日常的に使うタオルは洗濯の回数も多く、買った当初のフワフワ感や吸水性がだんだんと失われていきますよね。
また、フワフワでいい香りのするタオルにしたくて、柔軟剤を試してみたり、あたたかいお日さまの下で乾かしてみたり。
普段なんとなく洗ってしまうタオルですが、少しだけ気をつけることでいい状態を保つことができるようです!
そのポイントを伺ってきました!
タオルだけで洗う!?柔軟剤はNG?タオルの正しい洗い方とは
今回、IKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック)でタオルソムリエをされている牟田口さんにお洗濯のポイントを教えていただきました。
牟田口さん、よろしくお願いいたします!
さて、早速なのですが、タオルのお洗濯でのコツやポイントを教えてください!
ポイントはこの4つです。
・ 洗濯機に洗濯物をいれすぎないこと
・ 蛍光増白剤や塩素系漂白剤、柔軟剤の入っていない洗剤で洗うこと
・ 柔軟剤をなるべくつかわないこと
・ 乾燥させすぎないこと
洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎると、洗い終わった後にクシャクシャとなっているかと思います。
タオルをふっくらとさせるために、たっぷりの水で(できればタオルが洗濯機の中を泳ぐくらいの量で)洗濯をしましょう。
また、刺激の強い洗剤はコットンを痛める原因になります。
週末の自分の洗濯機を思い出しました…
いつもまとめて洗ってしまうからぎゅうぎゅうです…
毎回の洗濯でやるのは難しいですよね。
本当は、タオルはタオルだけで洗濯するのがベストですが、僕自身も難しいです。
でも、お気に入りのタオルを洗うときや、余裕があるときはやる、くらいでもできたらいいですよね。
確かに。毎回は無理でもたまにならできそう!
そして柔軟剤はなるべく使わないほうがいいのですね…
そうなんですよね。
柔軟剤を入れるとタオルは確かにふっくら柔らかくなる印象がありますが、吸水性を下げてしまう要因となるんですね。
弊社の新品タオルを通常に洗濯した場合(左)と、柔軟剤を入れて洗濯した場合(右)の実験です。1度の洗濯で、こんなに水吸わなくなります。 pic.twitter.com/XXowpl43hD
— mutta@イケウチオーガニック (@MUTAGU) December 14, 2018
これはみなさんに体験していただきたいのですが、IKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック)のお店には200~300回洗濯したタオルで手を拭く体験ができます。
200~300回とは、約5年間使い続けた時にするであろう洗濯の回数。
柔軟剤を使わず、たっぷりの水で洗われたタオルはふっくらしており吸水性も抜群でした。
手を拭くと、手のひらが本当にサラサラに乾くのです。
わたしが体験させていただいたのは、2015年に販売された「コットンヌーボー」というアイテム。
5年間の歳月を経ても、ものすごい吸水力でした!
<2020年のコットンヌーボーはこちらからチェック!>
タオルソムリエがすすめるタオル洗いに最適な洗剤とは?
先ほど、蛍光増白剤や塩素系漂白剤、柔軟剤の入っていない洗剤で洗うことがタオル洗濯のポイントと伺いましたが、どのような洗剤がありますでしょうか?
なるべく化学物質が入っていない無添加なもの、天然油脂のものが望ましいです。
スーパーなどに売っているもので含まれないものはありますので、洗剤の裏側などに記載してある成分表をチェックしてみてくださいね!
蛍光増白剤、塩素系漂白剤、柔軟剤フリーの洗剤で、おすすめをいくつか教えていただきました*
その中で木村石鹸のSOMALI(そまり)のかわいさに一目惚れをしてしまいました。
お肌にも赤ちゃんにも安心の石鹸です。
私も個人的に購入しましたが、液体石けんだけでも十分ふんわりするし柑橘のいい香りだから驚き。
セット使いでよりふんわりとした仕上がりに♡
▼SOMALI 洗濯用液体石けん 600ml
https://www.kimurasoap.co.jp
石けんで作った、シンプルな洗濯用洗剤。
衣類を傷めず、ふっくら柔らかに洗い上げます。
衣類への洗剤残りが少ないので、赤ちゃんの肌着や敏感肌の方にも安心 。
衣類のリンス剤と合わせてお使いいただくと、より一層ふんわり仕上がります。
天然のオレンジ精油の香り。600mlサイズはプレゼントにもおすすめ。(全自動洗濯機 / ドラム式洗濯機に対応)
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▼SOMALI 衣類のリンス剤 600ml
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衣類用液体石けんとセットで使っていただく、リンス剤600ml。
石けんでの洗濯の特有の悩みである「衣類が黄ばむ」「衣類に白っぽい石けんカスが付着する」という悩みを解消し、洗い上がりもより一層ふんわり仕上げます。
天然由来成分のみで作られているから、赤ちゃんの肌着や敏感肌の方にも安心。
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干すときのポイントは「たっぷりの空気」と「水分」
お洗濯時の注意点、難しいことはなにもないですね。
むしろ柔軟剤など付け加えていたものを減らすことが必要そうだなと感じました。
お洗濯の最後の仕上げ、乾かすときには何かポイントはありますか?
「パタンパタン」とたくさんの空気でパイルを立たせて
タオルを干すときは、パタンパタンとタオルを広げて振ります。
シワを伸ばしつつ、空気を当ててパイル地を立たせることで、ふっくらと乾かすことができます。
干すときは日陰で風通しのよいところで
直射日光を当てたり、タオルを乾かしすぎるとゴワゴワの原因になるので、日陰で風通しの良いところで干すのがベストです。
直射日光に当てた方が気持ちよさそうな気がしていました…!
状態のいいタオルには6%ほどの水分が含まれているのですが、直射日光に当たると太陽の力は強力なので乾きすぎてしまうんですね。
適度な水分を保つのもポイントです。
また、乾燥機はタオルの乾燥に向いています。
たっぷりの風でパイルも立ち、乾燥のさせすぎも防げるので、ふっくらと仕上げることができます。
お祝いやプレゼントで素敵なタオルをもらうことが増えてきました。
そのタオルを洗うときだけでも少し、洗い方にこだわってみてはいかがでしょうか?
私はこのあいだの週末、タオルとパジャマなどのコットン製品だけで洗ってみました。
洗濯機から洗濯物を取り出す際に洗濯物が絡まないという感動を久しぶりに感じました。
そして干すときは一枚ずつパタンパタンと洗濯物を振ってみる。
その行動だけで生活の満足度(QOL)が上がった気がしました!
忙しくてそんなことできない!というご意見もたくさんあると思います。
できるときだけでも、普段から直接肌に触れて使うタオルを、丁寧に優しく洗濯することを通して「ご自愛」してみてはいかがでしょうか。
※ 2020年2月 時点の情報を元に構成しています
「生活・家事・ライフスタイル」 の ハウツー・ノウハウ に含まれています