披露宴に出席できなかった方などから届く祝電。色々な定型文も充実していますが、オリジナルで「泣いてしまうほど感動する電報」や、「会場中が大爆笑になる面白い電報」なども届くことがあるそう。
結婚式の司会をしていた方から聞いた、実際にあった素敵な電報の数々をご紹介します! あわせてチェックしておきたい電報を贈る時のマナーやワンポイントアドバイスも。
素敵な電報実例集3選
1.新婦から新郎へサプライズ電報
実際には電報ではなくて手紙だったのですが、新郎に内緒で打ち合わせをして当日は祝電の最後に読みました。
「実は先ほど新郎宛に祝電が届きました。特別な方からの祝電ですので披露させて頂きます」という形で読みました。新郎もゲストも最初は新婦からと言う事に気づかず、「誰?誰?」と頭にはてなマークがたくさん飛んでいるようでしたが、最後には新婦からのサプライズメッセージだと言う事に気づき、とても感動しておられました。
2.天国から新婦へのメッセージ
「亡くなっているお父様が天国から祝電を送ってくださいました」。実際はご家族の方の計らいなのですが、お父様が天国から祝電を出したと言う想定で文面を考えてくださり読みました。
本当は一緒にバージンロードを歩きたかった。でもいつも天国から見守っているからね。○○さんといつまでも幸せに。
といった内容に新婦はもちろん、新郎もご家族の方もゲストも会場中が涙に包まれました。
3.電報で新郎新婦に指示
新郎のご友人からの電報です。「ここで、二人の愛情の深さを見たいので、新郎は新婦に『絶対に幸せにします!』と宣言し熱い抱擁をかわしてください」というような会場にいる方の笑いを誘う祝電もありました。
新郎新婦には気づかれないように会場側と連絡をとって実現したサプライズ祝電でした。
祝電を送る際のポイント2つ
新郎新婦に祝電を送る事を連絡する
祝電は披露宴の前に新郎新婦が「どの祝電を読むか」を決めることが多いです。3~5通程度は全文読みますが、残りの祝電はお名前のみになってしまう、なんてこともよくあります。
もちろん強制するわけにはいきませんが、「楽しい祝電を送るので、ぜひ披露宴で読んでほしい」と希望を伝えることで、披露してもらえる可能性も広がります。
新郎新婦に関するネタや下品なネタはNG
祝電は、その場にいませんが披露宴でのスピーチと同じです。忌み言葉を使ったり、新郎新婦に関するネタを使ったり、下品なネタを使ったりするのはマナー違反となります。
友人や会社の仲間の中では盛り上がったとしても、ご両親や親族の方、年配の出席者の耳にも入ると言う事を頭に入れた内容を考えるようにしましょう。
最近では、ぬいぐるみ電報、バルーン電報、声を届ける電報など、様々な電報がありますので、どれを送るか選ぶのも楽しいですよね。
新郎新婦へお祝いの気持ちが届く素敵な電報作りができますように。
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※ 2021年10月 時点の情報を元に構成しています
「披露宴演出」 の ハウツー・ノウハウ に含まれています