ウェディングドレスのベールはキリスト教挙式の必須アイテム。
ベールはタイプや付け方によって印象が大きく変わります。またそれに伴って値段も変わるようです。
そこで、ウェディングベールの価格相場から選び方までご紹介します。
1.ベールの値段の相場
キリスト教挙式の正式なスタイルでは、花嫁はウェディングドレスにベールを着用します。
また、宗教的儀式ではない人前式でも、ウェディングドレスにベールを着用する花嫁は少なくありません。
「みんなのウェディング」にてアンケート調査を行なったところ、 ウェディングベールを着用した、と回答した花嫁は全体の93%に及びました。
質問:ウェディングドレス用のベールを手配した方法を教えてください。
第1位 レンタル 65.5%
第2位 購入(既製品) 27%
第3位 友人・知人や姉妹などから借りた 4.3%
第4位 購入(オーダーメイド) 1.7%
第5位 手作り 1.5%
この結果によると、レンタル派が6割以上であることがわかります。
一方、購入派も3割弱となりました。
では、それぞれどれくらいの費用をかけているのでしょうか?
レンタル派の相場は?
第1位 5,000円未満 41.9%
第2位 5,000~10,000円未満 10.5%
第3位 10,000~15,000円未満 7.6%
第4位 15,000~20,000円未満 3.3%
第5位 20,000~25,000円未満 1.6%
これによると、5,000円未満でレンタルした、と回答した人は4割強。
10,000円未満の人とあわせると、約5割強になりました。
購入派の相場は?
一方、「購入派」の先輩花嫁はベール購入にどれくらいの費用をかけたのでしょうか?
第1位 5,000~10,000円未満 26.4%
第2位 5,000円未満 21%
第3位 10,000~15,000円未満 19.5%
第4位 25,000~30,000円未満 10.6%
第5位 15000~20000円未満 9.8%
購入派は、5,000~10,000円未満の価格帯が最も多いことがわかります。
5,000円未満の人とあわせると、5割弱の人が10,000円未満で購入しているようです。
レンタル派の人と同様、ベールにかける費用は10,000円未満が相場といえるでしょう。
一方、購入派のなかには、ドレスはレンタルしたけれど、こだわりを持って選びベールのみ購入した、という人もいます。
ベールを探した場合は、15,000円前後かけている人が3割弱。それ以上の費用をかけた人も1割強という結果になりました。
ベールによってドレス全体のシルエットや印象が変わるため、ウェディングベール選びにも妥協はできない!ということのあらわれなのかもしれません。
2.ベール選びのポイント
ウェディングベールを選ぶ際には、どのような点に気をつけて探していくとよいのでしょうか?
ベールの長さは衣装とのバランスで
ベールには長さによって3タイプあります。
ロングベール :教会で行なう挙式や正式なキリスト教挙式を行なう場合は、ドレスのすそやトレーンより長いベールを選びます。
ミドルベール :お尻が隠れる長さで、個性的なドレスとの相性は抜群です。
ただし、背中にポイントのあるドレスの場合は、ベールが重なってドレスを邪魔する可能性があるので注意しましょう。
ショートベール :二の腕が隠れる長さで、すっきりと見せることができるベールです。
顔まわりに注目が集まるため、髪はアップ、アクセサリーは控えめにするとよいでしょう。
このように、ドレスとのバランスと実際に自分たちが行なう挙式スタイルを考えたうえでベールを決めてはいかがでしょうか。
体験談
ドレスとのバランスでベールをきめる
■ドレス自体とのバランスを見ながらベールを決めればいいと思います。
長さや質感などいろいろなものがあるのでいろいろ試してみるといいと思います。
(20代後半女性)
ドレスに合うデザイン、生地
ベールはデザインや長さによって、とても表情が変わります。
たとえあこがれていたベールのデザインがあっても、ウェディングドレスとは合わないことも。
レンタルショップでは、ドレスと一緒にベールを選べることが多いので、納得のいく組み合わせにするようにしましょう。
インターネットなどで購入する場合は、直接ドレスとベールをあわせることができないため、
生地や装飾などの情報をできる限りチェックした上で購入することをおすすめします。
体験談
ドレスとベールが合わないことがある
■こだわりがあるかと思いますが、ドレスと合わせてみると意外とあわない場合も。
必ずドレスと一緒に組み合わせて考えてください。
(20代前半女性)体験談
ベールの形やデザインとドレスとの相性を確認する
■ベールにもいろんな形やデザインがあるので、ちゃんとドレスにあうのかしっかりと確認をした方がいいです!!
(20代後半女性)
ベールのデザインと挙式マナー
最近、「マリアベール」というデザインのウェディングベールが人気です。
聖母マリアが身につけていたことに由来するデザインで、頭の上からすっぽりかぶるロングベールです。
顔のまわりにベールのふちがくるため、花嫁の表情を華やかに優雅に見せます。
でも、「素敵だから絶対にマリアベール!」とはいかないことがあるのです。
「花婿が花嫁の顔を覆うベールを上げる所作」(ベールアップまたはフェイスアップ)はキリスト教挙式でのクライマックスでもありますが、マリアベールはもともと花嫁の顔が見えるデザインなので、それができません。
さらに、トップにポイントのあるヘアスタイルはマリアベールと相性が合いません。
マリアベールでもベールアップができるように、工夫して使用する方法もありますが、
もし正式なキリスト教挙式を行なう場合は、オーソドックスなスタイルのベールを使用することをおすすめします。
このように、ベールのデザインによっては「挙式用」と「披露宴用」を別に考える必要があります。
自分の好みばかりではなく、挙式マナーに添っているかどうかという点からもベールを選ぶようにしましょう。
体験談
マリアベールは披露宴用に
■ウェディングドレスにマリアベールがセットになっていました。
マリアベールにあこがれていたのでこれは披露宴でつけました。
挙式では友人に借りた普通のベールを使いました。
(30代前半女性)体験談
ベールアップのためにスタンダードなベールにした
■本当はマリアベールに憧れがありましたが、チャペルで式を挙げたため、
ベールアップがきれいにできるように、スタンダードなベールにしました。
(30代前半女性)体験談
所作によってはマリアベールは選べない
■バージンロード入場前のお母様によるベールダウンや、誓いのキスの際の新郎によるベールアップをご希望の方はマリアベールは選べません。
(20代後半女性)
※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています
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