結納の際に結婚準備・支度金として用意する結納金。
最近では「結納金なし」を選ぶカップルも増えてきています。
結納をおこなったカップルのうち結納金を用意しなかった割合はどれくらいなのか、また、どういう理由で結納金をなしにしたのかを解説します。
▼「結納する?しない?」に関する記事はこちら
▼結納金とは?
結納に「結納金なし」はあり?
「みんなのウェディング」で結納を行ったカップルにアンケート調査を行ったところ、次のような回答結果になりました。
質問:結納金や結納品の有無について教えてください。
結納金なし 28.9%
結納金あり 71.1%
結納金なしと回答したカップルは約3割でした。
仲介(なこうど)が両家を訪れて結納金や結納品を交換する正式結納に対して、近年主流になっている略式結納は仲介を立てずに両家が一堂に集まって行う結納を行います。
食事会を兼ねてカジュアルに済ませるケースも増えており、結納金や結納品を省略した場合もこの「略式結納」を行うことは可能です。
▼両家を取り持つ重要な存在の「仲人」
「結納金なし」を選ぶ理由
なぜ「結納金なし」を選んだのか、実際に結納金なしで結納を行ったカップルの意見を紹介します。
結納金なしにした理由
■両家が顔を合わせる場として結納を行っただけなので。
■結納金はお断りし、簡単なお土産を用意しました。新郎側のご両親がどうしてもと言うので宿泊費を出してもらいました。
■結納金のお返しを用意するのが大変だから、結納金はお断りしました。
■「娘を買われるようで嫌だ」と両親が断りました。
■両親の負担を減らしたかったので。
■結納金の地域性による違いをすり合わせるのが面倒だったので。
「結納金なし」の代わりに用意するもの
結納金をなしにする場合、その代わりに用意しなければならない物は特にありません。略式結納の場で婚約指輪のお返しを渡したり記念品を送り合うカップルもいるようです。
結納を「両家の繋がり」と考えるならお互いの両親が喜ぶものを送り合うのも良いですね!
体験談
■関西と関東の遠距離恋愛⇒結婚だったので、しきたりのちがいなどもあり、そもそも結納品は用意しないことになり、婚約記念品(指輪・スーツ)のみとしました。(30代前半女性)
■結納品をもともともらわず、金品の受け渡しをしたくなかったので。食事の際の料金も本人たちで用意し、両親には負担のないようにした。(30代前半女性)
■結婚準備金ということで先方のお父上より高額をいただきました。わたしたちふたりにいただいたのでおかえしはありませんでした。(30代後半女性)
結納金の有無はみんなが納得する形で
最近の結婚観では、必ずしも結納金を用意しなくても良いと考えるカップルも少なくありません。
両家の親の考え方や新郎新婦おふたりの意思を踏まえて、みんなが納得する形を選択できるといいですね。
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※ 2022年3月 時点の情報を元に構成しています
「結納」 の キホン に含まれています