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【入籍の名義変更リスト&所要時間】もれなく効率よく手続きできる順番・おすすめスケジュール〈完全保存版〉

2023.11.28

結婚にあたって、新居に引っ越すのなら住所の変更、名字が変わるなら名義変更(氏名変更)の手続きが必要になります。 それらの手続きを、もれなく効率よく進められる順番とかかる時間、必要なものなどを解説します。

※この記事の「入籍」という言葉は、本来の入籍の意味ではなく、一般的によく使われている”婚姻届を提出して結婚すること”をさしています。

入籍後に必要になる「名義変更手続き」とは

婚姻届を提出すると、夫婦に新しい戸籍が作成されます。結婚後にどちらの姓を名乗るかは選択することができますが、姓を変えると免許証やパスポート、銀行口座、その他さまざまな契約の名字変更(氏名変更)をする必要があります。
この手続きを「名義変更」と呼びます。 この記事では、名義変更が必要なものをリストアップし、効率よく手続きする順番と方法をご紹介します。

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入籍後に手続きすることリスト【効率的に手続きできる順番に紹介!】

まずは婚姻届提出後に必要な手続きを把握しましょう。
基本的に必要な手続きを、効率的に行える順番でリストアップしました!

  • 1.引っ越しに伴う転出届・転入届・転居届の提出
  • 2.マイナンバーカードの変更
  • 3.印鑑登録
  • 4.住民票、婚姻届受理証明書の取得
  • 5.会社関連の手続き
  • 6.国民健康保険、国民年金の手続き
  • 7.運転免許証の名義・住所変更
  • 8.パスポートの書き換え・再発行
  • 9.銀行口座・クレジットカードの名義変更
  • 10.携帯電話の名義・住所変更手続き
  • 11.生命保険・損害保険などの名義変更・住所変更手続き
  • 12.さまざまな会員登録系の変更

旧姓で契約していたものは、名義変更がほぼ必要です。とにかくたくさんあるので、もれがないように具体的なリストを作って手続きに臨めるといいですね!
ここからは、それぞれの手続きの内容や所要時間の目安、準備が必要なものを解説します。

※手続きの期限については、新型コロナウイルス感染拡大防止のため変更されている場合がありますので、予め該当する市区町村の役所に確認してください。

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1.引っ越しに伴う転出届・転入届・転居届の提出【所要時間30分~1時間】

転出届

今まで住んでいた市区町村から、別の場所に転居(引越し)をする際に必要な手続きです。 この届けの提出の際に渡される転出証明書は、転入時に必要になるためなくさないように注意!
なお、転居先が同じ市区町村なら転出届は必要なく、転居届のみ提出すればOKです。

転出届

転入届

他の市区町村から引越してきた人は、引っ越し後14日以内に、新しく住民登録をする市区町村の役所で転入の手続きをしましょう。
なお、転居(引っ越し)した後に入籍(婚姻届を提出)する場合、転居後14日以内であれば、婚姻届を提出した日に転入届を提出することもできます。

転入届

転居届

同じ市区町村内での引越しであれば、引越し後14日以内に「転居届」を提出します。
なお、転居(引っ越し)した後に入籍(婚姻届を提出)する場合、転居後14日以内であれば、婚姻届を提出した日に転居届を提出することもできます。

転居届

引越し前と引越し後の自治体が同じなのか違うのか、また1日で引越しができる距離なのかどうかにより、手続き自体にかかる時間はは30分で済んだり、数日かかったりと前後します。

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2.マイナンバーカードの変更【所要時間30分】

マイナンバーカードもしくはマイナンバー通知カードも名義変更が必要になります。 また氏名の変更がなくても、住所が変わる場合は更新手続きが必要です。

マイナンバーカード

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3.印鑑登録【所要時間30分】

登録していた印鑑と住民票の姓が変わった場合は、印鑑登録は自動的に失効します。結婚後は新居購入などで実印が必要な場面が多いもの。いつまでに、という期限は特にありませんが、 「転出」や「転入」、「転居」手続きの際に、まとめて登録しておくと便利です。

印鑑登録

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4.住民票の写し、婚姻届受理証明書の取得【所要時間30分】

住民票の写し

新姓と新住所が記載された住民票の写しは、その後の名義変更・住所変更手続きに使用します。手続きに必要な枚数を取得するようにしましょう。
戸籍と住民票の内容は一致するように定められており、婚姻届が受理された時点で住民票の情報も更新される仕組みになっています。婚姻届と転入届を出した後に住民票の写しを発行しましょう。

この際、気をつけたいのが手続きの順序です。

入籍と同じタイミングで新しい住まいに引っ越す場合、転居してから14日以内に入籍するのであれば、婚姻届と転入届(もしくは転居届)を同じ日に提出することができ、さらにその後、住民票の写しを取得することができます。
引っ越しをする前に婚姻届を出す場合は、そのあとに転出入届(転居届)の提出もあり役所に行く手間が増える可能性があります。 住民票の写し

婚姻届受理証明書

「婚姻届受理証明書」とは婚姻届を提出してから新しい戸籍ができるまでの期間(数日間~1週間程度)、戸籍謄本の代わりとしてふたりが法的に夫婦関係にあることを証明する文書です。必ず必要なものではありませんが、婚姻届を提出するときに依頼すれば、基本は即日に発行してもらえます。

婚姻届受理証明書

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5.会社関連の手続き【所要時間30分】

結婚してそのまま同じ会社で働き続ける場合、勤務先の規定にのっとり手続きをしましょう。結婚が決まったら、総務関係の部署にどんな手続きが必要なのか、事前に確認しておくとよいでしょう。 手続きの内容や必要書類は会社によって変わりますが、氏名の変更、住所変更やそれに伴う定期交通費の変更などが一般的です。

ちなみに、銀行口座の名義変更をしても口座番号が変わることはありませんので、給与振り込みの銀行口座について、特別な手続きは必要ありません。

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6.国民健康保険、国民年金の手続き【所要時間30分】

国民年金の加入者は、転入届の提出時に年金手帳の住所変更の届け出を済ませましょう。
自営業やフリーランスの場合や、厚生年金や共済組合の加入者である被保険者の扶養になる場合が対象になります。 また、結婚により国民健康保険加入世帯へ移る場合、または国民健康保険から他の健康保険の扶養に入る場合は、手続きが必要になります。

国民健康保険、国民年金

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7.運転免許証の名義・住所変更【所要時間15分~1日】

運転免許証などの免許証等も名義変更が必要です。 とくに車をよく運転するのであれば、早めの手続きをおススメします。

運転免許証は警察署か免許センターで名義変更が可能。15分程度で名義変更は終えることができるのですが、名義変更と住所変更を別々に行い二度手間になってしまったという失敗談もしばしば聞かれます。 役所関係の名義変更を済ませて、新姓・新住所の住民票の写しを発行してから免許証の名義変更を行うとスムーズでしょう。

免許センターは各都道府県に1ヶ所のみというパターンも少なくありません。距離によっては一日がかりになってしまうことも。免許センターが近くにない場合は警察署での名義変更も可能です。

運転免許証

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8.パスポートの書き換え・再発行【所要時間6日】

入籍後に海外挙式や海外へ新婚旅行に行くことを考えている新婚カップルは、とくに必要な手続きになります。

パスポートは都道府県ごとに管轄がわかれており、おもに県庁の旅券課などの担当窓口での手続きになりますが、都道府県ごとに別の窓口が設けられていることも多いので住民票に記載された都道府県のホームページを調べておくと効率良く名義変更が進められるでしょう。
パスポートの名義変更で注意しておきたいのが手続きにかかる日数です! パスポートは更新手続き受領から手続き完了まで土日祝日、年末年始を除いて6日間かかるため、使用予定がある方はゆとりをもって計画的に手続きを。

とはいえ、旧姓でチケットを買ってしまったという場合や、婚姻届の提出前に海外旅行に行く!という場合は焦らなくても大丈夫! パスポートの名義変更完了まで時間に余裕がない場合などでも、航空券を旧姓のまま購入していても、航空券とパスポートの名義が同じであれば支障なく使用できます。    

パスポート

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9.銀行口座・クレジットカードの名義変更【所要時間30分~2週間】

銀行口座

銀行口座は、各銀行で名義変更を行うことができます。住所変更も必要な場合は両方同時に行うことで効率よく手続きを済ませることができます。

入籍して名字が変わったら新姓の銀行印の登録も必要になりますので持参しましょう。 給料日付近など銀行窓口が混み合う日を避けておけば20分~30分程度で名義変更は完了します。 ネット銀行の口座をお持ちの方も同じく名義変更が必要になりますが、こちらはインターネットから変更届を申請し本人確認書類を同封の上郵送するというケースが多いです。

また、現在、姓の名義変更や住所変更はWEBサイトや専用アプリからできる銀行も増えています。印鑑レス口座も増えていて、その場合は新氏名の印鑑を改めて登録する必要もありませんので、まずはそれぞれの銀行に確認してみてください。 銀行口座

クレジットカード

クレジットカードの名義変更は、引き落とし先の口座名義と同じタイミングで手続きしておくと、カードの使用に支障がおきづらいので覚えておきましょう。

カード会社に連絡をして名義変更をしたいことを伝えれば、郵送もしくはネットから必要な手続きを案内してくれます。新しい名義のカードの再発行という形になりますので、新しいカードが届くまで10日~2週間程度かかる場合が多いようです。

クレジットカード

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10.携帯電話の名義・住所変更手続き【所要時間60分】

携帯電話の名義変更は各キャリアのショップで受付をしています。
手続き自体は1時間程度で終えられることがほとんどなのですが、ショップは混雑していることが多いので事前に来店予約をしておくと待ち時間もなくスムーズです。

携帯電話

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11.生命保険・損害保険などの名義変更・住所変更手続き

【所要時間60分】 旧姓で生命保険などの保険に加入している方は、これらの名義変更も済ませてしまいましょう。
結婚することで保険金の受取人を変更することも多いので、各保険会社の担当職員と話し合いながら進められると良いでしょう。 この場合も名義変更とあわせて、契約者の新住所の変更手続きが求められることがあります。 保険

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12.様々な会員登録系の変更【所要時間15分】

ショッピングサイトの会員登録など、日常生活で活用しているサイトの名義変更も忘れずに行いましょう。
登録変更自体はネット上で完結できるものがほとんどです。 特に普段から買い物で使っているサイトは、荷物が届く住所やクレジットカード情報の変更をしないと支障がでるので、お忘れなく!

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入籍関係の手続きは別居していてもできる?

入籍を済ませていても、同居を始めていないカップルもいますよね。 職場が離れている、結婚式が終わってから同居する、その他カップルの意思によるもの、など理由はさまざま。最近では婚姻届を提出しても同居しない「別居婚」カップルもいますよね。

別居している場合の入籍関係の手続きが複雑かというと、特に特別なものはありません。 婚姻届に関しても、「住所」を自分が住んでいる住所、「世帯主」は一人暮らしなら自分の名前を記入し提出すれば、法的な手続きは完了です。

また婚姻届を提出すると新しい戸籍が生まれるので、「住民票」の手続きはどうなるの?と思うかもしれませんが、住民票は現住所を証明するものなので、婚姻で特に住所が変わらなければ手続きの必要はありません。
ただし、姓が変わる場合は名義変更は必ず必要になりますので手続きはもれなく行うように気をつけましょう。

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平日1日休みを取って役所・警察・銀行を回る!おすすめスケジュール

おすすめスケジュール

最後に効率よく名義変更を進めていくのにおすすめの順番を解説していきます。 役所への届出や各種名義変更は平日しか手続きを行えないものもあり、働いていると手続きに行く時間もなかなか確保しづらいですよね。

そこで今回は、平日1日で効率的に入籍から銀行の名義変更までの手続きを完了させる流れをご紹介します。 効率的に進める前提としては引っ越しと入籍を2週間以内にすること! 婚姻届の提出と、転入届(転居届)を同じ日に行い、その流れで新しい姓と住所が記載された住民票を取得、各種手続きを効率よく行っていきます。

役所内で完結する手続きはこちら!

引っ越しを済ませて14日以内に、新居のある市区町村の役所に行き、以下の流れで手続きを進めます。それぞれ必要な持ち物は上の説明を確認してください。

1.婚姻届の提出

場所:新居のある市区町村の役所
婚姻届を提出する

2.転入届(転居届)の提出

場所:新居のある市区町村の役所
転入届(他の市区町村からの転居の場合)もしくは転居届(同じ市区町村での転居の場合)を提出する

3.住民票の写しの取得

場所:新居のある市区町村の役所
名義や住所変更の手続きに必要になるので、手続きに必要な枚数を取得しておく。 婚姻届を同日に提出したことを伝え、新姓・新住所での住民票の写しを発行してもらう。

4.マイナンバーカード・通知カードの氏名変更の届出

場所:新居のある市区町村の役所
3で発行した住民票の写しがあればその日のうちに手続きが可能。 結婚直後のタイミングでマイナンバーカードを申請する場合は、通知カードに裏書をしてもらい申請の手続きを行う。
※2021年4月現在、新規申請の場合はマイナンバー専用窓口での申請をしたり事前予約制度を導入している市区町村もあるので、必ず事前に確認してください。

5.国民健康保険、国民年金の氏名変更の届出

場所:新居のある市区町村の役所
3で発行した住民票の写しがあればその日のうちに手続きが可能。年金手帳の持参も忘れずに!

次に警察署へ移動!

6.運転免許証の氏名・住所変更手続き

場所:新居を管轄している警察署
3で発行した住民票の写しを持参し、住所・氏名の変更手続きを行う。身分証、本人確認書類として使える免許証はなるべく早めに変更しておくのがポイント!

最後は銀行へGO!

7.銀行口座の氏名・住所・印鑑変更手続き

場所:口座のある銀行の店頭
3で発行した住民票の写し、新しい印鑑を持参して変更手続きを行う。旧姓で登録している印鑑も忘れずに。

これで主要な手続きが完了。ここまで手続きを終えておけば、後はパスポートやクレジットカード、インフラ系、携帯電話など生活に関わる変更になります。
いずれもできるだけ早いタイミングで手続きするのがおすすめですが、適宜時間を見つけて進めていきましょう。


婚姻届を提出したあとに必要な手続きは煩雑で、数も多いため抜けなくこなせるのか不安に思っているカップルも多いのではないでしょうか。
この記事を参考にしながら事前にふたりで必要な手続きと準備をリストアップし、効率的に行ってくださいね!

※ 2021年4月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー