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「専業主夫」への世間の目はまだまだ厳しい!? 専業主夫の割合とメリット・デメリット

2023.05.19

「専業主夫」という言葉は聞いたことがあっても、漫画やドラマの世界の話では?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
じつはそうでもありません。最近では専業主夫になりたい男性も増えてきているようです。

専業主夫の男性はどのくらいいるのか、どういう生活になるのかを見ていきましょう。

専業主夫って実際はどれくらいいるの?

専業主夫って実際はどれくらいいるの?

平成24年度「子ども・子育てビジョンに係る点検・評価のための指標調査」によると、専業主夫の割合は全体の1.8%でした。

平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概況では国民年金第3号被保険者(20歳以上60歳未満で厚生年金加入者に扶養されている年収130万円未満の人)が男性で11万人となっています。
専業とは断定できないものの、国民年金における扶養の範囲内の収入である既婚男性が11万人ということがわかります。

また、「株式会社SheepDog」が行った「専業主夫願望に関するアンケート」では6割の男性が専業主夫になりたいと回答しており、若い男性の意識の変化が見られます。

女性の社会進出や価値観の変化もあり、専業主夫を選ぶ男性も少しずつではありますが実際に増えてきているようです。

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専業主夫へのイメージとは

みなさんは「専業主夫」と聞いてどう思いますか?
専業主婦の割合は減っていますが、年代によっては「男性が働いて当たり前」という社会的認識があるのが現状です。

内閣府男女共同参画白書 平成30年度版(平成28年度調査)によると、「夫は外で働き,妻は家庭を守るべきである」に対し賛成、どちらかといえば賛成を合わせたポイントは女性37%、男性44.7%。反対、どちらかといえば反対を合わせたポイントは女性58.5%、男性49.4%という結果でした。
昭和54年の調査では賛成が男女ともに7割程度だったところからみると時代に合わせて意識の変化が確実に見られるものとなっています。

「女性が家事をやるのは当たり前ではない」と同様に、「男性が仕事をやるのは当たり前ではない」世の中になりつつあります。

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専業主夫になると生活はどうなる?

パートナーが専業主夫を選んだ場合、生活はどうなるのでしょうか。

想像がつきやすいのは「専業主婦」の家庭。
専業主夫を選んだとしても、誰が大黒柱になるのか、家庭ごとに役割分担が変わるだけです。

収入は妻メイン、もしくはダブルインカムに

収入のメインは妻になることが多いですが、主夫になる前の経歴や知識を生かして在宅ワークを家事と両立させたり、パートをして若干の収入を得ている方も多くいます。また、次のステップに備えて勉強時間にあてる方もいるようです。

女性が仕事に打ち込める

専業主夫・女性が仕事に打ち込め

夫の健康状態がよければ、妻は安心して家庭を任せて仕事に打ち込むことが可能です。
しかし、男女逆である場合と同様に、任せきりにし打ち込んでばかりではすれ違いや不満が生じます。家事分担についても話し合っておくとよいでしょう。

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主夫という選択肢を受け入れられる社会に

主夫という選択肢を受け入れられる社会

子どもがいる場合は特に、家庭と仕事を両立させていくことは難しいものです。
どちらかが家庭をメインにするとなった場合、それは必ずしも女性である必要はありません。それぞれの収入やキャリア、得手不得手から男性が主夫となる選択は今後より増えていくでしょう。

また、人生の段階に応じて、主夫と主婦の交代ということもあるかもしれません。
夫婦で話し合った納得のいくスタイルを社会も受け入れていくようにしたいものですね。

※ 2021年11月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー