった友達も参加をしてくれ、スピーチをしてくれたそうです！

沢山の祝福のお返しとしてカットしたケーキをワゴンに乗せ、サーブするという演出も。
これも「あいのわ」を実感できる演出ですね。

2部の最後は新郎のサプライズムービー。
なんと新婦の実家にひとりで行き、新婦の親族にビデオレターをもらっていたのです！

ムービーでは、親戚の方が歌ったり、釣りをしたり…、見所ある面白いシーンがたくさん！
ゲストからも沢山笑い声が聞こえ、心がほっこりするムービーとなりました。

そのムービーの最後のシーンに サプライズとして新郎も出演！
「幸せにします！」という宣言があり、会場は大盛り上がり♡

さらに新郎から新婦にお手紙のサプライズがありました！
「準備にかなり負担かけちゃってごめんね。これからも一緒に頑張っていこう」という新婦を想うメッセージが。
会場がまた温かい雰囲気に包まれ、幸せと「あいのわ」を感じる2部制の披露宴がおひらきとなりました。

テーマに沿ったアイテムが魅力的

コンセプトをしっかり練って行われたおふたりの結婚式の演出も素晴らしいものでしたが、さらにその結婚式の雰囲気を盛り上げたものがありました。
それは 、 チーム「あいのわ」と作り上げた「あいのわ」モチーフアイテムとDIYの数々。

1部で会場の天井に飾った大きなリースは「あいのわ」をモチーフにした結婚式のシンボル。
飴色の木材に溶け込む色合いと、丸いガラスボールにキャンドルを飾ってオシャレに仕上げています。

このリース、2部では立てかけて飾り、みんなのチェキやライトと一緒にかわいく演出されていました。
今日の思い出がたくさん詰まったシンボルとなり、このリースを写真に収めるゲストも多かったそうです。

2部の人前式のバックに飾られていた弾幕もチーム「あいのわ」のデザイナーさん作。
なんとこの結婚式のためにロゴを作成し、サークルモチーフを入れた弾幕をつくってくれました。
セルリアンブルーのカラーでさりげないヴィンテージ感が出ていてかわいいですね。

1部披露宴のメニュー表にもデザイナーさん作のロゴのあしらいが♡

メニュー表の中 にはその日のお料理をお任せしたフレンチレストランのご案内を。
お世話になったお礼に入れたのだそう。こういったところも「あいのわ」が感じられますね。
ちなみに、新郎が吟味を重ねて選んだこだわりのメニューなのだそう。

エスコートカードは席に行くためのご案内カード。
貼り付けるボードもデザイナーさんが作成してくれたもの。
ロゴをまとい、カードの貼り付けもサークル状にしてくれる素敵さです♡

招待状はKeiさんが初めてイラストソフト使って作成したそう。
初めてとは思えないクオリティーですね！
鎌倉遊びに来てもらいたいという想いもあり、手書きの地図とおすすめのお店の案内も入れています。

2部で使った結婚証明書はロゴとフォントをあわせてKeiさんが作成しました。
市販のシールを使用してサークル状になるように貼ってもらいました♡

ご両親へのプレゼントは手づくりのガラスベース。
感謝を伝えるアイテムだからこそ自分でつくる愛情が素敵ですね。

「あいのわ」をコンセプトにしていることが随所に感じられたおふたりの結婚式。
周りの方からの愛情をたっぷり受け取り、それに対する感謝の気持ちを返すという、幸せが循環する式になりました。

装飾や演出だけではなく、こういった愛情の循環（あいのわ）を感じられたことで、参加された全員が楽しめ、幸せを感じられたのではないでしょうか。

イチからつくるコンセプトウェディングを考えている方は、ぜひおふたりの素敵な結婚式を参考にしてみてください♡

▼Keiさん夫妻がお願いしたフリープランナーさん
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この結婚式が行われた会場はこちら

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※ 2017年8月 時点の情報を元に構成しています