1. 結婚式口コミ みんなのウェディング
  2. みんなのウェディングニュース
  3. 挙式演出
  4. イメージ作りの参考にしたい人前式の一連の流れと注意すべき点

イメージ作りの参考にしたい人前式の一連の流れと注意すべき点

2019.12.18

結婚式・披露宴にて人前式スタイルを計画しているカップルも多いことでしょう。

人前式は、ふたりのオリジナルのウェディング演出を自由に考えられる点が特徴ですが、教会での結婚式を基本として、指輪交換や誓いの言葉が盛り込まれることがスタンダードな流れのようです。

そこで今回は、イメージ作りの参考にしたい人前式の一連の流れと注意すべき点についてご紹介します。

1.人前式の流れ

まず、人前式(じんぜんしき)とは、その字のとおり、両親やその他の親族、親しい友人などの前で結婚を誓うスタイルの結婚式です。

神仏に結婚を誓う宗教的な挙式スタイルとは異なり、出席者の宗教的背景にかかわらず式を執り行なうことができます。

人前式で必須の内容

人前式の進行は、入場方法・ウェディングドレス・指輪交換・宣誓等、キリスト教式の流れに近いことが多いようですが、基本的には自由です。

1)新郎新婦入場

2)結婚の誓約

3)指輪交換

4)結婚成立の宣言

5)新郎新婦の挨拶

6)結婚の承認

7)退場

全体の長さは、キリスト教式、神前式などと同様、20~30分以内でおさまるようにします。

ただし、唯一はずせないポイントは、会場のゲストを「立会人」とし、「立会人」による結婚の承認が行われるという点です。したがって、何らかの形で、新郎新婦は「立会人」に対して、結婚を誓うことが必要です。

式進行は「司会者」に

キリスト教式の結婚式が牧師によって進められる代わりに、人前式では「司会者」が必要です。

オリジナリティが高い人前式では、次の演出がどのようなことをするのか、ゲストに知らせる必要があります。 司会を誰にするかによっても、全体の雰囲気が変わるため、プロに頼むか、知人・友人に頼むのか、検討しましょう。

人前式での演出

1)入場時の演出

ベールダウン:母親

花嫁のベールには花嫁を邪悪なものから守るための「魔よけ」の意味があるといわれています。

ベールダウンは、「これからもずっと幸せでありますように」との母親の願いを込め、大切に育ててきた娘を送り出す「最後の役目」を象徴するセレモニーです。

ベールダウンは、結婚式直前に

・ブライズルームで母親がベールを下ろす
・挙式会場の入口で、ゲストに見守られながら母親がベールを下ろす

という方法があります。

アイル(バージンロード)入場:父親

花嫁が父親と腕を組んで入場する姿は、結婚式では定番のシーンですね。

花嫁と腕を組んで歩いてきた父親は、花婿に「これから娘をよろしくお願いします」という意味を込めて託します。

キリスト教式で入口から祭壇までの通路に敷かれた白い布のことを、日本では「花嫁は無垢であるべき」という意味から「バージンロード」という和製英語が定着していますが、本来の英語では「Aisleアイル/通路」といいます。

教会の床下に潜んでいると信じられていた悪魔から白い布を敷きその上を歩くことで新婦を悪魔から守ったことから来ています。

このほか人前式では、アイル入場に際して

・フラワーガールが花びらをまく

・リングボーイがリングピローを運ぶ

・ベールガールが花嫁のベールを持ち入場する

・ダーズンローズの演出を行いながら、先に新郎が入場する

などがみられます。

入場の方法も、ふたりが別々に入場する場合、新郎新婦が一緒に入場する場合、友人や家族と入場する場合など、アレンジはさまざま。

ふたりにぴったりの演出を考えてみてはいかがでしょうか。

2)結婚の誓約

ふたりが夫婦になることをお互いに誓い合います。誓いの文言は自由です。

・誓約の文言をふたりで読み上げる

・結婚誓約書にサインをする

を行います。

式場によっては、結婚誓約書の書式の用意がありますし、ふたりでオリジナルの誓約書を作成しても構いません。

誓約をする際には、会場ゲストのなかから友人・知人・親族を立会人の代表として立て、その代表の前でサインをするスタイルもあります。

3)指輪交換

新郎新婦がお互いに指輪を交換し合います。

この際の演出として、指輪を入場時にリングボーイに運んでもらうほほえましい演出がありますが、このほかに、「リングリレー」も見られます。

これは会堂の座席脇に貼られたロープに指輪を通し、後ろから前にむけて参列者が送る演出です。 新郎側新婦側で「どちらが早く指輪を届けられるか!」競争するなど、ゲーム感覚を取り入れることも可能な、楽しい演出にアレンジができます。

参列者の構成を考慮しつつ、取り入れてもよいですね。

4)結婚成立の宣言

司会者が結婚誓約書(結婚証明書)または婚姻届を列席者に見せて、ふたりが結婚したことを宣言します。

5)新郎新婦の挨拶

ゲストの前でふたりが夫婦と認められたことへの感謝と今後の抱負などが述べられます。事前に自分たちオリジナルの内容を準備しておきましょう。

6)結婚の承認

承認のしるしとしては、立会人が拍手をしたり、鈴を鳴らしたり、色々な演出が可能です。

・キャンドルリレー:参列者がリレー形式でろうそくを灯し、全員に灯ったところで承認の意を込めて吹き消します

・バルーンリリース:参列者が承認の意を込めて風船をリリースします。

7)退場

新郎新婦がふたりで退場します。退場の演出も自由です。 ぜひ素敵な演出を考えてみてくださいね。

目次に戻る

2.注意点

人前式はオリジナルの内容を盛り込めることがメリット。 ふたりの思いを込めて、しっかりと構成しましょう。

ところで、思いを込めるあまり、演出が盛りだくさんになりすぎて、長くなりすぎることのないように気をつけることが大切。 20~30分程度におさまるように心がけましょう。

そして、オリジナルの人前式では、

・失敗をおそれない
・恥ずかしがらない

ことが最も大切です。

ふたりの結婚式なのですから、どのようなハプニングが起こっても「それが正式」。 ぜひ素敵な人前式になるように、準備をしましょうね。


みんなのウェディング相談デスク

※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー