結婚して配偶者側の家族との付き合いが始まると、どのように呼んだらよいか、迷うこともありますよね。
本記事では、義理の家族の中でも「配偶者の祖母」について、どう呼んだらいいのか、その正式な呼び方や日常会話での呼び方について紹介します。
義理の祖母の正しい呼び方・意味は？
義理の祖母の名前は「義祖母（ぎそぼ）」と読みます。正式な呼び方は「ぎそぼ」ですが、普段の会話では親しみを込め「おばあちゃん」と呼ぶことが多いですよね。
義祖母の意味は「自分の配偶者の祖母」。養祖母を義祖母と呼ぶ場合もありますが、一般的に「義祖母」という呼び方は、配偶者の祖母をさすケースが多いです。
義理の祖母は何親等？
義理の祖母は何親等になるのでしょうか。
『義祖母』は上の図の水色です。
家系図上では自分から「義祖母」までたどると、自分→配偶者→義父母→義祖母の順になりますが、配偶者は親等として数えることはありません。義父母が1親等となり、義祖母と自分との関係は2親等となります。
義理の祖母の呼び方｜日常会話ではどう呼ぶ？
日常会話で義理の祖母を呼ぶ際には、『おばあ様』や『おばあちゃん』で大丈夫でしょう。
もし呼び方について、気になるようであれば、配偶者にどのように呼べばよいか聞いてもらうか、新婚であれば自分から直接義理の祖母に聞いてみてもよいですね。
義理の祖母の呼び方｜弔電や手紙はどうする？
義理の祖母が亡くなって葬儀に参列できない場合は、弔電を送ります。弔電での義理の祖母の呼び方は、「お祖母様（おばあさま）」や「祖母君（おばぎみ）」と書きます。普段はあまりなじみがありませんが、いざというときのために知っておくとよいでしょう。
また、手紙の呼び名は『おばあ様』がおすすめです。漢字で『お婆様』と書くと、老人をさしているようにも受け取られる可能性もあるので、避けた方が良いでしょう。
知っておきたい義理の家族の呼び方
義理の祖母の他に配偶者や第三者の家族を指す呼び方は以下のようなものがあります。
母親の呼び方
姑（しゅうとめ）：配偶者の母、主に夫の母
義母（ぎぼ）：血のつながりがない母
岳母（がくぼ）・外姑（がいこ）：妻の母
御母堂：第三者の母に対する敬称
父親の呼び方
舅（しゅうと）：配偶者の父
義父（ぎふ）：血のつながりがない父
岳父（がくふ）・外舅（がいきゅう）：妻の父
姉妹の呼び方
義姉（ぎし）
義妹（ぎまい）
兄弟の呼び方
義兄（ぎけい）
義弟（ぎてい）
自分の弟の配偶者や、自分の配偶者の妹は「義妹（ぎまい）」、自分の妹の配偶者や、自分の配偶者の弟は「義弟（ぎてい）」と呼びます。
「義父」や「義父母」などは、配偶者の家族に使う特有の呼び名ですが、「義理の妹」は配偶者の妹だけでなく、自分の弟の妻にも使います。
そのため、「兄嫁（あによめ）」「弟嫁（おとうとよめ）」などと呼びわける言葉が存在しています。
失礼のない呼び方を意識しよう
義理の祖母の呼び方について解説しました。
正式名称は「義祖母」ですが、ふだんの会話での呼び方をどうすればいいのか悩むなら、一度本人にどのように呼んだらよいか聞いてみることもおすすめ。
失礼のない呼び方を意識して、相手の家族ともうまく付き合っていきましょう。
※ 2022年8月 時点の情報を元に構成しています
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