結婚式費用はできることなら少しでも節約したい、自分たちらしさを演出したい…などの理由から席辞表を手づくりするカップルは少なくありません。
この記事では席次表のつくり方3つとマナーをご紹介します。
結婚式の席次表とは?
結婚式の席次表とは、披露宴の際にゲストにどの席に座れば良いのかを伝えるためのペーパーアイテム。
会場に入った際に自分の席を見つけるための役目があります。
席次表は絶対につくらなければいけない、というものではありませんが、用意することによってゲスト同士の交流にも役立ちます。
どんなゲストが参列しているのか、また同じ席になった人は新郎新婦とどんなかかわりがある人なのか。
これらをゲスト1人ひとりが知ることができる披露宴のコミュニケーションツールでもあります。
席次表のつくり方3選
そんな席次表、式場で注文することもできますが、せっかくならDIYしたいと思っている方も多いのではないでしょうか♡
手づくりする時に選べる3つのつくり方と、それぞれの特徴をご紹介します。
1から自分たちで完全手づくり
まずは、1から自分たちで席次表を手づくりする場合。
理想のイメージが固まっている場合や、結婚式のトータルコーディネートにこだわりたいカップル、また普段から何かをつくることが得意な方におすすめの方法です。
完全手づくりの場合、材料なども安く済ませることができるため節約効果もあります♪
作成時間も手づくりが得意な人であれば、短く済みますよ*
すべて自分で行うからこそ、理想のデザインの席次表が完成します♡
ただ、デザインや仕上がりにこだわったり、特別な材料を使う場合はほかの方法よりも費用や作成時間がかかってしまった、という場合も。
準備するもの
- 用紙
- リボンや麻紐
- カッターや定規
- パソコン
- プリンター
まず絶対必要になるのが用紙、とくに厚手の紙です。
席次表の仕上がりは使用する紙によって異なります。
0.15㎜前後がおすすめですが、仕上がりを冊子タイプにするのか、くるくると丸めるタイプにするのかによって適した用紙が違うのでつくりたいイメージに合わせて選びましょう。
基本的に手づくりする場合はパソコンはマストです。
エクセルやイラストレーター、専用ソフトなどを使って作成します。
自宅にプリンターがないという方は、印刷だけ業者に頼んでも◎
つくり方
1.デザインを決める
まずはどんなデザインの席次表をつくるかを決定します。
冊子タイプや三つ折り、くるくる席次表など、完成したイメージをしっかりと決めましょう。
絵が得意な方はイメージを一度絵に描くことで、その後の作業がスムーズになります♡
2.披露宴会場に合わせてテーブルのレイアウトをする
基盤となるテーブル配置をデザインします。
披露宴会場のレイアウトと同じになるように配置しましょう。
配置がわかりにくい場合は、当日ゲストを困らせてしまう場合もあります。
人数が多い席も少ない席も同じ大きさでつくりましょう。
3.ゲストの名前、肩書きを打ち込む
自分たちで決めた席の振り分けをもとにレイアウトしたテーブルにゲストの名前、肩書きを打ち込んでいきましょう。
この時に誤字などがないかふたり以上で必ずチェックを行います。
4.裏面(ほかのページ)のデザインを作成する
続いて裏面のデザインを作成します。
5.印刷し、装飾する
問題なければ、印刷を行い最終仕上げを行います。
リボンや麻紐を使ってデコレーションすることでよりおしゃれな仕上がりになりますよ♡
三つ折りなどにする場合はずれがないように定規などを使用します。
手づくりキットを活用する
続いて手づくりキットを活用して席次表を手づくりする方法をご紹介します。
手づくりキットとは用紙やリボンなどの装飾品、またデザインがセットになったもの。
必要となる作業はゲストの名前、肩書きの打ち込みと印刷、折ったりくるくる巻く作業や、最後の装飾のみです。
ほとんどの商品が席次表に必要なテンプレートもすべてダウンロードすることができるので、初めてのDIYでも安心です。
なので自分でデザインがうまくできるか不安な方や、パソコンなどが苦手な方におすすめしたい方法♡
セットだからこそ作業時間は短く済みますが、費用は完全手づくりよりもやや高めです。
準備するもの
- 手づくりキット
- キットに含まれていない装飾品
手づくりキットは、ほとんどのものがセットになっているためほかに用意するものはありません。
ただし、もともとのデザインにプラス装飾をつけたい場合は、その材料を自分で用意しましょう。
つくり方
1.希望のデザインの商品を選ぶ
現在、手づくりキットはさまざまなデザインのものが販売されています。
そのなかから、お好きなものを選びましょう。
結婚式のテーマや装飾のコンセプトがある場合は、テーマに沿ったものを選ぶと◎
2.テンプレートをダウンロードしてゲストの名前・肩書きを打ち込む
キット内に含まれているテンプレートをパソコンにダウンロード。
さまざまなパターンのなかから、自分の披露宴にぴったりのものを選びます。
そこに各ゲストの名前や肩書きを打ち込みます。
表紙や裏面のデザインに日付や名前を入れるところがある場合は、そちらも合わせて入力します。
3.印刷し、つくり方に沿って完成させる
デザインに問題がなければ、そのまま付属の厚紙に印刷します。
折る、もしくはくるくる巻いた後必要があれば装飾して完成です。
無料のテンプレートを使う
続いて無料のテンプレートを使って席次表をつくる方法です。
現在、インターネット上にはおしゃれでかわいい無料テンプレートがたくさん♡
そのなかでお気に入りを見つけることができたら、そのテンプレートを使って席次表を作成することができます。
テーブル配置やレイアウトはもちろん、裏面や表紙も一緒にデータが配布されていることがあるためパソコンが得意でなくてもオリジナリティーのあるデザインを作成することができます。
また、さまざまな素材を組み合わせて自分だけのオリジナルデザインをつくるのもおすすめですよ♡
作成期間はデザインによりますが、自分でレイアウトなどをする必要がないため比較的短めです。
無料のテンプレートを使うからこそ費用もグッと抑えることができます。
準備するもの
- 厚紙
- リボンなどの装飾品
- カッターや定規
- パソコン
- プリンター
準備するものはほとんど完全手づくりする場合と一緒です。
ただ無料テンプレートを使用するぶん、専門的なアプリやソフトは不要です。
つくり方
1.使いたい無料のテンプレートを見つけてダウンロード
まずは使いたい無料のテンプレートを探します。
日本のサイトはもちろん海外のサイトにもおしゃれなテンプレートがあるので要チェックです♡
希望のものを見つけたら、テンプレートをダウンロードします。
2.テンプレートにゲストの名前や肩書きを打ち込む
テンプレートに決定した配置どおりゲストの名前や肩書きを打ち込みます。
もしテンプレートと決定した机の数が異なる場合は、自分でデザインを修正します。
3.テンプレートにデザインを付け足す
配布されていたデザインで問題ない場合は、とくに追加作業は不要ですがもしプラスで自分でアレンジしたい場合はアレンジを加えます。
4.印刷し、装飾する
問題なければ、印刷を行い最終仕上げを行います。
三つ折りなどにする場合はずれがないように定規などを使用します。
席次表のつくり方別マナー
席次表は親族や友人はもちろん、会社の上司などにも必ず配布するもの。
そのため、失礼やマナー違反があってはいけません。
肩書きや名前を間違えない、誤字に気をつけることはもちろんですが、つくり方によっては気にしなければいけないことも。
おさえておきたいマナーをつくり方別に見ていきましょう。
1から自分たちで完全手づくりする場合
1から自分たちで完全手づくりをする場合は以下のことに気をつけましょう。
- 結婚式にふさわしくないイラストがないかチェックする
完全手づくりだからこそ、ふたりならではのオリジナルデザインを作成することができます。
ふたりらしさが出ていたとしても結婚式の場にふさわしくないデザインの場合、ゲストに不快な想いをさせてしまうことも。
不吉なデザインや万人受けしないデザインは避けることがマストです。
- どんなゲストにも見やすいかチェックする
完全手づくりの場合、レイアウトなども自分たちで行うからこそレイアウトに問題がある場合も。
たとえば、字が小さすぎてしまう場合、年配の方などからはうまく読めないということもあります。
どんなゲストでも見やすいレイアウト・文字の大きさを意識しましょう。
手づくりキットを活用する場合
手づくりキットを活用する場合は以下のことに気をつけましょう。
- キット内の用紙がプリンターに対応しているかチェックする
キットを購入する際、セットになっている用紙が自宅のプリンターに対応しているかのチェックが必要です。
もし対応していない場合、うまく印刷できずに内容がずれてしまう場合も。
- 結婚式場の雰囲気、テーマにあったデザインを選ぶ
お気に入りのデザインが完成しても、式場や装飾テーマに合わず席次表だけ浮いてしまったということも。
自分たちの式のイメージに合うか忘れずにチェックが必要です。
無料のテンプレートを使う場合
続いて無料のテンプレートを活用する場合は以下のことに気をつけましょう。
- 配布しているサイトの注意事項を必ず確認する
無料のテンプレートでも、誰かが必ずつくっているもの。
配布先によっては守ってほしい注意事項が添えられていることがあります。
こちらは必ず読み、理解したうえでテンプレートのダウンロードを行いましょう。
- 誤って無料ではないテンプレートを使ってしまうと著作権侵害にも
本来ならば有料であるテンプレートを勝手にダウンロードし使用すると著作権法違反になる場合も。
本来有料で展開されているものは、きちんと正規の値段を払って使用しましょう。
結婚式の席次表をカンタンに手づくりする3つの方法やマナーをご紹介しました。
結婚式にかかる費用はできるだけ節約したいもの。
ぜひ自分にぴったりの方法を取り入れて、おしゃれな席次表のDIYにチャレンジしてみてくださいね♡
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※ 2020年1月 時点の情報を元に構成しています
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