同棲するのは少しハードルが高いけれど、彼・彼女ともっと一緒にいたい! そんなときの選択肢として考えられるのが「半同棲」です。 今回は半同棲に関するメリット・デメリットなどをまとめました。
半同棲とは?同棲との違いは生活の基盤が他にあること
半同棲とはお互いに家があるけど、しょっちゅうどちらかの家に泊まり私物が常備されていて、半分同棲状態になること。
同棲のように引っ越すわけではないので住民票や生活の基盤は自分の家にあるままで、両親への挨拶がされないままのことも多いようです。
一緒にいられる時間が増えて幸せな分、生活費や家事の分担があやふやだとストレスが生じることも。
今回は、恋人と半同棲状態になることのメリットとデメリットを紹介します。
半同棲するメリットは?
お互いに家はあるものの泊る回数が多くなれば、一緒にいる時間が長くなるので、一緒に生活することを具体的にイメージしやすくなります。
また、同棲のようにだらだらと続いて結婚のタイミングを見失うといった心配がないことも挙げられます。
他にも大きなメリットとしては次の3つが挙げられます。
お互いの自由がある
あくまでも自分の家がメインで、お互いの都合が合う時に一緒に過ごすことができるので、友だちとの予定がある場合などに気兼ねする必要なく、自由が確保できます。
親の許可を取る必要がない
外泊の連絡はしたほうがよいですが、一緒に暮らすのとは違い、親にお伺いを立てる必要はありません。
別れたときのダメージが少ない
同棲の場合はそこに生活してるので、引っ越したり住民票を異動したりと別れの場合の手続きや労力、そして生活が変わるストレスとダメージが大きいもの。 いっぽう半同棲は自分の生活というベースは失わないままなので、たとえ別れたとしても同棲に比べるとずっとダメージは小さく済みます。
半同棲のデメリットは?
半同棲は恋人関係の延長で起こることなので、親に挨拶もせず半同棲状態を続けているというカップルは多いはず。
ただし親からしてみると、結婚や挨拶もせず人の家に上がり込んで生活しているという、けじめがなくダラしない印象になります。
お互いの親に知られたら恋人の印象を悪くしてしまうため、もし結婚を視野に入れているなら結婚の障害になりかねません。
せめてお付き合いをしているという挨拶
だけでもしておきましょう。
また賃貸にひとりで入居した際、大家さんとは入居者はひとりであるという契約を交わしています。
もし半同棲状態が判明したら契約違反なので即退去を命じられても文句は言えません。
ひとり暮らしの人が集まっているアパートなどでは、ふたり暮らしになって会話や物音が増えたことで騒音問題になることも。
一緒に住むなら大家さんにきちんと許可をもらって同棲生活をすることをおすすめします。
この他、次の3点がデメリットとして考えられます。
無駄な出費がある
お互いがひとり暮らしの場合、どちらかの家で過ごすことがメインになっていると、使っていない家の家賃や光熱費が無駄になってしまいます。 どちらかの家で過ごす時間が長いなら、いっそのことふたりで住んでしまった方が無駄なお金はかかりません。
お金や家事負担で揉めやすい
家をお互いに行き来するのではなく、どちらか一方の家に滞在が偏っているカップルは多いはず。
その場合、よく使う方の家主は消耗する生活雑貨も増え、食費や光熱費も上がるので金銭的な負担がかかります。
その上、家事をするのは家主に偏りがちです。 金銭的な負担・家事の負担が一方にかかりすぎてストレスを感じてしまう人は多いようです。 このストレスは抱え込みすぎると破局の原因になることもあるので、早めにふたりで話し合いお金や家事を公平に負担するようにしましょう。
家主にストレスがたまることも
どちらかの家が拠点となって半同棲の場合、きっちりと半同棲というペースを守れればよいのですが、いつの間にか同棲のように過ごす時間が長くなって、入り浸られているようでストレスがたまったり、家で過ごすことが定番となり外にでかけるデートの頻度が減ったりということも。 親しき中にも礼儀ありを心がけることも大切です。
半同棲を始めるときに決めておきたいルール
ふたりのペースがうまく合えば楽しい半同棲。 最初にお互いのペースを乱さないように、希望を出しあってルールをきめておくとスムーズですね。
泊まる頻度について
週末だけにしておく、など最初に頻度を話し合っておくなどを決めたほうがお互いに予定を入れやすくなります。
都度予定を確認するのは面倒に感じストレスの元となりかねませんので、初めに曜日を決める、その週の初めに予定を確認して決めておくなどのルールも決めておいたほうがいいでしょう。
お金の負担について
家で過ごす時間が長くなれば、家での食事もありますし、細かいことをいえば水道の使用量も増え、日用品の消耗もひとり暮らしに比べて速くなります。 家主側ばかりに負担が偏らないように、話し合っておきましょう。
家事の分担について
過ごす時間が長くなれば、家事の問題も見過ごすことはできません。 掃除、洗濯、買い物、料理、ゴミ出しなど、分担したり、一緒にしたりして負担に感じないよう にできるといいでしょう。
合鍵の管理について
同棲と違って、半同棲は合鍵を渡す・渡さないはその家主の考え方によってわかれます。
合鍵を渡された場合でも、賃貸の場合はあくまでも借りている鍵。
退去の場合は返却しなければならないものなので、取り扱いは慎重さが必要です。
また、合鍵を渡された場合でも、予定にない訪問は連絡をしてからにするなど、自分の家ではないという意識は常にもっておいたほうがよいでしょう。
半同棲はお互いに自立した生活があることがメリットですが、中途半端な状態だからこそいろいろなデメリットもあるようです。半同棲を次のステップにつなげていけるように、お互いのペースを大事にしつつも、計画性やけじめをもっていけるといいですね。
※ 2021年4月 時点の情報を元に構成しています
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