2016年の秋にオープンし話題となったラグジュアリーホテル「フォーシーズンズホテル京都」。
今回の【結婚式レポ】では、記念すべき挙式1組目のYさんご夫妻をご紹介します♪
おふたりの個性を引き立てたのは、古都の美しさを体現したモダンなチャペルと、ニコライ・バーグマンが装花を手がけた披露宴会場。
身に纏うドレス、テーブル装花、キャンドルの演出…ゲストが目にする全てのアイテムにこだわり、ときに迷いながらもたどり着いたのは、誰の真似でもないふたりだけの特別な1日でした♡
幸せいっぱい!お誕生日のプロポーズ
6年前に出会い、次第に惹かれ合っていったおふたり。
新郎から「結婚してください」とプロポーズを受けたのは、付き合って約3年が過ぎたYさんの誕生日でした♡
プロポーズをきっかけに、おふたりは結婚式へ向けて準備をスタートさせます♪
式場は外資系のホテルに絞って選んだというYさんご夫妻。
当時、建設途中だった「フォーシーズンズホテル京都」の噂は知っていたものの、詳しい情報を入手できずにいました。
そんなある日、たまたま手にしたウェディング雑誌にホテルの問い合わせ先を発見!
すぐに問い合わせたところ、偶然にも挙式1組目になれることがわかったのです♡
スペシャルな偶然に胸が高鳴る一方で、少なからず不安もありました。
ホテル内部は建設中のため、契約前に実物を見学することができなかったからです。
完成イメージ図を頼りに決心するのは勇気が入りましたが、名門ホテルの信頼感と、挙式1組目という特別感がふたりを後押ししました♪
約9ヶ月の準備の末に完成したのは、ふたりのセンスや個性を大切にした「テーラーメイド」のウェディング♡
さぁ、果たしてどんな1日になったのでしょう。
特別な1日の始まりは、名庭「積翠園」を望むテラスから
秋晴れに恵まれた挙式当日。
お支度を終えたおふたりは、「フォーシーズンズホテル京都」の館内を巡るフォトツアーへ出発しました。
中でも、ホテルのシンボルとも言える「積翠園」に面したテラスは、Yさん一押しの写真スポットです!
池の水面に四季折々の彩がゆらぐ光景は、まさに「Four Seasons」というホテル名にも通じる美しさ。
季節を感じ、古都を感じるこの場所から、ふたりの新たな1ページが始まります♡
京都の美が集結!自然光溢れる和モダンなチャペル
チャペルの扉が開く瞬間は、花嫁にとって忘れがたいひととき。
約100名の参列者が見守る中、Yさんはホテル史上初の花嫁として、バージンロードを歩きました。
天井高5.4メートルもある和モダンなチャペルは、沢山の参列者がいるにもかかわらず、広々と開放的な印象。
壁面には曲線美が特徴の木のレリーフが配され、空間全体を優しく包み込みます。
大きな窓からは竹林や色づく木々を望むことができ、自然光が祭壇に立つふたりを照らします。
教会式を選択されたおふたりが、特に心に残っているのは「ユニティーキャンドル」のセレモニー。
品格ある十字架の前で、両親が点火したキャンドルを真ん中でひとつにあわせたとき、家族になったという一体感を感じました。
VERA WANG の「バレリーナ」で印象的な花嫁に!
和モダンなチャペルにベストマッチしたドレスは、Yさんがお持ち込みしたオーダードレス♡
運命の一着に選んだのは、VERA WANGの「バレリーナ」です。
バージンロードが長いことを加味し、VERA WANG 銀座店限定で取り扱いのあるスペシャルトレーンを選びました。
さらにこだわったのは、ドレスと小物の合わせ方。
Yさんのセンスが光る素敵な組み合わせをご紹介しましょう♡
顔周りがパッと華やぐ三段風ベール♡
VERA WANG のベールは刺繍の美しいマリアベールと、ショートベール(ダブル)を組み合わせて3段風ベールに♡
念願のベールダウンもかない、顔周りの印象がグッと華やかになりました。
アクセサリーには引き算の美学を!
ivory&coのヘッドドレスは、カチューシャとティアラ、その両方の良さを取り入れたシンプルなデザイン。
ドレスやベールの美しさを邪魔しないよう、イヤリングはあえて小ぶりにしました。
全体のバランスを見て足し引きしてこそ、新の美しさが完成するのかもしれません♪
ビジューの煌めきをウェストラインに
ドレスのアクセントに選んだのは、ビジューのサッシュベルト。
ドレスやベールと同じく、ベルトやグローヴも全てVERA WANG に統一しました。
ブランドや色味を揃えることで、シンプルなドレスの良さ活かす最高のマッチングがかないました♡
美しさと最高の履き心地をかなえるブライダルシューズ
歩きやすく、それでいて美しい足元を実現するため、Yさんが選んだのは「マノロ・ブラニク」のパンプス。
お気に入りのカラーやデザインを選んだおかげで、思い入れ深い一足になりました。
華奢なヒールは9センチの高さがありながら、抜群の安定感を誇ります。
ビビッドカラーが目を引くニコライ・バーグマンのブーケ
ドレスや小物を上品にまとめる一方、手元のブーケはインパクトのあるデザインに!
ニコライ・バーグマンに「変わった形にしたい」とオーダーし、出来上がったのがこのブーケです。
可憐なのにどこかワイルドさを感じるデザインに、うっとり見惚れてしまいますね♡
ニコライ・バーグマンが手がけるドラマティックな装花
センス溢れるブーケ同様に、披露宴会場の装花もニコライ・バーグマンにお願いできるのが「フォーシーズンズホテル京都」の魅力のひとつ。
続いては、美しい花々に囲まれたおふたりの披露宴についてご紹介します♡
この日のために、フローリストやプランナーさんと打ち合わせを重ねたというおふたり。
当日はYさんが想像していた以上に、美しい無数の花々が会場を埋め尽くしました♪
なんと高砂だけでもこのボリューム感♡
ピンクをキーカラーに、ゲストテーブルやウェルカムスペース全てに統一感をもたせました。
ゲストテーブルの装花は大きく分けて3パターンを展開。
こちらは最も高さのある「ハイタイプ」の装花です。
「ミドルタイプ」はラウンド型のアーティスティックなデザイン。
ロータイプのデザインは、数種類にパターン分けしバリエーション豊かに♪
テーブルには花びらを散りばめました♡
各座席にセッティングした「プロフィールブック」にもこだわりが!
写真は韓国で前撮りし、スタイリッシュなデザインに仕上げました。
ウェルカムスペースは、もちろん披露宴会場にあわせたデザインに。
ウェルカムツリーに吊るしたクリスタルには、会場装花と同じピンクの花びらが入っています♡
ツリーの下には、テーブルナンバーとエスコードカードをセット。
エスコートカードの裏にはメッセージを書き込みました♪
お色直しは大胆に!入退場シーンを格上げする特設バージンロード
ゲストを驚かせたのは装花だけではありません。
披露宴会場の真ん中を貫くのは、真っ白なバージンロード。
新郎新婦が入退場する度に、挙式の感動が蘇る素敵なアイディアです♪
パーティーシーンが華やぐドレスアレンジ♡
披露宴の前半に身につけたのは、挙式でも着用したドレス「バレリーナ」。
祝宴にふさわしく華やかに着こなすため、Yさんは様々な工夫を凝らしました♡
サッシュベルトはお花のチュールベルトに、ヘッドドレスは大ぶりなものにチェンジ。
「バレリーナ」にカスタマイズでつけたレースの袖を挙式中は隠し、披露宴では出すことで、肩周りも華やかにチェンジしました。
ドレスの存在感に負けないウェディングケーキは、なんと高さ150センチのビッグサイズ!
会場装花に合わせたブーケや花びらのトッピングが見事です!
韓国の正装「チマチョゴリ」で艶やかにお色直し
1回目のお色直しで着用したのは「チマチョゴリ」。
おふたり共通のルーツである韓国の伝統的な婚礼衣装に身を包みました。
頭には「ファガン」という美しい冠を載せ、後ろには「テンギ」という大きなリボンを垂らしています。
鮮やかな赤が白のバージンロードにとてもよく映えていますね♡
バージンロードを歩く回数の多かったおふたりは、照明スタッフとの打ち合わせも念入りに行いました。
チマチョゴリでの入場の際は中央にライトを集中させ、格調高い雰囲気を作りました。
装花と相性抜群♡「ヘイリー」のピンクドレス
2回目のお色直しに選んだドレスは、VERA WANG の「ヘイリー」♡
まるで全身にお花を纏っているかのような美しいデザインです。
ほんのり和モダンの要素を取り入れたブーケは、とっても珍しい扇子型。
Instagramで発見した瞬間に一目惚れし、作り手のデザイナーさんにオーダーした1点ものです♪
ゲストテーブルをまわるキャンドルリレーでは、照明をブルーライトにチェンジして幻想的な雰囲気に♡
キャンドルの揺らぐ炎とドレスの鮮やかなカラーが、ドラマティックに浮かび上がります。
参加者全員の幸せを願って、ゲストが一斉にキャンドルを吹き消すと、いよいよ楽しかった披露宴もお開きの時間。
最後に待っていたのは、友人と新郎からのサプライズでした♪
お祝いムービーが流れた後、Yさんに宛てて読み上げられた新郎からの手紙は、こう結ばれていました。
「生まれてきてくれてありがとう。出会ってくれてありがとう。最高のパートナーになってくれてありがとう。」
Yさんにとってこの手紙は、新郎からもらう初めてのラブレター♡
「フォーシーズンズホテル京都」の初花嫁になったYさんにとって、忘れがたいもうひとつの初体験になりました。
モダンでラグジュアリーなYさんご夫妻のホテルウェディング、いかがでしたか?
オープンしたばかりの式場だからこそ味わえる特別感は、挙式一組目の特権です♡
これから挙式をお考えのみなさんはぜひ、ニューオープンの情報もチェックしてみてくださいね!
この結婚式が行われた会場はこちら
会場名 | フォーシーズンズホテル京都 |
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式場ジャンル | ホテル |
収容人数 | 6人~150人 |
定休日 | 火曜定休日 |
受付時間 | 10:00から18:00 |
住所 | 京都府京都市東山区妙法院前側町447-1 |
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※ 2017年7月 時点の情報を元に構成しています
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