残暑はありつつも、確実にさわやかな秋の訪れが感じられる9月。気候が心地よく、ゲストも参列しやすい人気のウェディングシーズンなので、よい日取りは早めに押さえておくのがベターです。
ふたりにとってかけがえのない日である挙式・披露宴をはじめ、プロポーズや両家の顔合わせ、結納、入籍、引っ越し…そんな大切なイベントは、縁起のいい日に行いたいもの。
2023年秋に大切な人との関係を進めたい人は必見!結婚にまつわる行事の日取りを決めるときに参考にしたい、2023年9月の縁起がいい日をお届けします!
大安、友引…六曜を縁起が良い順番に解説します♪
日取りを決めるときにまず参考にしたいのが、その日の運命を意味する暦注(れきちゅう)の一つ「六曜(ろくよう)」。先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6種類があります。
一般的には以下の順番で縁起がいいといわれています。
大安(たいあん)…「大いに安し」の意味で、1日を通して何をやってもうまくいく、最高の吉日といわれています。結婚式や結納の日取りで最も人気があります。
友引(ともびき)…「友を引く」という字面から、大安の次に縁起が良い日と言われています。「幸せのおすそ分け」という意味で引出物を発送する日にもよいでしょう。
先勝(せんしょう/さきがち/せんがち)…「先んずれば即ち勝つ」という意味の先勝は、何事も急いで行動することが吉とされています。つまり、午前中が「吉」で午後が「凶」です。
先負(せんぶ/せんまけ/さきまけ)…先勝の反対である先負は、何事も急がず控えめにするのが良いとされる日。午前が「凶」で午後が「吉」とされています。
赤口(しゃっこう/しゃっく)…一般的に厄日と言われていて、新しいことやお祝いごとにふさわしい日とは言えません。しかし、午の刻である11~13時の時間帯だけは「吉」とされています。
仏滅(ぶつめつ)…「仏も滅するような最大の凶日」、もしくは「物滅」で「ものを失う」ともいわれ、六曜の中でもっとも凶の日とされます。大安の正反対であり、何事も慎むべき日と言われています。
「縁起がいい日」の定番♡2023年9月の大安はこちらの6日!
- 9月1日(金)
- 9月7日(木)
- 9月13日(水)
- 9月18日(月・祝)
- 9月24日(日)
- 9月30日(土)
※24日は後ほど解説する不成就日と重なっています。
2023年9月の大安はこの6日です! こちらの「大安」と同じく婚姻関係の行事に向いている「友引」の日を、他の吉日と合わせて見ていきましょう。
祝日や週末の大安が狙い目!2023年9月の縁起がいい日
六曜が大安か友引で吉日が重なる日(かつ凶日と重なっていない日)をピックアップしました。2023年9月でおすすめの縁起が良い「開運日」はこの8日です!
2023年9月の縁起の良き日を見逃さないよう、ぜひチェックしてみて♪
9月1日(金)【大安、母倉日】
9月はじまりの日の大安は、特に婚姻関係の行事に大吉とされる「母倉日」と重なった縁起のいい日。母倉日は「母が子を育てるのと同じように天が人間を慈しむ日」という意味があります。
9月4日(月)【友引、天恩日、母倉日】
六曜の中では大安の次に吉日とされる友引に、吉日の天恩日、母倉日が重なった日。天恩日は「天の恩恵を受けることができ、人生の節目となる行動が吉を呼ぶ」と言われる吉日。
婚姻関係のイベントにはピッタリの日なので、プロポーズや入籍の候補日におすすめです。
9月7日(木)【大安、天恩日、母倉日】
4日に続いて、慶事ごとによいとされる吉日が勢ぞろいした日!お休みをとって引越し日にあてるのも◎。
9月10日(日)【友引、大明日、母倉日】
週末の開運日。大明日(だいみょうにち)」とは「天が明るく万事を照らす日」を意味し、あらゆることが上手くいく日と言われています。
9月13日(水)【大安、母倉日】
大安かつ婚姻関係に最適とされる吉日・母倉日が重なった縁起のいい日です。
9月18日(月・祝)【大安、一粒万倍日、大明日、天恩日】
大安と一粒万倍日に、慶事にぴったりの吉日が重なった、9月最大の開運日!敬老の日の祝日で3連休の最終日となる人も多いこの日は、挙式や顔合わせなどが集中しそう。結婚式場やホテルの予約などは早めに動くことをおすすめします。
9月21日(木)【友引、大明日、天恩日】
友引に婚姻関係の行事にぴったりの吉日・大明日、天恩日が重なった日です。
9月30日(土)【大安、一粒万倍日】
大安に一粒万倍日が重なった、縁起のいい月末の土曜日。9月終わりの週末は残暑も落ち着いてくる頃で、ゲストを招くにもちょうどいいシーズン。挙式や顔合わせに最適な日取りです。
毎年の記念日を忘れない!ハッピーな語呂の日
縁起は毎年変わるものですが、素敵な語呂(ごろ)の日を記念日にして毎年お祝いするのもおすすめ。婚姻関係にぴったりの素敵な語呂の日をご紹介します♪
9月2日(土)【靴の日】
ふたつ揃って「1足」になる靴を夫婦に見立てた語呂の日。これからの人生をいっしょに歩んでいく、という意味にもとれますね♡
2023年は六曜が「赤口」にあたります。
9月7日(木)【暮らそう仲良くの日】
「暮(9)らそう仲(7)良く」という語呂は、新生活をスタートさせる新婚カップルにぴったり♪さらに2023年は大安!さらに吉日が重なるラッキーデーで縁起のよさもばっちり!
9月29日(金)【来る福の日、くっつく日】
「来(9)る福(29)」「くっつく(9・2・9)」と読める日。一瞬でも離れていたくない!そんなラブラブなふたりにおすすめの語呂合わせです♪
ただ2023年は六曜が「仏滅」なので、縁起が気になる人は避けたほうがよいかもしれませんね。
要チェック!結婚関係のことは避けたほうがよい日
9月5日(火)、9月17日(日)、9月29日(金)【寅の日】
「虎は千里を行って千里を帰る」という故事成語には、「出ていったものがすぐに戻ってくる」という意味があります。虎は黄金色の体の色から、金運を招く象徴として知られているため、旅行や金運にまつわる行動や旅行には向いている日と言われていますが、婚姻には不向きな日とされています。
9月8日(金)、9月20日(水)【巳の日】
巳(み)とは蛇のことで、七福神で唯一の女神である弁財天の使い・化身といわれています。弁財天が嫉妬深い神様だといわれているので、婚姻関係のイベントを行うのは避けた方がよいといわれることも。 弁財天は金運の象徴とされているため、金運に関しては縁起のいい日です。
9月3日(日)、9月11日(月)、9月16日(土)、9月24日(日)【不成就日】
文字通り何ごとも成就しない日、悪い結果を招く日とされています。縁起を気にするふたりであれば、未来を始める大事なイベントを行うのは避けたほうがよいかもしれませんね。
縁起のいい日に結婚指輪・婚約指輪選びもおすすめ!
たとえば一粒万倍日は、「これから大きく発展させたい」と思うことを行動に移すのが吉!万倍にも育つ愛を祈って大切な人との関係を進展させたい日であり、意味のあることにお金を使うと運気を上げると言われています。結婚指輪や婚約指輪選びにぴったりの日ですね!
また、HAPPYな語呂の日に指輪選びに行くのもロマンチック♡ふたりの指輪を選んだ記念日として、ずっと記憶に残すことができそうです。
▼指輪選びを賢く進めるコツをチェック♪
人気の秋のウェディングは早めに動こう
9月にはシルバーウィークと呼ばれる大型連休があります。遠方のゲストを招きやすくなるため、気候も穏やかなこの時期に挙式や顔合わせなどを狙っているカップルも多いのでは?2023年はシルバーウィークが最大3連休といつもより短め。だからこそ、この期間の大安・吉日には人気が集中しそうです。
9月ウェディングを希望するのであれば、よい日取りをチェックして早め早めに予定を計画しておきましょう!
本記事では、日取りを決める時のアイデアとして、縁起がいい日をご紹介しましたが、それだけにとらわれずにお互いの誕生日や記念日など、ふたりだけの大切な日で決めるカップルも多いもの。どの日を選んでも、ふたりで決めたからこそ特別な記念日。ふたりの気持ちを大切に、新しいスタートを切る大切な1日を選んでみてください♪
※ 2023年9月 時点の情報を元に構成しています
「入籍・婚姻届」 の キホン に含まれています