結婚式の招待状、メニュー表や席次表などのペーパーアイテム、プチギフトのアクセントなどウェディングアイテムのDIYに人気の《シーリングスタンプ》。 実は100均ダイソーでも販売されている商品があるんだとか。でも、結婚式の招待状などに使用するのに、そのクオリティは大丈夫なの?とちょっと不安になりますよね。 そこで、雑貨屋さんに売られているアイテムと比較しながら、100均ダイソーのシーリングスタンプ・ワックスを、ライターやべあきが実際に使ってみました。 また、招待状だけでないウェディングアイテムへの活用アイデアをお届けします。
シーリングスタンプとは?
ウェディングアイテムのアクセントとして大人気のシーリングスタンプ。 熱で溶かした蝋(ろう)にハンコを押したもので、そのスタンプが押された蝋のことを封蝋(ふうろう)、英語ではシーリングワックス(Sealing wax)と呼ばれています。
その歴史は古く、もとは中世ヨーロッパの貴族たちの間で、大切な手紙を出す際に、内容が知られないように家紋のスタンプを押していたことで広まったといわれています。 押された封蝋は剥がすと割れて元に戻せないことから、未開封である証明となります。
ペーパーアイテムに高級感とクラシカルな雰囲気をプラスできるシーリングスタンプ。 どのくらいで買えるのかな?と、ネットで調べてみるとシーリングスタンプは1本1,000円くらいから、シーリングワックスセットも大体1000円前後から販売されています。 さらに、100均のダイソーでも販売されていると話題です。
検証(1)比較のために雑貨屋さんのアイテムを使ってみた!
材料
- ガンを用いてシーリングする専用ワックス エルバン:1,620円
- シーリングハンドル:1,296円
- シーリングスタンプ:1,620円
※すべて税込価格
こちらは雑貨屋さんなどで販売されているものに挑戦。 グルーガンを使うタイプなので、火を使う必要がないとのこと(グルーガンはアマゾンなどで1000円台で入手することができます。今回は私物を使用) 。全部で4536円。結婚式準備で物入りの中、招待状のためだけにと考えると、ちょっと高いかな…という印象が。
さっそくスタンプを作ってみます。
スタンプのハンドとスタンプ部分は、別売りでさまざまな柄があります。
今回は鳩の柄をチョイス♡
①まずは、スタンプ部分をハンドルに取り付けます。
②続いてグルーガンにシーリングワックスをセットします。
シーリングワックスも何色かありますが、今回はサムシングブルーということで青をチョイスしました♪
③グルーガンが温まったら、シーリングワックスを封筒に垂らしていきます。
シーリングワックスに触れると、とても熱いので注意して垂らしていきましょう。
④十分な量のシーリングワックスが垂らせたら、スタンプを押して数秒待ちます。
垂直に押すのがポイントです。
グルーガンで行うシーリングスタンプとシーリングワックスは、扱いやすく、ワックスの量をスタンプの大きさより、やや大きめに垂らすことで綺麗に作ることができました♪ 火も使わないのでやっぱり安心。でも、グルーガンをわざわざ入手するというのが、ハードルが少々高いかもしれませんね。
検証(2)ダイソーの人気アイテム「シーリングスタンプ&ワックス」を使ってみた!
そしてダイソーに売っているという「シーリングスタンプ&ワックス」。そのクオリティの真実を知りたい!とさっそく探しに行ってみました。 でも、人気なのか、なかなか見つけられない…何店舗か回ってダイソーの大型店でついに見つけました!
ダイソーで購入!各100円(税抜) ・シーリングワックス(ブラウン、ゴールド、レッド) ・シーリングスタンプ(For You)
100均のシーリングスタンプ、クオリティはどうなのでしょう。さっそく、実際に作ってみることにします。
用意するもの
・キャンドル(ワックスを溶かすため)
・ライター
・スプーン(ワックスをのせて熱するため・捨ててもいいもの)
・クッキングシート(たくさん作る場合)
・保冷剤(スタンプを冷やすため)
いざ、制作スタート~!
