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【婚姻届の本籍の書き方】わからないときの調べ方や結婚後の新本籍地の決め方がわかる!

2021.10.29

婚姻届に記入する本籍とは?筆頭者は?わからない場合の調べ方や、間違いのない書き方、間違えて提出してしまった場合の対処法も紹介します。結婚後の新本籍地の決め方と、先輩カップルがどのように決めたかリアルな声も参考に!

婚姻届に記入する本籍・筆頭者とは?

婚姻届の本籍の記入例

本籍とは戸籍が置かれている場所のこと。 戸籍に記載されている人が定めた日本国内のどこかで、本籍が定められた市区町村で戸籍簿を管理しています。

筆頭者は戸籍の一番最初に記載されている人のこと。 婚姻届には婚姻後はどちらの姓を名乗るかをチェックする欄があり、夫にチェックを入れれば夫が、妻にチェックを入れれば妻が筆頭者になります。

婚姻届にはふたりのこれまでの本籍地と、新しい本籍地を書く場所があり、婚姻届を提出することで親の戸籍から抜け、夫婦ふたりの新しい戸籍が誕生します!

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【婚姻届の本籍の書き方】ふたりのこれまでの本籍地

婚姻届の本籍の記入例

ここには、夫婦ふたりのこれまでの本籍地と、その筆頭者を記入します。
例えば、居住地と同じだからと県名を省略したり、3丁目27番地を「3-27」という風に省略したりするのはNG! 住所は都道府県名からはじまり、町(丁)字名、地番まで正確に書きましょう。

わからないときはどうする?本籍の調べ方

本籍地を知りたい時に一番手っ取り早い方法は、住民票を取り寄せることです。 最近では、マイナンバーカードを使ってコンビニで発行することもできますよね。

また、運転免許証のICチップにも本籍地の情報が入っているので、最寄りの警察署や運転免許センターのICカード読み取り装置、またはスマホのアプリやICカードリーダーを使って本籍地を知ることもできます。

本籍のみ知りたいという場合は以上の方法が早いですが、そもそも婚姻届の提出時には戸籍謄本が必要な場合が多いもの。 戸籍謄本には本籍地が記載されているので、戸籍謄本が必要な人は取得しておくと婚姻届の記入もスムーズ。本籍がある自治体でのみ発行が可能なので、遠方の人は早めに取り寄せてくださいね。

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【婚姻届の本籍の書き方】これからの新本籍

婚姻届の新本籍の記入例

ここには、夫婦ふたりの新しい戸籍を置くための本籍地を記入します。
結婚後の本籍は、日本国内であればどこでもOK! ふたりがここだと思う場所を選びましょう。 選び方のポイントや先輩カップルの体験談は後ほどご紹介しますね。

みんなのウェディング相談デスク

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ここに迷いがち!【婚姻届の本籍の書き方Q&A】

婚姻届の本籍の書き方Q&A

ここまで婚姻届に必要な本籍の調べ方や書き方をご紹介しましたが、実際に書くとなると「これってどうするの?」と思うことも出てきますよね。
本籍の書き方で迷いがちなポイントを、Q&A形式で見ていきましょう。

本籍の「号」とは?マンションやアパート名も書くべき?

本籍を居住地と同じ場所にしたい時は、住所の表記が少し異なります。
例えば、「○○丁目××番△号」という住所の場合、本籍には末尾の「△号」は入れず「××番」までの表示になります。 マンションやアパート名の記入も必要ありません。

新しい本籍を夫婦別々にすることはできる?

本籍地にしたい場所の意見が分かれたから、いっそ本籍地を別々にしたい!と考えても、残念ながらそれはできません。
夫婦ふたりの戸籍に登録できる本籍地はひとつになります。

本籍を間違えて提出してしまった場合はどうすればいい?

本籍地を間違えて提出してしまった場合、窓口が開いている時間であればその場で指摘があり、訂正することができます。

念のため、訂正印としてふたりの印鑑を持っていくと安心ですね。
時間外に提出した場合でも、軽微なミスであれば役所で代わりに訂正してもらえる場合もあります。 心配な場合は、入籍予定日より前に窓口で記載内容を確認してもらうのがおすすめです。

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結婚後の本籍地はどこにする?どうやって決める?【先輩カップルの体験談】

先輩カップルの体験談

書き方のポイントや間違えた場合の対処法はわかりましたね! でも、一番の悩みは本籍地をどこにするかということ。

どこでも良いと言われると、逆に困ってしまうカップルも多いはず。 では、先輩カップルのみなさんはどこを本籍地にしたのでしょうか?先輩カップルたちが実際に本籍地にした場所を体験談から見ていきましょう。

夫の実家を本籍に

「跡継ぎ」という考え方が残る家や地域では、夫の実家や、一家が代々受け継いできた本籍地に新しいふたりの戸籍を作るという人が多いです。
また、将来購入予定の新居を本籍地にしたいと考えているふたりは、とりあえずの本籍として実家を選ぶという人もいます。

体験談
新郎の家族の意見で新郎の本籍地に!

■問答無用で新郎の本籍になりました。由緒正しきお家柄だったので、当たり前でしょと新郎にも、新郎の家族にも言われ、そうなりました。 将来引っ越しをする可能性があるなら免許などそのたびに更新するのは大変なので、引っ越す可能性の低い場所を本籍にしたらよいかと思います。(20代後半女性)

体験談
戸建購入までは夫の実家に!

■自分たちの新居はマンションだったので戸建を購入するまでの間、主人の実家を本籍にした。 戸建だと土地も自分たちの所有物になるので将来移動する必要がなくていいから。(30代前半女性)

ふたりの新居を本籍に

「家」にこだわらないカップルは、ふたりの新たなスタート地として新居を本籍にしたという人が多いですね。 ふたりの家庭を築いていくのだ!という決意も高まりますね。

一方、戸籍謄(抄)本は本籍地の役所でないと発行できないものです。 保険金の請求やパスポート申請、相続などの手続きで戸籍謄本が必要になった時に、直接取りに行くか、郵送での取り寄せになるため手間がかかります。 合理的なカップルも新居を本籍地としているようです。

体験談
ふたりの新居を本籍地にして気分一新!

■互いの実家が地方で離れている事もあり、自然とふたりの新居になりました。 あたらしい出発ですので、ふたりの新居(賃貸マンションでもOK)を本籍にすると、気持ちも一緒に新しい家庭を築くんだなぁと思えます。(30代前半女性)

体験談
本籍地と新居を同じ住所にして便利に!

■今まで本籍が父と母が最初に新居にしていた土地にあり、実際の住まいとは別のところでした。 そのため、離れた本籍住所の役所へ1時間以上かけて出かけて戸籍謄本など取りにいって大変面倒でした。 結婚してすぐは書類に現住所、本籍など記入することも多いので、新居と同じ住所に登録しました。(40代前半女性)

妻の実家を本籍に

戸籍謄本が必要になった際、相手の親より自分の親の方が頼みやすいからという理由で、妻の実家を本籍にしたという人もいました。 戸籍謄(抄)本は当事者以外でも委任状があれば取ることができます。
自分の実家を本籍地にしておけば、「取ってきて」と気兼ねなく頼めますね。

体験談
必要なときにすぐ戸籍謄本を取れるがおすすめ!

■本籍の場所はどこでもいいと言えば良いですが、謄本が必要な時に取れる(あるいは取ってきてもらえる)場所が良いと思います。(30代後半女性)

ふたりの思い出の場所や有名なスポットを本籍にすることも!

本籍を決める明確な基準はないので、日本全国どこでも、居住できない都庁や観光名所・テーマパークなどでも大丈夫です。 ふたりの思い出の場所がディズニーランドならば、そこを本籍地にしてもOK。

ただし、戸籍謄(抄)本はその本籍地の役所しか発行できないことをお忘れなく。

体験談
ディズニーランドでもいいと聞いて…

■思い出の地やディズニーランドにしてもいいそうで、ふたりであれこれ迷いました!(20代後半女性)

体験談
富士山もあり!?

■どこがいいかは、ふたりで決めるのが一番いいと思います。 役所の休日勤務の方に、富士山でもいいんだよと言われたのが面白かったです。(20代後半女性)

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結婚で本籍を変更したら戸籍を変更する手続きが必要?

婚姻届に新しい本籍地を記入して提出した後は、本籍地を変更するために別途戸籍の手続きが必要なのでしょうか?

本籍の変更は婚姻届への記載で自動的に変更される

本籍の変更は婚姻届の内容に準じて、自動的に変更されます。別途手続きが必要なことはありません。

ただ、戸籍に反映されるまでは7~10日程度かかります。新しい戸籍が即日発行できるわけではないので注意しましょう。

本籍を変更したら免許証やパスポート、国家資格の変更手続きが必要

新しい本籍になったら、免許証やパスポート、国家資格等の情報も変更するのを忘れずに!

変更には住民票または戸籍謄本が必要です。必要な書類は早めに揃えておきましょう。

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本籍はいつでも好きな場所に変更できる

婚姻届に記載した新本籍がふたりの新たな本籍地になりますが、一度決めたら変更できないということはなく、いつでも変更ができます
では、新居の購入や引っ越しで本籍地を変更したくなった場合、どのような手続きが必要なのでしょうか?

本籍地の変更手続きに必要なもの

本籍地を変更したい場合には「転籍届」を役所に提出します。
手続きに必要なのは

  • 転籍届書
  • 戸籍謄本(本籍地と異なる市区町村を新本籍地にする場合)
  • 届出人の印鑑

です。
提出する役所は、変更前の本籍地がある役所か、新しく本籍地を置く役所になります。 新しく本籍を置く場所が、現本籍と同じ市区町村の場合は戸籍謄本は不要です。

また、本籍地を変更した場合には、婚姻時と同じく運転免許証やパスポートの変更手続きも必要になるので注意しましょう!

本籍地を変えることのメリット・デメリット

本籍地を現住所に変えるメリットは、戸籍謄本が取得しやすくなること! パスポートの取得や保険金請求の手続きなど、戸籍謄本が必要な場合の手続きがスムーズになるので便利です。

ただ、本籍地を変更することによって、遺産相続や不動産の名義変更の手続きが大変になるというデメリットもあります。

なぜかというと、遺産相続や不動産の名義変更には、その人の過去の戸籍謄本が必要になる場合があるからです。 その人が生まれてから死ぬまでの間のすべての戸籍謄本が要るため、本籍地の変更を何度もしている場合には、戸籍謄本を集めるのに手間と時間とお金がかかることになります。

また、先に説明したように、本籍を変えると免許証やパスポート、国家資格等の情報も変更する必要もあります。

本籍地を変えたいと思ったら、デメリットがあることも考えながら慎重に進めていきたいですね。


日常生活でなじみがない「本籍」ですが、意外と簡単に調べられることがわかりました。 戸籍謄本の取り寄せを考えた利便性も大事ですが、夫婦ふたりの新たな戸籍だから意味がある場所にしたいところ。
先輩花嫁さんたちの実体験を参考に、ふたりの生活のスタートにふさわしい場所を選んでくださいね。

※ 2021年1月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー