ウェディングドレスを選ぶ際に重要なのが試着です。
限られた時間の中で自分に似合うドレスを見つけるためには、事前の準備がとっても大切!
運命の1着に出会うための、試着当日の流れや必要な持ち物、当日の服装や髪型などを解説。また「これだ!」と思うドレスと出会えた時にチェックしたいポイントも紹介します。
ウェディングドレスの試着当日の流れ
まず知っておきたいのは試着当日にどのようにドレス選びをするのかということ。
だいたいの流れは以下の通りです。
①自分の好みやイメージを伝えるためのカウンセリングシートを記入
②シートをもとにしたカウンセリングでさらに希望を伝える
③希望を元にスタイリストさんがドレスを提案
④試着
希望のドレスが見つかるまで③④を繰り返し、ドレスが決まったら見積もりを出してもらい契約を行います。
1度の試着でかかる時間は2~3時間が一般的。3時間もあればたくさん着られそう!と思いますが、1度の試着で着られるドレスの平均枚数は2~4着程度です。
意外と少なめなので注意しておきましょう。
事前にしておきたいことは?
当日の流れがわかったら、前日までに以下の2つを準備しておきましょう!
その1:着たいドレスのイメージを提示できるようにする
理想のドレスと出会うためには、スタイリストさんに好きなイメージを伝えて理解してもらうことが大切!
ウェディングドレスのカタログの切り抜きやWEBページのスクショなどを集めて、視覚的にイメージを伝えられるよう準備しておきましょう。
気になるドレスがある場合は品番をメモしたものを忘れずに!
どうしても着たいドレスがある場合は、試着当日にドレスが店舗にあるのか、来店前に問い合わせをしておくと安心です。
▼何色にする?色がもつ意味を知ろう
ムダ毛の処理をする
当日はスタイリストさんが脱ぎ着を手伝ってくれるため、至近距離から見られても恥ずかしくないように、ドレスから見える腕やデコルテのムダ毛はもちろん、忘れがちな脚や背中のムダ毛の処理も忘れずに。
また着替えの際に汗のにおいが気になるという人も多いので、制汗スプレーで予防しておくのもおすすめです。
体験談
「ムダ毛の処理も忘れずに」
■あまり何も考えずに行きましたが、下着姿をスタッフの方に見られるので、ムダ毛の処理とかまで気を遣うべきだったとあとから後悔しました。(20代後半女性)
ウェディングドレス試着当日の持ち物
事前準備ができたら、持ち物の準備も完璧に。先輩花嫁さんたちが「試着にはこれは持っていくべき!」と感じた持ち物はこちら!
- ブライダルインナー
- デジタルカメラ
- ストッキング
- アクセサリー・小物類
それぞれその理由と共に紹介します。
第1位:ブライダルインナー
最も回答が多かったのはブライダルインナー。
自分の身体にフィットしたマイインナーは、ウェディングドレス姿を美しくみせてくれます。
ただ、選んだドレスの種類や露出具合によって必要なインナーの種類が変わってくるため、ドレスが全く決まっていないうちから慌てて購入しなくても大丈夫。
ドレスショップにて試着用のインナーが用意されている場合が多いので、当日はいつものブラジャーで行っても構いません。
体験談
「インナー持参で着こなしイメージをつかむ」
■ドレス用のインナーは必須です。これがないとサイズがきちんとつかめないと思うので。体のラインも違うように見えるし。(20代後半女性)
「インナーを持参したら着こなせたかも」
■その時はドレスインナーを持っていなかったので、それがあればもっとすんなり着られただろうなと思います。
もし私がこれから試着に行くなら、必ずインナーを持っていきます。(20代後半女性)
第2位:デジタルカメラ
次に多かったのは、デジタルカメラ。
ドレスを客観的に見るためはもちろん、家族に写真を見せて意見をもらったり、ドレス写真を思い出として残しておくための必需品です。
スマホだと色の映りが実際と異なることもあるため、見たままを写せるデジタルカメラがおすすめ。
体験談
「携帯の場合は画質に注意」
■普通はみなさんもっていくであろうデジタルカメラを持って行っておらず、携帯での撮影でした。携帯が古く画像があまり良くなかったため、後から見直した時に細かい部分はわかりづらかったです。(30代後半女性)
「他の準備の役にたつことも」
■いろいろなドレスを比較検討するためにも写真は撮っておいたほうが良いです。
あと、ヘアスタイルを決めたり、ウエルカムボードを友人が作ってくれるときに、どういうドレスなのか聞かれたので、写真が活用されました。(30代前半女性)
第3位:ストッキング
当日はドレスのサイズに合わせてパンプスを脱ぎ着するため、ストッキングを履いていくのを忘れずに。
挙式当日にウェディングシューズをレンタルする場合は試着時のサイズで予約をするため、本番と同じような薄手のストッキングを選ぶと手間も省けます。
体験談
「素足では靴を履きにくい」
■ストッキングはもっていった方がよかった。
冬はタイツをはいていることが多いが、夏は素足でサンダルなどはいていたので、ドレス用の靴をはくときも、素足だったのではきづらかった。(20代後半女性)
「タイツのままの試着はちょっと恥ずかしい」
■ストッキングは肌色のものを用意して持っていきました。
冬の間に試着に行ったので、黒の厚手のタイツのまま試着にいったとき恥ずかしかった。(30代後半女性)
第4位:アクセサリー・小物類
ドレスに合わせたいピアスやネックレス、ヘッドアクセサリーなどがある場合には、試着当日に持っていき、実際に着けてみてイメージに合っているかを確認しましょう。
また、ウェディングシューズのヒールの高さによってドレスが限られてしまう場合もあるので、自分が履きたいものがある場合は試着までに用意するのを忘れずに!
体験談
「使いたい小物を持って行くとドレスを決めやすい」
■インナーはもちろん、もしこれだけはつけたい!と決まってる小物やグローブがあるなら、それを持って行った方がおすすめ。
こだわりのあるものに合わせて決めていくと決めやすいです。(20代後半女性)
「使いたいアクセサリーをドレスと合わせる」
■あらかじめ用意していた、ヘッドアクセサリーを持っていって、ベールの次にこれをつけたいと説明し、試着の際に実際髪につけて合うかどうか確認しました。(30代前半女性)
試着当日の服装と髪型
試着当日の服装や髪型は、どんなところに気をつけたらいいのでしょうか?こちらも先輩花嫁さんたちの体験談と一緒に見ていきましょう。
服装
当日は脱ぎ着しやすい服装で、メイクやヘアセットが崩れないよう前開きか、首元が開いている服がおすすめです。
ブライダルインナーの着用からスタイリストさんがサポートしてくれるので、見られても良いように下着にも気を配って。
体験談
「レギンスを着ていたので恥ずかしくなかった」
■着替えがしやすい服装をおすすめします。
特に下はレギンスなどがよいと思います。パンツみたいなのを着ないといけないのでレギンスだと恥ずかしくないと思います。(30代前半女性)
メイク
いつも通りのメイクだと顔がドレスに負けてしまうため、試着時のメイクは濃い目がベスト!
先輩花嫁さんからも「いつもよりしっかりめのメイクのほうがウェディングドレスを着たときのイメージをつかみやすかった」という意見が多くありました。
普段のメイクが簡単な人は、リップやチークをプラスするだけでより華やかな印象に!
また普段メガネを着用していて挙式当日コンタクトにする予定であれば、試着の日もコンタクトにできるといいですね。
体験談
「イメージを掴むためにメイクを」
■普段は面倒でメイクをしないことが多いが、感じをつかむために一応のメイクはしていきました。(30代前半女性)
「メイクはいつもよりも濃いめに」
■メイクはいつもよりやや濃いめにしていきました。おそらく本番はかなりメイクもしっかりすると思ったので。(20代後半女性)
髪型
試着時にはドレスとのバランスを考えて、スタイリストさんが簡単にアレンジをしてくれます。
ドレスに応じてヘアスタイルを変えることもあるので固めたりせず、軽く巻く程度のアレンジしやすい状態で行くのがおすすめです。
体験談
「ヘアスプレーはしないで行った」
■ヘアスタイルは試着の際にアレンジをしてもらうので、アレンジしやすくするためにハードスプレーなどはしないで髪の毛は緩く結んだりしていきました。(20代後半女性)
「髪はおろしたまま、アレンジしやすいように」
■ヘアスタイルはおろしたまま行きました。
式場でいつも簡単に夜会巻きやふわふわアップなどやってもらえるので気にしなくて大丈夫でした。(20代後半女性)
試着時に見ておきたいポイント
いよいよ念願の試着タイム。たくさんのウェディングドレスに囲まれて、気分も上がります。
これが好き!というドレスに出会ってもちょっと待って。自分の「着たい!」だけで選ぶと後々後悔してしまうことも。
そうならないためには、どんなポイントに気をつけたらいいのでしょうか?
ポイント1:会場の雰囲気と合っているか
とっても気に入ったドレスでも会場の雰囲気や会場のスケールに合わないドレスは、後々見返して残念な気分になりそう。
好きなドレスが見つかったら会場の雰囲気や会場装花のイメージ、会場の規模にあっているかも併せて考えてみましょう。
ポイント2:動きやすさも要チェック
挙式ではじっとしていることが少なく、歩き姿や立ち姿を常にゲストからも見られている状態。
そのため動きやすさも重視したいポイントです。
試着後は歩く、座る、おじぎをする、腕を上げるなど一連の動作から、足さばきや胸元の開き具合、引っ張られる部分がないかもチェックしてみてください。
気になる箇所があればスタイリストさんに相談しましょう。
ポイント3:帰ったらカメラでチェック
お気に入りの1着に出会えると、着ている間は気分も上がって「これしかない!」と想いがち。でも、一度持ち帰って客観的に見ることはとっても大事です。
気に入ったドレスは仮予約をしておき、帰ってからゆっくり写真を見返してみて。
会場との相性と動きやすさも併せて一度ゆっくり考えると、後々後悔することも減りそう。
ウェディングドレス試着で気になるQ&A
最後はウェディングドレスの試着で気になる試着回数やだれと一緒に行くのかという疑問をピックアップ。アンケート結果も取り入れながら、みんなの疑問を解説していきます。
ウェディングドレスの試着回数は何着くらい?
花嫁さんは、何回の試着で、自分がこれだ!と思うドレスに出会えているのでしょうか?アンケートによると試着回数は3回以内、試着枚数でみると5~10着という意見が最多でした。
21着以上試着したと回答した人も2番目に多いことから、こだわり度によって大きく変わってきそう。
試着回数は挙式までのスケジュールにも左右されるので、早めに試着をスタートするのがおすすめです。
▼ドレスの試着回数のアンケート結果詳細ははこちら
試着は誰と行くのがベスト?
ウェディングドレスの試着は、みんなだれと行っているのかも気になりますよね。
質問:ウェディングドレスを選ぶ際、誰と一緒に行きましたか?
第1位 パートナー 59.3%
第2位 自分の両親 14.6%
第3位 ひとり 8.9%
第4位 パートナーと自分の母 5.3%
第5位 自分の母 2.0%
半数以上の花嫁さんが「パートナー」と回答。当日まで花嫁姿を秘密にしておきたいという人もいますが、彼の意見を聞きたい、彼に見てもらいたいという人も多いことがわかります。
スタイリストさんとじっくり話せるひとりもアリ。率直な意見をくれる家族や友人を連れていくのもおすすめです。
試着日当日に生理になったらどうする?
試着の心配で多いのは、試着日と生理が被ったらどうする?という心配の声。
でも、生理になったからといっても試着ができないということはありません。量が多くて気になるという人は、夜用ナプキンを使う、試着直前にナプキンを変えるなどで対応してみて。
それでも不安ならスタッフさんに相談のうえ、ボディラインにフィットしたドレスの試着は避けると安心ですね。
試着は長時間になるため、ストッキングはお腹は締め付けないひざ下のものがおすすめです。
事前準備はばっちり!試着時間も楽しんで
ウェディングドレス選びは結婚前にしかできない特別なイベント。事前準備を万端にしておくことで余裕を持って臨めそうです。
結婚式前の素敵な思い出になるよう、試着も思いっきり楽しんでくださいね。
ドレス選びに迷ったら…
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▼選び方の基本をチェック!
▼タイプ別のおすすめは?
※ 2022年11月 時点の情報を元に構成しています
「ウェディングドレス」 の 雑学 に含まれています