結婚に関する指輪には、「婚約指輪」と「結婚指輪」があります。
この2種類の指輪はどのような意味を持ち、何が違うのか。また必ず両方準備する必要があるのか、などを解説します。
「婚約指輪」と「結婚指輪」の違いとは
「婚約指輪」とは、プロポーズのときに結婚の誓いとして、男性から女性に贈られる指輪のこと。一般的にはダイヤモンドなどの宝石がついた豪華な指輪が人気です。
一方、「結婚指輪」は、結婚の証として夫婦ふたりとも日常的に身につける指輪。
日常生活の中でも支障のないようにシンプルなものを選ぶカップルが多いですよ。
婚約指輪とは
婚約指輪とは「結婚したい」「一生大切にする」という気持ちとともにプロポーズの際、男性から女性に贈られるもの。エンゲージリングとも呼ばれています。
婚約指輪の起源は古代ローマ。
約束を果たす際に用いられていた鉄製の輪が次第に金製になり、恋人同士の愛の証として使われるようになったそうです。婚約自体には法的な縛りはありませんが、婚約指輪を贈ることで誓いがより強固なものになります。
ですが、デザインにこだわりのある女性の場合、プロポーズのあとにふたりで選びに行くというパターンを望んでいることも。また、結納の場で結納品として納められることもあります。
エンゲージリングは、基本的に婚約中につけるものですが、最近では結婚後も結婚指輪との重ねづけを楽しむ方もいます。華やかなデザインであることがから、パーティーや特別な日に身につけるという方も多いようです。
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結婚指輪とは
結婚指輪とは、結婚をしているふたりがペアでつける指輪です。身につけていると既婚者なのでは?と受け止められるほど、一般的には左手の薬指にはめることが多いです。
丸い形の指輪を交換する愛の儀式は、1000年前のローマより続くともいわれ、長い歴史があります。途切れない愛を表す丸い指輪を交換することで、永遠の愛を誓い合うことができます。
結婚指輪は、ペアで持つもののため一緒に選んだという方がほとんどですが、なかにはお互いが相手のものを選んで贈り合ったという方も。
結婚式のセレモニーで使用することが多く、結婚式に間に合うように購入される方、また入籍前に購入する方が多いようです。
結婚指輪は結婚後、毎日身につける方がほとんど。
そのため、どんな服装にも合うシンプルなデザインが多く見られます。
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婚約指輪と結婚指輪の金額相場の違い
婚約指輪の相場は275,500円ほど。
女性へ結婚を申し込む婚約指輪の相場は、結婚指輪より金額相場が高い傾向にあります。鑑定書つきのダイヤモンドがついていたり、色褪せにくいプラチナやゴールドで作られていることがその理由です。
一方、結婚指輪の相場は約150,000~200,000円程度。日常で身につけるものだからシンプルなデザインが多く、婚約指輪と比べると、相場は低めです。
なお、ダイヤモンドや誕生石などの宝石をつける、デザインを凝ったものにする、オーダーメイドにするといった変更によって金額が高くなる場合もあります。
婚約指輪と結婚指輪のデザインの違い
一般的に婚約指輪は、婚約の証として渡すだけあって華やかなデザインのもの。
大きなカラットのダイヤモンドがついたデザインが人気です。
そのわけは、硬度の高いダイヤモンドは変わらない愛を誓う際に相応しいといわれているから。
最近は、指輪全周にぐるっとダイヤが並べられた「エタニティリング」、「ハーフエタニティリング」を婚約指輪として贈る方も。
結婚指輪は毎日身につけるためシンプルなデザインが選ばれています。ダイヤモンドをつける場合は小さめにすることが多く、大きなカラットのダイヤがついている結婚指輪はあまり見かけません。
年を経ても年を経ても変わらずつけていられるようにシンプルながらも、遊び心のあるデザインのものが多め。真っ直ぐなストレートタイプだけではなく指の形を美しく見せるカーブやV字のものも人気がありますよ。
婚約指輪と結婚指輪の付け方の違い
実は、指にはそれぞれ意味があり、指輪をどの指にははめるかに指によって込められる意味が違います。
厳密にはどこに着けるべきという決まりはありませんが、婚約指輪も結婚指輪も「愛の絆を深める」という意味を持つ左手の薬指にはめられることが一般的です。
婚約指輪はゴージャスなデザインのため日常使いをする人は少なく、記念日ディナーや結婚式に参列するときなどの特別なシーンで身につけます。
また、結婚指輪に重ね付けをして楽しむ方が多いですよ。
一方、結婚指輪はシンプルなデザインで日常的に身につけます。職場で指輪を着けにくい人はチェーンに通してネックレスにしたり、職場の外だけ着けることも。
婚約指輪と結婚指輪の選ぶ時期・準備方法の違い
婚約指輪はプロポーズ前に男性だけで買いに行くことが多いようです。
複数のショップを回ったり、ネットで彼女が気に入る指輪を探します。彼女にバレたくないならこっそり指輪のサイズをチェックする必要もあるため、時間を要することを知っておきましょう。
オーダーや刻印の注文で1ヶ月程度待つこともあるので、渡したい時期の3ヶ月以上前から準備を。
ただし、女性によってはデザインへのこだわりなどがあり、せっかく選んでくれた指輪でも内心微妙…と思われてしまうことも。彼女の好みなどをさりげなくリサーチした上でプレゼントするか、場合によっては一緒に選びにいく約束をするなども考えてみてもいいでしょう。
最近では婚約指輪につけたいダイヤモンドなどの宝石のみをプレゼントして、プロポーズ後に彼女と一緒に指輪を選びにいく方も多いですよ。
結婚指輪は結婚式までにふたりで一緒に買いに行くのが一般的です。結婚指輪も結婚式の3ヶ月前には指輪探しをしましょう。素材・デザイン・オプションなどによって受け取りまでの期間が異なります。
また、ウェディングフォトを結婚式前に撮影するなら、撮影日に間に合わせましょう。
婚約指輪、結婚指輪ともに事前にブランドの下調べを。
指輪のデザインやオプションサービスや受け取りにかかる期間、金額だけでなく、アフターサービスもチェックしましょう!
プロポーズで婚約指輪がほしい!でもデザインは選びたい…そんな女性の理想を叶えるには
プロポーズにサプライズで婚約指輪を贈りたい!贈ってもらいたい!という人は多いもの。一方、婚約指輪は自分が気に入ったデザインでないと…という声も。サプライズで婚約指輪を贈るのは、ちょっぴりハードルが高いですよね。
そんな彼女の希望を叶えたい男性、サプライズプロポーズされたいけれど指輪は一緒に選びたいという女性、どちらもの希望を叶えるプロポーズアイテムを用意しているブランドがあります。
たとえば、銀座ダイヤモンドシライシの「スマイルプロポーズリング」!
業界初!その場でサイズ調整可能なシルバーリングに、婚約指輪で贈りたいダイヤモンドをセッティングした、プロポーズ専用リングです。
スマイルプロポーズリングを使ったプロポーズの流れはこちら♪
①ダイヤモンドを選ぶ
②スマイルプロポーズリングにセットする
③プロポーズをする
④後日、来店して好きなデザインを選ぶ(指輪にもネックレスにも♪)
⑤選んだデザインにダイヤモンドを留める
⑥婚約指輪の完成♡
これなら、プロポーズにサプライズで婚約指輪を用意できますし、そのリングがお相手の指のサイズに合わない…ということがありません!
プロポーズ後に、ふたりで一緒に好きなデザインを選ぶことができるので、ふたりの希望のデザインの婚約指輪になります。
ダイヤモンドを外したプロポーズリングには、カラーストーンを留めて記念にプレゼントしてもらえるんだとか!それもうれしいですね。プロポーズを考えている方はぜひチェックしてみてください。
婚約指輪と結婚指輪、両方必要?
婚約指輪と結婚指輪を用意するカップルが多いものの、両方用意しなければならないルールはありません。
婚約指輪を用意しなかった先輩カップルたちの意見を聞いてみました!
婚約指輪をもらわなかった花嫁は3割
みんなのウェディングニュース編集部で259人に実施したアンケート結果によると、婚約指輪を用意しなかった先輩カップルは約3割。
その理由は大きく3つに分けられます。
婚約指輪を用意する必要性を感じなかったため
結婚の誓いとしての婚約指輪を必要と感じていない女性もいます。彼女がどう感じているか事前にリサーチしておきましょう。場合によっては婚約指輪を用意しない代わりに結婚指輪を豪華にするというのも手ですね。
またご家族から譲り受けた指輪を婚約指輪にする場合も、新たに婚約指輪を購入する必要がありません。
経済的な理由から婚約指輪の優先度を下げたため
婚約指輪は高価な買い物。結婚指輪も買うとなると総額30万円ほどかかります。
引っ越して同居を始めたい、結婚式を挙げたい、新婚旅行を豪華にしたいなど、婚約指輪をもらうよりも優先度の高い希望が他にあるかも。
ふたりで優先度順にリストアップして話し合いましょう。
婚約指輪以外の結婚記念品がよかったため
ネックレスなどの他のアクセサリーや憧れのバッグ、ずっと欲しかった家電など、婚約指輪よりも欲しいと思うアイテムがある場合、それを結婚記念品として贈るのは良いアイデアですね。
もし彼女から「婚約指輪はいらない」と言われたら、代わりに欲しいものがないか聞いてみましょう!
「婚約指輪」がなくてもプロポーズはできる
みんなのウェディングユーザーの花嫁さんにアンケートしたところ、「婚約指輪が欲しいと思っていた」方は約7割!
一方で、半数近くの方が「婚約指輪は自分で選びたい」との回答結果が出ました。
「婚約指輪は欲しいけど自分で選びたい」 が多くの女性の婚約指輪に対する本音なんですね!
彼女に婚約指輪を選ばせてあげたいのならダイヤモンドをプレゼントする、またはプロポーズ用のリングを用意する方法があります。
プロポーズ後に一緒に婚約指輪を買いに行くので、サプライズプロポーズが叶う上に、彼女が自分で好きな指輪を選ぶことができますよ。
ふたりで納得のいく指輪選びを
そもそも婚約指輪や結婚指輪を絶対に持たなければならないという決まりはありません。
それでも、結婚を誓う婚約指輪やふたりで身につける結婚指輪に憧れを持つ方は多いもの。
結婚を意識し始めたら、指輪を用意するのか、どんな指輪にしたいか意見を出し合ってみましょう。ジュエリーショップを見に行くデートをするのも良いですね!
みんなのウェディングは、ふたりが納得できる指輪探しを応援しています!
迷ったときはみんなのウェディングの花嫁コミュニティに相談してくださいね。先輩花嫁さんたちからアドバイスをもらえるかも!
※ 2022年10月 時点の情報を元に構成しています
「結婚指輪」 の キホン に含まれています