目に入れても痛くないほど手塩にかけて育ててきた大事な娘。
父親にとって、娘の結婚式というのは、嬉しくもあり寂しくもある、そんな特別な日。
今回は、最愛の娘に捧げた父からのサプライズムービーをご紹介します!
1.父の想い
打ち合わせでお越しいただいた際、お父様は少し寂しそうでした。
なかなか子どもができず、やっと授かった一人娘で、結婚するのは喜ばしいことなのだけど、でもやっぱりまだ寂しさのほうがまさっている、と本音を打ち明けてくださいました。
そして、新婦である娘さんの昔話など色々なお話を伺っているうちに、私は披露宴でのあるサプライズが浮かびました。
2.サプライズの実施
披露宴当日、いよいよサプライズが始まります。
新婦はご両親への手紙を読むため、高砂から移動しました。そこで司会者から、「実はここで新婦へのサプライズビデオがあります」 というアナウンスが。
何も知らない新婦はびっくりしながらスクリーンを見てみると。 お腹の大きい女性がソファに座っています。
そう、新婦を妊娠している時の新婦のお母様です。
そして撮影をしているのが新婦のお父様。
「今8ヶ月の後半」、「今日はよく動いています」、「元気いっぱいの子どもだったらいいな」など、二人でお腹の中のまだ見ぬ娘の話をしている音声も流れます。
穏やかで美しい笑顔の二人。
次はシーンが変わって出産です。
「頑張れ頑張れ!!」、「あー!痛い!痛いっ!!」、「もう少しですよ。頑張って!」
「オギャーオギャー」
「おめでとうございます。女の子ですよ。」
「女の子…あー無事に生まれたよかった!!」
新婦がこの世に誕生した時のビデオです。
この後も新婦が寝返りをしているビデオ、ハイハイしている所、歩き始めた新婦の姿、とご両親が撮りためていた新婦の成長記録のビデオが流れました。
小さい頃の新婦と、その周りで温かい笑顔で見守るご両親の声や表情がそのまま残っていて新婦は大号泣。
その横の新郎も大泣きです。そして会場も涙に包まれました。
このビデオ上映の後には新婦からの感謝の手紙。
泣きすぎて、なかなか読めない程に感動してしまっていましたが、「お父さんとお母さんの子どもで良かった」、「本当にありがとう」 という両親への感謝の気持ちをしっかり伝えておられました。
娘が生まれる前から様々なビデオを撮り続けていたお父様。
今度は新郎と新婦も自分のわが子を授かった時に小さな日常や成長した様子などをビデオに撮り、将来結婚する際にプレゼントしたいと思っているそうですよ。
※ 2016年3月 時点の情報を元に構成しています
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