近年、花嫁さんが結婚式で1日使ったアイテムをインスタグラムなどのSNSを通して、譲りあうことが多くなりましたね!
ただ、「急にお譲りキャンセルになって困った」「応募したのに返信がない…」などトラブルに悩む花嫁さんもいたり。
今回は、トラブル集と、出品者・購入者それぞれ気を付けたいお譲りバトンルールをお伝えします!
お譲りバトンとは
お譲りバトンとは、卒花嫁さんが購入、または手作りしたアイテムを、次の花嫁さんのために主にインスタグラムを通じて、比較的低価格で譲渡することです。
お譲りのアイテムとして多いものは、ウェディングドレスやアクセサリー、インナー、ブーケなど、花嫁さんが身に着けるものです。
また、ウェルカムスペースに置くアイテムやペーパー類など一から手作りするのが大変なアイテムもお譲りとして重宝されています。
メリット
お譲りバトンのメリットは、すでに販売停止となっていたり、個人輸入などで日本では入手が困難なアイテムが見つかることや、手作りが得意なオーナーさんの1点もののアイテムが低価格で購入できることです。
また、セカンドオーナーやサードオーナーといった、使用頻度が低い状態で入手できることです。
なかには卒花嫁さんが購入したものの、その後別のものを使った、または購入したものの数が多く余ってしまったため未使用、というケースもあります。
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お譲りバトンのトラブル集
メリットを感じるお譲りバトン。
でも、残念ながら、インターネットを通じての個人取引にはトラブルもあります。
ここでは、代表的なトラブルを3つご紹介します。
「返信がない」
インターネットを通じての取り引きは顔が見えない知らない方とのやりとりになるため、迅速でていねいなメッセージは重要です。
24時間以内の返信が一般的ですが、「お譲りルール」として返信期限を設けておくとよいでしょう。
「不良品だった」
写真や動画でしか状態を確認できないのがお譲り。
未使用品であっても、保管状態によっては新品とは異なる場合もあります。
出品者は状態がよく伝わるように文字や写真で示し、購入者はそれらをしっかり確認し、不明点があればダイレクトメール(以下、DM)を送って確認することが大切です。
「送料が高かった」
出品されるものには送料込みの場合と、送料が別という場合のどちらもあります。
送料別の場合は、送料を確認しましょう。
お得なアイテムに感じられても想定外に送料が高くて節約につながらなかったというケースも…。
お譲りバトンルール:購入者サイド
では、どうすればトラブルを防いで円満な取引ができるのでしょうか。
お譲りしてもらいたい購入者は支払う前に下記のことを徹底しましょう。
細かい傷や使用感は納得いくまで聞きましょう。
ほつれ、変色、欠損、セットの場合は足りないものがないかを確認しましょう。
返信があった場合は返信を確認した旨、お礼のコメントやDMで出品者への連絡も忘れずに。
送料と手数料がどれくらいかかるのか確認しましょう。
送料と手数料を足した結果、節約にならなかったケースもあります。
セットで購入の場合は送料が異なることがありますので、他に購入したいアイテムがないかどうかも確認してから問い合わせたほうがスムーズです。
サイズについては、直せる範囲かどうか、直せるデザインかを考えて購入しましょう。
急ぎの場合はDMを送りましょう。
コメントはどうしても見逃されがちなのでDMを送り、その後コメント欄で知らせると、出品者が気づきやすくなります。
希望者数が多そうかどうかコメントを確認。
コメントが多い場合、早い者勝ちになる可能性が高いので、甘い期待をせずに他の選択肢を探せます。
お譲りが決まったら即返信!
購入者から返信がないと不安になり、キャンセル扱いになることが多いです。
返信期日はできるだけ早いほうがいいですが、24時間以内を目安に返信するように心がけましょう。
即入金!
入金がないことは、お譲りしてくれる出品者が不安になる1番の理由です。
入金予定日を連絡し、入金後は入金した旨をDMで送るとスムーズで親切です。
お譲りバトンルール:出品者サイド
出品者は、トラブルを防ぐために、下記3つのことを厳守しましょう。
①お譲りルールを必ず明記しましょう。
フォロワー限定
取引をフォロワーに限定する場合は今からのフォローでも可能かどうかを明記しましょう。プレ花嫁さん限定
アカウントからプレ花嫁であることが確認できるフォロワーであることなど、指定があれば明記しましょう。
また投稿数が0の人は取引NGなど明確な線引きをすることで、前向きに探している花嫁さんに購入してもらえる可能性が高まります。送料について
着払いまたは元払いも明記しましょう。送り方について
宅配便の会社や小物であればレターパックなどその方法も明記すると安心感があります。個人情報の取得について
伝票記載のために必要で、郵便番号、住所、氏名、電話番号と希望の配達時間も確認できるといいでしょう。振込先について
指定の銀行や代金引換(その場合は手数料も)など、決済方法を明記しましょう。梱包の仕方と発送後のトラブルについて
アクセサリー類など傷みやすいもの、ドレスなど汚れがとくにつきやすいもの、湿気に弱いものなどの梱包方法を伝えると親切です。
また発送後の商品の保証はしないなども明記したほうがいいでしょう。細かい傷や使用感の了承
傷や汚れはその大きさや数を明記して確認をとるとトラブルを防ぎやすくなります。(例:2×2㎝のほつれが右裾に1か所、1×1㎝の薄茶色の染みがウエストに1か所など)返品、交換について
先輩花嫁のお譲りルールを見ると、ノークレームノーリターンという取引が多いようです。購入希望者への連絡方法
コメントでは他の人も目につくため、DMのみの受付など書いておきましょう。キャンセル規定
お譲り確定後2日以内での入金確認ができない場合はキャンセルなど予め決めておくとよいでしょう。お譲り連絡後の返信期間
24時間以内に返信がない場合はキャンセルなど、こちらも決めておくほうがトラブルを防ぎやすくなります。
②追加コメントしましょう
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すでに何名くらいからDMがきているのか
人気の度合いをあらかじめ伝えることで、購入検討者さんも「もうなくなっちゃたのか、、」といったショックに見舞われずに済みます。
また、その際に似たアイテムの出品があるなど他のアイテムの案内をできる場合はすると親切です。
③質問DMにはすぐに返してあげましょう
式の準備は時間との勝負、できるだけ円滑に花嫁さんが式を挙げられるよう、サポートしてあげましょう。
お譲りは、気持ちいいやりとりがあれば、お安く済むなどメリットがたくさんあります。
マナーを守って素敵な挙式準備を迎えましょうね♡
また式場によっては「持ち込み料」が発生する可能性もあるので、事前に持ち込み料の有無を確認しておきましょう!
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※ 2019年6月 時点の情報を元に構成しています
「結婚式準備」 の ハウツー・ノウハウ に含まれています