結婚式の席次表の作り方には、提携先に依頼する、提携外に依頼する、手作りする、の3つの方法があります。どの方法で作るのがふたりにとってベストなのか?費用や手間も知った上で決めたいですよね。
ここでは3つの方法それぞれの作り方や価格相場、メリット、挙式までの制作スケジュールを詳しく解説します。席次表のイメージがふくらむおしゃれなアイデアも載せていくのでぜひ参考にしてください。
【見本あり】結婚式の席次表って何が書いてある?
結婚式の席次表でゲストに伝えたいのは
- 披露宴会場のテーブルレイアウト
- ゲストの名前
- 肩書きや関係性
- 座る位置
です。自分がどこに座ったらいいのか?はもちろん、どの席にどんなゲストがいるのか、同じ席になった人は新郎新婦とどんな関わりがある人なのか?もわかるようになっています。
席次表は必ず作らなければいけないものではありませんが、当日はゲストが席に座る際に迷わないよう、スムーズに案内できるのがベター。ボードに席を記した席次ボードやエスコートカードもいいですね。また、最近はペーパーレスでスマホで表示させるオンライン席次表を使うカップルも増えています。
【卒花嫁アンケート】席次表はどうやって作った?
みんなのウェディングが2023年に実施した「席次表をどうやって作ったか」を聞いたアンケートでは、「手作り」という回答がもっとも多く49.7%と半数を占めました。次に多かったのが「式場提携外に依頼して作成(24.5%)」、続いて「式場提携先に依頼して作成(13.6%)」。
かつては席次表の作成は式場提携業者にお願いすることが当たり前でしたが、今は選択肢が増え、「手間がかかってもふたりらしいオリジナルの席次表を作りたい」「コストを押さえられることは押さえたい」というカップルが増えています。
手作りはやはり大変そうなイメージがありますが、実際はどうなのか、費用面でどれくらいお得になるのかも合わせて作り方やメリットを見ていきましょう。
結婚式席次表を手作り(DIY)する
一番人気の手作りは、すでにテーブルレイアウトができているテンプレートを使って作る方法が主流です。今は無料でダウンロードできるテンプレートが豊富!テーブルの形や卓数からふたりにあったデザインが選べます。
デザインのテンプレートを使えば手軽に
もちろん一からレイアウトして作ることもできますが、デザインのテンプレートを使うのが手軽。気に入ったデザインのテンプレートをダウンロードし、wordなどの対応のアプリケーションを使用して名前や肩書きなど必要事項の入力、ふたりの写真やイラストなどの画像挿入を行います。
完成したら自宅のプリンターで印刷するか、ラクスルやプリントパックなどのネットプリント、持ち込みで印刷が可能なキンコーズなどで印刷します。
席次表を手作りするときにかかる費用の目安
席次表1部あたりの価格の目安は150~200円とかなり安め。ただし紙や印刷にこだわりすぎると提携外に依頼するのと変わらない金額になることもあります。
席次表手作りのメリットとデメリット
【メリット】
- 自由にアレンジができてオリジナリティが出せる
- 理想のデザインを追求できる
- 費用を節約できる
【デメリット】
- パソコン操作が必要
- 手間と時間がかかる
手作りの一番のメリットはオリジナリティが出せること。モチーフを追加したりふたりの写真を載せたりと、デザインは自分たち次第なので「ふたりらしさをプラスしたい」「結婚式のテーマに合わせたオリジナルデザインにしたい」というふたりにぴったりです。
デメリットは業者に依頼する方法と比較すると手間と時間がかかること。特に印刷時につまづく人が多いので、パソコン操作に慣れていないふたりは時間に余裕をもって取り組むのがよさそう。
■自作のプロフィールブック兼席次表を受付でお渡ししました。お互いのゲストも含め全員に二人からメッセージを書き込んだのが喜んでもらえて良かったです。
席次表を式場提携外の業者に依頼する
提携外とは結婚式場と提携していない業者のこと。結婚式アイテムの専門ショップやペーパーアイテムのショップ、ハンドメイドのサイトなど、ネットで席次表のデザインを見ながら気軽にオーダーすることができます。
すでに席のレイアウトやデザインが入っている用紙を購入し、ゲスト情報の入力と印刷のみ自分で行う「手作りキット」を販売しているショップもあります。
オーダー方法
まずは依頼するショップから購入したい席次表のデザインを選択・購入します。出席者が確定したら専用ページにて出席者の入力をして、入力内容やレイアウトに間違いがなければ印刷の申し込みへ進むのが一般的。完成品は自宅や式場に届きます。
「手作りキット」の場合も好きなデザインを選んで購入するまでは一緒です。その後専用ページを使用してゲスト情報の入力・印刷を行います。
式場提携外業者に依頼する場合の席次表の価格相場
席次表1部あたりの価格の目安は150~400円程度。手作りキットの場合は一部200~300円が目安になります。ただし別途オプションの印刷代がかかったり、発注数が少ないと送料がかかることも。
費用で比較するときには総合的に判断しましょう。
席次表を式場提携外業者に依頼するメリットとデメリット
【メリット】
- 豊富なデザインから選べる
- 予算に合わせられる
- レイアウトや印刷の手間がかからない
- 価格が安い
【デメリット】
- 提携外と比べると手間がかかる
- スケジュールの管理が必要
式場提携外の業者に依頼するメリットは、複数のショップから自分たちのこだわりに合わせた席次表を探せるところ。手作りと変わらない価格でオーダーできるところも多いため、節約と時短の両方を叶えることもできます。
デメリットは自分たちでスケジュール管理しなければならないことと、ショップ選びやゲスト情報の入力などの手間が必要になること。折る、シールを貼るなど、到着後に自分たちでセットが必要なのかも確認した上で購入すると安心ですね。
エンゲージメントフォトや、前撮り写真を沢山活用しました!
昔の写真も入れ、ゲストの方に更に楽しんでもらえるようにしました
メニュー等も一緒に入れて、全て1つにまとめました!
席次表もつけたので、受付で渡しました
@re_mile_design さんに、完全オーダーメイドでお願いしました
招待状の時からからお願いしたのですが、抜群のセンスで、色んな希望を聞いていただきながら仕上げていただきました*
席次表を式場提携業者に依頼する
結婚式場と提携している業者に依頼する場合は、プランナーさん経由で打ち合わせになります。
オーダー方法
提示されたデザインからふたりが好きなものを選んだら、出欠が確定したタイミングで必要な情報のリストを渡すだけです。その後の印刷とセット、式場への納品もすべて業者が行ってくれます。
提携業者に依頼する場合の席次表の価格相場
席次表1部あたりの価格の目安は600~800円程度。提携外や手作りと比べると割高な印象に。
提携業者に依頼するメリットとデメリット
【メリット】
- 手間がかからない
- 紙や印刷のクオリティが高い
- ミスが少ない
- 会場のテイストに合ったデザインが選べる
【デメリット】
- 価格が高め
- 選べるデザインが少ない
提携業者に依頼する一番のメリットは発注から納品、スケジュール管理も業者にすべてお任せできること。プランナーさん経由のためミスも少なく、高品質な席次表に仕上がることも魅力です。
デメリットは提携外業者や手作りに比べるとどうしても費用が高くなってしまうこと。ただし席次表の準備は挙式直前がメインになります。式前は余裕をもって臨みたいというふたりは提携先に依頼するのがおすすめです!
席次表はいつ作る?
席次表はいつ頃作り始めて、いつ完成させるのがベストなのでしょうか?流れをみていきましょう。
結婚式席次表作成の流れ
【挙式2~3カ月前】
- 作成方法の決定
- デザインレイアウトの検討
- 材料の購入
【挙式1カ月~3週間前】
- ゲストの確定後情報の入力
- 試し刷り
- 漢字や名前、肩書の間違いがないかの確認
【挙式1週間前】
- 印刷&セッティング
直前になって席次に調整が必要になることも多いため、印刷は1週間前を目安にします。 ギリギリにミスが発覚して大慌て!ということにならないように、印刷前のチェックは両親やプランナーさんにも協力してもらい確実に済ませておくのがいいですね。
結婚式席次表の肩書や配置の決め方
ゲストの席は関係性ごとに分かれているだけでなく、その席ごとに上座や下座に配慮して席を決める必要があります。また、肩書の表記にもマナーがあり、両家の表記を統一しなければいけないので要注意!
▼結婚式の席次配置や覚えておきたいマナーはこちら
▼関係性別にすぐわかる!肩書の書き方はこちら
席次表の材料はどこで買う?
席次表を手作りするのに必要な紙やシール、リボンなどは、ネットショップ、ロフトやハンズなどの文房具を販売している雑貨店、ペーパー専門店などで購入できます。100円ショップで購入する人も多いので、節約したい花嫁さんは一度チェックしてみましょう!
プロフィールやメッセージを載せるカップルも
今は席次表単品ではなく、ふたりのプロフィールやメニュー、タイムラインなどと一緒にしたプロフィールブック一体型が人気です。必要な情報が一冊にまとめられているためゲストにとっても見やすくて便利!
一部あたりの価格は300~800円ほどですが、別々で作るよりもお得になることが多いので、気になるふたりはぜひ検討してみてはいかが?
マネしたい!おしゃれな席次表アイデア
最後は席次表のアイデアを紹介します。卒花嫁さんたちが実際に作った席次表の中から、マネしたいおしゃれなデザインをピックアップ!席次表作りの参考にしてくださいね。
ゴールドのハトメがおしゃれ!くるくる席次表
ゴールドのハトメがアクセントになったくるくる席次表は、シンプルながらもおしゃれなフォントが目を惹くデザイン。リボンではなく筒状の紙で留めたのは、ゲストが見た後に元に戻しやすいようという配慮から。
100均リボンでかわいいも節約も両立!
ボタニカルイラストがのぞくかわいいくるくる席次表はなんと花嫁さんの手作りだそう。節約を意識して100均で購入したというリボンも、とってもかわいいアクセントになっています。
ロイヤルブルーの花柄とイニシャルでシックに
こちらはお花とふたりのイニシャルをモチーフにしたデザイン。ロイヤルブルーとゴールドの組み合わせがラグジュアリーな席次表はホテルウェディングなどのシックな会場に似合いそう。
フォントにこだわったシンプルデザイン
ラインと文字のみのシンプルなデザインも、フォント使いでこんなにおしゃれに。麻紐の素朴なかわいさもナチュラルな雰囲気を引き立ててくれます。
ゲストをあっと言わせるディズニーデザイン
ディズニーがテーマの結婚式に合わせて作られた席次表はなんとToday風。開いた瞬間に笑顔になるゲストの姿が想像できます!テーマに忠実なデザインが作れるのも手作りならではです。
前撮り写真を表紙にした一体型もすてき
人気のプロフィール一体型は、お披露目も兼ねてふたりの前撮りの写真を表紙にするのが人気◎まるで雑誌のようなおしゃれなアイテムがムードを盛り上げてくれます。
余裕をもったスケジュールでふたりのこだわりをかたちにして
ゲストの出欠確定後の作業をスムーズにするためにも、デザインとレイアウトの検討スタートはお早めに。余裕をもったスケジュールで席次表のこだわりを叶えつつ、結婚前のふたりの貴重な時間も楽しんでくださいね。
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※ 2023年6月 時点の情報を元に構成しています
「席次表」 の ハウツー・ノウハウ に含まれています