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結婚式どうする?決行・延期・中止…新郎新婦・ゲストの動向や新しい結婚式の形とは

2024.08.10

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、結婚式の開催はカップルはもちろん、参列するゲストたちもたくさん頭を悩ませています。
そこでコロナ禍における、新郎新婦たちの動向や、ゲストたちの対応などをまとめました。
新郎新婦においては開催、中止、延期、そして新しい結婚式の形である「オンライン結婚式」について、ゲストにおいては欠席する場合の対応方法などをご紹介します。

【新郎新婦向け】結婚式の開催・キャンセル・延期…みんなはどうした?

新型コロナウイルスの影響で、感染のリスクを鑑みてそれぞれの決断を行うカップルたち。
実際に結婚式を検討したカップルがどのような決断をしたのか、アンケート結果とリアルな意見をもとにご紹介します。

アンケート結果:カップルたちの決断

アンケート結果

  • 通常の挙式・披露宴で開催:59.7%
  • 延期(再延期含む):18%
  • 結婚式の形を変えて開催:17.6%
  • 中止 :1.3%
  • その他:3.4%
    (*有効回答数:233人回答)

【みんなのウェディング公式インスタグラム「結婚式の開催状況」に関する調査 2021年概要】
アンケート方法:インターネットを使っての調査 、アンケート期間:2021年1月18日~1月24日、対象者:みんなのウェディング会員の方、有効回答数:233人回答

2021年1月時点では、多くの花嫁さんが「通常の挙式・披露宴で決行予定」と回答していました。
さらに、現在では式場の感染予防対策も万全に行われています。
またフェイスガードやアルコール消毒、飛沫防止のうちわなど、花嫁さんたちの用意するアイテムも、感染予防を考えたアイデアも多数登場しています。

いっぽうで「延期・再延期」について悩んでいる花嫁さんは全体の18%を占めているということもわかりました。
コロナの流行の波があるため、延期に延期を重ねているカップルがたくさんいるのも事実。

では、カップルたちがどのような軸で結婚式の決断を行なっているのか見ていきましょう。

開催・延期・中止…決断をした花嫁たちのリアルな意見

開催した花嫁さんの意見

  • 夫、家族と相談して、コロナの終息を待っていたらいつまだ待っても式をあげられないという話になったので、予定通り開催しようと思っています。(2021年5月開催予定)

  • 親と夫と話し合い、急に変更もできなかったのでそのまま行いました。(2021年1月開催)

  • 家族や友人ひとりひとりに、前日キャンセルでも構わないので無理をしないでと何度もフォローの連絡をしました。ところが沢山の励ましのメッセージとともに出席の返事を多数いただけました。その気持ちを大切にしたいと思い、延期せずやる事に決めました。少しでも安心していただけるよう、フェイスシールド、替えのマスク、ビニール手袋など、できる限りこちらで用意出来るものを準備して、人数や、具体的なコロナ対策についてなど、できる限りの情報を事前に伝えて当日臨みました。(2020年12月開催)

  • 6月から延期しての開催でしたが、状況がすぐに良くなるとは思えなかったので、再延期しても状況は変わらないだろうと夫婦で考えました。式場にたくさん相談して対策は万全にし、ゲストへは無理をしないよう判断していただき、来てくださる方だけでも行おうと準備を進めました。無事当日を迎えることができ、3週間以上経ちましたが感染者も発生しませんでした。(2020年12月開催)

2020年2月から流行を始めた新型コロナウイルス。 感染が拡大した当初は、未曾有の事態に対応方法がわからず中止や延期などを選択するカップルも多くいました。

なかなか収束の目処も立たず、「延期してもいつ開催できるかわからない」と考えるカップルが増え、しっかりとした感染対策のもと開催をする花嫁さんが2020年2月頃と比較して増えてきているように感じます。 中には人数を減らす、家族挙式、オンライン結婚式にするなど、形を変えて開催する方も。 ゲストに対しては、式当日までにたくさんのフォローの連絡を入れ、「感染が心配な人は欠席を選択してもOK」という配慮を行う方も増えています。

*コロナ禍で結婚式の実施を決めた花嫁さんたちの、実際に行ったコロナ感染症対策について詳しくこちらで紹介しています。

延期した花嫁さんの意見

  • 緊急事態宣言が出たため、来てくれる予定だった人達が来れなくなったから。(2021年1月開催から延期)

  • 彼と担当プランナーさんの3人で緊急事態宣言が出たら延期と決めていた(2021年1月開催から延期)

  • 家族と話し合い。緊急事態宣言が出る前に、増えてきたので不安を感じたから。契約時にコロナを理由に延期しても費用がかからない特例が規約にあったから。(2021年2月から延期)

  • 当初の予定では2020年4月の結婚式開催を予定しており、2020年10月に延期しましたが、さらに2021年10月に再延期しました。そして現在ありがたいことに子供を授かったため、2022年春ごろに再々延期する予定です。夫と両親と話し合いました。(2020年10月から延期)

開催を決断した花嫁さんたちと同じく延期をしてもいつ開催できるかわからないという声もありましたが、式場側の延期料無料などが後押しになるケースが多く見られました。

*式の延期を決めたらすぐにやるべきこと、ゲストへの連絡方法について詳しくこちらで紹介しています。

中止した花嫁さんの意見

  • 旦那との話し合いの中でお互いに実家が離れていて来てもらうのにコロナリスクがいることがなにより不安で辞めました。(2020年12月の式を中止)

  • 家族と話し合い、先輩花嫁にアドバイスをもらい、先に子どもを作り、後で完全に落ち着いて、その時に挙げたいっね思ったらあげようということになった。6月はまだ先だから、様子を見る案もあったが、先の見えない不安と、増えていくキャンセル料の負担が苦しいと感じたため、今キャンセルするに決めました。(2021年6月の式を中止)

  • 夫、家族と相談して決めた。お世話になった人たちに感謝を伝える会なのに、結婚式に呼びたいほど大好きな人たちに迷惑をかけるのは避けたいという気持ちになり、中止した。結婚式に参列するかしないかの判断をさせることから既に迷惑かなという結論に至った。また、祖父母にきてほしいとなると、大人数での会食はむりと判断した。(2020年12月の結婚式を中止)

延期の目処が立てられなかったり、感染リスクを考えて中止を決断した様子。
ただ、「落ち着いたら結婚式開催について再度考えてみようと思っている」というカップルも見られました。

*式の中止を決めたらすぐにやるべきこと、ゲストへの連絡方法などについて詳しくこちらで紹介しています。

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【新郎新婦向け】結婚式を開催する場合

新型コロナウイルスの中での結婚式の開催。
感染への配慮はもちろん行うものの、当日は心置きなく楽しみたいですよね。
花嫁さんたちがどんなことを気をつけたのか、また、新しい結婚式の形である「オンライン結婚式」など、開催のポイントをご紹介します。

式場での結婚式開催に向けての準備

今、結婚式を開催するにあたって重要となるのは、感染対策や、万が一感染者が出てしまった時の対処法。 しっかりと事前に準備しておきましょう。

結婚式開催までの準備として必要なことは下記の通りです。

  • 感染者が出た場合の対応を式場と一緒に話し合っておく
  • ゲストへ「無理のない判断を」という連絡を定期的に送る
  • 式場の換気や消毒、マスク着用、検温など、当日の感染予防対策

また、結婚式の形式を少人数制や家族婚に変更する場合は、ゲストへのお断りの連絡やお詫び状などが合わせて必要になってくるので、プランナーと進め方を確認しましょう。

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オンライン結婚式で開催する場合

新型コロナウイルスの感染予防などを考慮した、新しい結婚式の形「オンライン結婚式」。
自宅にいながらもみんなで集まってお祝いができるということで、注目しているカップルもたくさんいます。
今ではさまざまなオンライン結婚式があり、ふたりのスタイルに合わせた形での開催が行われています。

オンライン結婚式の種類としては、主に下記が挙げられます。

  • ふたりで企画・準備を行い、ゲストとコミュニケーションを取りながら進むオンライン結婚式
  • 結婚式場やプランニング会社に依頼して行うオンライン結婚式
  • 挙式風景を「配信」(コミュニケーションはチャットなどのみ)

式場に依頼する場合、ゲストにお料理が届けられるなどのサービスがあるところも。
ご祝儀はオンライン決済で、相場は5,000円以下と、通常の結婚式とは異なる部分もありますが、遠方のゲストや子どもがいるゲストにとっては参加しやすさもあるようです。

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【新郎新婦向け】結婚式を延期する場合

新型コロナウイルスの影響を鑑み、結婚式を延期するカップルも多くいるかと思います。
まだまだ落ち着かない日々の中で、「いつ延期をしたらいいのか」という声もありますが、式場によっては無期限延期OKのところもあるみたいですね。
式場側から延期期間を設定されている場合は、もしその期間に緊急事態宣言などが出た際は再延期が可能かどうか、いつまでに開催を決断すればいいのかをしっかり確認しておきましょう。

結婚式を延期にする際にやることは、

  • 式場と延期の話し合いをしっかりしておく
  • アイテムなどの延期・キャンセルの手配を漏れなく行う
  • ゲストに結婚式延期の件を伝え、必要に応じてお詫び状を送る

何をやったらいいのかわからない場合は、ふたりで抱え込まないで大丈夫。
プランナーに手順ややることの詳細、かかる金額などを確認しましょう。

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【新郎新婦向け】結婚式を中止する場合

開催の目処が立てられない、ご自身の妊娠などの理由で、結婚式の中止を決断。
「新型コロナウイルスが確実に落ち着いて、みんなが安心してできる状況になったらまた考えます」という声もたくさんありました。
中止に関してはほとんどの式場でキャンセル料が発生します。契約書内に記載の「解約」に関する事項をしっかり確認した上で式場と話を進めるようにしましょう。

結婚式を中止する際にやることは、

  • 式場に中止の旨を伝え、キャンセル料金や支払い方法を確認
  • 手配アイテムのキャンセル・キャンセル料を確認
  • ゲストへ中止の連絡とお詫び状を送付

中止にあたり、結婚祝いなどをいただくことがあるかと思いますが、その際は内祝いなどのお返しもお忘れなく。

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【ゲスト向け】コロナ禍の結婚式、参加する?欠席する?

仲の良い友人から結婚式の招待状をもらったけれども、コロナの感染が怖く、参加するかどうかを悩んでいるゲストも多く見受けられます。
家族に高齢の方や小さな子どもがいる場合は、より一層感染に注意を払いますよね。
コロナ禍で結婚式を欠席する場合、参加する場合の注意点をお伝えします。

結婚式を欠席する場合

新型コロナウイルスへの感染を予防するための欠席や、ゲスト自身が感染の疑いがあったり、濃厚接触者や感染者になってしまったりなど、欠席の理由はさまざま。
「周りが出席しているから」「欠席の際のマナーがわからないから」と言った理由で、欠席を躊躇してしまう方もいるのではないでしょうか。
不安を抱えたまま出席するのはゲスト自身が辛いと思いますし、結婚式へ向かう電車内など含め、感染リスクがないとは言い切れません。

欠席を決断したら、早いタイミングで招待してくれたカップル欠席する旨を伝えましょう。
その際、理由もしっかり伝えることが大切です。
また、欠席は、伝えるタイミングによってその後の対応が異なります。
出席できない代わりに結婚祝いや、電報などを送ったり、結婚式当日に近いタイミングで欠席する場合は、ご祝儀を送ったりすることもマナーです。
結婚式当日までに、送り方の手順や方法などを確認しておきましょう。

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結婚式に参列する場合

まず、必ず自身の身体が健康な状態か、結婚式当日に熱はないかなどを確認しましょう。
咳が止まらない場合や体温が37.2度以上ある場合は、出席を控えたほうがいいでしょう。
その症状が出た時点ですぐに新郎新婦に連絡をします。
参列する際はマスクの着用は忘れずに、式場についたら手洗いうがいや、手の消毒をこまめに行うように心がけましょう。

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結婚式開催はふたりが納得する決断を

やっとの想いで決めた結婚式も、新型コロナウイルスの流行という未曾有の事態で思いがけず頭を悩ませているカップルやゲストの方々の声をたくさん聞いてきました。
どんな決断も、たくさん頭を悩ませて出した答え。
新郎新婦においては開催・延期・中止それぞれでやるべきことがあるので、式場と連携してしっかり進めていきましょう。
ゲストは欠席をする場合はマナーを尽くし、出席する場合は体調管理と感染対策をしっかり行うことを忘れずに。

※ 2021年5月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー