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仏前式ってどんな挙式スタイル?神前式との違いや挙式の流れをご紹介!

2023.10.27

仏教とのかかわりが深い日本なのに、あまりなじみのない「仏前式」
あまり聞き慣れない仏前式ですが、著名人では市川海老蔵さん夫妻、安めぐみさん夫妻がこの挙式スタイルで行ったことが話題となりましたよね♡

そこで今回は、気になる仏前式の全貌をご紹介していきたいと思います!

仏前式は神前式とは違うの?

仏前式とは

神さまの前で誓いを立てる「神前式」に対して、仏さまの前で誓いを立てるのが「仏前式」となります。
あまり聞きなじみがないですが、神前式と同じように日本古来から存在する挙式スタイルです。

仏前式は、「仏さまとご先祖さまに感謝を捧げ、来世までの結びつきを誓う」という仏教の教えに沿って執り行われます。
来世までの結びつきを誓うなんてロマンチックですよね*

仏前式は、新郎新婦どちらかがその宗派の信徒であることが基本ですが、最近では関係なく執り行うことができる寺院も数多くあります。

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仏前式は「お寺」か「自宅」で執り行う

仏前式は「お寺」か「自宅」で執りおこなう

一般的に仏前式は、寺院にて執り行われます。
基本的には、新郎新婦どちらかのの宗派のお寺、または家族・親族ゆかりのあるお寺を選びます。

また、仏前式は自宅で行うこともできるのです!
その場合は、僧侶を自宅まで招き仏壇の前で執り行います。

【47都道府県】仏前式がおこなえる会場を探す

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仏前式を選ぶうえでチェックしておきたいポイント

①会場を手配できるかどうか

仏前式でおさえておきたいポイント

仏前式は他の挙式スタイルと比べて、できる会場が限られています。
お寺だからといって、挙式が必ずしも行えるとは限りませんので注意してください。

また仏前式を行う場合は、お寺・自宅では基本的に挙式のみ行い、別会場で披露宴を行う形となります。
そのため自分たちで披露宴会場を手配する必要がありますので、そちらも可能であるかどうかを検討する必要があります。

②挙式参列ゲストは、原則家族・親族のみであること

仏前式でおさえておきたいポイント

仏前式は、神前式同様に基本的に家族・親族のみで執り行われます。
しかし最近では、友人も参列を許可しているお寺が増えました。
式場を探す場合、友人にも参列してほしいと考えているおふたりはぜひそこもチェックしてみましょう!

③参列者には「数珠」の持参をお願いする

仏前式でおさえておきたいポイント

挙式に「数珠」が必要なのも仏前式ならでは。
参列者には招待状を送る際に「当日数珠の持参をお願いいたします」といったお願いのメッセージをいれるようにしましょう。

④両家の宗派を確認する

仏前式でおさえておきたいポイント

仏前式を考えている場合は、まず両家の宗派を確認するようにしましょう。
また、仏教以外の信仰しているという場合は仏前式以外を検討しなければならないケースも出てくるので、最初にそこを話し合っておくのは非常に大切です。

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仏前式のメリットとは

では次に、仏前式のメリットを見てみましょう!

①感謝の気持ちと結びつきを感じられる挙式

先にも述べたとおり、「仏前式」は来世までの結びつきを誓うとっても素敵な挙式スタイルです。
先祖代々のご先祖さまを大切にする仏教のもと思いを巡らせ合掌をすると、ご先祖さまから脈々と受け継がれてきた自分の命や周りに生かされているありがたみを感じることができますよ♡

②参列者の印象に残りやすい

仏前式のメリット

仏前式は参列するゲストも今まで体験したことがない!という人も大勢いるはず。
なので、非常にゲストにとっても思い出に残ること間違いなし*
両親を始め参列してくれた方々の記憶に末永く残るような、あたたかい結婚式が叶いますよ♡

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気になる!仏前式の流れ

仏前式の流れ

ここからは、気になる仏前式の流れをご紹介します!

1. 入堂

先に親族と参列者が本堂に入堂し、着席。
そのあとに新郎新婦のお世話をしてくれる媒酌人(ばいしゃくにん)が入堂し、最後に式を執り行う司婚者(僧侶)が入堂し焼香をします。
ここで一同は合掌します。

2. 敬白文朗読(けいびゃくもんろうどく)

司婚者が仏前に向かい、これから結婚式を行うことを報告します。

3. 念珠授与(ねんじゅじゅよ)

念珠とは、「数珠」のことを指します。
司婚者から、白い房の念珠を新郎が、そして赤い房の念珠を新婦が授かります。
両者ともに両手で受け取り、左手の四指にかけて結婚式の終わりまで持ちます。
これは、仏前式でもっとも大切な儀式です。

4. 指輪の交換

指輪の交換を行う場合は、このタイミングで行います。
司婚者から指輪を受け取り、お互いの薬指にはめます。

5. 司婚の儀(しこんのぎ)

司婚者が新郎新婦に結婚の誓いを問い、新郎新婦は誓いを述べます。
さらに誓いの言葉である「誓詞(せいし)」を読み上げ、結婚の成立となります。

6. 焼香(しょうこう)

左手に念珠を下げ、新郎新婦の順に焼香し、合掌礼拝をします。

7. 誓杯(せいはい)

これは、神前式の三献の儀(三三九度)にあたるもので「式杯」とも呼ばれます。
神前式とは順番が逆で、新婦・新郎・新婦の順で行われます。

8. 親族固めの杯

参列者一同で祝杯をあげます。

9. 法話

司婚者がお祝いの言葉と、仏教の教を伝えるありがたいお話「法話」を説いてくれます。

10. 退堂

宗派によりますが、新郎新婦から退堂します。

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仏前式での衣装は「和装」

仏前式では、神前式と同様に和装を着るのが基本的なスタイルとなります。
花嫁さんは「白無垢」 、新郎は「紋付羽織袴」を着用する方が多いですね*
しかしじつは、仏前式ではこれといって衣装に決まりごとはありません。
なので、ウェディングドレスで仏前式を行うこともできるのですよ!

また、お寺や自宅で挙式を行う際には衣装を自分で手配する必要があります。
その辺もぜひ忘れないようにしておきましょう*

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まだまだあまりなじみがない「仏前式」について理解は深まりましたか?
来世の結びつきも誓うってこれまでの人生では滅多になくてとっても素敵ですよね♡
伝統を重んじた厳かな仏前式を挙げてみませんか?

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※ 2019年10月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー