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結婚観は変化している?昔と今、男女での違いとは

2021.04.22

結婚観は時代とともに変化しています。時代の流れとともに変化するだけでなく、男女差や地域差、育ってきた環境などの影響を大きく受けます。 現代における男女の結婚観や、実際に結婚をする際、一緒にいたい相手との結婚観の話し合い方法を解説します。

現代の結婚観とは?昔と今で変化してる?

「結婚観」とは、結婚願望があるのか?何歳までに結婚したいのか?どんな相手と結婚したいのか?という結婚にまつわる価値観全体を指します。

事実婚や夫婦別姓も取り上げられる現在、従来の「結婚」への価値観は大きく変わってきました。例えば、一昔前には結婚することは「当たり前」でしたが、今はそうではなくなってきました。結婚は義務的なものではなく、したい人がするものという考え方が少しずつ一般的になりつつあります。

では、そんな現代において「結婚をしたい」と考えている人はどれくらいいるのでしょうか。

「縁結び大学」を運営する株式会社ネクストレベルの調査によると、「いつかは結婚したい」と考えている男女が大半を占めていいるという結果になりました。ただし、「いつか」には男女で差があり、男性はやりたいことをやりきって、収入が安定した「30代前半」、女性は、やりたいことをやった上で妊娠・出産も考慮して、「遅くとも30歳までに」と考えている人が多い傾向です。

結婚を考える理由についても、昔と今とでは全く異なります。

昔は、社会的な信用や経済的な安定を得るために結婚を考える人が多くいましたが、今は「安らげる居場所がほしいから」「家族がほしいから」という意見が圧倒的多数を占めています。独りでいることの寂しさや将来的な不安から、社会的な地位よりも、プライベートでの居場所や心のより所を求めている人が増えているんですね。

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「結婚したい」と思う相手を見つけたら

「この人と結婚したい!」と思える相手を見つけたら、相手が結婚についてどう考えているのか、とっても気になりますよね。

お互いの結婚観の違いを知ることは、余計なトラブルを避けて楽しい結婚生活を送るために必要なプロセスです。

では、結婚観の違いを知るには、まずどんなことを話し合ったらいいのでしょうか?

結婚観の違いを知ろう

相手に結婚する意思があることがわかったら、結婚生活に向けて具体的な価値観の違いを把握しておくのがおすすめです。
特に知っておきたい項目は以下の3つの事柄になります。

  • 収入・貯蓄など金銭的なこと
  • 結婚後のお互いの家族のこと
  • 自分たちの子どものこと

金銭面では収入と貯蓄額の他にも、お金の使い道やローンの有無も確認しておきましょう。 家族については、義実家への訪問頻度や関わり方、同居の可能性の有無など。 子どもについては、子どもの有無や時期、何人ぐらいを考えているのかも知っておきたいところです。

▼結婚観の話し合うポイントについてはこちらの記事も参考にしてください。

この3点を曖昧にしたまま結婚すると、のちのち「こんなはずじゃなかった!」という大きなトラブルに発展しがちです。
だからといって、結婚観が完璧に一致する夫婦はいないため、結局は話し合いもケンカの原因になってしまうのでは?と思いますよね。
では結婚観の話し合いで「すれ違い」が生じた場合にはどうしたらよいのでしょうか?

結婚観の違いへの対処法

結婚観の違いが生じた時の対処法には、以下の3つの方法があります。

対処法1:自分の「正しさ」を主張しないこと

まずは、お互いが「自分の正しさを主張しない」ことが大切です。

良いvs悪い
正しいvs正しくない

で判断するのではなく、相手の価値観や考え方、感じ方をきちんと知り、受け入れること。その積み重ねが信頼関係を育み、すれ違いを修復する糸口にもなります。

一般的に人は「自分と違うもの」に惹かれる傾向があるといわれています。
結婚相手に求める条件として「価値観の一致」が挙げられますが、本当に同じ価値観同士の男女というのは、「ドキドキ度」が低いのです。

お互い違うからこそ惹かれあうのならば、「違って当たり前」ですよね。
違うからこそ楽しい!と思う気持ちを大切にしましょう。

対処法2:お互いの価値観を「統合」する

お互いの価値観を認め合うことは、すれ違いを避け、問題を最小限にとどめるコツですが、お互いの価値観から望んでいることの本質を見極めて「統合」することで、もっとスムーズな関係を生み出すこともできます。

たとえば、夫の趣味への投資にいつもイライラする妻がいるとしましょう。
妻は「せっかくお金をつかうならば、家族のために使ってほしい」という主張がある一方で、 夫は「自分がのびのび楽しむ時間があることで、仕事への意欲が沸いて、家族を養う原動力になる」と思っているのかもしれません。

では、妻の「堅実さ」と夫の「自由さ」を合わせてみるのはいかがでしょうか?

  • 夫には趣味に自由に使える金額を決め、妻は一切文句をいわない。
  • 妻にはその他の金銭管理をすべて任せ、夫は一切文句をいわない。

もちろん、「意見」は認めるとしても「文句」は言わないと約束してしまうのです。 そして、妻は 「夫の自由さのおかげで仕事のストレスを家庭に持ち込まずに済んでいる」ことがわかりますし、 夫は 「妻の堅実さのおかげで、生活設計がきっちりと進められる」こともわかるでしょう。

価値観が合わないからダメ!と否定的にならずに、ふたりの異なる部分を上手に組み合わせて、お互いの利点にしていくことが大切ですね。

対処法3:自分を認めること

結婚生活で相手の価値観を認めることはとても重要なことですが、相手を認めるためには「自分への信頼」が必要不可欠です。
信頼がないと、自分に自信を持つことができず、自分と異なる意見を持つ相手に、否定されたような気持ちになってしまいます。

価値観の違いは誰が悪いということはありません。
自分の感性も相手の感性も自分だけのものです。

まずは自分の素直な気持ちを認めて、自分自身を受け入れてあげましょう。
たとえば「自分が何に心を動かされるのか」をじっくり観察してみてはいかがでしょうか? あるとき、近くの道を歩いていて、ふと見つけた花の愛らしさに心が惹かれる自分に驚くかもしれません。

特に季節の移り変わりには、忙しい毎日を送っているとつい気づかずにいるものです。 そのような「小さなこと」「あたりまえのこと」に心動かされる自分に気づくと、いかに自分が相手に「勝手な正しさ」を押しつけていたか気付き、だんだんとこだわりが薄れていくといわれています。

自分の感性を信じて見つめてみると、相手の良いところにあらためて気がつけるようになります。
そうすることで心に余裕ができて、相手の価値観も自分とは異なるひとつの意見として、受け入れることができるはずです。

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結婚観は変化しているけど…

以上、結婚観に関する今と昔の変化と、結婚観の違いを知るために話し合いたいポイントや、すれ違いへの対処法をご紹介しました。

今の時代、結婚は必ずしもするものではなく、長い人生をどう生きるか考えた時の選択肢のひとつになっています。
そんな中でも結婚をしたい!という男女が大勢いることから、今いるパートナーとずっと一緒にいたいと思う気持ちは、いつの時代にも変わらないことがわかりますよね。

結婚観の違いを共有することは、ふたりの絆を深める共同作業のひとつ。
結婚までの道のりをスムーズにしてくれるのはもちろん、末長く幸せな結婚生活を送るための基盤となってくれる時間です。
お互いの結婚観を大切に、ふたりで納得のいく選択をしてくださいね。

※ 2021年4月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー