決断させた理由は何？婚約破棄に至ってしまったカップルのエピソード

プロポーズを受け、承諾し、両家の顔合わせや式場の下見も順調に進んでいる中、一方的に婚約を解消するのが婚約破棄。
幸せ街道を歩いていたはずの二人に、どうしてそのようなことが起こってしまうのでしょうか。

今回は結婚式場選び口コミサイト「みんなのウェディング」編集部員の周りで実際に婚約破棄に至ってしまったカップルのエピソードをご紹介します。

【地方に嫁いでいくことに突如大きな不安を抱いてしまった】

数年前、いとこが今度結婚するという報告を受けました。いとことお相手の女性は共に関西の大学で出会い、就職で共に東京に出てきてお付き合いを続けていたそうです。順調に交際が進み、結婚も考えだしたとき、いとこの家は自営業なので、そろそろ家業を継ぐために九州にある実家に戻りたいという話に。

女性の実家は九州ではありませんでしたが、ついてきてくれることを約束したそうです。
結婚式はどこで挙げて、などという話も進んでいたそうですが、結局婚約破棄に至ってしまいました。その理由は、彼女のおばあさんが昔九州に嫁いだとき、執拗なイジメを受けたそうで、九州の家に嫁ぐということにあまり良いイメージを持っておらず、それが彼女本人にも影響したみたいです。

知らない土地に嫁いでいくのは誰でも不安なもの。そこに身近な人の体験談が加わってしまうと、不安は大きくなるばかりですよね。
そんな不安を抱えたままお嫁にいくことはできなかったそうです。
同じ女性としてはよく分かる気がします。
時間が解決してくれることでもなさそうですし、難しい問題ですね。

【婚約を機に同棲を開始、大型テレビの購入が婚約破棄のきっかけに】

学生時代のバイト先で知り合った方のエピソード。プロポーズを受けてもらったタイミングで同棲を始めたそうです。
結婚前に同棲をスタートさせるのは最近では珍しくないですよね。式場の契約も済み、二人で結婚式の準備を進めていたある日のこと。私の知り合いであるその男性が、彼女に何も言わずに大型のテレビを購入したそうです。
ちょうど今まで使っていたテレビが古くなっていたからだそう。
一つのサプライズのつもりでもあったそうです。

ところが、家に帰ってきてそのテレビを見た彼女は大激怒。「こんな大きなものを買うのに一言も相談がないなんて」というのが怒った理由だそう。確かに言われてみればそうですね。
そのまま彼女は家を出ていき、いつもの喧嘩のように数日すれば戻ってきて仲直りできると思っていたら、「これから大事なことを何も相談なしに一人で決めて行くような人と結婚はできません」と婚約破棄を言い渡されたそうです。
本当に予想だにしていなかった事態ですよね。

でも、彼女の言うことも分からないではありません。お金が関わることに関しては、夫婦で相談して決めるというのが基本的なルールですよね。
今回はテレビでしたが、今後車や家など相当な額のものを勝手に購入してくるのではないか、そんな不安を抱いてしまったのかもしれませんね。
彼女にサプライズをするのはとても大事なことですが、物やタイミングは慎重に考えた方がいいようですね。

※ 2021年4月時点の情報を元に構成しています