『セックス・アンド・ザ・シティ』や『ゴシップガール』など、人気海外ドラマ・映画の結婚式のシーンを華やかに彩る「ブライズメイド」。
海外ウェディングの定番演出ですが、その意味合いやおしゃれさから近年日本でも取り入れるカップルが増えています。
そこでこの記事では、ブライズメイドの意味や役割、依頼の仕方にドレス&ブーケの選び方まで徹底解説!花嫁さんとブライズメイドのコーディネート例もぜひ参考にしてください。
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ブライズメイドとは?どんな意味がある?押さえておきたい基本
ブライズメイドを英語で表記すると「bride'smaid」。名前のとおりbride's(花嫁の) maid(お手伝い)で、花嫁さんのサポート役を指します。
所説ありますが、ブライズメイドは中世ヨーロッパの教会が発祥といわれています。花嫁に似た服装の友人たちが付きそうことで、幸せを妬んでやってくる悪魔の目を惑わせ、花嫁を守った…という説が有力です。なので、ブライズメイドの服装はお揃いが基本。また、小ぶりなブーケを持っているのが特徴です。
ブライズメイドは何をするもの?
本場欧米式ブライズメイドは、ブライダルシャワー(結婚前祝い)の飾りつけや食事の手配、当日の花嫁の着替えや移動のサポート、挙式進行に伴う新婦のお手伝いをつとめます。
一方で、日本の結婚式では新婦に華を添える役割を果たし、お揃いの衣装やブーケの伝統は守りつつ、写真撮影や受付などのちょっとしたお手伝いをお願いしている花嫁さんが多いです。
▼ブライダルシャワーって?
ブライズメイドは誰にお願いする?
ブライズメイドは既婚未婚問わず仲の良い、信頼がおける友人や姉妹、親族にお願いしましょう。当日は一緒に行動してもらうのでバラバラの関係ではなく、仲が良い人同士にお願いするのがベストです。
何人までOK?
海外では人数が多いほどステータスが高い挙式とされていましたが、現在は3名~5名が一般的。人数の制限はないので、ひとり~数十人でもOKです。
費用は新郎新婦とゲスト、どちらが負担する?
ブライズメイドにかかる費用は新郎新婦が負担するのが一般的です。ただ、「ドレスは自費で好きなものを購入してもらう代わりに、宿泊費や交通費を一部負担する」という方法もアリ!ゲストの負担にならないように配慮しながら、臨機応変に対応しましょう。
別途受付やスピーチを頼む場合はお礼や、ふたりの前撮りに参加してもらうために挙式日以外での移動や宿泊をお願いする場合は別途宿泊費やお車代を渡すのを忘れずに!
男性版ブライズメイドはアッシャー(グルームズメン)
新郎のサポート役のことをアッシャー(usher)またはグルームズマン(groom’s man)といいます。おそろいのタイやスーツを身にまとい、ブートニアを挿した友人や親族がつとめます。ブライズメイド、アッシャー両方取り入れるときは、人数を合わせるのがベターです。
ブライズメイドの依頼の手順・お願いの仕方
では、いざブライズメイドをお願いするときにはどんな手順で、どんなことに気を付けて依頼したらいいのでしょうか?
何をどこまで頼みたいのかを決める
まずはブライズメイドたちに何をどこまでお願いするのかを決めましょう。例えばこんなお手伝いがあります。
- 前撮りや当日に一緒に写真撮影
- ブライズメイドとファーストミート(ブライズメイドミート)
- バージンロード入場の先導役
- 指輪の交換で手袋を持つなどのサポート役
- フラワーシャワーで花を配ってもらう
- 受付
- 披露宴でのスピーチや余興
必ずお手伝いをしてもらわなければいけないわけではないので「ゲストとして思い切り楽しんでもらいたいから写真撮影のみ」でも問題ありません。
事前のヒアリングを忘れずに!
結婚式の予定が入れば相手がドレスを新調する可能性もあります。招待状の打診と一緒に「ブライズメイドをお願いしたい」こと、おおまかな手伝いの内容を伝えて相手の意向を確認しましょう。
ブライズメイドが何をするものなのか知らない人もいるので、お揃いのドレスを着ることや、他ゲストよりも撮影の機会が増えること、費用の有無も説明しておくと丁寧です。
挙式3か月前には正式に依頼を
依頼が決まったら、プログラムの内容が固まる挙式3か月前頃には改めて手伝いの内容を提示したうえで正式に依頼します。
後々のトラブルを防ぐため、費用をどこまで負担するのかも明確に!正式に返事をもらってからドレス選びや役割分担などの準備に取り掛かりましょう。
ブライズメイドを引き受けてくれたお礼は「ブライズメイドボックス」に詰めて
ブライズメイドを引き受けてくれたゲストには、お礼にちょっとしたコスメやミラー、ハンドタオルなどのプチギフトを用意する花嫁さんが多いです。
それだけでも喜んでもらえること間違いなしですが、おすすめなのはブライズメイドに必要なもの&プチギフトを一緒につめた「ブライズメイドボックス」を贈る方法!
ブライズメイドボックスとは、感謝の気持ちを込めた花嫁のセレクトギフトのこと。 こちらも海外発のアイデアで、SNSから火がついて日本にもじわじわと浸透してきています。海外風に「Will you be my Bridesmaid?(わたしのブライズメイドになってくれますか?)」というカードを添えてプレゼントしましょう。
ブーケ&ブライズメイドドレスの手配方法や選び方のポイント
ブライズメイドのメンバーが決まったら、当日使う小物やドレスを手配します。アクセサリーなどは各自で用意してもらうことが多いですが、ブーケ&ドレスはある程度新婦のほうで決めておいたほうがスムーズ。手配方法や選び方のポイントを紹介します。
ブーケはこだわりに合わせて選んで
ブライズメイド用のブーケは、花嫁のブーケと似たテイストで揃えるのが基本。Amazonや楽天市場などのECモールや、ハンドメイドマーケットで同系色・同じ花を取り入れたブーケを購入する方法のほかに、当日使うウェディングブーケと合わせてフローリストに依頼するという手も。
費用を抑えたい場合はブーケではなく、小ぶりでかわいいリストブーケ(手首につけるタイプのブーケ)やミニリング型ブーケを選んだり、造花で手作りするのもおすすめです。あまり出品数は多くありませんが、フリマサイトを覗いてみるのも◎。
ドレスはそれぞれ形が違っていてもOK!
ブライズメイド用のドレスはECモール、またはブライズメイド専門のドレスショップなどで購入できます。
ゲストとして参加する場合は“花嫁よりも目立たない服装を選ぶ”のがマナーとされていますが、ブライズメイドは“花嫁の魅力をより際立たせる”という役割もあるため、ドレスに合わせて少し派手なカラーや柄を取り入れるのも◎。
また、ドレスは全員が全く同じ色、同じデザインじゃなくてもOK。色のみ、デザインのみで揃えるのもアリです。
個人で選んでもらうとテイストや色のトーンがバラバラになってしまうので、何着か指定した中から選んでもらう形にするとコーディネートにも統一感が出やすく、写真映えします。
購入のほか、レンタルするという方法もあります。3泊4日で1着千円台で貸し出しているショップもあるため、費用をなるべく抑えたい方は検討してみてもいいかもしれません。次の項目でおすすめのレンタルショップを紹介します。
ブライズメイドドレスをレンタル&購入できるおすすめショップ4選
おしゃれなブライズメイドドレスを取り扱っているおすすめのショップをピックアップ。レンタルショップと購入できるショップ、併せて4つを紹介していきます。
【レンタル】おしゃれなブライズメイドドレスなら「DRESS PEOPLE(ドレスピープル)」
高品質なドレスをリーズナブルな価格でレンタルできる「DRESS PEOPLE(ドレスピープル)」。ブライズメイドドレスは豊富なデザインとカラーから選べるのがとってもうれしい!
イメージカラーから選べるコンバーチブルドレスは、14カラー各20着。胸元のリボンの結び方を変えるだけで様々なスタイルが楽しめるようできているので、自分らしくおしゃれを楽しみたいブライズメイドに好評です。
►DRESS PEOPLE(ドレスピープル)公式ホームページ
【レンタル】格安レンタルがうれしい!「RICH DRESS(リッチドレス)」
海外から買い付けた高級インポートドレスが3泊4日で1,650円の格安レンタルが叶う「RICH DRESS(リッチドレス)」。パキッとしたカラーのタイト系ドレスや、レースを使ったドレスが多いので、大人っぽい雰囲気でまとめたいという人におすすめ。専属のドレスコンシェルジュがドレス選びをサポートしてくれるサービスもあります。
【購入】150カラーから選べる!「Millefleurepi(ミルフルールエピ)」
ブライズメイドドレス専門のオンライン販売ショップ「Millefleurepi(ミルフルールエピ)」。150種類のカラーと多彩なデザインから選べるドレスは、サイズ指定や丈指定、背中のジップを編み上げに変更などのアレンジが可能!裏地付きのしっかりしたドレスは、ブライズメイドボックスのギフトにも喜ばれること間違いなしです。
►Millefleurepi(ミルフルールエピ)公式ホームページ
【購入】受注生産型で特別な1着を♪「エクラ」
ひとりひとりの体形や個性を生かすオーダーメイドのブライズメイドドレスを販売しているブライズメイドドレス専門店「エクラ」。経験豊富なスタイリストがスタイリングをサポートしてくれます。カスタムやお直しも可能。「大切な友人たちに特別な1着を」と考えている花嫁さんにおすすめです。
ブライズメイドコーディネート例
どれにしようか迷ってしまうブライズメイドのドレス選び。ここからは卒花嫁さんたちのおしゃれなコーディネート例を紹介します。映える構図やポージングも、ぜひ参考にしてくださいね。
淡いピンクがキュートなドレスは、ショルダーのデザインがみんな違っておしゃれ!お揃いのリストブーケもかわいいですね。
ブライズメイドの衣装の中でも、とくに人気が高いのがくすみカラー。グレージュのナチュラルドレスは、気取らないカジュアルウェディングにもぴったり!定番の「LOVE」ポーズも、衣装を揃えることでグッとおしゃれな雰囲気に。
ウェディングドレスに入っている一部の色を、ブライズメイドの衣装に取り入れるのもアリ!真っ赤なミニ丈のドレス×花柄ウェディングドレスという華やかな組み合わせは写真映えもばっちりです。まるでお姫さまを祝福する、バラの妖精のよう!
ブルーのネクタイにネイビーのドレスと、ブルー系で揃えたブライズメイド&グルームズマンのコーディネートはまるでファッション誌の1ページのよう!全体のトーンをダーク系&くすみ系で揃えているのがおしゃれポイントです。花嫁さんの真っ白なウェディングドレスが際立ちますね!
ドレスや小物以外のアイテムをお揃いで作るのもいいですね。シルクローブは前撮りやバチェロレッテパーティはもちろん、控室の冷房対策や日常使いもできるナイスグッズです。
ブライズメイドに関するQ&A
ここからは、ブライズメイドに関するちょっとした疑問にお答えします!
ブライズメイドが“純白”の衣装を着るのはアリ?
以前は「純白は花嫁の特権カラーなので避けるのが無難」とされていましたが、最近はその意識も薄れてきています。その常識を大きく変えたのが2011年に行われたイギリスのロイヤル・ウエディング。キャサリン妃の結婚式で妹のピッパ・ミドルトンさんが白いブライズメイド衣装を着用したのが話題になりました。
それ以降、歌手のビヨンセさんやモデルのカーラ・デルヴィーニュさんなど、人気海外セレブたちが花嫁のウェディングドレスに合わせて白いブライズメイドドレスを着用し、取り入れる花嫁さんもグッと増えています。
ただ、古くからのマナーを重んじるゲストがいる場合は注意が必要です。ゲストの顔ぶれやパーティーの形態、会場の雰囲気に合わせて選んでみてください。
ブライズメイドは既婚者はできないって本当?
冒頭の由来で説明したように、ブライズメイドは花嫁の影武者という役割を担っていたため、花嫁と同じく結婚前の女性でないといけないという決まりがありました。
しかし現在はサポート役という認識が強いため、未婚女性に絞って依頼している花嫁さんは減っています。また、結婚式の経験がある既婚者の方が落ち着いてサポートできるということもあり、リーダーを任されるケースも増えています。
ちなみに、ブライズメイドは独身女性のことをさし、既婚女性の場合はブライズメイトロン(bride's matron)と呼ぶのが正式なんだそう!
ブライズメイドは何歳までOK?
ブライズメイドの年齢にとくに決まりはありません。海外では家族にお願いするケースも多く、子どもから大人まで、年齢関係なく誰でもなることができます。
最高のブライズメイドたちと素敵な1日を過ごして
結婚式当日の緊張もよろこびも共有できる距離にいるブライズメイドたちは、花嫁にとって心強いパートナー。もちろんブライズメイドも大切なゲストのひとりなので、お願いするときはおもてなしと感謝の気持ちを忘れずに!ブライズメイドたちとのおしゃれな結婚式を思いっきり楽しんでくださいね。
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※ 2023年6月 時点の情報を元に構成しています
「結婚式準備」 の キホン に含まれています