婚約指輪の宝石や結婚指輪の裏石として選ぶカップルも多いサファイア。
中世から王族や王室のウェディングシーンを彩る宝石として選ばれてきた歴史があり、現代も多くの人たちを魅了しています。そんなサファイアの特徴や歴史、石言葉から、その魅力やウェディングシーンに選ばれている理由を紐解いていきましょう。
サファイアを使った結婚指輪や、婚約指輪のおすすめ商品も一緒にご紹介していきますね!
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サファイアとは
吸い込まれそうな深い青色が特徴的なサファイア。
ダイヤモンド、ルピー、エメラルドと並ぶ世界四代宝石のひとつになります。
青色の石といえばサファイアをイメージする人が多いですよね。そんなサファイアの語源も、ラテン語で青を意味する「Sapphirus(サフィロス)」で、和名でも「蒼玉(青玉)せいぎょく」と呼ばれています。
サファイアは赤色の宝石・ルビーと同じコランダムという鉱物の仲間です。コランダムの中でも赤いものはルビー、赤以外はサファイアに分類されます。
サファイアのカラーバリエーション
サファイアは青色以外にも無色、緑、紫、黄色、ピンク、オレンジ、ブラックなどの多彩なカラーバリエーションがあり、青以外のサファイアを総じてファンシーサファイアと呼びます。
ファンシーサファイアの中でも特に人気が高いのは、「パパラチアサファイア」と呼ばれるオレンジピンクの石です。
夕焼け空を思わせる絶妙な色合いがとても美しく、希少性が高いことから幻の石とも呼ばれています。
また、光を当てると星型の筋が浮かび上がる「スターサファイア」も、希少性が高く人気があります。
サファイアの歴史や言い伝え
サファイアはその澄んだ青色から、気品、忠誠心、貞節を象徴する石とされ、古来から大切にされてきました。
空の青に似ていることから天国に通じる石とも言われていて、中世ヨーロッパでは聖職者が天からの恩恵を受けるためにブローチにして身に着けていたそう。
また、持つ者の魂の色を象徴し色欲を封じるという言い伝えもあり、フランスの皇帝ナポレオンが愛妻の浮気を止めるために家宝のサファイアを贈り、サファイアを手にした妻は献身的にナポレオンに尽くすようになったという逸話もあります。
近年では、英国のウィリアム王子が母ダイアナ妃から受け継いだサファイアの婚約指輪を、キャサリン妃へ贈ったことが話題になりましたよね。そのダイアナ妃の婚約指輪を贈るきっかけになったのは、ヴィクトリア女王がアルバート王子から贈られたサファイアのブローチで、チャールズ皇太子がそのブローチにインスピレーションを受けたからだと言われています。
サファイアはイギリス王室のウェディングシーンにも縁が深い、華やかな歴史を持つ石なのですね。
サファイアの石言葉と伝わる意味
サファイアの石言葉は「誠実」「真実」「慈愛」です。
スピリチュアルの世界では、知性を高め最善の選択をサポートしてくれ、その力を自分だけでなく愛する人を守るために発揮してくれる守護石であるとされています。
サファイアはこんなプレゼントにおすすめ!
その石言葉から澄んだ心や清らかな関係性を思わせるサファイアは、こんなシーンでのプレゼントにおすすめです。
9月生まれの方への誕生日プレゼントに
サファイアは9月生まれの誕生石です。
誕生石は生まれ月の人が身に着けると、その人を守護してくれると言われているため、幸せを願う大切な人への贈り物にサファイアのジュエリーはいかがでしょうか?
起業・経営のお守りに
サファイアはダイヤモンドの次に硬い宝石であることから、物事の関係性をより強固なものにするパワーがあるとも考えられています。
そのため、「経営基盤を強化したい」と願う起業家や経営者のお守り代わりに身に着ける石としても人気です。
結婚45周年「サファイア婚式」の贈り物に
結婚記念日は25周年を「銀婚式」50周年を「金婚式」と呼ぶように、節目の周年ごとにその年を象徴する名前がついています。金婚式を目前にした結婚45周年の記念日は、誠実で慈愛に満ちた夫婦関係を称えて「サファイア婚式」と呼ばれていて、結婚記念日の贈り物には、サファイアにちなんだ青色の小物やサファイアのジュエリーが選ばれています。
婚約指輪・結婚指輪にサムシングブルーの想いを込めて
欧米の伝統的なおまじない「サムシングフォー」では、(古いもの、新しいもの、借りたもの、青いもの)の4つのアイテムを結婚式当日に身に着けると、花嫁は幸せになれると言われています。「サムシングブルー(青いもの)」で青色が選ばれているのは、聖母マリアを象徴する色でもあり、花嫁の清らかさを表す色だから。
そんなサムシングブルーには清廉な輝きをもつサファイアがぴったりですよね。
では、実際にサムシングブルーに取り入れる際には、どんなアイテムを選んだらいいのでしょうか?
婚約指輪のダイヤモンドの代わりに
「永遠の愛」という石言葉を持つことから婚約指輪はダイヤモンドを選ぶ人が多いですが、もちろんサファイアを選んでもOKです。9月生まれさんはもちろん、人と違う婚約指輪にしたいという人におすすめ。
ダイヤモンドに比べるとリーズナブルなため、その分大きくて存在感のある石や、凝ったデザインを選べるのも魅力です。
婚約指輪、結婚指輪のサイドストーンとして
婚約指輪や結婚指輪のサイドストーンとして取り入れるのもおしゃれ!
特にダイヤモンドとサファイアの組み合わせは、王族や王室に好まれてきた組み合わせでもあり、有名ブランドからもさまざまなデザインが出ています。
地球上でもっと硬いといわれるダイヤモンドと、次に硬いサファイアの組み合わせは夫婦の絆をより強くしてくれそうですね。
結婚指輪の裏石にシークレットストーンとして
結婚指輪の裏石は「シークレットストーン」とも呼ばれていて、ふたりの誕生石や入籍した月の誕生石などを留めるカップルが多いようですが、「サムシングブルー」のお守りとしてサファイアを留めるのも人気です。
人の目に触れることがないシークレットストーンは、見えないところにそっと取り入れると良いとされるサムシングブルーにぴったりですね。
サファイアの選び方
ここまで、サファイアの特徴やその魅力、込められた想いについてご紹介しました。
では、実際にサファイアの婚約指輪や結婚指輪を選ぶときには、どのような点に気を付けて選ぶと良いのかを解説していきますね。
ブルーサファイアは青色が強く鮮やかで、ムラのないものほど価値が高いと言われています。
また、ダイヤモンドと同じで、透明度が高いものも高価です。
現在流通しているサファイアは、発色を美しく整えるために加熱処理を施しているものがほとんどですが、加熱処理をしているから価値が下がるということはありません。
同じ色でも1つ1つの色味が異なり、個性があるのが天然石の魅力です。
迷った時には着けた時の輝き方や質感、色が好みのものや、自分の肌の色に似合うものを選ぶと一生大切にできるジュエリーと出会えそうです。
サファイアのジュエリーのお手入れ
サファイアは鉱物の硬さを表す”モース硬度”が10段階中9と硬く水にも強いので、ダイヤモンドと同じで比較的扱いやすい石になります。
普段のお手入れは外す時に、やわらかい布で拭く程度で大丈夫です。
くもりや汚れが気になる場合には、中性洗剤を溶かしたぬるま湯の中に入れ、やわらかいブラシを使って洗います。
その後は流水でしっかりと洗剤を落として、柔らかい布で丁寧に水けを取り、乾かしておきましょう。
サファイアを使ったおすすめ婚約指輪ブランド
婚約指輪の人気ブランドから、サファイアを使ったデザインを紹介します。
Tiffany & Co.(ティファニー)
商品名:ティファニースリーストーン エンゲージメント リング サファイヤ サイド ストーンプラチナ
女性の「憧れ」を形にする王道ジュエリーブランド・Tiffany & Co.。
ブリリアントカットのダイヤモンドとサファイアの両方を使用したリングは、お互いの美しさを引き立て合うからとっても贅沢な輝き♡
ダイヤモンドだけでない婚約指輪の特別感が嬉しいですよね*
Cartier(カルティエ)
商品名:1895 ソリテール リング
一度は憧れてしまうようなジュエリー・時計・レザーアイテムを展開しているブランド・Cartier(カルティエ)。
ダイヤモンドに囲まれたサファイアはとても存在感があり、大人らしい気品が漂うデザインです*
BRILLIANCE+(ブリリアンスプラス)
商品名:PT950 スクエア プレシャスストーン ブルー サファイア ダイヤモンド ハーフエタニティ リング 2.5mm 4-9.5
指輪のオーダーメイドをしながら、ファッション性の高いジュエリーも展開しているBRILLIANCE+(ブリリアンスプラス)。
ダイヤモンドとサファイアが交互に並ぶハーフエタニティリングは普段のおしゃれにも合うから、特別な婚約指輪を日常的に着用することができます♡
指輪の重ね付けにもぴったり!
SO(ソウ)
商品名:SO Happy Words
カラーストーンの結婚指輪・婚約指輪ブランド・SO(ソウ)。
「SO HAPPY」をテーマにしたシリーズは、ゴールドのアームとキラキラと輝くサイドのダイヤモンドによってハッピーオーラ溢れる仕上がりに*
商品名:So Beautiful Words
こちらは「So Beautiful」をテーマにしたシリーズです。
バーのデザインがエレガントで、サファイアの魅力をいっそう引き立ててくれています。
JEWELRY TSUTSUMI(ジュエリーツツミ)
商品名:ラチナサファイアリング
花嫁さんだけでなく、多くの大人女性から支持されているジュエリーブランド・JEWELRY TSUTSUMI(ジュエリーツツミ)。
大粒のサファイアをダイヤモンドで囲んだ指輪はとっても華やか!
深い青が上品な印象にしてくれるから、大ぶりなデザインも身につけやすいですよ*
サファイアを使ったおすすめ結婚指輪ブランド
続いて人気ブランドのサファイヤを使った結婚指輪のデザインを紹介します。サムシングフォーとしてさりげなく取り入れていたり、ピンクサファイヤを使ったデザインに注目です。
K.UNO(ケイウノ)
商品名:Eternity-ハーフエタニティ/Pile Ring(サファイア)-
身につける人とともに成長するリング、という想いが込められているサファイアの結婚指輪です。 ほかの人とかぶりにくいデザインは魅力的ですね♪
LANVIN(ランバン)
商品名:ランバン マリッジリング 23/24
彫りのデザインはジャンヌ・ランバンの邸宅にあるテーブルの装飾から「生命と豊穣」を表している葡萄をモチーフにしているそう♡
サムシングフォーにもある「何か青いもの」は、目立たない場所に取り入れるのが良いとの言い伝えもあります。
さりげなくセットされたこちらの指輪なら叶えられますね*
NIWAKA(ニワカ)
商品名:初桜UIZAKURA
京都発の世界的ジュエリーブランドニワカからは、曲線が美しい結婚指輪をご紹介。
こちらはブルーではなく、珍しくピンクサファイアが使われています♡
青よりピンクが好みな方におすすめです。
婚約指輪や結婚指輪にふさわしい魅力たっぷりのサファイア
サファイアの特徴や歴史、石言葉から、その魅力やウェディングシーンに選ばれている理由をご紹介しました。
空のように澄んだ青色から清らかさや誠実さの象徴とされ、丈夫でお手入れもしやすいサファイアは、まさに婚約指輪や結婚指輪ふさわしい宝石です。
この記事を参考に、ふたりの素敵なウェディングシーンを彩るサファイアを見つけてくださいね。
※ 2021年12月 時点の情報を元に構成しています
「結婚指輪」 の キホン に含まれています