結婚披露宴で、親族や会社上司・同僚、友人など、招待したゲストの座席表を決めたものを「席次表」といいます。
席の順番を決める際は、上座・下座などの配席マナーがあります。また、違うグループの友達の分け方にも気を配りましょう。
そこで今回は、席次を決める際の4つのマナーをご紹介します。
職場の人は上座・下座を意識する
職場の方の席次で1番気をつけたいのは、実際の上下関係。 高砂に近い席が上座 となりますので、円卓の場合は新郎新婦に背を向ける形の席から目上の方を配置するようにしましょう。
また、席次表でゲストの 肩書き に間違いがあっては失礼になるので、ふたりでよく確認しましょう。
体験談
「ゲストの上下関係・人間関係に配慮を!」
■会社関係は上下関係に配慮しつつも、業務上関係がない同僚同士が隣にならないよう、多少上座・下座が崩れても実際の関係を優先しました。(30代後半女性)
友人は交友関係に配慮した位置に
友人は高校、大学など学校によってグループも変わってきますし、共通の知り合いがおらずひとりで参加してくれるゲストがいる場合もありますよね。
ゲストの 交友関係 をよく考え、仲の良い人が近くになるようにする、ひとりで参加している方の隣には、社交的な人を配置するなど、ゲスト同士で盛り上がれるように配慮しましょう。
体験談
「仲良し同士が近くなるよう心がける!」
■仲の良い知人同士が隣になるよう配置しました。グループが異なる場合は違うテーブルに分け、出来るだけリラックスしてもらえるようにしました。(20代後半女性)体験談
「ひとりで参加してくれるゲストの席を工夫!」
■ひとりで参加している友人は寂しくないように話しやすそうな友人の間の席にし、両サイドの友人に話しかけてほしいと事前にお願いしました。(30代前半女性)
親族席は両家両親にも確認を
親族同士のお付き合いについては、両親の方がきちんと現状を把握しているはず。
親族間での親交の深さなどにも配慮したいですから、ふたりだけで決めるのではなく 必ず両親にも確認をとる か、または 両家両親主導 で決めてもらうようにしましょう。
体験談
「親族間の交友関係にも注意!」
■叔父・叔母で仲の悪い人がいたため、親族の席次は父に決めてもらうよう依頼しました。(40代前半女性)
子連れゲストの配置は慎重に
子連れゲストは、お子さんの年齢によっては披露宴中静かに座っていることが難しい場合もありますし、トイレやオムツ替えで離席する機会が多いことも。
あまりゲストが離席の際に気を遣わなくて済むよう 出入り口の近く にしたり、話が弾むよう 子連れゲスト同士を同じテーブルに するなど、席の配置には充分配慮しましょう。
体験談
「子どもの面倒を見やすい配置に!」
■小さい子連れの方は子どもの面倒を見られるように親の間に子どもの席を配置しました。赤ちゃんはベビーカーで入れるかどうかなども確認しました。(30代後半女性)
席次決めは上下関係や人間関係、それぞれの事情をきちんと読み取ることが大切です。
ゲスト1人ひとりのことをよく考えて決めるように心がけてくださいね。
※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています
「席次表」 の キホン に含まれています