「好きなタイプは?」と聞かれて、返答に困ったことはありませんか?
飲み会や婚活の場、マッチングアプリのメッセージでよくあるこの質問。場を盛り上げたり、相手との関係性を進展させるための大切なコミュニケーションの一つと捉えることもできます。
特に、気になる相手から聞かれると、相手への気持ちをアピールしたり、自分をアピールするチャンスです。今回は、相手への恋の期待度に応じて、好きなタイプを聞かれたときの上手い返し方を男女別にご紹介します。
好きなタイプを聞いてくる男女の真意とは?
まず、「好きなタイプは?」と聞いてくる相手は、どのようなことを考えているのでしょうか。その心理を解説します。
相手に好意がある
ストレートに好意を持っている相手への、恋愛トークへの入り口としての質問かもしれません。相手の恋愛観を知るための一般的な質問でもあり、つまり相手は、「あなたのことをもっと知りたい、距離を縮めるきっかけを掴みたい」と思っている可能性が大きいのです。
自分が恋愛対象になるか確かめたい
好意とまではいかないにしても、「相手にとって自分が恋愛対象になるのか気になっている」ということも考えられます。どのような返答であれ、そこから恋愛トークに進展することができますし、その会話を通して、相手の恋愛観や価値観を知ることができます。
「脈アリ」かどうか確認したい
相手が自分をどう思っているのか、「脈アリ」かどうか確認したいのかもしれません。好意を抱いているけれど、まだ告白はできない。そんな時に「相手の気持ちを知り、告白のきっかけを掴みたい」と思っての質問だとも考えられます。
相手のことをもっと知りたい
明確な好意ではなくても、相手に興味があり、知りたいと思っていることもあるでしょう。友人でも恋愛相手でも、会話やメッセージのやりとりを通じて関係を深めていくもの。また、その会話自体を楽しみたいという気持ちもあります。
場や会話を盛り上げたい
単に、その場や相手との会話を盛り上げたいという気持ちで、「みんなで盛り上がりやすい恋愛トークを持ち出しただけ」ということもあります。マッチングアプリや婚活の場であれば、定番のやりとりかもしれませんね。
気になる相手への返し方
好きなタイプを聞かれたら、相手が自分に興味を持ってくれている可能性が大きいです。自分が相手をどう思っているか、恋の期待度に応じて返し方を工夫したいところです。気になる相手に対する上手な返し方を紹介します。
相手の特徴や長所を答える
「これって自分のこと!?」と相手に意識してもらえるように、相手の特徴を挙げて答えるのがベスト。相手が現在頑張っていることや、相手の長所と思うことを入れてみて。具体的な例を挙げて詳しく伝えるほど、相手との距離も縮まります。
返し方の例
・年が離れている相手に「年下よりも年上の人が好きだな」
・友達付き合いが多い相手に「友達が多い人っていいよね」
・スポーツを楽しむ相手に「スポーツを頑張っている人が好き」
・ショートヘアの相手に「ショートヘアが似合う子が好き」
・メガネをかけている相手に「メガネをしている子っていいよね」
・家族の話が多い相手に「家族を大切にする子が好き」
相手のコンプレックスを肯定してあげる
さらに、相手がコンプレックスに感じているであろう部分を魅力として答えると好印象です。相手の自信も高まり、一気に距離が縮まる可能性もあります。
返し方の例
・身長が低いことを気にしている相手に「目線が同じくらいの方が安心感があっていいな」
・細身なことを気にしている相手に「ムキムキな人は苦手。華奢な人が好き」
・不器用な相手に「不器用な子が一生懸命頑張っている姿がかわいいよね」
・一重を気にする相手に「ぱっちりしているよりも、大人っぽいクールな目元の子が好き」
名指ししてストレートに答える
狙っている相手に好みのタイプを聞かれたら、好意をアピールするチャンス!「〇〇くんみたいな人」と好きな相手を名指ししてストレートに答えてみてはいかがでしょうか。
もっと相手をドキドキさせたいなら、「一緒にいて落ち着ける人が好き」「〇〇さんといると落ち着くんだよね」なんてアプローチするのもアリです!
恋愛に発展するかもしれない相手への返し方
合コンや婚活パーティーなど、これから恋愛に発展するかも!? という場では、好感度がアップするような返答がおすすめです。
誰にでも当てはまる答えを言う
出会いの場での上手な返しは「一緒にいて楽しい人」「優しい人」など、性格や相性面から多くの人に当てはまりそうな返答です。さらに、自分の好みやプロフィールをアピールしつつ、誰にでも当てはまりそうな返答をすると、相手の興味も引けて恋愛のチャンスが広がるかもしれません。
回答が思いつかないときや、好きなタイプが特にないときの返し方としてもおすすめです。
返し方の例
・「一緒にいてラクな人がいいな」
・「付き合ったら、ふたりの時間を大切にしてくれる人だとうれしい」
・「ごはんを作るのが好きだから、おいしく食べてくれる人がいい」
・「飲むのが好きだから、ノンアルでもいいから一緒に楽しく付き合ってくれる人かな」
相手の「好きなタイプ」に近い答えを言う
先に相手の好きなタイプを聞いていたなら、相手の好きなタイプに近い答えを言うのも手です。好みが似ているとわかると親近感が生まれ、「この人とは価値観が近いのかも」「気が合いそう」と思ってもらえる可能性も高くなります。
返し方の例
・「私も〇〇さんと一緒で、嘘をつけない人が好き」
・「食事を一緒に楽しめる人がいいの、わかります」
・「ふたりの時間も大事だけど、自分の時間も必要ですよね」
期待してほしくない相手への返し方
興味のない相手に聞かれてスルーしたい場合は、あえてそれ以上は突っ込まれない返答にするのがベストです。
相手に当てはまらない特徴を答える
当てはまりそうな返答をして「いけるかも!」と思われるより、「恋愛対象外かな」と思わせるような返し方のほうがいいかもしれません。あからさまにならないように気をつけつつ、相手に当てはまらない特徴を答えるといいでしょう。
返し方の例
・「アウトドアが趣味とか、アクティブな人がいいな」
・「私がアニメが好きだから、相手も好きだとうれしい」
・「意外と寡黙な人をいいなって思うことが多いです」
返し方の例 - 「アウトドアが趣味とか、アクティブな人がいいな」 - 「私がアニメが好きだから、相手も好きだとうれしい」 - 「意外と寡黙な人をいいなって思うことが多いです」
無難な答えでまとめる
核心に触れずに無難な返しで乗り切るなら「好きになった人がタイプ」「価値観が一緒の人が好き」がおすすめです。相手がそれ以上食いついてくる場合は、好意を持たれている可能性もあるので、相手の真意を知りたい場合にも有効です。
人気の芸能人を答える
誰もが納得するような人気の芸能人の名前を挙げるのも無難な返し方です。そこから恋愛トークを脱して芸能トークに移るという手もあります。恋愛トークに乗り気でない姿勢を見せれば、それ以上深掘りされることは少ないでしょう。
「ご想像にお任せします」とはぐらかす
「下手に答えてめんどくさいことになりたくない!」というときは、「ご想像にお任せします」とはぐらかしてしまうのが一番です。それでもしつこく聞かれた場合は、相手と逆の容姿や性格の人を例に出して撃退しましょう。
芸能人で聞かれたときの返し方
「芸能人にたとえると?」と言われると、答えに困る人も多いのではないでしょうか。容姿やステータスの飛び抜けている芸能人の名前を聞くと、相手は「そんな相手には敵わない」と思ってしまうかもしれません。
そこで、ただ芸能人の名前を出すだけでなく「俳優の〇〇さんの優しそうな雰囲気が好き」「モデルの〇〇さんの天然なところがかわいいと思う」など、外見ではなく、性格や雰囲気で答えるのがベターです。
相手の好きなタイプを聞き出すテクニック
質問してきた相手が気になる人なら、相手の好きなタイプも知りたいですよね。さりげなく相手の好きなタイプを聞き出すテクニックを紹介します。
同じ質問をしてみる
質問に答えたあと、その流れで相手にも聞き返すのがおすすめです。自然な会話の流れで聞くことができ、会話も広がりやすくなります。そして、相手の回答を聞いたら「あーそれ大事だよね」「そういう人っていいよね」と共感のコメントをすることが大切です。
また、「あー…私と全然違うね」と言って残念そうにしてみたり、「私もそんな風になれるように頑張る」と、自分が意識していることをアピールしてみるのもアリ!
相手が共感しやすい返し方をする
好きなタイプの内容そのものというより、言葉選びによって相手が共感しやすい返し方をするのもおすすめです。「同じかも」「わかる!」といった共感は、ふたりの心の距離をぐっと縮めてくれます。
相手が話していた言葉や言い回しを真似てみるのもいいでしょう。
返し方の例
・「やっぱり包容力のある人が落ち着くと思いません?」
・「言葉遣いのきれいな人って魅力的だよね!」
・「共通の趣味があると楽しそうですよね」
会話の内容に対して自然な質問を重ねる
「好きなタイプは?」だけでなく、会話の内容に対して自然な質問を重ねられると、相手との会話が弾みます。深入りするのではなく、答えやすい質問をするのがポイントです。
質問の例
・「映画が好きなんだよね? 好きな人とはやっぱり一緒に観に行きたい?」
・「アウトドアっていうと、最近はどこに行ったの? おすすめの場所ある?」
・「外食だったらどんな店に行くことが多いですか? デートで行きたい店ってあります?」
恋のチャンスを逃す「好きなタイプ」のNG返答
返し方によっては、恋のチャンスを逃してしまうこともあります。次のような返し方にならないように注意しましょう。
具体的すぎる条件を言う
芸能人で答える場合と同じで、「爽やかイケメン」「年収〇〇万円以上」など、外見や収入面の具体的な回答をすると、相手のコンプレックスを刺激してしまったり、高望みする人だと思われたりして、引かれてしまう可能性があります。
素直に自分の好みを伝える場合でも、雰囲気や性格で答えたり、抽象的な回答にするのが無難です。
否定的な言い回し
「束縛する人は無理」「こまめに連絡をくれないと嫌」など、ネガティブな返答は「めんどくさそう」と思われる可能性があります。また、「友達が多い人はかまってくれなくなるから嫌!」など、過去の恋人との付き合いをイメージさせる返答も避けたほうがいいでしょう。
同じことを答えるにしても「友達付き合いも大事にしたい」「まめに連絡をくれる人だと安心かも」のように、ポジティブな言い回しを意識すると良いです。
二次元キャラやマイナーな芸能人を例に出す
芸能人で答える場合には、相手が理解できることが前提です。マイナーな芸能人や二次元キャラの例を出すと「それ誰?」となり、会話が止まってしまう可能性もあります。不安な時は「漫画ってよく読む?」「〇〇ってドラマ観てる?」など、前置きをしてから話すようにすると良いでしょう。
一枚上手な返答で気になる相手をドキッとさせて
自分の好きなタイプを素直に答えるのも良いですが、どう思われたいのかを意識して答えることで、相手をドキッとさせることができるはず。返答例を参考にして、恋のチャンスをものにしてくださいね!
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※ 2025年4月 時点の情報を元に構成しています
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