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結婚式の料理はどう決める?一人当たりの相場や品数、おもてなしが伝わる工夫を紹介

2022.12.20

結婚披露宴のメインコンテンツのひとつである料理。期待するゲストも多く、こだわって選びたいというカップルも多いことでしょう。

結婚式の料理を選ぶ際に知っておきたい婚礼料理の基本や、ゲストの満足度を上げるためのポイント、おもてなしが伝わるメニューの工夫を紹介します。

結婚式の料理はどう選ぶ?

結婚式では、ゲストへのおもてなしとして「婚礼料理」を提供します。婚礼料理には高級な食材や珍しい食材が使われ、盛り付けにもお祝いにふさわしい華やかさがあるのが特徴です。カジュアルなパーティーではビュッフェ形式もありますが、一般的にはコース料理で提供されます。

フレンチや和食、中華などのジャンルがあり、どのジャンルでも品数が増えるほどフォーマル度が高くなります。食事の満足度としてはボリュームも大切。また、ジャンルや品数によって金額が変わるので、結婚式の予算にも大きくかかわります。

本来、冠婚葬祭は地域色が強く、婚礼料理に地域ならではのメニューがあることも。地域らしさやふたりらしいオリジナル要素を折り込み、結婚式の演出のひとつとして料理を選びましょう。料理はゲストの満足度を左右する大事なポイントなので、招待するゲストの顔ぶれを思い浮かべながら考えることが大切です。

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費用の相場はゲスト一人当たり1万2000円~2万円

結婚披露宴においてのゲスト一人当たりの飲み物を除く料理費用は平均1万6700円(ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ)です。
ゲストの平均的なご祝儀額は3万円なので、料理費用がご祝儀の約半分を占めることになり、多くのゲストが重視するポイントだといえるでしょう。

結婚式の料理は、結婚式場で用意されている複数のコースから選び、コース内容をベースにメニューの追加や変更などのアレンジ・カスタマイズを行うことが多くなっています。アレンジの内容によって追加の費用がかかることもあるので、予算とのバランスも考えて選びましょう。

▼気になる料理以外の費用相場は…?

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フレンチのコース料理が人気!和洋折衷メニューも

婚礼料理のジャンルは主にフレンチ、日本料理(和食)、中華料理などがあり、とくにフレンチのコース料理が人気です。その他、ジャンルをミックスした和洋折衷の料理やイタリアンなどもあります。

それぞれの料理のコース内容や品数、ゲストに喜ばれるポイントを紹介します。

フランス料理

婚礼料理としてもっとも選ばれているのはフランス料理です。「アミューズ・前菜・スープ・魚料理・口直し・肉料理・デザート・コーヒーと小菓子」の8品で構成され、さらに格式高いフルコースではサラダ・チーズ・フルーツが追加されることもあります。小菓子はウェディングケーキで代用するのが一般的です。

フレンチの婚礼料理の一般的な内容(8品の場合)
1.小前菜(アミューズ・ブッシュ)
2.前菜(オードブル)
3.スープ(ポタージュ)
4.魚料理(ポワソン)
5.口直し(ソルベ・グラニテ)
6.肉料理(アントレ)
7.デザート(デセール)
8.コーヒー・小菓子(カフェ・ブティフール)

婚礼料理ではフォアグラやキャビアなどの高級食材が使われることが多く、結婚式にふさわしい華やかさがあります。普段なかなか口にできない食材は特別感があり、お料理に合わせてワインをいただけるのも魅力です。

ウェディングドレスとの相性もよく、洋風のホテルやゲストハウス、専門式場など多くの会場で提供されています。

日本料理・和食

日本料理・和食のコースは「前菜・汁物・お造り・煮物・焼き物・強肴(揚げ物・酢の物・茶碗蒸しなど)・ご飯と香の物、留め腕・甘味」の8品が一般的で、あまり細かい決まりはなくお酒と一緒に楽しむ料理となっています。

和食の婚礼料理の一般的な内容(8品の場合)
1.先付け
2.椀物
3.お造り
4.椀盛り(煮物)
5.焼き物
6.強肴(揚げ物・酢の物・茶碗蒸しなど)
7.食事(ご飯と香の物、留め腕)
8.水菓子

「めでたい」の語呂合わせから鯛を使ったり、高級食材の伊勢海老やタラバガニ、松茸を使ったり、またお祝いに欠かせない赤飯や寿司が提供されることも多くなっています。季節の食材を楽しめるのも和食の特徴で、洋食に馴染みが薄いゲストも楽しめるでしょう。

神社で結婚式を行う神前式では、あとの披露宴や会食に和食を選ぶことが多く、和のテイストの結婚式場や旅館、料亭などで提供されています。

中華料理

中華料理のコースは「前菜・スープ・揚げ物・魚料理・肉料理・魚介・主食・デザート」の8品で、蒸し物が加わることもあります。パーティーの形式によっては、コースの一部を大皿に載せターンテーブルで提供することも。

中華料理の婚礼料理の一般的な内容(8品の場合)
1.前菜
2.スープ
3.主菜(揚げ物など)
4.主菜(魚料理)
5.主菜(肉料理)
6.主菜(魚介)
7.主食
8.デザート

中華料理では、干しアワビやフカヒレ、燕の巣といった高級食材を使ったり、北京ダックや伊勢海老などの演出性の高いメニューを取り入れたりして婚礼のおめでたさを表現します。デザートは杏仁豆腐のようなさっぱりと口当たりのよいもので、ウェディングケーキを別途提供することも多いようです。

フレンチにも負けない華やかさとボリュームがあり、ホテルや専門式場などで採用されています。

ゲストの世代を選ばない和洋折衷も人気

フレンチや和食と並んで、和洋折衷料理も人気が高くなっています。フレンチの構成をベースに和食を取り入れたスタイルで「アミューズ・前菜・スープ・蒸し物・魚料理・口直し・肉料理・食事・デザート」のようなコースになります。

どのメニューを和食に置き換えるかの決まりはありません。フレンチらしい肉料理やスイーツを入れつつ茶碗蒸しや寿司を取り入れるなど自由に構成でき、味のバリエーションが広いことや箸で食べられるメニューにもできることから、幅広い年齢層が集う場合に選ぶ人が多くなっています。

友人が中心のカジュアルな披露宴や1.5次会ではイタリアンの選択肢があることも。「前菜・パスタまたはリゾット・肉料理・魚料理・チーズ・デザート」が基本的な内容で、場に応じて品数やボリュームを調整したり、場合によってはビュッフェ形式にしたりして華やかさを演出します。

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結婚式の料理の品数は平均6品~10品

それぞれのジャンルのコース内容がベースとなり、品数の平均は6品~10品程度になります。基本のコースをベースに、披露宴の時間やゲストの顔ぶれ、予算などを考えて品数を増やしたり、一皿当たりのボリュームを増やしたりして調整しましょう。

披露宴は平均して2時間半程度ですので、時間を持て余すことなく、ちょうどよく食べ切れるのは7品~9品ぐらいです。ボリュームを増やしたい場合には、デザートビュッフェを追加したり、目でも楽しめるような演出で工夫したりできるといいですね。

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結婚式の料理は味が大事!

結婚式の料理は、見た目の豪華さや品数も大事ですが、一番はやはり味ではないでしょうか。料金や品数と味のクオリティが一致するわけではないので、味を重視したい場合は式場見学やブライダルフェアの試食会で味をチェックしてから会場を選びましょう。

また、過去にその会場での結婚式に参列したことのある人の口コミもチェックしておくといいですよ。料理の味や見栄えの感想のほかにも、提供されるタイミングやスタッフの対応についてのコメントが見られるかもしれません。

みんなのウェディングの式場ページでは先輩たちの口コミを見ることができます。結婚式場や料理を選ぶ際の参考にしてくださいね。

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トレンドは?ゲストが喜ぶ結婚式の料理のポイント

料理の基本的な内容のほかにも、招待するゲストに応じてオプションや演出の工夫ができると、よりおもてなしの気持ちが伝わります。ゲストにどんな気持ちで結婚式を楽しんでほしいかを考えて、無理なくできる工夫を選びましょう。

オプションを活用して満足度アップ

料金別のコースから選ぶだけでなく、さまざまなオプションが利用できる会場が増えています。料理の追加や動きも出て楽しいデザートビュッフェなど、ボリューム面・内容面でゲストの満足度をアップできる工夫をしてみてください。

子どもや年配のゲストへの配慮

子どものゲストにはお子様用メニューを、年配のゲストには具材を食べやすいようにカットしたりやわらかめに茹でたりするというように、年齢や普段の食事状況に合わせた配慮ができると喜ばれます。

選べるメニューが用意されている場合や、個別に対応してもらえる場合があるので、早めにスタッフに相談しましょう。

アレルギー・好き嫌いは事前にヒアリング

全員に料理を提供する披露宴では、事前にゲストに食物アレルギーの有無をヒアリングしておきましょう。多くの場合は、招待状の返信ハガキにアレルギーについての記入欄を設けます。

アレルギーがある場合に変更となるメニューは決まっていることが多いので、親族など近しいゲストにアレルギーの人がいる場合などは会場を決める前に確かめておくといいかもしれません。

また、親族や大事なゲストの好き嫌いがわかっている場合には、メニューのカスタマイズができるなど自由度の高いコースや会場を選んでもいいでしょう。

▼アレルギーの有無を確認するなら?

地元食材を取り入れたオリジナルメニュー

打ち合わせの段階で料理スタッフと相談し、オリジナルメニューをコースに加えることができる場合もあります。なかにはフルオーダーに対応している会場もあり、その日だけの特別な料理を提供できるのでゲストにも喜ばれます。

ただし、打ち合わせの回数が増えたりメニューを考えるのが負担になったりする可能性もあるので、結婚式のどのコンテンツに力を入れたいかをふたりで話し合っておくといいですね。

ふたりで選ぶセミオーダー

コース料理の前菜やスープ、魚料理、肉料理といったカテゴリーごとにいくつかの選択肢が用意されていて、新郎新婦が選んでコースを決めるセミオーダースタイルもあります。

セミオーダースタイルではゲストの顔ぶれに合わせて料理を選ぶことができ、オリジナリティも出すことができます。予算をコントロールできる点でも自由度の高いスタイルです。

演出や提供の工夫でおもてなし

予算の都合で料理のランクアップやオプションの利用が厳しい場合でも、フランベのようなシェフによる演出や、料理を温かいまま提供できるようなタイミングの工夫でおもてなしの気持ちを表現してみましょう。

新郎新婦がゲストのテーブルを廻ってサーブする演出のような、ゲストとの会話が増える工夫も喜ばれます。また、お皿にメッセージを書いたりカードを添えたりして言葉を伝える方法もあります。ゲストに楽しんでほしい気持ちが伝われば、料理もよりおいしく味わってもらえることでしょう。


結婚式の料理はゲストも期待しているポイントです。予算とのバランスを取りつつも、メリハリをつけてこだわりを出したいもの。
ゲストに「お料理がよかったな」と思ってもらえるように、ふたりらしいおもてなしを考えられるといいですね。

▼大丈夫?結婚披露宴での食事のマナー

※ 2022年12月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー