結婚式で着るウェディングドレスのレンタルを考えるとき、気になるのがレンタル料金の相場。
ドレスの費用がいくらになるかは、挙式費用に大きく影響してきます。
また、素敵なウェディングドレスを選ぶために、試着等のポイントや、挙式・披露宴に向けての段取りスケジュールも把握しておきましょう。
今回は、ドレスのレンタル料金相場や必要な段取りをご紹介します。
ウェディングドレスのレンタル料金の相場は1着20~25万円!
「みんなのウェディング」で先輩カップルたちにアンケート調査を行なったところ、次のような結果となりました。
ドレスレンタル料金のランキング
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第1位 20万円以上25万円未満 27%
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第2位 30万円以上 18%
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第3位 25万円以上30万円未満 15%
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第4位 15万円以上20万円未満 14%
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第5位 10万円以上15万円未満 13%
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第6位 5万円以上10万円未満 7%
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第7位 5万円未満 6%
ウェディングドレスのレンタル料が挙式費用全体に占める割合は、決して低くはありません。
レンタル料が20万円以上かかったカップルは、全体の60%にものぼることがわかります。
結婚式場以外のドレスショップなどでレンタルする場合、持ち込み料が発生する場合があるので注意が必要です。
決して安くないウェディングドレスを賢くレンタルするためには、余裕をもったスケジュール調整が必要です。
さっそく見ていきましょう!
ウェディングドレス選びのスケジュール
結婚式場によってもスケジュールは異なるため、必ずプランナーやレンタルショップに確認しながら進めていきましょう。
以下は、一般的なスケジュールです。ぜひ参考にしてみてくださいね!
挙式6か月前:ショップやブライダルフェアで情報収集
「本物のウェディングドレスを見るのは初めて!」という女性も多いかもしれません。
一般的に、結婚式場では試着体験ができるブライダルフェアや会場見学を開催しています。
良い機会ですので、いろいろな会場やショップの白ドレスやカラードレスを見てまわりましょう。
デザインや形だけでなく、値段感や金額相場を学んでおきましょう。
挙式6か月~3ヶ月前:ショップや会場に何度か足を運んで試着体験
おおよその「レンタル相場」がわかってきて、自分たちの予算と理想に合ったドレスを具体的に絞り込んでいく時期です。
この段階では、 「納得がいくまで試着する」 ことを強くおすすめします。
ドレスの試着には時間も労力も必要ですが、自分が本当に気に入ったウェディングドレスに出会えるまで、がんばりましょう!
ウェディングブーケやブライダルシューズ、アクセサリーなどもイメージしていくと、より現実味が出てきますね。
挙式3ヶ月前:ウェディングブーケや小物アクセサリーも予約
スケジュールに余裕を持つためにも、結婚式の3か月前までにはウェディングドレスを決めておく必要がありますね。
選んだ白ドレスやカラードレスに合う小物やアクセサリーなどもレンタルする場合は、一緒に決めておくと良いでしょう。
ウェディングブーケとの組み合わせも、この段階で十分に検討しておく必要がありそうです。
挙式1ヶ月前:最終フィッティングをして、ウェディングブーケを手配
ウェディングドレスを着用して、小物やアクセサリーも全て本番と同じように身に付けます。
この時に、 もう一度サイズのチェックをしましょう。
ウェディングエステやダイエットを頑張りすぎて、以前と試着した際のイメージが変わる可能性もあるからです。
最後に決定したドレスを元にブーケのイメージを固めて、オーダーを済ませます。
挙式前日:レンタルドレスの受け取り
式場でレンタルの場合
結婚式場でレンタルした場合は、特にするべきことはありません。
念のため担当のウェディングプランナーに電話やメールでドレスの状態を確認すると安心かもしれませんね。
ショップなど式場以外でレンタルの場合
結婚式場外で手配した場合は、前日までに受け取る段取りをします。
自分たちが直接受け取る場合は、当日まで汚れないように保管に注意しましょう。
宅配便などの郵送サービスを利用した場合は、裾に汚れがないか、再度確認しておくと安心です。
また、新郎新婦の手元を経ずに、ショップから直接式場に送り、式場側がそのまま当日まで保管という段取りもあります。
いろいろなケースがあるので、「当日ウェディングドレスがない!」ということにならないように、事前に確認しておくようにしましょう。
挙式翌日:返却は翌日が一般的
式場でレンタルの場合
式場内でレンタルした場合は、挙式直後にそのまま返却になる場合が多いようです。
担当のウェディングプランナーに確認しておきましょう。
ショップなど式場以外でレンタルの場合
式場外のショップから手配した場合は、挙式翌日の返却が一般的です。
レンタル期間(当日までか翌日までか)の確認や返却が遅れた場合に追加料金がかかるかどうか、確認をしておきましょう。
なるべく早い段階で!:お肌やムダ毛のお手入れ
ドレスを決めるタイミングでお肌やムダ毛の手入れについても考えておきましょう。
肌を出す部分が多いドレスだと特にお肌のコンディションやムダ毛が気になりやすいですよね。
ムダ毛処理はシェーバーや脱毛クリームなどお手入れ方法はいくつかありますが、直前に行うと肌荒れした時の対処に困るので、できるだけ早い段階で試しておきましょう。
脱毛クリーム
カミソリいらず!
お風呂で塗るだけでムダ毛を処理できるクリームです。
肌荒れしないか、洋服で隠れて見えない箇所で事前にお肌チェックをおすすめします。
脱毛サロン
お近くに脱毛サロンがある方はプロにお願いしてもいいかもしれません。
お肌チェックや結婚式までのスケジュールを相談できるのもメリットですよね。
エステサロン
結婚式までにより美肌に仕上げたい方向き!
エステサロンにはブライダルエステというコースがあります。
背中やデコルテなど、希望の箇所だけの施術を受けられるサロンもあるので、コストを抑えたい方は気になる箇所の相談をしてみるのも良いですね。
レンタルする際の注意ポイント
(1)試着前にどんな衣装を着たいかイメージを固めておく
最も大切なのは、花嫁本人が「着たいウェディングドレスのイメージを固める」ということです。
まずはインターネットや雑誌で気になるドレスをまとめておくと良いでしょう。
その後レンタルドレスショップめぐりやブライダルフェアでの試着を重ねるごとに、だんだんとはっきりしてくるものです。
予算のイメージもお忘れなく!
体験談
挙式の雰囲気とドレスのイメージを固めてから出かけた!
■どんな雰囲気の式にしたいかを互いに話しあったほか、雑誌等を参考に、予算については、料理はだいたい○円まで、ドレスは○円までなど、イメージを固めてから出かけた。ただ、最初のうちは相場もわからなかったので、何もわからないまま、とにかく足を運び、だんだん細かい話をするようになった。(30代前半女性)
体験談
洋装か和装かを考えて!
■ウェディングドレスで式を挙げるか和装で式を挙げるか。参加人数を何人にするか。結婚式場のサービスのよさをみること。(30代前半女性)
体験談
予算を抑えて、でもかわいいドレスが着られるように工夫!
■予算は極力抑えて、でもドレスも少しは可愛いのが着れて、データもワンカットからでも購入できるところにしようと話し合いました。(30代後半女性)
(2)レンタルショップに行くなら事前予約がおすすめ
レンタルドレスショップに行く前には、必ず事前に予約をしておきましょう。
特に試着を検討している場合は、予約必須としているショップが多いはずです。
「アポなし」で行ったがゆえに、試着できるドレスが、当日レンタルされていて着られないという事態が起こりえます。
せっかくの時間を有効に使うためにも、必ず予約を入れましょう。
(3)試着の際には母親や彼に付き添ってもらう
鏡があるとはいえ、後ろ姿やシルエットのチェックには、ショップの店員とは別に、自分と近しい第三者の目が大切です。
また、当日の美しい花嫁姿のためには、「ちょっと辛口」の意見も有効になるときも。
試着の際は、できる限り誰かに付き添ってもらうか、当日の試着ドレスをデジタルカメラにおさめてもらい、その場でチェックするのがオススメです。
体験談
デジタルカメラを持参、義母や義妹達にも見てもらった!
■デジタルカメラを持っていきました。義母や義妹達に見てもらって似合っているかいないか感想が聞きたかったので、必ず持っていきました。(30代前半女性)
体験談
カメラ画像を家族にみせて、客観的な意見を聞いた!
■ドレス用のインナーは持っていなかったのでかりました。持って行ったのはカメラです。その場にいない家族にも見せて、客観的な意見も聞けて良いです。(20代後半女性)
(4)試着当日は本番をイメージして濃いめのメイク、髪はアップがおすすめ
花嫁ヘアアレンジやメイクは、日常のものとは違って「ブライダルヘアメイク」と呼ばれ、ゴージャスな花嫁衣装と釣り合うように、ちょっと派手な「濃いめメイク」と「おしゃれヘアアレンジ」になっているものです。
可能な限り、本番のイメージに近づけるように、一工夫することも賢くレンタルする方法の一つですね!
体験談
メイクはフルメイクに!
■メイクはフルメイクで完璧に結婚式のことを考えて自分なりにできる限りしていきました。 髪型は結婚式もアップにしようとしていたのでアップにあげていきました。(30代前半女性)
体験談
メイクは濃いめに、ヘアスタイルは自分のイメージを明確に!
■服装は脱ぎやすいもの、メイクはしっかり濃いめにした方が衣装に合うので本番のイメージがつきやすい、ヘアスタイルはアップにしてくれるところが多いが、したいヘアスタイルが決まっている場合はドレスと合わせられるので自分でしていくことをすすめます。(20代後半女性)
(5)事前に写真撮影の許可をとり、試着の様子を写真におさめる
念のためショップには撮影可能か確認しておきましょう。
付き添ってくれた人に、正面、背面、横、斜めと最低でも1着につき4~5枚くらい撮ってもらうと安心ですね。
体験談
試着にはデジタルカメラを持参!
■ウェディングドレスを試着する際に持って行ったものはデジカメです。ドレスを選ぶ時に役に立つこともありますが、写真うつりなどを撮る側からも見れるためにあとから参考になります。すでに小物類が決まっていれば、試着の際から持っていけば小物を合わせる段階で何度も式場に足を運ばなくて済むと思います。(20代後半女性)体験談
カメラに収めることで「写真映り」を確認できた!
■特別には指定されなかったので、何も持たずにそのまま普段の格好で行きました。たくさんのドレスを試着するので見比べるためにデジタルカメラを持参しました。目で見るだけでなく、カメラ写りの良い悪いも分かったので、とてもよかったです。(20代後半女性)
体験談
ショップの人に持参のカメラで撮影してもらった!
■特に持参した物はなかったです。 ストッキングだけは履いていくようにしましたが、ドレス用のインナーは用意してくれてました。 カメラは必須だと思います。 あらゆる角度から撮ってもらい、後々の参考にしました。(20代後半女性)
(6)レンタル料にアクセサリーや小物の費用が含まれるか確認
試着などが落ち着いたら、具体的に料金や金額の確認です。
特にネックレスやピアス、ティアラなどのアクセサリーや靴やベールなどの小物が別料金なのか、含まれているのか、必ず忘れずに確認しましょう!
高額な費用が必要になる結婚式。
なかでも、ウェディングドレスのレンタル料は決して安いものではありません。
それだけに、満足いくウェディングドレスと出会うためには、「予算」と「相場」、「イメージ」と「実際の品質」を常に意識しておくことが大切です。
また、サービスの整ったレンタルショップで借りることがとても重要です。 気力と労力が必要になることですが、当日の美しい花嫁姿を目指して、がんばってくださいね!
※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています
「ウェディングドレス」 の キホン に含まれています