結婚式は人生の一大イベント。憧れている女性も多いのではないでしょうか。
ただ、結婚を考えている、もしくは結婚する予定の彼に「結婚式はやりたくない」と言われてしまったら…。どうすればいいのか悩んでしまいますよね。
もし彼が結婚式をしたくない理由が「お金がかかる」「目立ちたくない」などの“従来の結婚式”をイメージしたものであれば、提案次第では彼を説得できるかもしれません!また、「結婚式のオフシーズンを狙って会場費を安く押さえる」「注目を浴びる演出は削る」などのちょっとした方法で解決できる場合も。
彼のやりたくない理由別の説得方法と、従来の挙式・披露宴に変わる新しいウェディングスタイルを紹介します。
結婚式に興味がない男性の割合は?
結婚式の「新郎モチベーション」事情を調査(fitau花嫁研究所調べ)
ブライダルアイテムショップ「fitau(フィタウ)」が行った「彼は結婚式をすることに積極的だった?」というアンケートでは、結婚式に興味がない「なし婚派」と「どちらでもいい派」が53%と、結婚式を「絶対やりたい派」を上回る結果となりました。
彼が「なし婚派」と回答した人の中には、現在進行形で説得しているという声も!結婚式に消極的な彼に悩んでいる女性は、意外と多いのかもしれません。
ただ、説得の際に「信じられない」「ありえない」などと彼を責めると、さらに結婚式を挙げることが億劫に感じてしまう可能性も。お互い考え方や価値観が違うのは仕方のないことなので、うまい落としどころを見つけることが大切です!
これから紹介するアイデアを参考に、彼の意志も尊重しつつ上手く説得してみてください。
結婚式をやりたくないのはなぜ?彼の理由別・説得アイデア
男性が結婚式にあまり前向きではない理由はいくつか考えられます。1つは、お金をかけたくないために結婚式をしたくないというパターン。結婚式は人生においてもかなり大きな出費ですから、新生活を見据えて節約したいと考える人もいるでしょう。
また、大勢の人に注目されるのが恥ずかしいというシャイな彼や、準備が大変そうだからやりたくないという面倒くさがりの彼も。そもそも結婚式に興味がないという人もいるかもしれませんね。
結婚式をするなら、ふたりが同意したうえで準備も本番も幸せな気分で臨みたいですよね。彼が結婚式をやりたくない理由別に、説得方法や従来の結婚式に変わる代替案を紹介します。
お金をかけたくない彼
結婚式費用の相場は300万円~400万円ほどで、結婚式にこだわりがない人の中には「お金をかけるのがもったいない」と思う人もいるでしょう。結婚式にまつわる悩みを先輩花嫁に相談できる「みんなのウェディングの花嫁相談室」にも「見積書の費用を見て彼の結婚式に対するモチベーションがダウンした」という相談が寄せられています。
そんなお金をかけたくない彼には、次のような説得を試みてみるといいかもしれません。
【解決策】1.5次会~2.5次会を提案する
挙式・披露宴よりもややカジュアルな1.5次会や2次会を提案してみてはいかがでしょうか。
1.5次会とは、披露宴ほどかしこまらず2次会ほどラフではないウェディングパーティーのこと。披露宴に比べて費用を抑えやすく、会費制にすればゲストの金銭的負担が少ないのも魅力です。
2次会は友人をメインに招いてゲームや写真撮影など自由なプログラムで行うカジュアルなウェディングパーティーです。レストランやゲストハウスで行われ、2次会のためのコースが用意されていることも多くあります。華やかな演出よりもアットホームな雰囲気を楽しみたいカップルにおすすめです。
2次会よりさらにくだけた2.5次会は、居酒屋やカフェなどに集まって仲の良い友人とお酒や食事を楽しむ会です。基本的には会場の飲食代だけで済むので、リーズナブルにお祝いの席を設けることができます。
ふたりの思い出のレストランや馴染みのカフェなどで、気張らずにゲストに感謝を伝える機会を作ってもいいでしょう。
▼ふたりにもゲストにもメリットたくさん!1.5次会の魅力を解説
【解決策】挙式+食事会にする
費用は抑えつつ親族や家族へのお披露目の意味を込めて結婚式を挙げたい場合は、挙式+食事会のコンパクトな結婚式をしてもいいでしょう。挙式で晴れ姿をお披露目し、食事会で感謝を伝えて写真撮影を楽しむ時間を作れば、双方が満足のいく時間になるのではないでしょうか。
披露宴は装飾や演出などさまざまな項目にお金がかかりますが、挙式と食事会のみなら、費用もコンパクトに抑えられます。式場では挙式だけ行い、レストランなどに移動して食事会を行う方法もあります。
体験談
■挙式+披露宴だと料金が高くて難しかったんですが、挙式のみやフォトウェディングにすると費用が安く済むため、挙式+食事会にしました。 花嫁Q&A
【解決策】「挨拶まわりのほうがお金がかかるかも」と言ってみる
結婚式は家族や親族、友人など大切な人たちへの結婚報告と、お披露目が一度にできる場です。結婚式を行わない場合は個別に結婚の挨拶をしなければいけませんよね。地域や家の習慣によっては遠方まで足を運ばなくてはいけないこともあるでしょう。
挨拶まわりのスケジュール調整や手土産、旅費にかかるトータルの金額次第では、結婚式を行ったほうが出費が少ない場合もあるかもしれません。
結婚式を行わないことで生じる出費や手間を調べて彼にプレゼンしてみてはいかがでしょうか。
体験談
■式をしないなら親戚に挨拶まわりが必要かなと考えたら、遠方の親戚も全てまわるための費用もなかなかのボリュームで、個々でスケジュール調整する手間も考えたら挙式した方が楽かも…と考えました。やってみた結果は大満足!挙式費用なんてもったいないと思っていたことも、そんなこともあったかな?と思ったくらいです。 花嫁Q&A
【解決策】オフシーズンを狙う
野外での演出も多い結婚式。真夏と真冬は一般的に“結婚式のオフシーズン”と言われているので、1月・2月・8月などはトータルの費用が安くなる傾向にあります。
季節以外にも、あまり人気でない日取りや時間帯の挙式には割引があったり、直前に空いている日時を予約すれば安くなったりすることがあります。結婚式のハイシーズンである春や秋は予約が取りづらい一方、オフシーズンの結婚式は比較的予約がしやすくスケジュール調整がしやすいというメリットもありますよ。
体験談
■12月の仏滅の日に結婚式をしました。季節限定の割引プランが用意されていて、食事代や会場代が項目ごとに30%から50%安くなったり、送迎バスなどのオプションを無料でつけられたりしてお得でした。屋外での演出をしない代わりに窓が大きく明るい会場にし、クリスマスに絡めた装飾や音楽の演出をして大満足の式になりました。
▼割引も!気にしなければ仏滅の結婚式も!
恥ずかしがり屋な彼
結婚式は新郎新婦が主役ですから、否が応でも注目されてしまいます。恥ずかしがり屋さんには積極的に楽しめる時間ではないのかもしれませんね。「みんなのウェディングの花嫁相談室」にも「恥ずかしいから挙式だけでもしたくないという彼を説得したい」という相談が寄せられています。
目立ちたくない恥ずかしがり屋な彼には、気持ちに寄り添いつつ次のような提案をしてみてはいかがでしょうか。
【解決策】ふたりだけの結婚式を挙げる
「恥ずかしい」「目立ちたくない」という理由なら、ゲストを呼ばずにふたりだけの結婚式をするのはいかがでしょうか。
海外や国内のリゾート地を選び、ハネムーンも兼ねてふたりの時間を満喫するのもおすすめです。知り合いのいない異国の地での挙式なら、照れくささが軽減されるかもしれません。
式場のプランや前撮りで写真撮影をして、後日家族や友人に報告してもいいでしょう。
【解決策】親族のみを招待した少人数結婚式を提案する
何がなんでもやりたくない!というわけではないのなら、気心の知れた家族・親族のみを招待する少人数の結婚式を提案してみては。大勢のゲストに注目されるのは恥ずかしくても、身内だけなら恥ずかしくないかもしれません。
両家の家族・親族とはこれからもお付き合いをしていく必要がありますから、「一つの節目として顔を合わせておきたい」と伝えてみてもいいのではないでしょうか。
体験談
■「結婚式は自分たちだけのためではなくて両親やまわりの人のためにやるものでもあるんだよ」と言われ、親族のみを招待した結婚式を挙げました。当日だけでなく、準備の過程で両親との思い出をたくさん残すことができました。 花嫁Q&A
【解決策】注目を浴びる演出は削る
結婚式で注目を浴びる瞬間といえば、挙式での誓いのキスや披露宴でのケーキ入刀、謝辞や手紙など。それらの注目を浴びる演出を削って、ゲスト同士の歓談時間を長くしたり、食事を楽しんでもらうことを優先したりすると恥ずかしさが軽減されるかもしれません。
決まったプログラムをする必要はないので、自由に自分たちが楽しめる結婚式の形を考えてみましょう。
体験談
■結婚式は披露宴のみで、挙式はしませんでした。披露宴でもケーキカットはせず、手紙も読んでいません。ゲストに見られるだけの時間を減らしたかったのが理由ですが、結果的にゲストとカジュアルに交流できる時間が増えて楽しく過ごすことができました。代わりにムービーにこだわったり、一人ひとりに手紙を渡したりして工夫しました。
めんどくさがり屋な彼
結婚式に対して、準備が大変そうというイメージがある人もいるでしょう。準備にかかる時間や手間を想像して「めんどくさいからやりたくない」と思う彼もいるかもしれません。先に結婚式をした知り合いから大変だったという話を聞いて足踏みしているパターンも考えられます。
そんなめんどくさがり屋な彼には、次のような説得をしてみると心変わりしてくれるかもしれませんよ。
【解決策】準備は私が主導でやると宣言する
「結婚式の準備は私がやるから!」と宣言してしまってもいいかもしれません。その場合は早めに予約して、準備期間を長く確保できると安心です。また、準備しているうちに彼が協力的になってくれる可能性も。結婚式の準備も一緒に楽しもうという気持ちになってくれるとうれしいですね。
【解決策】ウェディングプロデュース会社への依頼を提案する
結婚式準備は会場選びから会場見学の手配、そのほかドレス・タキシード選びに演出など決めることがたくさんあります。
ただ、プロの力を借りれば準備がラクになる場合も!ふたりの予算や理想の結婚式スタイルにあった会場や衣装などを提案してくれるのはもちろん、さまざまな調整や交渉を行ってくれるのも魅力です。
店舗に行かずとも、LINEで相談できるウェディングプロデュース会社もありますよ。
「みんなのウェディング相談カウンター」では、式場選びや費用など、結婚式準備に関するあらゆる困りごとをLINEでサクッと相談できます。会場によってはバーチャル見学ができる場合も!
もちろん相談は無料です。会員登録も不要なので、気軽に相談してみてくださいね。
結婚式に興味がない彼
そもそも結婚式に興味がないという彼もいるでしょう。「なんのためにやるの?」「やる必要ないでしょ?」なんて言われたら、心がしぼんでしまいそう…。ですが、もしかしたら彼は結婚式を知らないだけなのかも。
結婚式に興味がない彼には、次のような説得をしてみるといいかもしれません。
【解決策】ブライダルフェアに行く
手っ取り早く結婚式を知ってもらうにはブライダルフェアが一番です!デートも兼ねてブライダルフェアに参加して試食や試着を試してみれば、結婚式の特別な雰囲気に彼の気分も上がるかもしれません。さまざまな種類の結婚式の魅力を一度に知ることができる「ブライダル産業フェア」もおすすめです。
体験談
■最初はあまり結婚式に興味なかった夫ですが、試食会や試着会付きのブライダルフェアに行くうちに「ああいう結婚式がいいな!」と言い出しました。 花嫁Q&A
【解決策】親や友人に説得をお願いする
直接説得するより、まわりから攻めたほうがいいタイプの彼なら、親や友人に説得してもらうのも1つの方法です。結婚式をした・参列したことのある友人にさりげなく結婚式のよさを伝えてもらうと効果的かも。
彼が少しでも結婚式に興味を持ってくれたら、次のステップとしてブライダルフェアに誘ってみてはいかがでしょうか。
【解決策】彼の趣味を反映した会場を探す
従来の結婚式にとらわれずに、彼が興味を示しそうな結婚式のスタイルや会場を考えてみてもいいでしょう。結婚式場やゲストハウスだけでなく、サッカーが好きならスタジアム、電車が好きならトレインウェディングも可能です。ほかにも登山結婚式や、コスプレ結婚式なるものもあり、ふたりが楽しめるスタイルで結婚式をすることができますよ。
▼【珍しい結婚式会場12選】電車に水族館、ライブハウスや山、お城でも!
▼【文化遺産で結婚式特集】エリア別おすすめ30選
▼結婚式やウェディングフォトを撮影できるスタジアムやドームを探そう!
ふたりにとって後悔にない選択を!
さまざまな理由で結婚式をしたくないという彼でも、実際にやってみたら「結婚式をしてよかった!」「もう1回やりたい」と満足してくれた…という体験談も多くあります。
結婚式をやりたくないのは、自分に合った結婚式のスタイルを知らない、あるいは想像できていないだけなのかも。提案次第では前向きにとらえてもらえることもあるので、彼のタイプに合わせて少しずつ説得してみましょう。ふたりにとって後悔のない形で結論を出せるといいですね。
※ 2023年1月 時点の情報を元に構成しています
「出会い・恋愛」 の ハウツー・ノウハウ に含まれています