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結婚までに必要な貯金額はいくら?みんなの貯金額のリアルと理想の金額とは?

2021.07.29

結婚までに貯金した金額は、ゼクシィ結婚トレンド調査によると311.8万円。約500万円が理想的な金額です。
とはいえ、実際は貯金がない人も多くいます。結婚にかかる金額と、貯金がなくても結婚する方法、ふたりで貯金する方法、浪費家の特徴をご紹介します!

みんなは結婚までにいくら貯めた?貯金額のリアル!

結婚に関する調査を続けている「ゼクシィ結婚トレンド調査」ですが、その最新版である「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」によると、結婚までにした貯金の平均額は311.8万円でした。

ただ、平均とは別にどのくらい貯金していた人が一番多いのかに注目してみると、「100~200万円」という金額帯の人が一番多いこともわかりました。

年齢別!平均貯金額はいくら?

金融広報中央委員会の「令和2年 家計の金融行動に関する世論調査」によると、単身世帯(独身・1人暮らし)の貯金に関する調査結果は各世代とも「貯金なし」が3割から4割ともっとも多く、貯金があると回答した方の貯金額のうち最も多い金額帯は以下の通りでした。(※かっこ内は平均貯金額/中央値)

  • 20歳代 100万未満28.3%(113万円/8万円)
  • 30歳代 100万未満31.1%(327万円/70万円)
  • 40歳代 100万未満35.5%(666万円/40万円)
  • 50歳代 100万未満41.0%(924万円/30万円)
  • 60歳代 1000万以上13.8%(1305万円/300万円)

貯金がない世帯が多いためか、平均値と中央値の乖離が大きく、貯金している人としていない人の差が大きいことがわかりました。

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結婚するといくら必要?理想的な貯金額は約500万円

結婚にはお金がかかるとよくいいますが、何にいくらほどかかるのでしょうか。項目別にみていきましょう。

【結婚でお金がかかるリスト】

  • 新居・新生活の費用(約100~200万円)
  • 婚約指輪・結婚指輪の費用(約23万~83万)
  • 結納・顔合わせの費用(約20万~100万円)
  • 結婚式の費用(約100万~200万円)
  • 新婚旅行の費用(約30万~100万円)
  • 出産の費用(約50万~100万円)

新居・新生活の費用(約100万~200万円)

新居や新生活の費用は、賃貸か購入か、また地域によっても異なります。 家具家電の平均購入額は59万円ゼクシィブライダル総研新婚生活実態調査2020)となっていますが、これも持ち家のほうが大きな家具や家電を用意することが多く費用は異なるでしょう。

■ 賃貸の場合

初期費用+引っ越し費用+新しい家具・家電
【費用例】家賃22万×5ヶ月+引っ越し費用6万 = 約116万円  

  • 都内における2LDKの家賃相場:約15~22万(※場所によって変動)
  • 初期費用の相場はおよそ家賃の4.5~5カ月分
  • 引っ越し費用:約4~6万

■ 購入の場合

  • 頭金+引っ越し費用+新しい家具・家電
  • 頭金で100万円以上が必要に

婚約指輪・結婚指輪の費用(約23万~83万円)

みんなのウェディングでは、花嫁さんたちに指輪に関するアンケート調査を行いました。 この項目ではアンケート結果をご紹介していきます。
アンケート結果から婚約指輪にかけた費用は平均60万円ということがわかりました。

これは一般的な平均よりは少し高いようです。給料の1ヶ月分が目安という意見もありますので、金額よりもふたりらしいものを選ぶことができればいいのではないでしょうか。

また、結婚指輪の平均費用は約23万円でした。 こちらは、一般的な価格とほぼ同じくらいです。ジュエリーショップでも豊富なデザインが揃う価格帯ですよ。

結納・顔合わせの費用(約20万~100万円)

結納は地域によって費用は異なりますが、いずれも「苗字を変えないほう」の費用負担が一時的には大きくなります。 ふたりが結婚後、男性側の苗字にされる(いわゆる嫁入り)ならば男性側で結納金や結納品を用意することになります。

また、結婚が決まって、結納はしなくても顔合わせはするというカップルは増えてきています。それぞれどのくらいの費用が発生するのか、確認していきましょう。

結納を行う場合

男性と女性で出身地域が異なっている場合は、結納を贈る側(嫁入りならば男性側)の地域に合わせて結納品や結納金を用意します。
嫁入りの場合の結納金の相場は100万円ほどと言われています。
一方婿入りの場合の相場はその2~3倍と言われています。

結納を受ける側は、結納を行う場所やそのセッティングを用意し、その費用も負担します。
また、結納金は受け取ったのち、「結納返し」として現金の一部をお返しする地域が多いのでその金額も含めて事前に話し合っておくことになります。

顔合わせを行う場合

顔合わせの場合は、費用は両家またはふたりで折半することが多いようです。 ただ、遠方から来てもらうなどどちらかの交通宿泊の負担が大きい場合は、迎えるほうが食事代を負担するなど臨機応変にされるようです。
顔合わせの費用はひとり2万円ほどを目安にふたりと両家の両親で6名分ですが、別途手土産代なども必要です。

現代では結納をするカップルは減り、両家顔合わせだけを実施するカップルが増えました。 かかる費用や準備も異なるため、ご両親を含めて納得がいく形で、結納にするか顔合わせにするかを決められるといいですね。

結婚式の費用(約100万~200万円)

結婚式は、結婚式だけをするのか、披露宴まで行うのかによって大きく異なります。
また、国内外でも費用相場は変わってきます。
おふたりやご家族がどのような結婚式を挙げたいのか、予算はどのくらいなのか計画を立ててお金をやりくりしていきましょう。

国内結婚式の平均費用

「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」によると、挙式披露宴の総額の全国平均は362.3万円

ご祝儀の全国平均額は227.8万と発表されています。総額から、ご祝儀を引いた自己負担額は134.5万となっています。

海外結婚式の平均費用

海外挙式の場合は、150万~200万円というケースが多いよう。 こちらは行き先や日程、同行者の人数、実施時期などにより左右されます。 また国内のリゾートウェディングの場合は、交通費は海外に比べると安くなる傾向はありますが、呼ぶ範囲が広くなりその費用を負担するため海外挙式と変わらない費用がかかることが多いようです。 また、国内外問わず、その後1.5次会などパーティーをすることによって自己負担額は増加しがちです。

新婚旅行の費用(約30万~100万円)

結婚が決まってから、新婚旅行をするというカップルは多いものです。 行き先や、滞在先のホテルにもよりますが、国内より国外のほうが渡航費が発生するため金額は大きくなります。

国内旅行の平均費用

3~5日間の日程が人気で、交通費と宿泊費でふたりで30~40万円ほどの予算が必要となります。

海外旅行の平均費用"

6~8日間の日程が人気で、ツアー料金(交通費宿泊費)でふたりで50万~100万と行先やシーズンによる差が開きます。 いずれの場合も食事代やお土産代などプラス10万円ほどは見ておいたほうがいいでしょう。

出産の費用(約50万~100万円)

検診にかかる費用と出産費用、育児用品の費用にわけられます。 妊婦健診は総額10万円程度ですが、自治体で補助を受けられることも多いようですので、お住まいの自治体で確認してみましょう。 出産費用は地域や病院により大きく異なり、約40~60万円ほど。

しかし、出産育児一時金の制度(42万円)がありますので、自己負担はほぼないということも。 このほかマタニティー、ベビー用品などの購入で10~15万円ほどかかります。 なかでも高額なのはチャイルドシートやベビーカー。 自治体のリサイクルや購入補助がないかもチェックすると、費用を抑えることができますよ。

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貯金がない場合はどうする?少ない貯金でも結婚する方法

  • 婚姻届の提出のみにする 婚姻届の提出は無料。 必要な書類(戸籍謄本など)を取得するための費用はかかり、自治体により異なりますが数百円。入籍だけならば、費用はほぼかかりません。
  • 両親から援助を受ける 両親から援助を受けているカップルは多いもの。 特に若いカップルでは珍しくありません。援助を受けられないか相談するのも方法です。
  • 結婚指輪や婚約指輪、結婚式、新婚旅行の費用を節約する
  • 新居を用意せず、現状のどちらかの家、もしくは実家に住む
  • ブライダルローンを利用する 生活を送る中でローンを返済していくことは大変なことなので、出来る限りは避けたほうがよいですが、きちんと計画した上でのことでしたらローンを活用するのも1つの方法でしょう。

お金には限りがあるものなので、譲れないポイントだけしっかり確認し、何を"今"妥協できるのかを話し合っていきましょう。

また、貯金が貯まってからできることもたくさんあります。 例えば、ウェディングフォトは後撮りがありますし、家具は当面最低限必要なものをリーズナブルなお店で買っておいて、マイホームを購入の時まで我慢するのも楽しみにできますし、食器は当初100円ショップで購入し、気に入ったものをゆっくりと揃えていくのもよいでしょう。

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結婚したらお金がもらえる!「結婚新生活支援事業費補助金」って知ってる?

ふたりが新生活を送る自治体によっては「結婚新生活支援事業費補助金」の給付対象になる場合があります。 次の要件全てを満たす場合が対象となりますので、心当たりがある場合は自治体に確認しましょう。

  • 平成31年1月1日からお住まいの市区町村の事業終了日までに入籍した世帯
  • ご夫婦の所得を合わせて340万円未満(注)の世帯 ※奨学金を返還している世帯は、奨学金の年間返済額をご夫婦の所得から控除
  • ご夫婦ともに婚姻日における年齢が34歳以下の世帯
  • その他、お住まいの市区町村が定める要件を満たす世帯

住居費や引越し費用が助成対象となり一世帯あたりの支給上限は30万円です。 詳細は自治体ごとに異なる場合もあるので確認してみましょう。

内閣府:結婚新生活支援事業について

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どうしたらお金が貯まる?ふたりで貯金をする方法

■月の貯金額を決めよう

それぞれの収入から可能な額を話し合い、引き落としで積み立てにするのが一番確実です。ただしこの時に、口座はあえてまとめずにそれぞれで貯金するようにしましょう。 これはあくまでも独身時代の財産なので、万が一結婚に至らなかった場合、金銭的トラブルを避けるために重要です。

■キャッシュレス決済やクレジットカードなどで効率的にお買い物を

事前入金によるキャッシュレス決済やクレジットカードの利用はポイント還元が大きいことも。うまく利用できるタイプのカップルならお得です。 しかし、金銭管理が苦手な場合は逆にいくら使っているのかわからなくなりがちで、請求額に驚くことも。ふたりのタイプを見極めて利用しましょう。

お金のことは事前に話し合い、ルールを決めよう!

結婚をするタイミングでもお金が必要ですが、結婚をしてからも貯金はとても重要です。

■結婚前の話し合いでは

  • 何にどれくらいかかるのか事前にふたりで金額をしっかり確認する
  • 両親からの援助はあるかどうかを確認する

■結婚後においては

  • 毎月どれくらい貯金するか決める
  • お金の管理をどうするか決める (収入があった分をまとめて家計や貯金にあてるか、別にするか)

が重要です。いずれも結婚前に話し合っておきましょう。

結婚前の貯金額や現在の収入額は話すべき?

結婚前の貯金はその個人の財産、と法律によって認められています。 何もかも丸裸に話す必要はないでしょう。
しかし結婚後の収入については、共に暮らしていく夫婦として「共有財産」に当たるため、きちんと話あっていくとよいでしょう。(ただし、相続した遺産は個人の財産になります)

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こんな癖があったら貯金は無理!?浪費癖がある人の特徴

ただし、パートナーが次のタイプの方は、浪費癖がある場合がありますので、収入についても手綱をとっていったほうがよさそうです。

限定品や最新型に弱い

限定商品や携帯電話の最新機種をいつも持っていて、流行の最先端でいたいというタイプは浪費家です。 このような人は流行を追いかけるために後先を考えずお金を使ってしまいがち。「限定だから」「最新だから」という理由でしょっちゅう物を買う人には要注意です。

電気・ガス・水道を無駄に使う

電気は付けっぱなし・水道は出しっ放しなど、電気・ガス・水道の使い方に無駄が多い人は光熱費を気にしていない証拠。無駄使いが積み重なれば大きな出費になりますし、一緒に暮らすとイライラしてしまいます。
これは訓練次第で治せるので、こまめに本人に注意して節約の意識をつけてあげるようにしましょう。

見栄っ張りで他人の目を気にする

見栄っ張りで浪費家の人は、収入にふさわしくないアンバランスなお金の使い方をしているのが特徴です。

収入が低いのに高いデザイナーズマンションに住んだり、人の目に触れる服や持ち物にはやたらとお金をかけたりするのでなかなかお金が貯まりません。

人に自分をよく見せようとして間違ったお金の使い方をしていないかよく観察して見抜きましょう。

のめり込んでいる趣味がある

アニメ、スポーツ、カメラ、釣りなど、どんな趣味でもハマりすぎているものがあると、普段は堅実な人も浪費家になってしまうことがあります。

その趣味のためならどれだけお金をかけても本人は浪費とは思わず、必要経費だと考えているため、この金銭感覚はなかなか直りません。

また男女ともに芸能人を「推し」に持っている人も推している程度によってはかなりの出費が必要です。 特に、ギャンブルや車などを趣味にしている人はかなりお金を使ってしまうそう。

どの程度趣味にお金をかけているのかしっかりチェックしましょう。

「自己投資」と「浪費」の区別がつかない

今よりも仕事を効率化しようと、本を買って読む。 これは「自己投資」に分類されます。

しかし、すでにいくつもの服をもっているのに、セールという文字に躍らされて大量の服をさらに買ってしまう…。 これは自己投資ではなく「浪費」(無駄遣い)になります。 本当に洋服がなくて困っているなら問題ありませんが、家の中の物を増やすだけの行為は浪費です。

お金を味方につけたいなら、実際に遣うときも、きちんと「自己投資」と「浪費」をハッキリ意識しておくべき。 いくら金額が跳ねあがってしまってマイナスになっても、将来の自分に活かせるものであれば、それは浪費とは呼べません。

ショッピングが趣味

ついついネットでポチっ としてしまい、毎日のようにネットショッピングの荷物が届く… たとえ経済的に問題がなかったとしても、気になったものをついつい買ってしまう暮らしを続けていたら、さすがに貯金に回せるお金も少なくなるでしょう。

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幸せに暮らすためにも、お金の話し合いは早めが大事

長く一緒に暮らしていくためにはお金は大事です。 幸せが続くように、活きたお金の使い方を早めに話し合っておけるといいですね。

※ 2021年7月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー