一生残る結婚式の写真。最高に幸せな瞬間は、写真にもきちんとおさめておきたいですよね。
何度でも見返したくなるシーンは、挙式・披露宴の当日はもちろんのこと、じつは準備期間にもたくさんあります。
「花嫁目線でのウェディング写真を残したい!」
「インスタでさりげなく結婚準備写真を投稿したい!」
そんなプレ花嫁さんからの声に応えて、編集部がリサーチ!
"花嫁がスマホで押さえておきたいウェディングシーン"をスマホ写真研究家で「スマフォトジャパン」代表のELLEJOUR ®さんにセレクトいただき、おすすめの撮り方を教えていただきました。
ウェディングのワンシーンを素敵に切り取る方法を、ELLEJOUR ®さんのイメージイラストとともにご紹介します!
1:想いをこめた招待状・プチギフトをずらり並べて
「あのとき準備がんばったよね~!」と思い出してほっこり
ゲストのことをたくさん考えて決めた招待状、あれこれ迷った当日配布するプチギフト。
とくに昨今のwithコロナウェディングでは、考えすぎるほどに考えて用意するカップルが多いのではないでしょうか。
渡したら2人の手元に残らないものだからこそ、忘れずに写真に残しておきたいもの。発送前のたくさんの招待状を自宅で、配布前のプチギフトを開場前の会場で…そんな風にたくさん並んだアイテムは画にもなります。
「バタバタで送ったよね」「喜んでもらってよかったよね」など、彼と見返せば、準備のときのふたりの気持ちがあふれだ出す一枚に。
2:プランナーさんとの打合せのひとコマ
書類やサンプルが並んだテーブルを真上からおしゃれに
"自分たちらしい1日"のために、予定を合わせて何度も繰り返すプランナーさんや式場の担当者などとの打合せ。打合せシーン自体の写真を撮っているカップルは少ないもの。大変だったその日々は大切な思い出になるため、撮影しておくと“結婚式の裏側公開”っぽくて数年後に思い出話に花が咲きそう。
打ち合わせした資料などが置かれたまま、テーブルを真上から俯瞰で撮るのがおすすめです。ブライダルサロンはどこもインテリアにこだわっているので、画になります。
3:ウェディングシューズやティアラのアップショット
それだけで可愛い!ウェディングらしさ100%のカットに
ふだん履かないようなデザインのハイヒールや、花嫁だけの特権・キラキラ輝くティアラはそれだけで画になりますよね。
もうそこにあるだけで可愛いアイテムですが、撮り方にもひと工夫を。たとえばシューズはヒールを手間にしてアップで撮影、ティアラはデザインの細部が見えるよう接写で撮影するなどすると、ぐっと非日常感を演出できます。
また、自分が当日身に着けたアイテムはもちろんですが、ドレスの試着にショップに行ったときなどにディスプレイしてある小物を撮影するのもおすすめ!(かならずショップの方に撮影していいか確認してくださいね)
素敵な空間にたくさんの可愛いウェディング小物が並んでいる…そんな機会はなかなかないので、ぜひいろいろ撮影してみましょう。見返すたびにうっとり幸せな気分に!
4:純白のウェディングドレスが並ぶ圧巻の1枚を
着用シーン以外の美しい写真も残そう
結婚式の花嫁の楽しみの一つといえばもちろん「ドレス選び」ですね!
試着で訪れるドレスショップのウェディングドレスがずらりと並んでいるシーンは、それだけでわくわくする非日常な空間。そのドレスが並んだ様子は、目に焼き付けつつ忘れずに撮影を。ふわっと美しく広がるスカートのラインをクローズアップして撮るのもいいですね。
着用シーンは検討用、記録用に撮影する花嫁が多いと思いますが、"当日選ばなかったけど迷ったドレス"も大切な想い出に。記録用にパッと撮るだけでなく、ぜひ背景やポーズにもこだわって撮っておくといいですね。
また、どうしても試着することに集中しがちですが、ちょっとした合間の時間に、ドレスをショップのイスやソファーにかけたりして、雰囲気作りをしておしゃれに"物撮り"しておくこともおすすめです!(こちらもショップの方に撮影していいかの確認を)
5.主役しか知らない"ゲストが入る前の誰もいない会場"
入口から引いて全体を撮ったり、天井などの細工を撮ったり
衣裳やお料理、演出など写真に撮る機会の多いものはよく思い出せても、あとから意外と思い出せないのが「式場」や「披露宴会場」のディテール。
当日はバタバタしているし、すでにゲストが会場に入っていると撮影するのが難しいので、準備期間中にあらかじめ誰もいない時間を狙って撮影させてもらいましょう。
下見の際の"比較検討用"としての写真ではなく、「これから私たちの結婚式が始まる」とイメージを膨らませて、ぜひ撮り方にもこだわってみてください。自分の入場シーンをイメージして、入り口から会場を見渡したところ、こだわっている天井の細工を真下から見上げて…など。
今後、リニューアルなどで様子が変わってしまうこともあるので、細かいところまでしっかり写真に収めておけるといいですね。
6:装花は"画面いっぱいお花!"のアップ写真を
ウェディング会場ほどたくさんの花に囲まれる機会はありません
見返したときに会場の雰囲気をそのままリアルに思い出させてくれる装花。
高砂、ゲストテーブル、ブーケ、ブートニア…ウェディング会場ほど、たくさんの生花にあふれる機会はほかにはめったにないですよね。
せっかくなので撮り方にもひと工夫。背景に空間が出ないくらいアップで、カメラの画面いっぱいが花で埋め尽くされるような写真を撮っておきましょう。色鮮やかさ、生花のフレッシュさが伝わる素敵な一枚に。
時間があれば当日ゲストが入る開場前の時間に、会場で写真を撮りたいものですが、難しければ家族やカメラマンにイメージを伝えてお願いするのもいいですね。
7:花嫁目線の新郎の晴れ姿”ブートニア・タイを結ぶ姿”
主役の愛する新郎を!凛々しいシーンを忘れずに
花嫁に比べるとどうしても枚数が少なくなりがちな新郎の写真。
でも、いつもよりちょっと緊張してかしこまった雰囲気の新郎の表情や、タキシードに飾られたブートニアのアップ、女性が好きなしぐさの王道・タイをキュッと結ぶ姿など、花嫁目線での彼の姿を当日の控え室でぜひ撮影しておきましょう。
自分たちが後から見返して盛り上がるのはもちろん、新郎のご両親と一緒に結婚式の写真を見るときにも、話に花が咲きますよ。
8:ブライズルームでのヘアメイク中の鏡越しの花嫁
これからゲストの前に出る…ドラマティックな1枚に
ブライズルームで花嫁が支度しているシーンは、舞台裏っぽくストーリーがあって素敵な1枚になること間違いなし!インスタでも人気の"映えるショット"です。
鏡に映るる準備シーンをいろいろ撮ってみましょう。家族や友人にお願いして、斜めのアングルから撮影しても。後ろ姿も写しつつ鏡越しの花嫁が口紅を塗ったり、イヤリングをつけたりしているところなど自然な動きが撮れておすすめです。
9:ドレスアップした友人たちの足元ショット
SATC風!?モノクロ加工すればさらにセンスアップ
挙式後にゲストへの御礼のメッセージを添えてSNSに投稿する際、ゲストの顔が写った写真はなかなか使えませんよね。
そんなときにおすすめなのが、ドレスアップした友人たちの足元を撮らせてもらった写真。カメラを意識したそろった足元ではなく、自然に動いている様子を、ドレスの裾がちょっと入るくらいのアングルで、可愛い靴が見える足元のショットが撮れると素敵!
カジュアルな会なら、花嫁も直接撮ることができますね。その写真をさらにモノクロ加工するのがオシャレな雰囲気が出て良い感じに!
10:想い出のフォトブックを並べたアフターウェディングの1枚
「写真を写真に撮る」は画になります!
結婚式の写真は、思い立ったときにいつでも手に取って楽しむことができるフォトブックにして残すのがおすすめ。
準備編、前撮り編、挙式編、披露宴編…などと何冊かにわけて作製するのもいいですよね。
そんなフォトブックが出来上がったら、ぜひ挙式の余韻にひたりながら記念に1枚撮影を。想い出のウェディング小物と一緒に撮影するのもおすすめです。
じつは写真をさらに写真に撮る、というのはとっても画になるんですよ。
ウェディングは非日常の体験。こまめに写真に残すのを忘れずに
いかがでしたでしょうか。
ELLEJOUR ®さんが「これから自分が結婚式を挙げるならぜひ撮りたい!」という、10のシーンをセレクトしてくださいました。
たしかになにげないシーンは撮影することを忘れてしまうことが多いもの。
今回ご紹介した撮り方は、どれもそのままSNSなどにおしゃれに投稿できる!というのが特長です。
SNSに投稿する際に顔出しがちょっと…というときは、画像を顔がわからないように加工したりしますが、せっかくの雰囲気を壊しがちですよね。
そんなことを気にする必要がなく、さりげなくおしゃれに投稿できる写真ばかりです。
ウェディングは非日常の体験。準備段階からこまめに撮影して素敵な想い出をたくさんカタチに残したいですね。
写真・イラスト/ ELLEJOUR ®
「スマフォトジャパン」はスマホで誰でも簡単にオシャレな写真が撮れるように、スマホ写真のテクニックや加工方法などを発信する、日本で初めてのスマホ写真の協会。
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※ 2020年10月 時点の情報を元に構成しています
「結婚式準備」 の 雑学 に含まれています