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挙式や披露宴、演出に『和』の要素を取り入れた結婚式『和婚』

2019.12.18

結婚式や披露宴を和風のテイストで行う「和婚」がブームです。

最近では、挙式はウェディングドレス、披露宴は和装、であったり、お色直しはカラードレスではなく和装で行う、演出として「和」の要素を取り入れるカップルもいます。

そこで今回は『和婚』についてご紹介します。


1.和婚とは

最近の「和」のブームによって、結婚式や披露宴でも和風テイストを取り入れる傾向が増えています。

  • 挙式(神前式、人前式など)での和装

  • 披露宴でのお色直しとしての和装

  • 空間装飾としての和風テイスト

など、その取り入れ方はさまざまあります。

「和」の挙式スタイル

神前式

和装の挙式スタイルといえば神前式を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。

神前式は、古くから伝わってきた挙式スタイルと思われがちですが、実は一般的に広まったのは明治時代。

当時、西洋化の流れの中で、日本人らしくありたいという風潮や、大正天皇(当時は皇太子)の結婚の儀が初めて賢所(かしこどころ)の神前で行われ、国民の間でも神前結婚式の機運が高まり、皇室の婚儀を参考して定められた神前結婚式が今日の神前式です。

日本人は小さい頃からお宮参りや七五三などの行事を通して、折りに触れて神社となじみがあります。

神前式は、日本ならではの神社や神殿の厳かな雰囲気のもと、美しい和装の花嫁姿が絵になります。

神前式の詳細は下記の記事でも紹介しています。

【神社挙式での費用内訳】

神社挙式での費用は一般的にキリスト教式挙式よりもリーズナブルといわれています。

挙式の費用内訳としては。

  • 挙式費用:3万円-10万円ほど、平均5万円が相場

  • 玉串料(初穂料 神社に納める謝礼):10万円が相場。会場がホテルや結婚式場であれば5万円

があり、挙式費用のなかにあらかじめ玉串料が含まれる場合もあるので、確認しましょう。

このほかオプションとして、

  • 三管演奏:約3万-5万円
    ※三管(笙と篳篥と龍笛)による雅楽の生演奏

  • 参進の儀:約3万円
    ※いわゆる花嫁行列。神社の中を歩きます。

があります。

ふたりがどのような挙式を望むのか、事前に決めておきましょう。

神社結婚式での費用内訳は下記記事でも紹介しています。

仏前式

仏前式は、一度結婚すると来世でも縁が結ばれるという仏教の教えに基づき、ふたりのめぐりあわせを仏様や祖先に感謝・報告し、来世までの結びつきを誓う儀式です。

宗派によって違いはあるものの、本尊の前で夫婦の誓いをかわし、念珠(記念の数珠)を受けて焼香し、三三九度の盃をかわすところは共通しています。

神前式と比べると少数派のため、ホテルや専門式場では仏前式に対応してくれるところは少なく、両家のどちらかが属している寺院や先祖代々の菩提寺で行われることが多いようです。

ちなみに、参列者は数珠を持参します。

人前式

両親・親族・友人など参列者の前で結婚を誓い、承認してもらう挙式スタイルすべてを指します。

宗教色がなく、式の内容や流れも自由。二人ならではの挙式ができるため、人気のスタイルです。

ところで、実は日本での挙式スタイルはこの人前式の歴史が一番古いと言われています。

自宅において、親族の前で行う「祝言」は、まさに人前式。参列者との距離も近く、アットホーム雰囲気となるのが人前式の特徴です。

茶婚式

和のテイストを取り入れた人前式挙式として、最近「茶婚式」があります。
セレモニーの厳粛さと人前式のアットホームさが合わさった挙式スタイルで注目を集めています。

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2.和の演出アイデア

和の演出

挙式・披露宴を通して、

  • 洋風な雰囲気の会場でも装飾次第で和風に

  • 会場のテーブルコーディネートや受付、ケーキなどの演出を和に統一して演出する

など、さまざま工夫ができそうです。

その他の演出アイデアについては、下記記事もぜひご参照くださいね。

和婚、さまざまな疑問

神社、結婚式場、ホテルでの神前式の違いは何?

挙式自体には基本的には変わりはありません。

  • 神社ごとにまつられている神様がそれぞれ違う

  • 神社によって申込みの流れが違う

  • 結婚式場やホテル内での神前式では披露宴までをトータルで行える

という点で違いがあるので、ふたりにとってどちらの会場がよいか話し合ってみましょう。

神前式に参列できる人は誰?

もともと「祝言」の流れから発展した神前式でもあるので、家族の前での結婚のお披露目という意味で、少人数であることが特徴です。

神社でも、大人数を収容できるところはなかなかなく、基本的には親族に限るケースが多いでしょう。

一方、最近では広めの式場も増えてきており、友人の参加が可能になる場合があるようですが、友人全員を招待できることは少ないので、誰を呼ぶのか、よく検討しましょうね。

参列者の服装に関しては、父親は紋付、母親は留袖が正式ですが、披露宴までの長い時間を考慮して、父親はモーニングというケースもあります。

その他の参列者は洋服での参加で全く問題はありません。 ただし、家の習慣によるところが多いため、両家との打ち合わせが必要になるでしょう。

衣裳の手配はどうするの?

神社での挙式の場合は、神社が直接レンタルする場合もあるようですが、神社が提携している衣装店からレンタルするケースが主流です。
自分で手配して持ち込む場合には、持ち込み料を含めて事前に確認をしましょう。

また挙式の婚礼衣装としては白無垢が一般的です。特別に神社や式場での制限がなければ、色打掛、引き振袖も可能です。

神社、式場によって料金は違うもの?

神社といっても、まつられている神様がそれぞれ異なることと同様、運営されている形態も異なります。

「玉串料(初穂料)」とする料金に含まれる内容も異なるので、挙式したい神社を決める場合には、費用内訳をよく確認しましょう。

結婚式場やホテルの場合は、神社での神前式よりも比較的安めの価格設定となる場合が多いようですが、それも会場によって異なります。

また、行いたい演出によっても変わってくるので、料金だけでなく内容の確認もお忘れなく。

神社での挙式はいつでもできるの?

一般的な神社のハイシーズンは七五三や節分のイベント時です。
そのほか神社ごとの暦があるでしょう。

それ以外の時期は比較的いつでも挙式可能といわれています。

人気の時期は、やはり季節が穏やかな春や秋。
もし真夏や真冬に計画する場合には、冷暖房完備かどうか、必ず確認しましょう。


和装をはじめ、「和」のテイストは日本人であることを改めて実感できるものでしょう。
結婚式での豪華な婚礼衣装、また和装特有のかつらは結婚式でなければ味わえないものです。

一生に一度の記念として、和風の結婚式「和婚」を計画してみてはいかがでしょうか?

※ 2016年7月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー