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【義父母との同居】全財産を相続できる、家事を全部やってもらう、完全分離二世帯…どんな条件だったら許容できる?

2022.03.24

義理の両親との同居問題は、結婚してすぐ、または将来的に考えなければならない可能性があるテーマのひとつ。

不動産の情報提供メディアを運営する株式会社クランピーリアルエステートは、20~30代の男女200人を対象に両親、義理の両親との同居についてアンケートを実施しました。200人のリアルな声をご紹介します。

「義両親との同居」大半の人がナシと回答

実に8割近くの人が「義理の両親との同居はナシ」との結果に!
とくに女性はナシと回答した人が多く、男性はアリとナシが約半数ずつという結果になりました。義両親との同居がナシな理由には以下の意見が寄せられています。

  • お互いに気を遣うから
  • 良好な関係を同居によって壊したくない
  • 義両親とはある程度の距離感がほしい

義理の両親と仲が悪いからという理由ではなく、同居によって良好な関係が壊れることが気がかりという意見が多くありました。

また、女性に「同居はナシ」とういう意見が多い理由には、

  • 料理の内容や味つけ、部屋の片づけ、細かい習慣などすべてちゃんとしなきゃと常に気を張っていないといけないから(30代/女性)
  • 女性が家事をするという考えの人がまだまだ多く、同居すると自分の負担が大きくなるのが目に見えている。(30代/女性)
  • 食事の好みが違うと思うので、私がつくると一苦労しそうです。(40代/女性)

など、将来を見据えた意見が寄せられたのが印象的。

義理の両親との同居にメリットを感じるからアリという人も

もちろん、義理の両親との同居がアリな人の理由も多く寄せられています。
その理由は以下です。

  • 家事などを教えてもらえるから(20代/女性)
  • 経済的なメリットが大きいから(30代/男性)
  • 産後はなるべく早く働きたいので、義両親がいると助かる(30代/女性)

同居アリの理由はほかにも「幼少期に祖父母と同居していたから抵抗がない」「現在自分の両親と同居しているので、将来的に義両親とも助け合う必要があると思う」など、経験をしたからこそ感じるものがあがりました。

近くに助けてもらえる大人がいることは、さまざまな「初めて」に遭遇したときに心強い味方になってくれるかもしれませんね。

「同居はナシ」と回答した人が同居を許容できる条件は?

つぎに、同居はナシと回答したけれど、「どのような条件があれば同居してもいいと思うか?」という質問に対し、とくに多かったのが以下の3つです。

  • 完全分離型の二世帯住宅にする
  • 義両親に介護が必要なら
  • 金銭的援助をしてもらえる

居住空間が玄関から完全に分かれているような、完全分離型の二世帯住宅であれば、プライベートも分けられて、同居に対するイメージも変わるかもしれませんね。
義両親と自分達、それぞれが独立しつつ、近くにいる安心感を求める意見が多く寄せられました。

そのほかには、お互いにメリットが生まれる関係性がある「義両親との同居」であれば、より前向きに考えるという意見も!その希望するメリットとは?

  • 家事、炊事をすべてやってくれるなら考えても良い(30代/女性)
  • 義両親の死後にすべての財産を相続できるなら(40代/女性)
  • 義両親が多趣味でこちらを楽しませてくれる(30代/男性)

なかなかリアルな声ですが、もし実現したら義理の両親への感謝を忘れないようにしたいですね。

同居形態や家の権利、費用についてはどう考えている?

同居がアリと回答した人に対して、より詳しく同居形態や家の権利、費用などについても質問しました。

同居形態の1位は「義両親と共に二世帯住宅を建てる」という意見が半数以上を占める結果に。

実際に二世帯住宅を建てるとなると、住宅の権利や費用はどうするのかという問題も生まれます。それに対しては以下の回答となりました。

実に7割近くの人が「完全に平等にしたい」とのこと。
そのほかにも「自分が費用を出し、権利も渡さない」という意見もありました。理由は「将来的に起こる相続でもめごと減らしたい」「他人の家に住んでいるという意識を減らしたい」というもので、今後起こりうる事態を未然に防ぐためのようです。

同居後、義理の両親に介護が必要となったらどうする?

「もしも」はいつやってくるかはわかりません。同居後、義両親に介護が必要となることも考えられます。その場合はどうするのか、多かった意見は以下の3つです。

  • 1位:介護施設に入居してもらう
  • 2位:介護ヘルパーを雇って自宅で介護する
  • 3位:在宅でつきっきりで看護する

6割以上が「介護施設に入居してもらう」との回答結果に。「介護ヘルパーを雇って自宅で介護する」は約3割、「在宅でつきっきりで看病する」は5%未満となりました。まだまだ現役で仕事や育児をしている家庭環境では、在宅での介護は困難だと判断する人が多いようです。

一方で、在宅で介護をすると回答した人の解答がこちら!

  • 基本は自分たちで介護し、定期的にヘルパーさんに助けてもらう。(30代/女性)
  • 義両親がどう考えているかを聞いて訪問看護などの医療サービスを利用する。(40代/女性)
  • デイサービスなどを利用してお家で一緒に暮らしたい。(40代/男性)

そのほかにも「自宅で介護したいが、症状に応じて施設への入居も検討する」など、義両親としっかり向かい合って決めたいという意見もありました。

自分の両親だとしても同居はナシという意見が約半数

義両親との同居に関して貴重な意見がでたところで、「自分の両親との同居」についても意見をまとめて紹介しましょう。

自分の両親であっても、同居には慎重になる意見が多く寄せられた結果となっています。結婚後はあくまで別世帯であり、配偶者や子どもと生活していきたいと考える人が多いようです。自分たちの生活を送る「核家族化」は時代の自然な流れなのかもしれませんね。

同居後に義両親とトラブルになったら?

義両親、自分の両親とも良好な関係を続けたいと同居を踏みとどまる人が多い中、もし実際同居後にトラブルとなってしまった場合の意見も参考にご紹介します。

  • 1位:同居をやめる
  • 2位:同居をやめはしないが関わりをもつのを最小限にする
  • 3位:関係修復や向上に努める

やはり一度トラブルになってしまうと、関係修復は難しいと考える人が多いようです。意見の中には「配偶者に対処を任せて自分は関与しない」「離婚して自分は出ていく」といった強気な意見も!

***

義両親との同居について、同居後の介護やトラブル、家の権利や費用など、現実的なこともしっかりと考えている人が多いことがわかりました。今は義両親との関係が良好でも、この先のことはわかりません。裏を返せば、同居してみないと見えてこないメリットもあるかもしれませんね。



【調査概要】
義両親との同居に関するアンケート
■調査期間:2022年02月22日~2022年02月28日
■調査対象:20~30代の男女
■調査方法:選択式・記述式のWEBアンケート
■有効回答人数:200名

※ 2022年3月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー