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ブライダルシーズン到来。これから結婚するカップルは「コロナによって挙式・披露宴の価値観や優先順位が変化した」と半数以上が回答!

2020.09.25

気持ちのいい季節に近づいてきました。本来、10月はブライダルのハイシーズン。この4連休、各観光地は多数の観光客が集まり、交通網も渋滞するなど、コロナ感染症拡大の自粛モードが少しずつ回復されている状況が見られました。

しかし従来であれば、多くのゲストが集まることが多い結婚式・披露宴に関しては、実施していいものかどうか悩み、1年ほど前から準備していたにも関わらず延期を決めたカップルも。また実施を決めても、どのような形がよいのか、誰を招待してよいのか、万全の感染症対策とはと多くのカップルが頭を悩ませているのが現状です。

そこでみんなのウェディングでは、これから結婚する(挙式・披露宴などをおこなう)新郎・新婦157人にアンケート。少しずつこの新しい日常とうまく付き合うことに慣れてきた2020年9月だからこその、コロナ禍で結婚するカップルたちの前向きな姿勢が伺えました。

コロナ禍の挙式・披露宴について「とても不安」は56.1%

従来ならば、幸せいっぱいの結婚直前。しかし、このコロナ禍という未曽有の状況を迎え、挙式・披露宴に関して不安をとても感じているという人とまあ感じているという人も合わせると87.3%と、ほとんどのかたがこの状況での挙式・披露宴に関して不安を感じていることがわかります。(n=157、単一回答)

収束の見通しが立たない、だからどうしても不安が大きくなる

その不安な理由をきいてみると…(n=137 、複数回答)

すこしずつ状況は落ち着いているように見えるものの、感染者はまだまだ多く、ウイルスの感染力が強まるのではないかと言われる秋冬にむかうため、いつ収束するのかがわからないこの状況。やはり「コロナの影響が今後どうなるかわからない」75.9%という見通しの悪さがカップルたちの不安につながっていることがわかりました。

どうしても人が集まる機会となるため「自分たちの挙式・披露宴で感染者が出るかもしれない」56.2%や、そもそも「多くの人が集まる挙式・披露宴を企画していいのか悩む」というひとも49.6%に。

また今までの感謝を伝えたい結婚式ではあるものの、「呼びたい人を呼べないかもしれない」という不安も50.4%。特にコロナウイルス感染症は高齢者や持病がある方にリスクが高いことや、感染者が多い首都圏に住んでいるゲストを呼ぶのをためらったりと、悩みは多様で深いものとなっています。

そしてすべての経済活動が止まった、2020年4月~5月。「再び緊急事態宣言が出たら準備したものができないかもしれない」が49.6%。有無をいわさず、式を延期、中止せざるをえなかった先輩カップルもいたため、どうしても不安になってしまう…のが実態のようです。

見通しがたたないということで、「コロナの影響が今後どうなるかわからず、式・披露宴そのものを実施できるかわからないため準備のモチベーションがあがらない」(43.1%)という声も。

さらに、現在増えているのが招待客を絞った少人数制の結婚式・披露宴。そのため「コロナの影響で、式に呼ぶ人を絞らなければならなくなり呼びたい人を呼べなくなって悩んでいる」(22.6%)という声もありました。

また日々変わる状況、どう判断していいか前例がない中で、「コロナの影響で、結婚式をどうするべきかについてふたりと親の間で意見が異なりどう調整するべきか悩んでいる」(10.9%)や「コロナの影響で、結婚式をどうするべきかについてふたりの間で意見が異なりどう調整するべきか悩んでいる」(10.2%)など、結婚式や披露宴をどうするかについて、意見を調整する困難さに直面しているカップルもいるようです。

未曽有の状況、だからこそ本当に大切なことは何かを見つめる機会に

予定通りの式・披露宴をあげるのか。実施、中止、延期…。人数を絞って少人数婚、親族婚にする? 二部制や二期制にする? まずはふたりの今を撮影しておく? まずはオンラインで結婚報告をする?……。

従来の結婚式・披露宴スタイルがなかなか実施しづらくなってきており、その分「自分たちはどうしたいのか」の選択を迫られることが多くなったのがこのコロナ禍の結婚式。

ふたりの間で、そして両家の親等ともどうしたいか、どうするべきかを話し合うことが増えた分、価値観にも大きな影響があったようです。

このコロナ禍にあたり、「挙式・披露宴についての価値観や優先順位が変化した」と回答した人は52.6%も。(n=190、単一回答)

そして、変化したと回答した人に変化した点をきいたところ(n=100、複数回答)、「挙式・披露宴で大切にしたい人やことの優先順位をつけるようになった」という声が51.0%にのぼりました。

現状多くの人をなかなか招待しにくい中で「誰を呼びたいか、誰に感謝の気持ちを伝えたいか」や、式・披露宴で「大切にしたいことはどんなことなのか」の優先順位をつけざるを得なかったことで、より優先順位やふたりの価値観が明確になっていったのかもしれませんね。

また、「挙式・披露宴以外で大切にしたいことは何かを考えるようになった」という声も25.0%ありました。自分たちのこだわりを、式・披露宴で実現する。このコロナ禍でフォトウェディングや前撮りが人気急上昇中なのも、こんな気持ちの変化が大きかったのかもしれませんね。

そして、どうしても意見が異なることが多いからこそ、「自分たちが挙式・披露宴で何を大事にするべきかお互いに話すようになった」(38.0%)、「芳樹・披露宴以外で何を大事にするべきかお互いに話すようになった」(21.0%)と、お互いが向き合う機会にもなった様子です。

withコロナ時代=式や披露宴、そして結婚のあり方が変化する新しい時代。だからこそ、自分たちにとって「大切なもの」が明らかに

このコロナ禍は私たちの生活を否応なしに大きく変化させました。働くということのあり方、友だちとのコミュニケーション、時間の過ごし方。そして、それは人生の大きな節目でもあるウェディングスタイルまでも、大きく変えようとしています。

そんな困難な時代に不安になってしまうのは当たり前のこと。でも、いっぽうで、この局面をふたりでどう乗り切るかが、ふたりにとっては長い人生の中では契機になるのではないでしょうか。

いま変わりつつ、そして新しいものも次々と生み出されつつあるウェディングスタイル。そんな多様なスタイルを通して「自分たちにとって大切なものは何か」を見つめなおし、明らかにしていくことこそが、この時代を生き抜くふたりの強い武器になるのかもしれません。

※ 2020年9月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー