新婚生活は家具選びが大切です。間取りに左右されるため、インテリアを新調するにも、手持ちの家具を持ち寄るにも、起きたい場所のサイズを測っておきましょう。
節約するには、ホームセンターで材料を購入し、部屋にあわせた家具を制作する方法がおすすめです。
そこで今回は、新婚生活で家具を揃える為の準備とプランをご紹介します。
【目次】
- 1.家具の購入前にやっておきたい準備
- 2.同居する時の家具の持ち寄り
1.家具の購入前にやっておきたい準備
かつて、結婚に際して、女性側は「嫁入り道具」として、家具一式を新調し、新居に搬入したものでした。
そして、ライフスタイルも変化しているため、家具は全て買い揃える必要はありません。 いまでは、予算に合わせて、ライフプランに合わせて、二人で相談しながら揃えていくスタイルが一般的。
結婚式、旅行、新居、家具、家電の中で、どこに重点をおいて準備するか、ふたりでよく話し合ってすすめましょう。
部屋の間取りやサイズを採寸しておく
食器やタンス、ベッド等の家具はもちろんのこと、カーテンも、必ず設置場所のサイズを測ったうえ、設置できるものを購入しましょう。
ソファー等の大型家具は、設置場所だけでなく、搬入経路の確認も重要です。
ベッドやタンス等は、大きくても立たり分解して搬入できますが、 ソファーは分解できない場合が多く、搬入する際は注意が必要です。
特にマンションの場合、間口が狭いために搬入できなかった場合、返品という事態も起こりえます。 搬入経路は、廊下や扉の幅ではなく、最も狭いと思われる部分を計測することがポイントです。
搬入経路に曲がり角がある場合、家具がきちんと角を回るかどうか、必ず確認しましょう。
必需品リストをつくる
新居の間取りによっては、大型家具は置けない、という場合もあるでしょう。 また、しばらくは持ち寄った家具を使い、転居後に大きな家具に買い換える、という場合もあります。
また、家具はふたりの考え方やライフスタイルが強く反映され、こだわるところも様々。
ベッドでなければ寝られない!という人もいれば、ソファーはなくても大丈夫、という人もいます。
必要と思われる家具は、それぞれのカップルごとに優先順位も異なります。 まずは、ふたりでよく話し合って、それぞれが必要なものをリストアップして、「絶対に必要」なものから優先順位をつけていきましょう。
将来を想定して購入する
必要なものを必要なときに揃える、というのはとても無駄なく合理的。
比較的安価なものならば、それでもよいのですが、大きな家具は値段もそれなりにするため、頻繁に買い足したり買い換えるものではないでしょう。
新しく家具を購入するのであれば、ふたり暮らしを基準に選ぶよりは、将来家族が増える可能性にそなえて計画することをおすすめします。
特に、ダイニング家具は、家族が増えることを想定し、少し大きめのものを購入しておくとよいかもしれません。
2.同居する時の家具の持ち寄り
結婚を機に、家具や家電は一人暮らし時代のものから一新したい!と考える人は多いかもしれません。
新婚生活にむけて購入するものは、シングル仕様からファミリー仕様に変わります。 けれども、大型になる分、値段も上がり、すべてを買い換えるとなると、かなりの出費。
ひとり暮らし時代から引き続き使えるものがあれば、ずいぶんと節約にもなります。
すべて真新しい家具に囲まれて新婚生活をスタートすることも素敵ですが、結婚式・披露宴準備の出費との兼ね合いを考えつつ、ひとり暮らし時代の家具を活用することも検討してみることもおすすめです。
持ち寄る家具のリスト
新居といっても、間取りが狭かったり、そのうちの転居が明らかな場合には、初めからしっかり大型家具を買う必要はないでしょう。
むしろ、自前の家具を持ち寄って、当初の生活を送るほうが、さまざまな節約になります。
その場合
・お互いが何を持っているのか
・お互いが何を優先しているのか
話し合いながらリストアップしましょう。
そして、いくら節約とはいえ、あまりにお互い持ち寄った家具の趣味が違いすぎて、部屋が落ち着かないというケースも考えられます。
・持ち寄りでOKのもの
・新規購入するもの
のリストを分けて作成するとよいですね。
ホームセンターを利用する
新居の間取りがそれほど広くない場合は、大きな家具は置けないでしょう。 しかし、生活必需品であれば、用意しなくてはなりません。
もし、当座の家具が必要であるものの、簡易的なものでよいという場合は、ホームセンターを利用してみてはいかがでしょうか?
持ち寄りではありませんが、新規に家具店から購入するよりも、節約になる方法です。 もし、大工仕事が得意な彼であれば、ホームセンターで木材をサイズにあわせて切ってもらい、オリジナル家具を制作してもよいかもしれません。
また、ホームセンターには組み立て家具のセットもあるため、それを購入して当座のものとして使用するのもよいでしょう。 2人で一緒に家具を作ったり組み立てるのは楽しいものです。
節約もかねて、検討してみてはいかがでしょうか?
※ 2016年6月 時点の情報を元に構成しています
「夫婦関係」 の キホン に含まれています