1. 結婚式口コミ みんなのウェディング
  2. みんなのウェディングニュース
  3. 入籍・婚姻届
  4. 30秒で分かる【婚姻届証人欄の書き方】印鑑はなしでOK!受理されないケースも解説

30秒で分かる【婚姻届証人欄の書き方】印鑑はなしでOK!受理されないケースも解説

2023.07.27

婚姻届が受理されるために必要な証人。これから婚姻届を記入するカップルは、証人の選び方やどういう点に気をつけて依頼すべきかなど、しっかり把握しておきたいですよね。

またお願いされた側は、本籍・生年月日・住所の欄はどう書くのが正解なのか、間違えた場合はどうすればいいのかなど、大切な1枚なだけに慎重を期して記入したいところ。

この記事では、婚姻届の証人の頼み方や証人欄の書き方、気になる疑問を徹底解説します。先輩カップルが誰に証人を頼んだかのアンケート結果もぜひ参考にしてください。

婚姻届の「証人」とは?

婚姻届 証人

婚姻届の「証人」とは、ふたりに結婚の意思があることを証明してくれる人のこと。
18歳以上でふたりが婚姻することを知っている人であれば、親族でも友人でも、知人でも、誰でも大丈夫です。

証人欄に

  • 名前
  • 生年月日
  • 現住所
  • 本籍地

の4つを書いてもらうことで、その証明となります。

証人は何人必要?

婚姻届の証人欄は2名分の記載欄が用意されているため、2名の証人が必要になります。新郎新婦がそれぞれ証人を選ぶという決まりはないので、新郎の両親2名、新婦の友人2名でも問題ありません。

あまり知られていませんが民法第739条で「婚姻の届出は、当事者双方及び成年の証人二人以上が署名した書面」で「2人以上」とあるように実は3人、4人でもOK!その場合は空欄に3人目からの証人の署名や住所を書き加えます。

証人が必要な理由は“犯罪を防ぐため”

証人欄が設けられている理由は偽装結婚などの犯罪を抑止するためです。「ふたりに結婚の意思があることを書面で確実に証明しなさい!」といわれてもなかなかに難しいことから、「このふたりには結婚の意思がありますよ」と証明してくれる第三者が必要になっているんですね。

目次に戻る

保証人ではない!婚姻届の証人にリスクが生じることはないので安心を

証人というとなんだか物々しい雰囲気ですが、ふたりの婚姻関係に亀裂が入った際に何らかの責任を負わなければいけない、ということはまったくありません。証人はただの証人で、結婚の意思を確認した人がその証明として署名をするだけ。安心いただくよう伝えておくとよいでしょう。

目次に戻る

婚姻届の証人は誰にお願いした?

ふたりにとって大切な婚姻届だから、誰にお願いすべきなのか悩みますよね。では先輩カップルたちは実際誰に頼んだのか、アンケート結果を見ていきましょう!

婚姻届 証人 アンケート

お互いの父親

新郎&新婦の父が証人

半数以上を占めたのは「お互いの父親」という回答でした!結婚の承諾を得たのがお父さまの場合には、その証明として署名してもらうのが自然な流れですよね。また、双方に婚姻届を確認してもらえるのもメリット!

体験談

■婚姻届の証人は両家の父親に。ますは夫の父の元へ、手土産を購入していねいにお願いしました。(20代後半女性)


■結婚の挨拶も新婦側→新郎側なので、婚姻届の承認も新婦側→新郎側の父親にお願いしました。シンプルに「婚姻届の証人にサインしてほしい」と伝えました。(30代前半女性)

仲の良い友人

次に多かったのは「仲の良い友人」という回答。成人なら誰でもOKというのが証人の条件ならば、大好きな友人に証人になってほしい!というカップルも多いはず。ふたりの人生の節目となる大切な届け出にかかわることができる特別な機会。 お願いされた側もとってもうれしいですよね。

体験談

■私が結婚するきっかけになったのは友達のおかげなので、友達にお願いしました。喜んで書いてくれましたよ!(29代女性)


■パートナーの両親が遠方に住んでいたため、お願いすると手間だと思いふたりの共通の友人にお願いしました。(20代後半女性)

お互いの母親

お互いの父親、友人に次いで回答が多かったのが「お互いの母親」。一番身近な存在であり、頼みやすいというのも理由のひとつとして挙げられそうです。

体験談

■婚姻届の証人といえば父親というイメージがありましたが、夫も私も母親が大好きだったので、両家の母に証人になってもらいました。(30代前半女性)


■自分の父に恥ずかしいと断られたので、代わりに母が証人になってくれました。(20代後半女性)

恩師や上司

尊敬している先生や教授、職場でお世話になった人に頼むのもアリ!「このふたりのようになりたい」と思える理想の夫婦が身近にいる場合は、夫婦の幸せにあやかって証人になってもらうのもすてきですよね。


■ふたりが出会うきっかけとなった元上司にお願いしました。元上司夫妻のような幸せな夫婦になりたかったので、ふたりに「証人お願いします」と伝えました。(30代後半女性)

祖父母やきょうだい、親戚

少数ですが「祖父母やきょうだい、親戚」にお願いしたという方もいました。直接結婚の報告に行って、その時に書いてもらうのがおすすめ!

体験談

■彼の祖父母が私を本当の孫のようにかわいがってくれていたのでぜひ証人になってほしいとお願いしました。(30代前半女性)


■お世話になった叔父さんに書いてもらいました。 ずっとかわいがってもらったので、報告もかねてお願いしました。(33歳女性)


■自分達の付き合いをずっと近くで応援してくれていた妹たちにお願いしました。(30代前半女性)

その他

そのほか、担当のプランナーさんやふたりをよく知る飲み屋の夫婦、大家さんにお願いしたという意見も!証人になること自体にリスクはないとはいえ、中には署名することに抵抗がある方もいます。迷惑にならないよう、関係性をよく見極めてからお願いするといいですね。

体験談

■引っ越したばかりで証人をお願いする人がおらず、時間もなかったので引越しの際お世話になった大家さんにお願いしました。「ほかにお願いできる方がいないので、お願いします!」と言うと、快く引き受けてくれました。(20代後半女性)


■ふたりが出会った場所であり、行きつけでもある焼き鳥屋のマスター夫妻に証人をお願いしました。(40代前半女性)

目次に戻る

婚姻届の証人をお願いするときのポイント

婚姻届の証人のお願いの流れ

婚姻届の証人を誰にお願いするか決まったら、さっそく依頼しましょう。気をつけたいのは以下のポイントです。

事前に伝えておく

まずはお願いする相手に「婚姻の証人になって、証人欄に記入して欲しい」ことを伝えます。メールやLINEではなく、直接もしくは電話で口頭で依頼するのが好印象。結婚報告をしている人であることが前提なので、していない場合は結婚をすることになった旨から丁寧に伝えましょう。

お願いする場合は「婚姻届を提出する日」「いつまでに記入して欲しいのか日時」「記入には住民票に記載されている住所・本籍地の情報が必要なこと」の3つもしっかり説明しておくとスムーズです。引き受けてもらった際はお礼を伝えるのも忘れずに!

記入方法の見本を用意しておくと親切

緊張して間違えてしまう人も少なくないため、証人欄の記入方法がわかる見本を用意すると親切です。特に本籍地はうろ覚えという人も多いので、不安であれば手間でも住民票を取りに行ってもらうようお願いしておくと安心ですね。このあと証人欄の「書き方のポイント」を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次に戻る

これで間違いなし!30秒で分かる婚姻届の証人欄の書き方

婚姻届 証人

証人欄を書くときにはどんなことに気を付ければいいのでしょうか。間違いやすいポイントを紹介しながら書き方を解説していきます。

(1)証人の署名が必要!

「署名」欄には証人となる人の名前を書きます。必ず証人本人に自署(自分で自分の氏名を書き記すこと)してもらいましょう。

(2)印鑑はなしでもOK

2021年9月から婚姻届への押印は任意となったので、基本的には押印は不要です。もし押印してもらう場合でも、ゴム製やシャチハタは避けたほうが無難。実印(銀行や役所へ登録済みのハンコ)か認印(登録のないハンコ)を使いましょう。

▼【婚姻届の印鑑】押印義務廃止後も75%のカップルがハンコを押している!?

(3)証人の生年月日は和暦で

「生年月日」欄には証人となる人の生年月日を記入します。生まれ年は西暦ではなく、「昭和」「平成」の和暦で書きましょう。

(4)住民登録がある住所を書く

「住所」欄には証人となる人の住所を記入します。住民登録のある住所なので、単身赴任などで現住所と異なる人は注意が必要です。

(5)本籍地は省略せずに書く

「本籍地」には証人となる人の本籍地を記入します。省略したりせず、住民票に書かれているとおりの正確な住所を書いてもらいましょう。

修正テープを使うのはNG!間違えたら二重線で消して

記入を間違えたからといって、修正液や修正テープを使うのはNG。誤った箇所を二重線で消して、枠内の余白部分に正しい内容を記入しましょう。その際、訂正印は不要です。届書の右側欄外余白(証人欄の側)に「○字加入・○字削除」など訂正字数を記入しておくとスムーズです。

▼印鑑はいらない!婚姻届を書き間違えたときの訂正方法

捨印もいらない!?

婚姻届 捨印

署名欄の捺印同様、捨印(訂正印の代わりになる印鑑)も任意になったので基本的には不要です。証人の自筆署名があれば、その場で訂正してもらうことができます。「念のため押しておきたい」という場合は、署名欄に使った印鑑と同じものを使いましょう。

目次に戻る

書いてもらったあとは、プチギフトで感謝を伝えて

記入してもらったあとは、お礼を持参すると好印象。1,000円~2,000円程度のお菓子やカフェのギフトカードなどがおすすめです。 お礼を兼ねたランチやお茶など、日頃の感謝を込めてお誘いするのもいいですね。

目次に戻る

婚姻届の証人にまつわるQ&A

最後に、証人欄にミスがあった場合や証人が見つからない場合など、「こんなときはどうしたらいい?」という疑問にお答えしていきます!

本籍地など内容に間違いがあった場合はどうなる?

書いてもらった証人欄に不備があった場合、ふたりが勝手に修正するのはNG!書いた本人の訂正が必要です。 間違えた箇所に二重線を引き、欄外に正しく書き直してもらいます。

万が一提出時に間違いが発覚した場合でも、軽微なものであれば受理してもらえる場合がほとんどなので慌てなくても大丈夫。まずは役所に相談してみましょう!

婚姻届の証人はペットでもいいの?

エニマリオリジナル婚姻届 エニマリオリジナル婚姻届

民法では「成年の証人」とされているので、残念ながらペットは不可です。婚姻時にも大好きなペットと思い出を作りたいというふたりは、ペットをテーマにしたデザイン婚姻届を選ぶのもおすすめ。コピーや保管用の婚姻届にペットの肉球印を押して記念としてとっておくのもすてきです!

▼200種類以上から選べる!エニマリのデザイン婚姻届はこちら

海外在住の人にお願いしてもいい?

海外在住の人でも外国籍の人でも、18歳以上で日本国内に住民登録されている方であれば証人をお願いすることができます。

外国人に依頼する場合、署名欄はカタカナもしくはアルファベットのブロック体でもOK。「住所」の欄には住民登録先、「生年月日」の欄は和暦ではなく西暦で、「本籍」の欄には国名をすべて日本語で記入してもらってください。不安であれば在留カードやパスポートを用意してもらったり、見本を作成しておくとよいでしょう。

婚姻届の証人欄を先に書いてもらうのはアリ?

婚姻届の証人欄は、ふたりの結婚の意思を確認してから署名するもの。白紙の婚姻届を渡し、証人の欄を先に書いてもらうのは失礼にあたります。すべて記入してからお願いしましょう。

証人を頼める人がいない…どうすればいい?

頼める人が見つからないという場合には、行政書士事務所の証人代行や、各種婚姻届証人の代行サービスに頼むいう方法もあります。料金は1人分か2人分かによっても異なり、3,000~6,000円程度かかってしまいますが、どうしてもという人は検討してみるのはいかがでしょうか。

遠方の方に証人を依頼する場合は?

郵送の際にはふたりが記入済みの婚姻届を送るのが一般的。 記入例と切手を貼った返信用の封筒を同封すると親切です。さらに手紙を添えると好印象ですよ。

代筆はバレる?

証人の代筆はNGです。「筆跡鑑定しないし、大丈夫でしょ…」と思う方もいるかもしれませんが、役所によっては証人の住所や筆跡などを細かくチェックしているところもあります。もし証人の直筆でないことが判明した場合は刑法159条1項の「私文書偽造」や、刑法161条1項「偽造私文書行使罪」に問われる恐れも!絶対にやめましょう。

当日に受理されないケースとは?

上述したように、証人欄の間違いが軽微なものであれば役所で事実を確認の上受理してもらえる場合がほとんどです。ですが以下のようなことがあった場合は当日に受理されないことがあるので要注意!

  • 証人が未成年だった
  • 消えるボールペンで書いてしまった
  • 外国籍の証人の名前のミドルネームが漏れていた

また、開庁時間内であればその場で訂正できることも、代理人の提出や時間外に来庁した場合にはできないことも。不安であれば事前に来庁し、間違いがないかを確認してもらうと当日もスムーズに受理してもらうことができます。

目次に戻る

証人のお願いはマナーを大切に

ふたりの新たな第一歩となる大切な時を、一番近くで見届けてくれる証人。これからも末長くお付き合いができるよう、マナーを守ってダンドリよくすすめていってくださいね!

▼【見本あり!】婚姻届の書き方をわかりやすく解説

目次に戻る

結婚式準備に悩んだら「みんなのウェディングアドバイザー」に相談を!

みんなのウェディングアドバイザー

婚姻届を出したあと、いよいよ本格的に結婚式の準備に取り掛かるカップルも多いと思います。ただ、「なにから始めればいいのか分からない」「会場やテーマが決まらない」と、なかなか準備が進まず悩んでいる方も中にはいるかもしれませんね。そんなカップルに耳より情報!

みんなのウェディングには、LINEやオンラインで気軽に結婚式準備について相談できる結婚式のプロ「みんなのウェディングアドバイザー」がいるんです♪今どきの結婚式情報に詳しい元ウェディングプランナーや卒花嫁さんが、結婚を控えたおふたりを丁寧にサポート!さまざまな相談にのっています。

しかも相談は無料!費用は一切かかりません。

具体的に何も決まっていなくてもOK♪

結婚式場選びのサポートはもちろんのこと、「まだ何も具体的に決めていない」という状態でのご相談も大歓迎!何も決まっていない状態の場合には、コンセプトメイクからサポートいたします。

みんなのウェディング LINE

おふたりに【好きな色】【苦手な色】【好きなこと】【性格】【相手の性格】【結婚式をしたい理由】【感謝を伝えてたい人】などアンケート形式でご回答いただき、その内容を元にみんなのウェディングアドバイザーがコンセプトシートを作成してお送りします。

コンセプトシートでは、結婚式のテーマ/テーマの意味/テーマカラーやアイテム/結婚式スタイルやアイテムなどを具体的にまとめてご提案いたします!

やりたいことが整理できて、自分たちらしいスタイルがわかり、そのためにどんなことをやるべきかが明確になるとカップルたちに好評です。

結婚式のコンセプトが決まった後は、

  • コンセプトに合った挙式・披露宴会場の紹介
  • 式場見学のスケジューリング
  • 初期見積もりチェック
  • 婚約指輪/結婚指輪選びのアドバイス
  • ドレス選びについてのアドバイス
  • 結婚式準備中の悩みへのアドバイス

などなど、式場決定後もふたりの結婚式準備にさりげなく寄り添い、当日までしっかりとサポートいたします!プランナーさんにはちょっと聞きづらい・言いづらい…という内容も気軽に確認できるのがメリット◎

まずは「みんなのウェディングアドバイザー」とLINEでお友だちになって、気軽にやりとりを始めてみませんか?

▼相談はこちらからお気軽に!

※ 2023年5月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー