義理の母を指して使われる「お義母さん」の読み方を解説します。
義母とのメールでの書き方や話すときの呼び方、ほかの義理の家族の表記の仕方もあわせてチェックしておきましょう。
「お義母さん」の読み方
お義母さんは、「おかあさん」と読みます。
「おかあさん」を変換すると「お母さん」や「御母さん」になり、通常は実母のことを指しますが、配偶者の母であると関係を明らかにするためにあえて「お義母さん」と書く場合があります。
また、義母を単体で「はは」と読むこともありますが、あまり一般的ではありません。
「お義母さん」の意味
お義母さんは義母、つまり義理の母を意味します。多くは配偶者の母を指し、妻から見た夫の母、夫から見た妻の母のことです。
そのほか、養子先の母・育ての母である養母や、父の妻で血のつながりのない継母を指すこともあります。
義理の母本人とのメールではなんと書く?
下の名前で呼びあう関係はなかなか珍しい義理の母。LINEやメールでのやり取りでどうテキストに打つべきか悩む人が多いようですが、義理の母本人とのメールでは「お母さん」や平仮名で「おかあさん」と書く人が多いようです。
義母と書くとわざとらしい、堅いと感じるなどの理由が挙げられます。
義理の母本人や人と話すときの呼び方は?
義理の母本人と話すときには「おかあさん」と呼ぶ人が大半です。ただ「おかあさん」と呼び始める時期はまちまちで、付き合っているときから呼んでいた人もいれば、結婚してしばらくしてから呼び始めたという人も。
自然な流れで呼び始める場合と、何かの節目で意識して呼び方を変える場合があるようです。なかには実母と同じ呼び方に慣れない…と悩む花嫁もいます。
体験談
■私は両親のことを「お父さん」「お母さん」と呼んでいます。彼のご両親は結婚前は「〇〇さんのお父さん」「〇〇さんのお母さん」と呼べばよいと思うのですが、結婚後自分の親と同じように呼ぶのには、少し抵抗・疑問があるんです。両方の親が一同に会したときに、同じ呼び方だと困らないかな…とか。
また、友人など第三者と話すときには、自分の母と区別するため「夫の母」や「夫のお母さん」と呼ぶ人が多いようです。
▼「義理の母」の呼び方を詳しくチェック
ほかの「義理の家族」の書き方・読み方
義理の母以外の義理の家族の書き方・読み方と、その意味を紹介します。広く血のつながりのない義理の家族を指す言葉と、配偶者の家族を限定的に指す言葉があります。
- お義父さん(おとうさん)…義理の父
- お義兄さん(おにいさん)…義理の兄
- お義姉さん(おねえさん)…義理の姉
- 義弟(ぎてい、おとうと)…義理の弟
- 義妹(ぎまい、いもうと)…義理の妹
- 義実家(ぎじっか)…義理の実家。とくに配偶者の実家
- 義両親(ぎりょうしん)…義理の両親
- 姑(しゅうとめ)…配偶者の母。おもに夫の母
- 舅(しゅうと)…配偶者の父
- 小姑(こじゅうとめ)…配偶者の姉妹。とくに夫の姉妹
- 小舅(こじゅうと)…配偶者の兄弟
「義実家」や「義両親」という言葉は辞書には載っていませんが、義理の家族との関係性をわかりやすくするために使われる表記です。とくにインターネット上でよく使われているようです。
▼「義理の父」の呼び方をチェック
▼「義理の兄」の呼び方をチェック
義理の母の呼び方や書き方はさまざまありますが、関係性によって心地いい表現は違います。悩むこともありますが、新しく家族になった嫁とのコミュニケーションに戸惑っているのは義母も同じかもしれません。呼び方や書き方を含めて、無理なく関係を築いていけるといいですね。
義理の家族との付き合いについて
▼悩ましい「小姑」との付き合い方とは?
▼嫁と姑のほどよい付き合い方とは?
※ 2022年3月 時点の情報を元に構成しています
「家族関係」 の キホン に含まれています