日本や世界を代表するラグジュアリーのホテルでの結婚式は、当人たちはもちろん、お呼ばれするゲストにとっても特別な時間を過ごせるもの。
一方で「どのホテルも有名だけど、自分たちの希望を叶えてくれるところはどこなのかな?」「コストがかかるイメージがあるけど、どれだけのクオリティなんだろう?」と不安に思っている方もいるのでは?
連載「ラグジュアリーホテル徹底研究」では、みんなのウェディング編集部が人気のラグジュアリーホテル会場に潜入&徹底取材!
記念すべき第1回の訪問は「マンダリン オリエンタル 東京」。知られざる魅力をレポートします♪
5つ星ホテル「マンダリン オリエンタル 東京」
「マンダリン オリエンタル 東京」はアジアを代表する5つ星ラグジュアリーホテルです。
宿泊施設のクオリティはもちろんながら、一流シェフによる食事を楽しめるレストランが数多く入る「美食の殿堂」としても有名なホテル**。特別な日の食事にレストランを利用したことがあるという方もいるのでは。
今回ご紹介するウェディングへのこだわりも、まさに「超一流」。
早速ウェディングセールスコーディネーターの方に館内を案内してもらいましたので、紹介をしていきたいと思います!
新旧が融合したワンフロア一体型ウェディング
「マンダリン オリエンタル 東京」ウェディングの特徴は、なんといっても国の重要文化財として指定されている「三井本館」と、「日本橋三井タワー」を共に使用したワンフロア一体型の結婚式が可能な点。
三井財閥の本拠であった「三井本館」は、新古典主義様式を採用して作られた外観が特徴的なクラシカルな建物。
一方「日本橋三井タワー」は38階建ての近代的な高層タワー。一見真逆に位置するようにも見えるふたつの建築が「マンダリン オリエンタル」ブランドの元、自然に融合し独自の世界観を作り上げています。
作り物ではない、本物の上質さを感じられる堅牢な外観。
結婚式ではその思い出をいかに写真に残すかがとても大事なポイントですが、歴史のある建物はそのロケーションとしては、まさに抜群の環境ですよね。
エレベーターを使って、縦に移動をするケースが多いホテルウェディングの中で、一切無駄な動きをすることなく、ワンフロアで準備から披露宴までを行うことができるのも、もちろん魅力です。
外観だけでなく、館内の雰囲気もシック&クラシック。
「三井本館」内にあるバンケットや、花嫁の控え室は当時の趣をそのままに残した重厚感のある造り。余計な装飾がなくても、ゴージャスに見えるのがすごい!と、ただただその雰囲気に圧倒される編集部メンバー。
ブライズルームは、その広さも魅力のひとつ。
長いトレーンのドレスを広げても、しっかりと全体が写真に写りこむほどのスペースが贅沢に設けられています。
挙式前の緊張感あふれる時間を、ゆったりとした気持ちで過ごせるのはとっても嬉しいですね。
もちろん背景まで完璧なお支度ショットが撮れるというのもポイントです。
また「マンダリン オリエンタル 東京」が力を入れている演出が「ファーストミート」。当日支度を終えた花嫁姿を、花婿が初めて目にするその瞬間…感動的な一幕を、このスペシャルな空間で行うことができるのです。
新郎だけではなく、家族やブライズメイドとの対面を行う場合も。
ロマンティックなシーンだけに、そのロケーションがイマイチだと興ざめしてしまうもの。このクラシカルな館内で撮影したファーストミート写真は、その時の温度感まで伝わってきそうなほどリアルで、感動的!一生の思い出になることは間違いないでしょう。
洗練された大人の雰囲気「チャペル&バンケット」
250名まで収容可能なボールルーム、そしてチャペルは渡り廊下を渡った「日本橋三井タワー」の中に。
まずはチャペルから案内をしていただきました。
チャペル内に足を踏み入れた瞬間に、編集部が口にしたのは「広い!」の一言。写真で見るより、ずっと広々とした空間が目前に広がります。そしてどこからか聞こえてくるのが、優しい水の音…。
祭壇に近づいてみると、そこには本物の水が流れていました。鏡面のように薄く貼られた水の祭壇にライトが反射してとても綺麗!
また、通常教会の祭壇といえば「白」のイメージですが、「マンダリン オリエンタル 東京」のそれは「黒」。空間を引き締めてくれる役割はもちろん、ウェディングセールスコーディネーターからは「黒の祭壇だからこそ、純白のウェディングドレスが映える」との案内が。
これには一同大きく納得。
もちろん、ドレスを美しく魅せるのは祭壇だけではありません。
バージンロードの幅が広いので、トレーンのボリュームのあるドレスを着ても圧巻の迫力!
こだわりのドレスが隠れてしまうことや重なることがなく、本来あるべき美しいラインを描きながら入場ができるのです。こういう細部のこだわりはさすが!
もちろん新郎新婦だけでなく、列席してくれているゲストにも最大限の配慮が。ゆったりと座れるように、用意されているベンチは4人がけ。大人の男性が座っても隣を気にすることのない、十分なスペースが取られています。前後の広さもあるため、足が気にならない、着物のゲストは帯が気にならないなどのメリットも。
ゲストに快適に過ごしてもらえる工夫があるというのは、新郎新婦からするととても重要なポイントになりますよね。
ちなみに、こちらのチャペルの外は吹き抜けの空間に直結しています。
館内のチャペルといえば、扉の前は暗い空間になっていることが多いものの、こちらは構造上、外の空間に開放感があり、明るい光が差し込むように。
だからこそ、まるで光の中から花嫁が登場する…ような感動的な入退場シーンが演出できるそうです。
続いて案内していただいたバンケットがこちら。
「マンダリン オリエンタル 東京」のバンケットといったら、迫力のあるスクリーンを想起する方も多いでしょう。
編集部も何より実際に体験するのを楽しみにしていました!
壁一面、360度に広がるスクリーンは圧巻!の一言。
普通は、どうしてもスクリーンが背面になってしまい、無理な体勢を取らざるを得ないゲストも出てきてしまいますが、これならどの位置からでもしっかりと映像を見ることができます。
もちろん、スクリーンのつながりを活かして動きのあるムービーを作ることも。
それぞれの壁に映像が連続で流れていくような、インパクトのある映像もできるので、それだけで余興代わりにもなりそうです。
また編集部が感動したのは、音響の素晴らしさ!
まるで最新設備の映画館にきているような迫力でした。ぜひ、実際に見学に行ってご自身で体験してみてください♪
会場名 | マンダリン オリエンタル 東京 |
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式場ジャンル | ホテル |
収容人数 | 20人~200人 |
定休日 | 火曜日定休 |
受付時間 | 10:00~19:00 |
住所 | 東京都中央区日本橋室町2-1-1 |
口コミ高評価の秘密は「オートクチュールウェディング」!?
ホテルの設備、細やかな配慮はさすがラグジュアリーホテル!でしたが、編集部が最も気になっていたのは、「スタッフ評価の高さ」。
(※2017年4月時点での「みんなのウェディング」口コミ評価)
設備や演出など全てにおいて高評価でありながら、中でも「料理」「スタッフ」の評価がとても高い!
これには何か秘密が!?と気になった編集部。
「マンダリン オリエンタル 東京」ウェディングセールスコーディネーターの方に早速お話を伺いました。
編集部:
今日はたっぷりと見学させていただき、ありがとうございました!設備の美しさや、「マンダリン オリエンタル 東京」ならではの洗練されたデザインが散りばめられていて素敵でした。なんだか見学しただけなのに、贅沢した気分になっています(笑)
マンダリン オリエンタル 東京:
ありがとうございます。全てのバンケットルームにゆったりとした前室を設けるなど、新郎新婦もご家族も、ゲストの皆さまにも寛いで頂ける配慮をしているので、その辺りを感じて頂けたのかもしれません。
編集部:
そういえばチャペルの前のスペースも、かなり広々としていましたよね。
マンダリン オリエンタル 東京:
はい、そちらで親族の写真撮影も行なっているほど、ゆったりとスペースを設けています。チャペルへ向かうひとときというのは、緊張や感動などいろんな気持ちの入り混じる瞬間です。一歩一歩気持ちを整えながら、入場ができるようにこの空間はとても大事なんです。
編集部:
なるほど。確かに狭っ苦しい空間に閉じ込められていたりすると、雰囲気が台無しになりそうな感じがしますね…。写真だけではわからない工夫がどの空間にもあるのが凄い!と感じました。
マンダリン オリエンタル 東京:
ありがとうございます。他にも細かい点でいうと、実は披露宴会場のお花も、テーブルの端からきちんと距離を測って設置しています。妥協のないクオリティを担保するために、そんな細かいところにこそ、徹底的にこだわるようにしています。
編集部:
そこまでされるんですか!さすがすぎます…!ところで気になっていたのが、口コミでの「スタッフ評価」の高さなんですが、何か特別なサービスをされているとか…?
マンダリン オリエンタル 東京:
まず、特徴的なのはチームウェディング制を組んでいるところだと思います。例えば当日の前撮りでも、当ホテルでは「介添え・カメラマン」だけでなく「ドレスのスタッフ・ヘアメイクスタッフ」などプロフェッショナルのスタッフたちが全員でお供するんです。
編集部:
え!普通は3~4人とかで撮影するというイメージです。
マンダリン オリエンタル 東京:
やはり結婚式のお写真は一生物なので、最高の1枚を残せるように、全力で新郎新婦様のフォローをさせて頂きたいなと思っているんです。専任スタッフが常にそばにいるので、メイクのお直しも、ドレスを綺麗に魅せるディレクションもその場でさせて頂きます。
編集部:
何と手厚い…!どのお写真も確かにすごく素敵ですもんね。写真にこだわりのあるお客様にも人気だと聞いたことがあるんですが、そういう所がポイントなんでしょうね。
マンダリン オリエンタル 東京:
あとはこれも珍しいと思うのですが、当ホテルでは撮影を担当するカメラマンが、直接お客様と打ち合わせをさせて頂いております。スタッフと打ち合わせをして、カメラマンとは当日初めまして…というのではなく、事前にお写真の好みや撮りたいカットなど綿密に打ち合わせをさせて頂くことが可能です。打ち合わせも、写真にこだわりがあるお客様であれば、そこに余分に時間を割くなどの対応もできます。
編集部:
結婚式の打ち合わせって、回数も段取りも決まっているイメージがあるんですが…?
マンダリン オリエンタル 東京:
当ホテルでは全て自由です。とことん、新郎新婦様が納得のいく結婚式をお手伝いしたいと思っておりますので、みなさんのこだわりに応じて、打ち合わせの順番を変えたり、増やしたり、フレキシブルに対応しております。
編集部: それはありがたいですね。料理の打ち合わせなどもできるんですか?
マンダリン オリエンタル 東京:
はい、もちろんです。決まったプランから選んで頂くというのではなく、シェフが直接打ち合わせをさせて頂いて、おふたりのご希望を反映させています。ご出身地や思い出の地の食材を使ったり、味はもちろんですが、そのストーリーにもこだわったお料理を提供するようにしています。
編集部:
お料理の評価が高い理由もわかった気がします…!ちなみに、ワンフロアで支度~披露宴までできるというのは移動の負荷もなくて有難いものの、花嫁同士のバッティングとかが心配なんですが…
マンダリン オリエンタル 東京:
そこには最大限の注意を図っておりまして、各担当のスタッフがリアルタイムでやりとりをして、鉢合わせをすることがないように工夫しています。
編集部:
それは安心です!ホテルだとやはり結婚式を挙げられる組数も多いだろうな…と。
マンダリン オリエンタル 東京:
実は当ホテルでは最大でも1日5組様までしかお受けしていないんです。1組1組のカップル様に最大限のサービスを行いたいと思っています。
編集部:
それでこれだけ手厚いサポート体制が組めるんですね。とにかく徹底的ですね!
マンダリン オリエンタル 東京:
ありがとうございます。「オートクチュールウェディング」と呼んでいるのはそういう理由からなんです。ご結婚式というのは本当に人生の中でも特別なイベントですので、当日1日、何の不安心配もなく過ごして頂けるようにサポートさせて頂きたいと思っています。
編集部:
安心しかないです!そしてゲストとしてもお呼ばれしたい…と心から思いました(笑)
マンダリン オリエンタル 東京:
ありがとうございます。きっと素敵なお時間を過ごしていただけると思いますよ。
【ラグジュアリーホテル徹底研究】第1回目のレポートはアジアを代表する高級ホテル「マンダリン オリエンタル 東京」をお送りしました。
もちろんそのブランドは知りながらも、実際に何が特徴なのか?と具体的にわかっていなかった編集部。
「本物」の質感や、「広さ」「重厚感」などの雰囲気は写真ではわからないことばかりで、実際に見学をしてみたからこそわかる良さの多さに、驚き続けた見学となりました。
また、先輩花嫁さんの口コミの内容にも納得!
1組1組への徹底的なおもてなしレベルには脱帽です…。
お伝えしきれなかった魅力も満載なので、ぜひ実際に現地に足を運んで「体験」してみてくださいね♪
▼マンダリン オリエンタル 東京で結婚式を挙げた先輩カップルの口コミを読む
会場名 | マンダリン オリエンタル 東京 |
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式場ジャンル | ホテル |
収容人数 | 20人~200人 |
定休日 | 火曜日定休 |
受付時間 | 10:00~19:00 |
住所 | 東京都中央区日本橋室町2-1-1 |
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取材協力:マンダリン オリエンタル 東京
※ 2017年4月 時点の情報を元に構成しています
「結婚式場選び」 の スペシャル に含まれています