1.シーリングスタンプを保冷剤で冷やしておく
冷やしておくことでシーリングスタンプがシーリングワックスから剥がれやすくなり、更に固まるのも早くなります。 保冷剤の水分がスタンプにつかないようにティッシュなどでカバーするといいですよ。
2.シーリングワックスを熱して溶かす
キャンドルの火で熱しながら、スプーンの上でシーリングワックスを溶かします。
キャンドルの火でシーリングワックスを熱するとすぐに溶けはじめます! 少し多めに溶かしておくのがポイントです。
熱する際に使うスプーンは直火ですすが付くので、捨てても悔いがないものを使ってくださいね。そしてくれぐれも火傷に注意してください!
3.封筒に溶けたシーリングワックス垂らす
溶けたシーリングワックスを固めたいところに垂らします。
ポイントはシーリングワックスは固まりやすいので、あまりためらわず素早く垂らすことと、シーリングスタンプの直径くらいの量を垂らすこと。
4.シーリングスタンプを押す
保冷剤で冷やしていたシーリングスタンプを溶けたシーリングワックスの上から押します。
溶けたシーリングワックスの中央にゆっくりシーリングスタンプを押し、4~5秒そのまま動かさないようにして固めます。
ちなみに、垂らすワックスの量とケチると右側のようになってしまいます…チーン。
でも失敗したら、ワックスを剥がしてまた熱して溶かしせば何度も再利用できます。ただし、封筒に直接垂らして固めるとキレイに剥がれないので要注意!
量産するときや、慣れるまではクッキングペーパーの上で作ることをおすすめします。まとめて作った方が作業時間も短縮できるのでおすすめです!
できあがったシーリングワックスは両面テープやのりで留められます。
じゃじゃーん、出来上がりです♪ 結婚式の招待状のワンポイントにぴったりです。
プチギフトに、リボンやマスキングテープなどを使った簡単なラッピングにも使ってみました。ちょっと高級感&オシャレ度UP!
初挑戦だったこともあって、慣れるまで失敗作もチラホラ…。 でもクッキングシートの上で作れば何度でも剥がして再利用できるので失敗も恐れることなかれ!!そして回数を重ねるごとにコツをつかめて上手にできるようになりますよ。ハマってやり続けるといつの間にかプロ級の腕前に!
そして、ダイソーのは初めて挑戦するには充分過ぎるクオリティです。
検証しての結論:ダイソーのシーリングワックス&シーリングスタンプはブライダルクオリティとしても十分!
こうして比べてみると、ダイソーのものでも十分結婚準備には十分。その分、ダイソーのもので色をそろえて、招待客に合わせて色をえらぶほうがいいかなーと思いました。
貼るだけのシールタイプのシーリングワックスシールも市販されていますが、やはりひとつひとつワックスを溶かしてスタンプを押す、そのひと手間でより気持ちがこもった手作りの結婚式招待状やプチギフトになること間違いなし!
皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね。
シーリングスタンプの結婚式活用アイデア♪
ここからは、シーリングスタンプを結婚式に取り入れたおしゃれなアイデアをご紹介。
こちらの花嫁さんは、なんとナフキンリングをDIY!
リボンにシーリングスタンプを付けるという、凝ったデザインにしたそうです♡
こちらの花嫁さんは、海外から取り寄せたイニシャルのシーリングスタンプを使って、招待状にアクセントを♪
シーリングワックスの色味を変えたり、スタンプの絵柄によってもいろんな表情を見せてくれるので、活用の幅が広がりますね。
こちらは、プチギフトのバームクーヘンにシーリングスタンプをオン*
スタンプには、「Thank you」と書かれています。
こちらは、招待状にシーリングスタンプをつけるというアイデア♪
招待状に、おしゃれさと高級感が出ていますね。
結婚式DIYで人気の《シーリングスタンプ》。
ぜひいろいろ活用して、結婚式を素敵に演出してくださいね。
《関連記事》
※ 2020年10月 時点の情報を元に構成しています
「結婚式招待状」 の ハウツー・ノウハウ に含まれています