「家庭内別居」とは、夫婦としての関係が悪化し、一般的な夫婦としての実質がなくなってしまった状態で、同じ家の中で生活していること。
一つ屋根の下で生活しているにも関わらず、話をしない、寝室が別、お互いの家事をしない、一緒に食事をしない…などが挙げられます。
婚活・恋活や街コンなど中心とする男女の出会いメディアe-venz(イベンツ)を運営するノマドマーケティング株式会社では、全国の100名の30歳以上の婚姻経験のある男女を対象に家庭内別居についてのアンケートを実施しました。
家庭内別居の経験がある人は44%と以外に多い
家庭内別居の経験がある方の割合が44%、経験がない方の割合が56%ということが分かりました。
年代別のデータはこちら。
・30代:43%
・40代:42%
・50代:46%
・60代:46%
年代による大きな差はありませんが、わずかながら30~40代より50~60代のほうが家庭内別居の経験がある方の割合が大きくなっています。
家庭内別居の後の離婚率は83%
離婚せずに家庭内別居の形を取っても、遅かれ早かれ離婚に至るケースが多いのが現実です。では、家庭内別居の離婚率は具体的にどのくらいなのでしょうか。
今回の調査では家庭内別居をした後の離婚率は83%という結果となりました。
特に女性は91%とかなりの高確率で離婚に至っていて、やはり家庭内別居のまま夫婦関係を継続するのは簡単ではないことが伺えます。
家庭内別居からどれくらいの期間で離婚に?
では、家庭内別居からどれくらいの期間で離婚に至る夫婦が多いのでしょうか。
アンケート調査の結果、家庭内別居から離婚に至る場合は以下の期間で離婚する夫婦が多いことが分かりました。
・1位:別居後5年以内(22%)
・2位:別居後1年以内(17%)
・3位:別居後半年以内(15%)
しばらく家庭内別居を続けて5年以内に離婚する割合が多い一方、半年~1年以内という短期間で離婚に至ってしまう夫婦も多くなっています。
ただ、年代による期間の違いが大きく、30~40代は別居から半年~1年以内に離婚する人が多いのに対し、50~60代は別居から3~5年経ってから離婚するケースが多くなっています。
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家庭内別居を選ぶ理由としては、離婚をする労力が負担である、子どもが大きくなるまで待ちたい…などさまざまですが、夫婦関係が破綻したまま同居し続けるのはお互いにとってストレスが大きいですよね。
調査結果では大半の夫婦が離婚しているということですが、家庭内別居での冷却期間の後に、夫婦関係を修復できたというケースも。別居でも離婚でもない第3の選択肢として、検討する価値はあるものかもしれませんね。
この結果、みなさんはどう見ましたか?
【アンケート調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2021年09月21日 ~ 2021年09月30日
調査対象:全国30歳以上の男女
有効回答数:100(男性26名・女性74名)
アンケート実施:e-venz(ノマドマーケティング株式会社)
参照元:PR Times
※ 2021年10月 時点の情報を元に構成しています
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