1. 結婚式口コミ みんなのウェディング
  2. みんなのウェディングニュース
  3. 出会い・恋愛
  4. 26歳で婚約破棄。私の結婚はここから始まった。-葵の場合1-

26歳で婚約破棄。私の結婚はここから始まった。-葵の場合1-

2016.10.27

私は一度26歳の時、プロポーズをされている。
彼との付き合いは、5年。そう、大学時代からの付き合いである。

でも私は彼とは結婚しなかった。
昔は彼との結婚を望んでいたのに。

必死で「どうしたら結婚してくれるの?」と聞いていたのに。


過去の傷心を癒してくれた「優しさ」

大学時代の彼は、とても自分に厳しい人だったけど笑顔がとても素敵だった。
そして、とてもまめで優しかった。

付き合うまで、5時間は電話で話し、気づいていたら朝になっていたこともしばしば。
それほど、彼との話す時間は楽しかった。

実はその当時、私は恋に少し臆病になっていた。

彼と出会う前に、今でも心に残る大きな失恋を経験している。
遠距離という、壁に負けてしまった。心も離れてしまった。
まだ若かったから、相手を思いやることがお互いに欠けていたと今なら思う。

高校から5年付き合った、私にとって人生をかける程の恋は、お互いに話し合うことなく、途絶えてしまった。今でも理由はわからない。

だからこそ、こんなつらい経験をもう二度としたくないと思っていたが、彼の明るさと優しさで癒された自分がいたことに気が付いた。

私は、そんな彼に惹かれていき、彼と付き合いを始めた。

「彼中心」の生活が日課になっていた

彼は、大学で部活をしていたので、デートはあまりしたことがない。
すべて、「彼中心」の生活であった。
でも、私は気にしなかった。彼に合わせた生活は苦ではなかった。

デートの場所は彼の家。彼が部活を終わるタイミングで、家に行く。
試合は、基本は見に行かない。(彼が望んでいなかった)
一緒に布団では寝ない。

幾つかルールがあったが、当時はそれが普通、当たり前だと思っていた。
それが彼と付き合うために必要なこと。

大学時代の彼との思い出を聞かれると、デートした場所がなかなか思い出せない。
優しかった彼、私を救ってくれた彼だったからこそ、彼を手放したくなかった。
彼のいうことを忠実に守っていた。
それで、いつしか、「結婚出来たらいいな」と思っていたことも事実である。

そんな約2年の大学時代の交際から、ふたりとも同じタイミングで社会人になった。

社会に出て見つけてしまった「本当の自分」

ふたりに距離が出来たのは、社会人になってからだと思う。
何故なら、私は「彼のために使う」時間を手放したのである。

私は、営業職。
厳しい世界に入りながらもとても充実した日々を過ごしていた。
正直、楽しかった。人生の先輩に囲まれて、毎日が新鮮だった。

一方の彼は、経理職。
出張が多い私とは対照的に、学ぶことが多く試験勉強が多かったので、ふたりで会う時間が 減っていた。

それでも、彼は、大学時代の付き合い方を変えなかった。

仕事終わりに、私が彼の住んでいる近くに行き、夕ご飯を一緒に食べて、私は終電に乗って家に帰る。

仕事の量が増えていく中で、私の体力がもたなくなっていった。そして、社会人生活3か月になり、一度別れた。彼からの別れ。 理由は、「私が変わってしまった」とのこと。

しかし、社会人生活半年たって、仕事でとても疲れてしまった私は、 彼のやさしさが恋しくなってしまった。

そして、私たちはまた、付き合いをはじめたのである。

結婚を意識してはっきり見えた自分の人生

お互い社会人3年目になった年、私は仕事が好調だった。
営業として、認められはじめたのである。
当時、支店内で予算の一番高い部署で異動を機に、仕事の楽しみを開花させたのである。

そして、彼との時間がとれなくなり、電話やメールもしない日が続いた。
会う頻度も減り、ごはんを食べても全く会話がかみ合わない。
少しずつズレが生じてきた。

私がプロポーズを受けたのは、そんな矢先だった。

「結婚しようと思っている」

彼から付き合ってくださいと言われたその場所で彼はこう呟いた。

私はもう一度聞き返した。
付き合っていた時、彼は、私とは結婚するつもりはないと言っていたから。

でも、彼は、同じセリフを繰り返した。
私は、初めてのプロポーズに舞い上がり、「結婚」か・・と酔いしれた。

女性は、このセリフを言われた時は、きっと、幸せの絶頂のはずである。
私も、いま思えば、セリフの余韻に浸っていた。

しかし、その後の私の一言が、別離への入り口となった。

「結婚しても、今の仕事は続けたい。そして両親の面倒は私がみたい」

そして、彼は、返答した。

「その条件は受け入れられない、考え直してくれないか?」

彼は、長男。だから、自分の両親が優先である。
仕事は、子供優先にならないから辞めてほしいということである。

以前の私だったら、きっと、「わかった」って言ったと思う。
でも、このときの私はもう、昔の私ではなかった。

彼が決めたレールの上を歩くのではなく、「自分の人生」を歩きたい。

それが、私の中で消え去ることのない答えだった。
半年かけて彼と話しあいをしたが、お互いに折れることが出来なかった。

「婚約破棄」という答えを出した。

最後に彼からメールがきた。
その中に「君は変わってしまった、君のことを理解してくれる人と付き合ったほうがいい」 と書いてあった。

結婚を意識した相手ならばもっと早く自分の素を見せるべきだった

恋をすると人は盲目になる。
相手のことが好きになればなるほど、嫌われたくない心理が生まれる。

私は、相手に合わせることで、彼を繋ぎ留め、恋を成立させてきた。
でも、わかったことは、恋愛と結婚は違う。

今回、「結婚」という場面になった時に、彼の本当の姿が自分の目にはっきり 見えたのである。
彼にとって、変わってしまったと見えたと思うが、そうではない。
きっと、もともと私はそういうタイプだった。
恋愛の時は、隠してしまったのである。いや、我慢していたのかもしれない。

婚約破棄という結末になったが、私には今の旦那様に会うための大切な時間だったと 思える。

この出来事を境に、私は、結婚相手の条件を聞かれたら、 「本当の自分を見せられる人」をあげようと心に決めたのである。

つづく・・・。


※ 2016年6月 時点の情報を元に構成しています