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【男性ゲストの結婚式服装マナー】シャツやスーツの選び方、春夏秋冬別の着こなし方も

2023.11.13

結婚式に参列する際の服装には、お祝いの場に適したマナーがあります。男性ゲストの服装マナーや礼服の種類、スーツやネクタイなどアイテムごとの選び方を解説します。春夏秋冬の気候や上司・親族などの立場も考慮しつつ、おしゃれを取り入れるコツもチェックしましょう。

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結婚式の男性ゲストの服装基本マナーとは?

結婚式の男性ゲストの服装基本マナー

結婚式のゲストの服装は、男女ともに新郎新婦より目立たないことが基本のマナーです。また、お祝いの場にふさわしい清潔感や華やかさも大切。とくに男性ゲストの服装としては、礼服がスタンダードとされています。

礼服には正礼装・準礼装・略礼装の3種類があり、結婚式の格式や会場の雰囲気、参列する立場に応じて使い分けます。もっともフォーマルなのは正礼装で、モーニングコートやタキシードです。次にフォーマルな準礼装はディレクターズスーツやブラックスーツ、カジュアル寄りの略礼装にはダークスーツが該当します。

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結婚式の男性ゲストの服装の選び方

結婚式の服装マナーと選び方を、礼服やシャツなどのアイテムごとに解説します。スタイリスト・大沢早苗さんに聞いた選び方のポイントも必見です!

【スーツ(礼服)】はブラックが基本

礼服 https://item.rakuten.co.jp

結婚式の男性ゲストの服装として最もポピュラーなのがブラックスーツです。ホテルや専門式場、高級レストランといった格式高い会場での結婚式から、カジュアルな結婚式まで昼夜を問わず着用できます。

ジャケットのお尻部分に切れ込みが入っていない“ノーベント”がグッド。すっきりと見せたいならシングルジャケット、貫禄を出したいならダブルジャケットがおすすめです。パンツの裾はフォーマルな場に適したシングル裾を選びましょう。柄はなしが基本ですが、シャドーストライプのような控えめな織り柄であればOK。結婚式場の雰囲気を見て決めましょう。

カジュアルな結婚式や招待状に「平服でお越しください」とあった場合は、紺やダークグレーなどのダークスーツを選ぶのも◎。結婚式のカジュアル化が進んでいる今、ダークスーツを着用する人は増えています。

結婚式の男性ゲストの服装

みんなのウェディングが実施したアンケートでも、結婚式に「ダークスーツを着用した」という男性が多い結果に。ビジネススーツを着るのもアリですが、その場合は地味になりすぎないよう小物で華やかさをプラスしてくださいね。

スタイリスト・大沢さん

カジュアルな結婚式の場合、スリーピースのスーツ(ジャケット・パンツ・ベストを同じ生地で揃えたスーツ)もおすすめです。同色が基本ですが、ベストの色を変えるとしゃれた雰囲気を醸し出せます。

【シャツ】はスーツとのバランスを見て選んで

礼服 https://item.rakuten.co.jp

礼服やスーツの中に着るシャツは白の無地が基本。襟はレギュラーカラーかセミワイドカラー、ボウタイ(蝶ネクタイ)を身につける場合はウイングカラーを選びましょう。生地は光沢のあるブロードやポプリンがおすすめです。

おしゃれに決めるなら、上品な華やかさのある織り柄入りのシャツや、サックスブルーや淡いピンク、パープルといったカラーシャツを選んでも◎。

【ネクタイ】 はシルバーを選べば間違いなし

ネクタイの色はシルバーが基本 https://www.amazon.co.jp/

ネクタイの色はシルバーが基本。日本においては白ネクタイも定番です。光沢のある生地を選び、小さめに結ぶのがポイント!

ナイトウェディング(夕方以降の結婚式)の場合は、夜の正札装であるタキシードや燕尾服にあうボウタイ(蝶ネクタイ)を合わせてもいいですね。

カジュアルな結婚式では、シャツやポケットチーフの色に合わせて、明るいブルーやピンク、パープル、シャンパンゴールドなどのネクタイを合わせてもおしゃれです。柄物を取り入れるなら高級感のあるドット柄やストライプ柄など、奇抜すぎないデザインを選びましょう。

スタイリスト・大沢さん

ネクタイの生地はフォーマルな装いにマッチするシルク素材のものがおすすめ。ボウタイはシルバーや白、黒のほか、パステルカラーや紺もOK。柄はレジメンタル(等間隔に入ったストライプ)、ドット(小さな水玉柄)が定番です。おしゃれに差をつけるなら、千鳥格子やペイズリーが◎。柄が細かいほどフォーマルな印象になります。

▼結婚式のネクタイの色柄の正解は?

【靴】は黒のストレートチップが定番

黒のストレートチップの靴 https://www.amazon.co.jp/

靴は黒の紐付きの革靴で、つま先に一本線が入ったストレートチップか、つま先に装飾のないプレーントゥが◎。靴紐を通す部分の羽根が全開しない「内羽根(うちばね)」と呼ばれるデザインがフォーマルでおすすめです。

素材は革やエナメルを選ぶといいでしょう。ただし、ヘビ革やワニ革は殺生のイメージにつながるため、結婚式では避けたほうがよいとされています。

【靴下】はミドル丈もしくはロング丈を

礼服の靴下はロング丈 https://www.amazon.co.jp/

靴下は無地で、スーツか靴の色に合わせるのが基本。素肌が見えないようにミドル丈かロング丈を選びましょう。シンプルな織り柄のものを選んでもOK!

スタイリスト・大沢さん

歩いたり脚を組んだりしても素肌が見えないミドル丈~ふくらはぎ全体を覆うロング丈だと安心です。素材は薄すぎず厚すぎないもので、長時間靴を履くので通気性が良く、防菌防臭・消臭など機能的なものだとよりいいですね。

【ポケットチーフ】はネクタイとの相性が大切

礼服のポケットチーフはネクタイとの相性が大切 https://www.amazon.co.jp/

男性ゲストの場合はハンカチとは別に、スーツを装飾するポケットチーフをコーデのアクセントにする人が多いです。のっぺりしがちなスーツの胸元に立体感が出ることでメリハリが生まれ、顔まわりを華やかに見せてくれるというメリットがあります。

色はネクタイ同様にシルバーか白がベスト。ネクタイとのバランスを見てデザインや折り方を決めましょう。

▼ポケットチーフのマナーや折り方

【バッグ】はクラッチがおしゃれ見え

礼服のバッグはクラッチがおしゃれ https://www.amazon.co.jp/

男性は手ぶらで出席するのが基本スタイルといわれていますが、とくに明確な決まりはありません。スマートフォンにハンカチ、財布など荷物が多い場合はバッグを持ってもOKです。

その場合、肩ひもナシの小さめハンドバッグ「クラッチバッグ」を合わせるのがおすすめ。当日着用するスーツや靴の色との相性を見てバランス良くコーディネートしましょう。

▼結婚式にあると便利なアイテム

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コーディネートに悩んだら意識したいポイント

基本のマナーを紹介しましたが、結婚式の在り方が変化してきているように、マナーも許容範囲が広がるなど「絶対」がないのが事実。とはいえ、悩んでしまうこともありますよね。服装選びに迷ったら、次のようなポイントを意識してみてください。

1.色柄はカジュアル/シンプルはフォーマル

色や柄の取り入れ方や華やかさなど、どこまでがOKか悩んだら、よりシンプルなものがフォーマルだと考えてみてください。

例えば、色ものよりは黒、柄ものよりは無地、大きな柄よりも小さな柄のほうがフォーマルです。デザインにおいても、ボタンなどの装飾が多いものほどカジュアルな印象になります。

2.コーディネートや小物の工夫でおしゃれに

アイテムごとのポイントは押さえつつ、全身のコーディネートを考えましょう。

男性ゲストの服装は似た雰囲気になりがちなので、カフスボタンやポケットチーフ、ネクタイピンなどの小物を工夫しておしゃれをするのもおすすめです。小物を選ぶ際も、色の系統をそろえるなど全身のバランスを意識してみてください。

3.結婚式場の雰囲気や格式、自分の立場に合わせて

会場の雰囲気や結婚式場の格式に合った服装を選ぶことも大切です。

イメージがつきにくい場合は、ゲストに親族や会社関係の人はいるのか、友人中心なのかを新郎新婦に聞いてみてもいいでしょう。また、親族・上司・友人といった自分の立場にあった服装を意識することもポイントです。

4.春夏秋冬の気候に合ったアイテムを選んで

結婚式では、季節に合ったアイテムを選ぶこともポイントになります。気候にマッチした生地・素材を選び、シャツの色や小物のモチーフなどに春夏秋冬のモチーフを取り入れるとおしゃれ度もアップします。

お呼ばれに備えて、あたたかい季節・寒い季節に適した服装をそれぞれ用意しておくといいでしょう。

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【年齢・立場別】結婚式の男性ゲストの服装のポイント

新郎新婦との関係性による立場別に、結婚式の男性ゲストの服装のポイントを解説します。

友人として出席するとき(20代~30代)

基本の服装マナーを押さえて、フォーマルな場に適した服装を選びましょう。受付やスピーチなどの役割がある場合は、パステルカラーのネクタイやカフスなどの小物で適度に華やかさを取り入れてお祝いムードを盛り上げるのがおすすめです。

上司や先輩、主賓として出席するとき(30代~40代以上)

新郎新婦の上司や先輩、主賓といった立場で出席する場合は、フォーマルなブラックスーツがおすすめ。華やかさよりは落ち着いた雰囲気を意識しましょう。シャツや靴下は無地、ネクタイはシルバーがキリッとした印象になりおすすめです。ベストやポケットチーフを取り入れると上品さが増しますよ。

親族として出席するとき

新郎新婦の父親は正礼装が基本で、昼はモーニングコート、夕方以降はタキシードや燕尾服を着ることが多いです。きようだいやおじ・いとこなどの立場では、ブラックスーツがフォーマルでおすすめ。新郎新婦より年下のいとこはダークスーツの着用もOK!また、学生の礼服は制服です。

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【春夏秋冬別】結婚式の男性ゲストの服装のポイント

季節にかかわらず、紹介した基本のマナーは共通です。その中で季節感を取り入れたり、気候に対応できるように工夫しましょう。

春(3月・4月・5月)に適した男性ゲストの服装

春に適した男性ゲストの服装 https://item.rakuten.co.jp

春の結婚式では、ネクタイやポケットチーフなどに春らしいピンクやラベンダーカラーを取り入れると、華やかで気分も前向きになります。カフスボタンやタイピンで華やかさをプラスするのもおすすめです。3月は肌寒く、5月は暑い日もあります。気温に合わせてベストやインナーで調節できるといいでしょう。

夏(6月・7月・8月)に適した男性ゲストの服装

夏に適した男性ゲストの服装 https://item.rakuten.co.jp

綿素材のシャツは光沢が少なく、肌触りがサラッとしていて夏向きです。暑い季節ですが、半袖シャツやジャケットなしのスタイルは避けるようにします。シャツやネクタイにサックスブルーや明るいグリーン、シャンパンゴールドを取り入れると、涼しげかつ華やかな印象になりますよ。

秋(9月・10月・11月)に適した男性ゲストの服装

秋に適した男性ゲストの服装 https://item.rakuten.co.jp

気温差の大きい秋の結婚式では、ベストの着用がおすすめです。結婚式や披露宴ではジャケット着用が基本ですが、ベストを着用していればジャケットを脱いでもよいとされています。また、ネクタイや小物にやや深みのあるシャンパンゴールドやオレンジを取り入れると秋らしい印象に仕上がります。

カジュアルウェディングや二次会の場合は、ダークブラウンカラーのスーツでおしゃれに決めてもいいですね。

冬(12月・1月・2月)に適した男性ゲストの服装

冬に適した男性ゲストの服装 https://item.rakuten.co.jp

冬の服装としては、くすみカラーやグレーのほか、ボルドーのような暖色系をアクセントに取り入れるのもおすすめです。ベルベット素材も冬らしい雰囲気になりますよ。上着は黒のチェスターコートが一般的ですが、派手すぎず上品なものであればOKです。コート類はクロークに預けるようにします。

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メンズフォーマル服や小物はレンタルするのもおすすめ!

「結婚式に適した服を持っていない」「普段スーツを着ない…」という人は、レンタルサービスを活用するのもおすすめです。アッシャー(グルームズマン)など、友人とお揃いコーデで決めたい場合にも◎。

Cariru(カリル)

スーツからネクタイ&チーフ、バッグなどの小物まで豊富なアイテムを取りそろえているレンタルショップ「Cariru(カリル)」。なんと袱紗も取り扱っています。スーツはウエストアジャスターや裾上げスナップがついているデザインが多いので、簡単に調整できるのが嬉しいポイント!リーズナブルな価格も魅力です。

►公式ホームページ:https://www.cariru.jp/

hare:kari(ハレカリ)

洋服の青山でおなじみの「青山商事」が運営するレンタルショップ「hare:kari(ハレカリ)」。13,200円~で高品質でおしゃれなフォーマル服をレンタルすることができます。レンタル期間はゆったり4泊5日、クリーニング不要なので忙しい人にもおすすめです。「洋服の青山」と「SUIT SQUARE・THE SUIT COMPANY」の店舗でサイズ確認や着用マナー、コーディネートの相談ができるのもグッドポイント!

►公式ホームページ:https://harekari.y-aoyama.jp/

STYLE SHARE(スタイルシェア)

プラダやドルチェ&ガッパーナ、アルマーニなど、ハイブランドフォーマルウェアのレンタルが叶う「STYLE SHARE(スタイルシェア)」。レンタルは一律5泊6日、スーツ、シャツ、シューズ、タイの4点セットもあります。ハイセンスな結婚式のお呼ばれにいかが?

►公式ホームページ:https://minerva-rp.com/

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合わせて押さえておきたい!結婚式男性ゲストの服装Q&A

結婚式の服装選びで迷いがちな項目をまとめました。

Q.1.5次会・二次会の服装はカジュアルでも良い?

会場の雰囲気やパーティーのコンセプトによってはカジュアルでもOK!とくにドレスコードがなく、服装選びに迷ったらブラックスーツ・ダークスーツなどのフォーマルな服装で参加すれば間違いありません。レストランやカフェでおこなう場合は、フォーマルを意識しつつ色や小物で遊ぶとおしゃれ。居酒屋やカラオケなどの場合は、ジャケット+パンツのジャケパンスタイルがおすすめです。

▼結婚式1.5次会って?

Q.沖縄のリゾートウェディングに参列する場合の服装は?

沖縄の結婚式では、スーツやモーニング、タキシードのほか「かりゆしウェア」という選択肢があります。かりゆしウェアは沖縄の正装で、県内ではビジネスウェアや結婚式などの祝いの場でも着用されています。海をバックにした撮影があったり、リゾート感たっぷりの会場にお呼ばれした際はかりゆしウェアもぜひチェックしてみて!

▼ゲストの立場別!沖縄の結婚式におすすめの服装

Q.リクルートスーツで結婚式に参加してもいい?

就職活動をするためのスーツ「リクルートスーツ」を着て結婚式に参列してもよいのか。結論からいうと結婚式のスタイルによっては着用しても問題ないです。

カジュアルな結婚式や二次会などではOK!カフスやポケットチーフなどのアクセサリーでお祝いのシーンにふさわしい装いに仕上げるといいですね。ただ、ブラックスーツなどに比べるとややカジュアルな印象になるので、格式の高い結婚式場で着用するのは避けたほうが無難です。心配であれば新郎新婦に事前に確認しましょう。

▼結婚式初心者必見!プロが推す男性ゲストの服装

Q.結婚式にスタイリッシュな黒シャツの着用はアリ?

新郎新婦がドレスコードを“カジュアル”としているフリースタイルの結婚式であれば黒シャツもOKな場合が多いです。ただ、格式の高い式場や親族・上司など幅広い年齢のゲストが集まる結婚式ではやめておいた方がよさそう。パーティスタイルやゲストの顔ぶれを考慮して決めましょう。


結婚式スタイルの多様化に伴って、服装も以前より自由になってきています。とはいえ、最低限のマナーを押さえてお祝いの気持ちを表現したいもの。シワシワのシャツや汚れた靴などはNGです。紹介したポイントを参考に、参列する結婚式にふさわしいコーデで当日を迎えましょう!

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※ 2023年11月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー