結婚式準備を進めるのは新婦ばかり。
新郎は何もしてくれない!という声がよく聞かれます。
結婚式場選びから始まり、結婚式披露宴の流れや演出・BGM選び、招待状の準備、ゲストの席順など、決めることがたくさんです。
乗り気でない新郎は衣裳選びも一手間です。
そこで今回は、協力して作る挙式!やる気のない新郎にも結婚式準備を手伝ってもらう方法 をご紹介します。
【目次】
- 1.新郎が手伝ってくれないという、花嫁の愚痴が多いワケ
- 2.男性のキモチ
- 3.男性に何をどう頼めばいいの?
- 4.まとめ
1.新郎が手伝ってくれないという、花嫁の愚痴が多いワケ
結婚に向けての準備は楽しいことばかり!のはずが、新郎がちっとも協力的でないうえに、準備が大変でイライラばかり。
花嫁の「マリッジブルー」の多くは、結婚式準備が佳境に入ったあたりから起こりやすいと言われています。
一般的に、結婚式は花嫁側が主導するケースが多いようです。 結婚式披露宴の婚礼衣装に包まれた幸せオーラに輝く花嫁姿こそ、一生に一度の晴れ姿。
この日のために準備や努力を惜しまない!という意識は、女性のほうが強いでしょう。 それだけに、思い通りに準備が進まなければ「結婚式なんてしたくない!」とネガティブな気持ちになりがちです。
そこに、彼が結婚式準備に乗り気でない素振りを見せようものならば、「ひょっとして彼は結婚したくないのでは?」と彼に疑いの目を向けるまでになってしまいます。
一方、男性の多くは、
主役は花嫁。結婚式は女性の思いを実現する舞台。
と考える傾向が強いようです。
「好きなようにしていいよ」「任せたから」との言葉は、決してウソではないでしょう。
けれども、女性の本音としては、
「ふたりの結婚式なのだから、一緒に決めていきたい」
「なんでも任せるなんて、責任を押しつけているだけでは?」
と思ってしまうようです。
でも、結婚式披露宴を挙げることに、彼も納得しているからこその「結婚式準備」ですよね。
花嫁も、自分のペースだけで突っ走るのではなく、ちょっと一呼吸おいてみませんか?
彼を結婚式準備にうまく「乗せる」コツがあるはずです。
ポジティブにとらえて、結婚式準備を乗り切るにはどうしたらよいのでしょうか?
2.男性のキモチ
男性と女性では関心が違う
もともとショッピングやパーティの雰囲気が好きな女性であれば、結婚式披露宴のドレス選びや料理選び、引き出物選びなど、どれも「楽しく」進めることができるでしょう。
友人に送るプレゼント選びを日常的に行なっている女性にとっては、引き出物探しのためにお店をあちこち探すことは、ちっとも苦ではありません。
一方、そもそも男性は、女性が楽しんで行なう「パーティ準備」の類には、あまり興味がないという人がほとんどかもしれません。
男性にとって、例えばドレス選びを一つとってみても、
・彼女に付き合ってドレスショップに行っても試着のために長時間待たされる。
・ドレスの感想を求められても、何と答えてよいやらわからない。
・そして、たった数時間のレンタルドレスに数十万も払うなんて、理解できない!
といったところではないでしょうか。
さらには、女性がこだわりがちな会場装飾の生花やテーブルセッティングなどは「どうでもいい」かもしれません。
これだけを見ると、男性はまったく結婚式自体に興味がないように思えますよね。
しかし、実は男性側には、
・手伝いたくても手伝い方が分からない
・下手に口を出して彼女を傷つけたくない
という本音があるようなのです。
「何もしない」ように見えてしまうものの、本当は当日きれいな彼女を見たい!と思っているはず。
男性のこの本音と態度とのギャップが女性のストレスを増やしてしまうのですね。
彼に結婚式への関心を持たせるためには
なかには本当に「結婚式に関心が無い」タイプの男性もいます。
・親の手前、義理で準備をしている。
・彼女が結婚式をしたいというからしぶしぶ承知した
などです。
このタイプの男性は、結婚式当事者意識がとても希薄。
男性の両親や親戚の連絡までも花嫁が行なわなくてはいけないケースもあるようです。
このパターンでは花嫁のストレスは高まる一方。
マリッジブルーに突入し、ふたりの関係も怪しくなってしまうかもしれません。
なんとか踏みとどまるためには、女性は男性に
・あまり感情的な言葉をいわないようにする
・彼が得意そうな分野のことを頼む
など、心がけながら、彼を結婚式準備に巻き込んでいく必要があります。
男性は、女性からネガティブな感情をぶつけられるとダメージが大きいと言われています。
ただでさえ、結婚式への関心が薄いところに、彼女からの「とがった言葉」はストレートにささってしまい、結婚式への興味はなくなってしまうでしょう。
このタイプの彼に結婚式への関心を持ってほしいのであれば、女性にとっては大変なストレスですが、全く結婚式に関与してくれないよりはマシと割り切って、
・彼には、たとえイライラしても、ポジティブな言葉をかける
・彼でも負担なくやってくれそうな結婚式関連の準備をほんの少しでも任せる
など、彼のプライドを傷つけないように心がけていくことが肝心です。
3.男性に何をどう頼めばいいの?
頼む内容は具体的に
男性には感情よりも理屈のほうが通りやすい、と言われています。
たとえばテーブル装花選びで、女性は
「バラがいいか、ユリがいいか」と季節感、ゲストや会場全体の雰囲気を考慮しながら選ぶとすれば 男性は、 「色と花の大きさで決めて、安い方にすればいいんじゃない?」 と、合理的。
つまり、
女性は「雰囲気やイメージ」に関心が傾きやすく、 男性は「理屈が通ること」を好む といえるでしょう。
もし、男性に結婚式の何かを手伝ってほしいならば
・少しは手伝ってよ!
と、あいまいに「お願い」するではなく、
初めは負担の軽そうな 「連絡&リストアップ系」 項目を
・ペーパーアイテムの発注の連絡をお願い
・席次表を作って
・結婚式のBGMをリストアップして
・引き出物の候補を出して
など、具体的に伝えてみると彼の結婚式への関心を引き出せそうです。
また、彼の得意分野に関することを頼んでみましょう。
・映像に詳しい
・音楽にこだわりがある
という彼ならば、得意分野を発揮してもらえる
・映像関係の業者選び
・BGM選び
などを一任してもよいかもしれません。
ひょっとすると思いがけず「のめり込んで」自分で映像を作成するぞ!と突然意欲的になるかもしれません。
彼に頼むときの鉄則
やっと彼が結婚式の準備に前向きなってくれた!と喜んだのはつかの間、選んだペーパーアイテムが自分と趣味が違った!という場合、ここが花嫁の踏ん張りどころ。
その1:彼に任せたことに関して、一切文句を言ったり、けなさない
そして
その2:「助かった!ありがとう」などと感謝を述べ、成果をほめること
がコツです。
直してほしいことには
その3:「もう少しこうすると、もっとよくなると思う」と、改善をうながす
ようにして、間違っても「これは直しておいてよ!」などと彼のプライドを傷つけるような言い方をしないようにしましょう。
さりげなく結婚式準備に引きずり込む
引き出物選びでも、デパートの食器売り場に直行するのでは、「いかにも結婚式の引き出物選びをしています」という雰囲気になってしまい、彼の気持ちはなかなか盛り上がりません。
デートの途中に別の売り場が目的のように装って、途中で食器売り場に「ちょっと立ち寄ってみる」というテクニックを駆使することも必要です。
4.まとめ
結婚式準備での女性のストレスは大きいものかもしれません。
けれども、幸せいっぱいの婚約時代は、ふたりで楽しく過ごしたいものですよね。
結婚式の準備を通して、ふたりの絆がより深くなるよう、花嫁も自分の気持ちの伝え方に一工夫してみてはいかがでしょうか?
そして、いままで以上にわかりあえたら、こんなに素敵なことはありませんよね。
一方、それでも彼に協力の姿勢が一向に見えない場合は、「自分ひとりで準備は進める」と割り切ったほうが、ストレスが減ってよいかもしれません。
その場合は、結婚式を済ませた友人、自分の兄弟姉妹に相談し、協力を仰ぐことを検討してみましょう。
いずれにせよ、彼に「結婚式とは!」などと無理に解ってもらってもらおうとがんばらないことが大切です。
彼が気持ちよく動いてくれそうな事には遠慮なく任せてしまい、たとえ偏りがちな内容であっても感謝する。
それぞれができる範囲で協力しあって、楽しい結婚準備にしていけるといいですね!
※ 2016年6月 時点の情報を元に構成しています
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