結婚式のご祝儀袋|表書き・中袋の書き方から金額やふくさのマナーまで

みんなのウェディング編集部
最終更新日 2017.08.31
結婚式のご祝儀袋|表書き・中袋の書き方から金額やふくさのマナーまで

結婚式に持って行くご祝儀袋には、表書きや中袋の書き方、ふくさの包み方、受付での渡し方など、知っておきたいマナーがたくさんあります。 そこで、ご祝儀袋の選び方やご祝儀の金額相場、表書き・中袋の書き方まで基本マナーを分かりやすくご紹介します。

正しいご祝儀袋の選び方

金額とご祝儀袋の格はつり合うように

ご祝儀袋は、包む金額によって種類が異なります。
目安として、入れる金額の1/100くらいの値段のご祝儀袋を選ぶのが好ましいとされています。
例えば、都合上3万円以下を包むような場合に、「見た目は豪華にしたい!」とご祝儀袋だけ高価なものにしてしまうのはマナー違反となります。
逆に、大きな額を包む場合には、ご祝儀袋もそれに見合った格の高いものを選びましょう。
また、ご祝儀袋には「一度結んだらほどけない」結び切りの水引き がついたものを使うのがマナー とされています。
蝶結びの水切りは「ほどいて何度でも結び直せる」ことから、結婚式ではNGです。

1万~3万円程度のご祝儀袋

紅白、または金銀の「結び切り水引」のご祝儀袋。 高級貝のあわびを模した「あわじ結び」が基本の形です。

3万~5万円程度のご祝儀袋

金銀の「結び切り水引」の基本の形に装飾を施したご祝儀袋。 表書きの部分が短冊ではなく、檀紙(波状に折り込まれているもの)は格の高いご祝儀袋です。

5万円以上のご祝儀袋

華やかな飾り結びの「結び切り水引」のご祝儀袋。 上質な和紙が使われているタイプ。 鶴や亀などの縁起物が描かれているご祝儀袋も適しています。

友人や後輩へのご祝儀の場合

ご祝儀袋の色は「白」が基本ですが、最近のご祝儀袋はデザインや色もさまざま。
カラフルなものやデザイン性のあるご祝儀袋は、親しい友人や後輩の結婚式へのご祝儀を包む際に選ぶことができます。
贈り主の個性が表れたご祝儀だと、新郎新婦のために選んだということが伝わり喜ばれることでしょう。
ただし、先輩や上司へのご祝儀にはこういったご祝儀袋は好ましくないため、通常の「白」を貴重としたものを選びましょう。

ご祝儀袋はどこで買える?

ご祝儀袋は文房具屋さんやスーパー、百貨店など幅広い場所で売られています。 近年はコンビニでも販売しているところが増えてきました。 冒頭で紹介した通り、金額に応じて選ぶご祝儀袋が変わってきます。 可愛いものや、華やかなものを選びたい時は百貨店や文房具屋さんで購入するのが良いでしょう。 また、ご祝儀袋の表書きに「寿」など名目があらかじめ印刷されているのを選ぶと便利です。

ご祝儀の金額相場

ご祝儀を包む金額にもマナーがあります。
割り切れない数字である「奇数」 がよしとされております。 これは、ふたりの仲が分かれないようにという意味が込められています。
万が一、千円札や五千円札を混ぜる場合も、奇数枚数にするようにしましょう。

  • 1万円…結婚式に出席しない場合の相場、または未成年の子どもの相場
  • 3万円…友人・知人、会社の同僚の場合の相場
  • 5万円~10万円…兄弟・姉妹、親戚などの親族の場合の相場

子どもがいる場合のご祝儀

基本的に、未成年の子どもに関しては親が一緒にご祝儀を包む場合が多いです。
目安としては、小学生までの子どもがいる場合は1万円、中学生以上の子どもがいる場合は2万円となっています。

欠席の場合

事前に欠席
親戚以外の結婚式で、式自体に出席できない場合は、1万円を相場としてご祝儀を送ります。 送付方法は、現金をご祝儀袋に入れて、そのご祝儀袋をさらに現金書留の封筒に入れます。 包む金額も少ないため、ご祝儀袋もシンプルなものを選びましょう。

出席と返信したのに欠席
招待状に出席と返信していたのに、やむを得ず欠席する場合。 式の2~3週間前で、まだお料理や引き出物のキャンセルがきく時期であれば、出席する場合の金額の半分、もしくは3分の1(一人1万円前後)を目安にした現金かお祝いの品を渡すのが一般的です。

結婚式当日の欠席
当日急遽欠席する場合は、すでにお料理や引き出物の準備が完了したあとなので、当然「包む予定の金額」のご祝儀を渡しましょう。
披露宴後、新郎新婦の新生活が落ち着いた頃に、ご祝儀とともにお詫びとお祝いをすると良いでしょう。


表書きの書き方

1名の場合

水引の下にフルネームで名前を記入します。 この時注意すべきことは、くっきりはっきり明記し、表書きの名目(「寿」など)よりも少し小さめに書くことです。

連名(2名)の場合

主に夫婦でご祝儀を渡す場合にはこの画像のように、ご祝儀袋の右側に夫の名前を、左側に妻の名前を記入します。名字は両方につけてもかまいません。

会社の部のメンバー・同僚や友人などの複数人でご祝儀を包む場合は、先述の通り、中央に目上の人の名前を書き、そのあとは左へ順に連名にします。

連名(3名)の場合

3人でご祝儀を贈りたいという場合は、目上の人の名前を右に書きます。 そのあとは、左へ順に名前を書きます。
友人同士で贈る場合は、右から五十音順がスマートです。

連名(4名以上)の場合

連名は3名が限度です。 4名以上は代表者の名前を中央に書き、その左側に「外一同」と書き添えます。また、別紙に全員の氏名を書いて中包みに同封します。

毛筆や筆ペンで書く

ご祝儀袋の表書きは、毛筆や筆ペンで書きましょう。
誰でも読みやすいように、楷書体で濃くはっきりと記入します。
筆は軽くもち、筆の弾力を生かしてかきましょう。
ペンをもつ時よりも、少し立てて書くと、文字がつぶれません。
なお、「薄墨」の筆や、「ボールペン」「万年筆」はNGです。

名目の書く際の注意

名目は、すでにプリントされたご祝儀袋も多いですが、自分で書く場合には、「寿」「御祝」「御結婚御祝」等を書くのが適切です。
4文字は「死文字」と言われお祝いごとには不適切とされているため、「祝御結婚」などは避けるようにしましょう。

中袋の書き方とお札の入れ方

表面:金額の数字は旧字表記にする

中袋に金額を記入する場合は、必ず「金○萬円」と書き、数字は「旧字体」で書く のが正式とされています。
各漢数字に応じた、旧字をご紹介します。

新札を用意する

お祝いごとはきちんとしたフォーマルな場ですから、包むお金には必ず新札 を用います。 また、お札はすべて向きをそろえて中袋に入れます。
上記の画像のように、中袋を開いたときに、お札の表(肖像が印刷されている面)が上 になるように入れましょう。

特に結婚式は、事前に予定を知らされているものですから、早めに銀行などに行ってきちんと新札を用意しておきましょう。
もしも、新札の用意を忘れていた場合は、以下の2つの方法がおすすめです。

  • アイロンでお札のしわをのばす
  • 会場のフロントで新札に替えてもらう   

裏面:金額や住所はきちんと書く

新郎新婦が、あとでご祝儀を整理する際に、金額と住所が書かれていないと大変困ります。 受け取る側のことを考え、必ず金額と住所は記入しましょう。 中袋には、金額欄・住所欄が印刷されている場合が多いです。 「相手も自分のことを知っているし…」と、ご祝儀の中袋に何も書かないのはNGです。
本来は、ご祝儀袋と同じく中袋も筆文字が理想ですが、しっかりした濃い黒字であれば、サインペンなどでも大丈夫です。
また、筆で記入する場合でも、郵便番号の数字は読みやすいようにペン字で書くといいでしょう。

ご祝儀の包み方

お祝いごとは「上向きを表」に

上包みの裏側の折り上げ方は、特に気をつけたいマナーのひとつ。
結婚式のようなお祝いごとでは「喜びは天を向く」「幸せをもらい受ける」という意味で、上向きに折り返されている方を表 に重ねて水引きを通します。
ちなみに、下向きを表にするのはお悔やみごとの場合です。注意しましょう。

短冊を重ねて表す「二重の喜び」

購入したご祝儀袋には、表書きの文字が入った短冊が複数枚と一緒に、無地の短冊が入っている場合があります。
これは失敗したときための予備ではなく、表書きの短冊の下に、重ねるためのものです。こうして「喜びが重なるように」という意味を表しているのです。
同様に、表の包み紙(たとう紙)も二重に重ねてあるものが正式です。
ですが、現在はあまり気にされなくなっているマナーでもあるので、1枚だけはさんでも問題はありません。

ふくさ(袱紗)の包み方

包む手順

結婚式などのお祝いごとでの袱紗の包み方は、まず袱紗を広げて中央よりやや左にご祝儀を置きます。

  • ① 左側を中に折り込む
  • ② 上部を中に折り込む
  • ③ 下部を中に折り込む
  • ④ 右側を中へ折り込み、あまった部分を裏へ折り返す

これが、お祝いごとやお見舞いのときに使える袱紗の包み方です。
お悔みごとのときは逆で、右→下→上→左の順に包みます。

ご祝儀袋はふくさで包むのがマナー。 ご祝儀袋をカバンやスーツのポケットからそのまま出したり、購入した時のセロハン袋ごと出したりして渡すのは、マナー上あまり好ましくありません。
もし、袱紗を持っていない場合は、小さなふろしきやハンカチで代用しましょう。

袱紗の色は暖色系の明るい色の袱紗に。
沈んだ色味のものは弔事用なので気を付けましょう。 ただし、紫色はどちらにも使えるとされています。

受付でのご祝儀袋の渡し方

受付に着いたら「本日はおめでとうございます」と挨拶をします。 袱紗からご祝儀を出し、袱紗を畳みます。 畳んだ袱紗の上にご祝儀を置き、受付の方に向かって両手で渡します。 その時、祝儀袋の文字が受付の方に向くように手渡しましょう。



このように、ご祝儀袋には表書き・中袋の書き方やふくさに関するマナーがたくさんあります。
マナーを守った素敵なふるまいで、心のこもった祝福のご祝儀を贈りましょう。


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