引っ越しが決まったら、まずやることは、引っ越しの手続きはもちろん、業者を選ぶことです。引っ越しの費用は、荷物の量、移動距離のほか、業者によっても異なります。
まずは引っ越し業者から見積もりを取り、内容を検討しましょう。
そこで今回は、新生活&新婚は必見!引っ越し業者を選ぶときのチェックポイントをご紹介します。
1.形式別で選ぶ引っ越し業者
引っ越しが決まったら、荷物を新居に運ぶ手段を考える必要があります。
自分たちで運ぶ!というカップルもいるようですが、多くのカップルは引っ越し業者に依頼するのではないでしょうか?
さて、インターネットをみても、たくさんの引っ越し業者があって、いったいどのように選べばよいのか迷ってしまうことでしょう。
もちろん、結婚資金や新生活費用のことを考えると、できる限り引っ越し費用を安く抑えたいものですよね。 けれども、費用だけに注目してはいけません。
なぜなら、引っ越し業者を決める際には、自分たちの荷物の分量や移動距離も含めて、また業者の特徴も加えて、検討する必要があるのです。
自分たちに合った引っ越し業者を選ぶ
【大手引っ越し業者が向いているパターン】
- 荷物が多い
- 取り扱いに注意が必要な荷物がある
- 高価な荷物がある
- 引越し先を絶対に傷つけてほしくない
大手引っ越し業者は、一般的に保有トラック数や作業員数が多いため、梱包にも時間をかけ丁寧におこなってもらえ、補償を含めたアフターケアの充実をうたっているところが多いようです。
一方、サービスが充実している分、費用は高いといわれています。 値引き幅も少ないことが多いため、必ず数社から見積もりをとって交渉するようにしましょう。
【中小引っ越し業者が向いているパターン】
- 荷物が多い
- 高価な荷物はそれほどない
- サービスは必要最小限でよい
- 料金を抑えたい
中小の引っ越し業者、地元密着型の引っ越し業者は、一般的に大手事業者より料金が低めに設定されていると言われています。
あまり名前は知られてないものの、費用が安くて、作業も問題なかった!と、コストパフォーマンスがよい、といわれるパターンです。
また、値引き交渉にも応じてくれることが多いようです。 しかしながら、「中小だからきっと安いはず」と思っていたところ、同様の内容で大手業者とそれほど金額の差がでなかった、ということもあるようです。
必ず数社から見積もりをとりましょう。
【単身用パック・午後便・混載便が向いているパターン】
- 荷物が少ない
- 高価な荷物はそれほどない
- 自分で梱包してもよい
- 時間の自由が利く
- 料金を抑えたい
このパターンのメリットは、大手業者、中小業者と比べて、費用が抑えられることでしょう。
荷物の大きさや量が少なく、近距離での引っ越しの場合に向いています。
一方、トラック1台と作業員1名くらいしかいないので、人手が必要となるような大きな荷物があって、量が多く、引越し先が遠距離の場合は向いていません。
午後便は、明確な時間は指定できない分、費用が安く設定されています。
また、混載便は、同じ方面に向かうトラックの中に、他人の荷物と一緒に積み込まれるタイプで、日時など指定ができない分、料金は低めです。
地域密着型の「赤帽さん」もあり、いろいろなサービスに対応してくれるようです。
2.安くするためできる工夫
結婚費用も、新生活費用もかかるのですから、できるかぎり節約したいですよね。
引っ越し料金の構成
一般的に、引っ越し料金は次の構成から成り立っています。
「運送費+人件費+梱包費+保険料+オプション」
【運送費】
トラックの大きさ、トラックの台数、作業時間、輸送距離で算出されます。
トラックの大きさは、
- 2LDKで4トントラック1台
- 3DK~4LDKで4トンロング台
が基準のようです。
荷物の多さによっても変わりますが、多くの業者は間取りを目安に荷物料を算出しています。
【人件費】
作業員に人数によって決まります。 人数は、
- 3DK~4LDKで3~4人、1人あたり1万5000前後
が基準のようです。
梱包費、保険料、オプションについては、自分たちがどこまで自力で行えて、どこまでのサービスを業者に求めるかによって、交渉の度合いが変わってきます。
費用を節約する方法
一般的に、費用を節約する方法には、次のポイントがあげられます。
- 引っ越しシーズンを外して依頼する
- 時間帯を遅くする
- 土日祝日を避ける
- 早めに手配する
特に、
- 春 : 特に3~4月
- 秋 : 特に10月
は一般的な引っ越しシーズンです。
費用をとにかくおさえたいならば、このハイシーズンを避けることが一番ですが、もしこの時期に引越し会社に依頼するならば、早めに業者を手配し、しっかりと料金交渉をしましょう。
引っ越しまでの日程が迫っていると、引っ越したい日に手配できる業者が限られてしまい、また繁忙期には料金の交渉が思い通りにいかない場合がふえてきます。
いまではインターネットの料金比較サイトなど、充実しています。
業者間でも費用については他社を意識しているため、値段交渉をしやすい環境ではあります。
ただ、値段だけでなく、大切な荷物をしっかり運んでくれるかどうか、事前に業者と打ち合わせ、確認をとることが大切ですね。
※ 2021年2月 時点の情報を元に構成しています
「引っ越し・公的手続き」 の キホン に含まれています